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(短編集)

青い鳥



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【この小説が収録されている参考書籍】
青い鳥
青い鳥 (新潮文庫)

青い鳥の評価: 4.65/5点 レビュー 149件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.65pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全139件 81~100 5/7ページ
No.59:
(4pt)

安定の重松ワールド。

重松センセイの作品は、読みやすいので好きです。

よく他の人にも薦めます。
青い鳥 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:青い鳥 (新潮文庫)より
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No.58:
(5pt)

心に寄り添う温かい村内先生

初出は『小説新潮』に掲載された8つのお話を一冊の本にまとめたも
ので、阿部寛主演で映画化もされた本です。

この本には、表題作の「青い鳥」の他、「ハンカチ」「ひむりーる独唱」
「おまもり」「静かな楽隊」「拝啓ねずみ大王さま」「進路は北へ」「カッコ
ウの卵」が収録されています。どの作品も1編読み切りとしても読め
ますが、どの作品にも吃音の国語の中学教師・村内先生が登場する
ことで一冊のまとまりとしても楽しめる本の構成になっています。

学校には、「学校の価値観」や「学校の基準」というものがあって、それに
どうしても馴染めない生徒がいることは、おそらく、みんなが知っている。
そして、そういった生徒の方が少ないので、悲痛な心があまり理解され
ていないことも。重松清さんは、本当にこういった生徒たちにスポットライト
を当てるのが上手い。そして、こういった大変な生徒たちをえがく時には
特に、非常に丁寧に描写する。

この本の中の8つのお話には、共通点がある。それは、こういった「大変
な中学生」の心に優しく寄り添う村内先生という構図である。
親を自殺で亡くしたり、親から捨てられたりした家庭環境を持つ子ども、
交通事故で人の命を奪ってしまった親を持つ子ども、学校の息苦しさを
感じる子ども、いじめの加害者になってしまった子ども、先生を刺してしま
った子ども…。こういった子どもたちに、寄り添う村内先生は、決して流暢
に話をするわけではない。口数も多くない。でも、そばにいる。一人ぼっち
にさせない。温かく、凛とした教師がそこにはいる。

8つのお話を通して読むことで、村内先生の人柄が8つの場面からより
鮮明に浮き彫りになってきます。自分の持っている価値観の小ささ、自分
の生き方、人との接し方…。様々なことを考えさせてくれる物語です。
青い鳥 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:青い鳥 (新潮文庫)より
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No.57:
(4pt)

たいせつな事だけを話す大人

1,2話目を読み終わった時、目頭がつんと熱くなりました。

でも、読み進めていくうちに、登場人物(中学生)たちが直面する現実が、
あまりにも残酷で少ししんどくなってしまいました。

確かに中学生・高校生の頃って友達1人と上手くいかないだけで、
胸に大きなしこりのようなものができてしまうほど、
狭い世界で生きていて、その世界で上手に生きれなければ、
この世の終わりのような絶望的な気持ちになってしまう。

今思えば、当時のしこりなんてちっぽけで、大人になればなくなるようなものなのに、
誰一人として大丈夫だって教えてくれなかった。

そんな時、村内先生のように、
一生懸命、たいせつな事だけを教えてくれる大人がいたら、
どれだけ救われた事でしょう。

最後のお話と、重松清氏によるあとがきが胸に染みました。
『きよしこ』も読んでみようと思います。

これは、中学生を題材にしていますが、
実は人生とはそういう物で、今直面している問題なんて
何十年後かの自分が思い返してみればちっぽけなものなのかもしれません。

甥っ子や姪っ子など、自分の大切な人間が、はたまた、
自分に子供ができて、その子が中学生ぐらいの年齢になったら、
もう一度読み返したいと思います。

村内先生のように静かにそばにいてあげられる大人でありたいと思いました。
青い鳥 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:青い鳥 (新潮文庫)より
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No.56:
(5pt)

こどもたちにかかわるすべての人に・・・

ただただそばにいるだけ。それだけのことが、本当になかなかできないんだよなぁと。思います。

教職員以外にも、子どもたちにかかわるすべての人に読んでもらいたい一冊
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No.55:
(5pt)

感動

重松清さんの本は必ず1冊の中で、自分に突き刺さるフレーズがありとても勉強になります。
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No.54:
(5pt)

これだけが...相手に届く

どこからともなく現れて、役目が終わると帰っていく...
ヒーローというにはあまりにかっこ悪い、村内先生。

8つのエピソードそれぞれに、
村内先生がどう向き合って、受け止めていくのか...
重松さんらしく、丁寧に丁寧に描いていってくれます。

なんなんでしょうね?
どのエピソードも...こころの深いところにじーんと響くんです。

とんでもないことをやるのではなく、
自分ができることを、自分ができることだけを...
少しずつ少しずつ積み重ねていくこと、積み重ねていけること
...これが、これだけが、きっと相手の心に届くんでしょうね。

また、重松さんに泣かされてしまいました。
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No.53:
(5pt)

いい本でした。

面白い本でした。
半日ぐらいでスラスラ読めました。
続編をだしてほしいです。
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No.52:
(4pt)

カッコウの卵

重松清の学校物です。
彼の作品は学校物じゃない方が好きなんで、星四つ。

最後の「カッコウの卵」は良かったです。
優しくありたい。
優しくあるためには強くなければいけない。
でも優しくあるためには弱さも知っていなければいけない。

難しいなぁ。
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No.51:
(5pt)

村松先生に会いたい

映画の『青い鳥』を見て、この本を読んだ。
阿部寛主役の映画も良かった。けど小説はもっと良かった。全部の物語が良かった。一気に読んで、また読んだ。平易な文章なので、中学生や高校生が読んでほしい。
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No.50:
(5pt)

あの子も、この子もきっと村内先生がいればまだ生きていただろう

映画を見てから読んだが、本作の評する言葉の第一声には「素晴らしい」以外の言葉が思いつかない。
 
 収録されている作品はどれも素晴らしいが、『ハンカチ』『おまもり』『進路は北へ』の3篇。
 中でも、「先生は正しいことを教えるために先生になったんじゃないんだ。先生はたいせつなことを教えたいんだ」という言葉は強く印象に残っている。

 「正しいこと」ではなく、「たいせつなこと」を教えようとする村内先生が近くにいたならば、あの子もこの子も、きっと自分で命を絶つという道を選ばなかっただろう。

 村内先生は残念ながらフィクションの人物である。
 だから本作を読んだ人は少しでもその教えを活かさなければいけない。
 それが、自分で命を絶つ道を選んでしまった人間に報いることになるのではないだろうか。
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No.49:
(5pt)

良い本です。。

短編集です。
村内先生に何度も助けられました。
辛い時にふと手に取り読み直してます。。温かい本です。

こんな先生がいらっしゃったら子供たちの逃げ場ができていじめも無くなるのに。。
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No.48:
(4pt)

ああ。

高校生の頃の国語の先生が
吃音のある先生でした。
取り立てて進学校でもなく、頭の良い学校でもなかったので
PTAに叩かれるなんて事もなく、教壇に立っておられました。
当然ですが
現実にはこんな風に生徒の立場になってくれるような
ヒーロー的な先生ではなく
むしろ、自ら弱者としてふるまうような先生だったため
生徒からも無視はされていませんでした。

ただ、小ばかにはされており
私もそんな生徒の一人でした。

だから、当時の自分の残酷さを思い出して胸が痛みながら読みました。
子供の立場で、大人に対しての残酷さに気付いていなかった自分に
何年もたってから、気付かされた一冊。
この本を読んでいなければ、気付かずに記憶にうっすらと残る程度で済ませてしまっていただろうなと
苦く思います。

そういう自分の体験は別として、この話自体は
とてもいい本でした。
こういう先生が身近にいたら、救われるお子さんもいるのかな。
いて欲しいな。
吃音があって、だからこそ大事な事しか話さない。
先生の「大事な話」学生時代に聞いてみたかったな。
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No.47:
(5pt)

純朴さを忘れない

村内先生は教えてくれました。この世には「大切なこと」がたくさんあることを。
そして「大切なこと」と向き合うということは自分自身の感情と真正面から向き合うということを。

ほんとは許してほしい。

ほんとは嘘をつきたくない。

ひとりぼっちになりたくない。

村内先生が生徒の奥底にある素直な感情にいつでも寄り添ってくれる安心感。

重松さんの優しい筆致がなお一層村内先生の言葉を引き立たせます。
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No.46:
(5pt)

優しさが詰まっています

出逢えて良かったと思う一冊です。 派手な盛り上がりがあるわけではありませんが、とても奥深い一冊です。 吃音という障害を抱える国語の先生が話す大切な事は、穏やかで優しく、心のつかえがすっと消えていく様な不思議なものさえ感じました。 私はもうとっくに中学生ではありませんが、出会えて良かったと思う素晴らしい一冊でした。表現しにくいのですが、読み終わった後に不思議な前向きなドキドキ感の様なものがあった事が印象的です。 自分にとって大切な事を忘れそうになってしまった時にまた読み返したいと思います。
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No.45:
(5pt)

会いたかったな

中学生の頃先生に会いたかったと思う。先生、どうしてあの時来てくれなかったんだよ、と。 中学生の自分に戻り、先生が側にいて大切な事を話してくれた気がしました。 表題の『青い鳥』が好きです。
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No.44:
(4pt)

おもしろかったです

描写がすごくて,映像が浮かぶように読むことができました。
教師として大切な部分を思い出させてくれる本です。
ぜひ一度読むことをオススメします。
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No.43:
(4pt)

ありえないけどありえそうな、そんな作品

おそらく登場人物のような先生が実在すれば、あっという間に生徒に無視されてPTAに叩かれてどっかに行ってしまうと思います。
きっと周囲の教育委員会のお偉いさんなんかは、先生のこの独特のキャラを理解していて、それで暖かく見守っているんじゃないかと思います。
私は結構多弁な方なのですが、そういう人に限ってたしかに話の中身はありません。
そばにいてあげること、それだけでいいこともある。
なんか眼から鱗が落ちた言葉です。
青い鳥って、意外と直ぐ側にいるんだって思います。
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No.42:
(5pt)

教員人生を振り返りました。

小学校の教頭をしています。この本を読みながら担任していた子どもたちを思い出しました。こんな風に寄り添ってあげられなかったなぁと少し切ない気持ちになりました。
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No.41:
(4pt)

1つのヒーロー

著者があとがきに「ヒーロー」の話を書いてみたかった。
と在るように、一人の生徒の心を軽くしてくれる一人の教師(ヒーロー)の話です。

構成としては同じく重松清著の「きみの友だち」と近いです。
一生徒目線で描写され、自分の学校に変わった臨時教師がやってくる。
そしてその臨時教師が「何か」を伝えてくれる。
そんな話が計8話(計8人の生徒)の構成です。

私が著者が好きな点は、他の作品においても
伝えたい「何か」を押し付けがましくしない(無理に答えを作ったり、無理に答えへ導こうとしない)点。
劇的な生い立ち等、特別な背景持つ人物ではなく、誰にで起こりうる課題・問題・悩み等を綴ってくれる点です。
重松清作品の中でも読みやすい本だと思うので、是非読んで他の本も手にとってみてください。

マイナスになるかどうかは人それぞれですが、この作品については
ヒーローの話をしたかった、とあるように
ちょっとだけその先生がカッコよすぎ、話が綺麗すぎ、と感じるところは在るかもしれません。

私がこの著者で一番好きな「流星ワゴン」★5つと比較しての★4つです。
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No.40:
(5pt)

恥ずかしながら

恥ずかしながら、重松清先生の作品を初めて読みました。地元の新聞のお薦め本のコーナーで紹介されて興味を持ち購入、何気なく通勤途中の地下鉄の中で読みました。不覚にも涙が…何とか堪えはしたものの、それ以来…毎日鼻をグスグス鳴らしています。が、しかし…「おまもり」をバス待ちの列で読んだ時、堪え切れなくなりボロボロ涙を流して読んでしまいました。いやぁ〜恐るべし、重松清。久々に大切な一冊、素敵な作家さんに出会えました。
青い鳥 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:青い鳥 (新潮文庫)より
4101349266

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