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母性
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母性の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.73pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全123件 41~60 3/7ページ
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娘にいつも愛してるよと言っている私はドキッとしました。 無償の愛、母としての本当の愛。母に愛されなかった私が母になって、本当に娘を愛せるのか愛せているのか悩んだこともあります。愛しているよの言葉など無くても愛は伝わるはずなのに、言葉にしないと不安になっていました。 明日も頑張ろう! | ||||
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映画を観てから、原作の世界観も知りたいと思い手に取りました。 映画だけを観た感想と、この原作も読んだ後ではこの作品に対する感想が少しだけ変わりました。(どちらも良かったのには変わりありません) ずっとルミ子は子供を愛せない人なんだと思っていました。 それは確かにある意味そうだけど…(ずっと娘でいたがる、(目上)の人の期待に応える事を生き甲斐としているという点は終始ブレない)。 この原作を読んで思ったのは、自分の価値観の範疇でしかないが、親に教わった事を通して彼女なりに娘を愛そうと必死だったのかな、という所が垣間見えた。 それすらもすべては自分の母親に喜んでもらう為、という所に帰結はしてしまうので結局それは娘への愛と呼べるのか?疑問は残るが…それでも彼女なりに娘に対する愛を見つけたかったのでは?と信じたくなった。 ただ、自分の価値観が全てで、娘は自分とは異なる1人の尊重すべき人間なのだという事がわからない人だったということ。 本作はミステリーや事件の要素を含んでいるが、ここまで事件性を孕んでなかったり極端ではないにせよ、こういう親子間の気持ちのズレやすれ違いは割とある、、凄くリアルに感じられた。 また親子間に限らず、同じ物事でも人それぞれの立場や主観、感情により事実は歪められていく事もかなりあるなと思う。 (そもそも解釈が異なるから、言い分がズレてなかなか事実が見えなくなる。感情は大切だが、日頃から客観視、冷静に事実だけを捉える力はすごく大切な事だと痛感させられた。) 出てくる登場人物達の性格も、現実にはここまで極端ではないにせよ、このような価値観を持つ人達は実際にも割といると思う。 こんな人達、実際いる??と思える人はとても恵まれている環境にいた証だと思うので本当に羨ましい。。 全てではないにしても、登場人物それぞれの部分部分の想いに私は感情移入してしまい、読み進めていて少し苦しかった。 それくらい私には心情を抉られ、妙なリアリティーを感じる作品でした。 映画も素晴らしかったが原作を読んでますます母娘、人間の生い立ちについて考えさせられました。 映画では旦那の影がとても薄かったけと、原作を読む事で彼の性格や生い立ちにも踏み込め、理解が深まって良かった。 娘の清佳がルミ子という母親をそのまま受け入れつつも、自分はこうはならないと決意するラストも良かった。 彼女は生まれてくる子をそのまま受け入れて無償の愛を捧げる人であって欲しいと願わずにはいられなかった。 | ||||
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引っ張られるという感じ 説明だらけの映画や漫画、小説が溢れる最近の傾向とは真逆の作品 少しずつ引っかかりのあるワードを残しながら次の章へとどんどん進んでいくので、自分の読みが正解なのか知りたくて頁を捲り続けてしまう 母は出産してもずっと”娘”でいたがる一方、娘は(一般的な意味での)母親のように母を守ろうとする。ただその気持ちを”娘”で居続けたがる母親は理解することができずに気持ちは完全にすれ違う。 この辺りの心理描写は現実にもありそうで興味深かったです 著者とのちょっとした知恵比べ的な感覚で読めて楽しかった | ||||
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母性って人によっては生じないもののようです。 勝手に母親心を押し付けている。良心と悪心のどちらの傾向にあるのかそれで決まっていく。 受け取る子供もその双方の違いで人生が違う。 母性って難しいものです。 | ||||
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先が気になり、どんどん読みたくなりました。 有名な作家だから。世間で名作という評価だから。売れているから。そういうのだけで読むと、本当は苦痛、本当は面白くない、でも面白くないことを認めない、みたいな時間が結構ありますが、 理屈なしに楽しめた、という本に出会えると、気持ちいいですね。 さすがに一日中本を読んでいる時間はないので、合間合間にで、三日間で読みました。 「描写が単純で作家としてどこが優れているかわからない」という批判が見受けられますが、確かにそうとらえる方もいらっしゃるのかとは思いますが、これだけ書けるのはすごいですよ。 場面場面の描写ばかりが凝っていても、ストーリーの運び方で読者をドキドキさせることができなかったら、やっぱりその本はつまらない本なのではないでしょうか? 湊かなえ、素晴らしい才能です。 | ||||
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母として子を思う気持ちが、見る角度によって全く違う色になること、子の気持ちもまた同じ。自分も母であるからこその悩みがある中、娘とこの作品の映画を観に行くことになり、娘と観て良いものかと先に書籍を読むことにしました。湊かなえさん独特の世界観は存じておりましたが、深い印象に遺る作品でした。映像化されたものを観るのが楽しみです。 | ||||
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私も自分の母が好きなのか、嫌いなのか、よくわからず、苦しんで生きてきた。だから、思いがすれ違って、うまくいかない気持ちを代弁してくれているようで、引き込まれて、一気に読んだ。私は、何故か、自分は、母にはなれないと思っていた。というか、母にはなりたくないと思っていた。この本を読んで、その意味がわかったような気がする。私の母も、お嬢様だったから。この本に出会えて、スッキリした。そして、悩んでいたのは、私だけではないのだとわかって、ほっとした。母と娘は、難しい。嫁と姑も難しい。きっと、永遠の課題なんだと思う。 | ||||
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わたし自身は戦中派を親に持つ者で、自分の子どもはゆとり世代ですが、 それぞれが抱え、引き継いでゆく親子の関係について、自分の辛い記憶の封印が解けてしまうほど入り込んで思い巡らしました。 読破直後はエネルギーを奪われてしまい、 小さな希望である最終章の光すら、わたしの心の回復に効きませんでした。 人を愛し受け容れるとはという普遍的な難題について、物語の芝居がかった表現からも、そこここに現実性を感じました。 | ||||
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母と娘のどちらの言い分にも違和感が残る手記の掛け合いで、真実は?事実は?と結末が気になり、面白く読めました。 映像でどう表現されるのかも楽しみです。 | ||||
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湊かなえさんの第一作目は映画を見てから本を買いました。衝撃でした。二作目以降は作品を買おうとは思わなかったのですが、最近、映画館で「母性」の予告編を見て映画を見る前に是非読みたいと思いました。引き込まれて一気に読みました。 | ||||
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元祖イヤミス作家・湊かなえ。 遺憾なく本領を発揮した小説でした。 前半までずうっと母親(ルミ子=映画では戸田恵梨香)の手記にイラついたしムカムカするし、 バッカじゃないこの母親と腹が立つ。 明治時代か?大正か??昭和初期か??? そう思うほど、ともかく頭が古い。 読めば分かりますけれど、農作業、家事、育児を負担して、 タダ働きの挙句、夫の少ない給料で大家族の家計をまかなう!??? なにそれ?もう信じられません!! 「離婚して家を出る」 そんなことルミ子は思いもしない。 ともかく身を粉にして働く。 (凄いことかもしれないけれど、私には無理) 「母親の手記」 これを真に受けではイケナイ。 (解説が素晴らしいので絶対読了後にお読みください) ルミ子は嘘ばっかり言ってます。 “娘を愛能う限り愛しました“ この言葉が曲者!! ルミ子は自分に「母親とはこう有るべき」と思っているだけ、 愛したつもりなのだ。 ルミ子は母親(映画では大地真央)から、全知全能で愛されて育った。 そして母親を神のように愛して崇めている。 その母親が台風の晩に箪笥の下敷きになって死んだ。 それも娘の清佳(さやか=映画では永野芽郁)をかばって身代わりで死にます。 この事件がずうっと物語に影を落とし続けます。 ルミ子の手記は前述の通り、真実を綺麗な言葉で誤魔化しています。 合間、合間に、「娘の回想」がはいる。 これを読むと、 “母は拳を何回も振り下ろした“ “殺したいほど憎い存在が私・・・“ などと不穏な言葉が並ぶ。 あまり語るとネタバレになりますので、やめますね。 古いと言えば古い。 バカと言えばバカ。 そんな母親を娘は必死でかばい、必死で愛すのです。 映画は来月(11月23日)公開です。 原作がどのように改変されるか興味津々ですが、 キャスティングされた方は天才ですね。 戸田恵梨香の演技力とひたむきさ。 大地真央の女神様みたいな役(彼女の持つ嘘臭さが、遺憾なく発揮されたでしょう) 鬼姑の高畑淳子(嫁いびりは迫力満点でしょう) そして娘役の永野芽郁。 啖呵を切る清佳の威勢よさ。 母親の愛を必死で求める清佳の健気さ。 その二面性を立派に表現してると思います。 小説を読むとこの小説のストーリーを牽引して進行するのは彼女なの役目なのです。 つまり、リーダー役。 大地真央の祖母は娘(ルミ子)の育て方を間違えましたね。 自立心を教えるべき・・・そう思うのは後付けだと思うけれど、 戸田恵梨香は清佳にとっては反面教師そのものです。 清佳は本当に辛かったけれど、能う限り頑張りましたね。 最後に題名の「母性」 恐ろしいことに「母性」を持たない母親がいます。 「虐待」するために産むような母親が居ますものね。 母性の欠如・・・自分しか眼中にない、もしくは着飾らせてツィッターに載せるため みたいな女性も見かけます。 ルミ子は母親を愛し過ぎる余りに、清佳を愛せなかった母親かもしれません。 ラストに救われました。 イヤミスだけでは終わらなかったです。 名作です。 | ||||
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自分の母親はこの本に出てくる母親と同じような人だった。 自分の母親の心の中までは分からないけれど、この母親が娘にしてきたことと自分が母親にされたことが重なって涙が出た。 母親だから自分の子供を愛するとは限らない。 愛されることを諦めよう、と思う。 | ||||
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商品の状態が思っていた通りの新品状態でした。 孫が欲しいと言っていた本でしたのでプレゼント用にいたしました。 また機会がありました利用いたします。 | ||||
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大変迅速丁寧な対応で受け取りした商品も満足しています | ||||
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母性とは永遠に不確かなもので正誤でもなく、白黒でもなく、何物でもない。愛もまた同様なのでしょうか。『母性』と言う言葉にに限らず文字は文字でしかないけれど、文字から紡ぎ出される様々な文字に魅了されるからこそ、本の世界に引き込まれてていく。湊かなえさんの作品は不気味な魅力の中に底知れぬ人間愛(仏心)が詰まっているような気がしてきます。深い読み応えのある作品だとかんじました。 | ||||
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※ネタバレ含みます 本作は、まず女子高生が転落したという新聞記事から始まります。 母が神父様に話す章、その娘目線の章、その記事をみた高校教師の章が織り交ぜられながら、話は進みます。(ただこう続けば、新聞記事のその該当者家族と思い込んで読み始めてしまうわけです。この手法は椰月美智子の「明日の食卓」でも同じ手法でまんまと術中にはまりました。) 湊さんの文章は小難しい言葉や格言、言い回しを使うことなく、するすると心に入ってきます。 田所家での章は橋田壽賀子ドラマか?と思うくらい嫁いびり。妻、母という立場の人たちは、家庭内でのつらさを耐え乗り越えていくために、心の拠り所や支えを手芸、宗教、占いなどに頼っていく姿の描き方は秀逸。モデルがいたのかな、ってくらいリアルでした。 読み終わって「ところで高校教師は何者だったの?」と混乱しネットで調べて分かった次第です。 実母を慕いすぎて、自分の娘を実母以上に愛せない。夫選びも出産も実母が応援してくれたから。 子どもを産んだ際の描写は、愛しい我が子というより気味の悪い妖怪。娘の愛にも気づけない。お互いの誤解も手伝って親子の関係が本当に良く描かれていて見事でした。実母が絶対で、夫や娘に執着しなかったからこそ、あの田所家に仕え夫の浮気にも寛大だったと(浮気せざる得なかった事情も明かされるのですけど)。 嫁や孫にきつくあたっていた田所のお姑さんが最後の最後は仕事してくれました。ちょっと格好良かったです。家族ひとりひとり、それぞれの事情が徐々に明かされていく過程に引き込まれ、とても読み応えがある作品でした。 しかし1つ分からなかったのは例の姓名判断の姉妹。彼女たちはインチキだったのか、それとも本物? その真相がいまだ不明なのです。 | ||||
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一人語り、か、告白文を読ませているのか、二人の女性による物とは考えられるものの、一体どう言う関係の人たち?二人に何が有ったの?とサンプルだけで、色々と想像を巡らしました。 本編を購入したいと思ったのが、その最初でした。女性が、何故?と聞かれて戸惑う部分から、もしやこの女性は。。。と 自分の推理を確かめたくて買って読みました。 著書は何冊か読んでおり、ドラマ、映画作品も拝見していますので、サンプルが有ったのがキッカケで、映画化と配役が決まったら本編を購入しようと決めていたのです。 | ||||
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母に会いたくなりました。 そして、女で産まれて良かったと思うと同時に女で産まれたことの覚悟と複雑さを感じました。 | ||||
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母と娘という題材はよくあるけれど、母子の関わりの中での心の内をここまで丁寧に描いている作品を私は知りません。様々な事象の中で、登場人物の一人ひとりの背景が明るみになり、「悪人」とか「善人」とか簡単に分けられるものではない事に気づいていきます。悪人のような善人も、善人のような悪人もいて、そのどちらも人間らしい心の浮き沈みの中でもがいていました。 人はどうしても自分だけの視点で物事を見て、判断し、決めつけてしまう。でも物事は白か黒ではないし、人は皆グラデーションで、常に流動的なのだと理解できます。また目の前にある現実を恐れて逃げ出してしまう、そんな弱さもきちんと表現されていました。 個人的に、亡くなった祖母個人のエピソードがもう少しあると良かったなというのと、やはり、母親自身の愛の歪みがどこから来たものなのか、もう少し知りたいところです(普通愛情深く育てられたらあそこまで歪む事などないと思ってしまうので)。まぁ、そこはもっと想像力を働かせろ…という事なのでしょうか。 | ||||
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中盤あたりからぐいぐい引き込まれました。 何回も読みたくなる本です。 | ||||
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