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鹿男あをによし
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鹿男あをによしの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.36pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全158件 61~80 4/8ページ
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夢中になって一気に読んでしまった。 世界観が好きだし、キャラクターにも好感が持てる。 良作だと感じた。 | ||||
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いや、おもしろかったです。読後の「既視感」はなんだろうと 思ったのですが…ああ、ジブリのアニメだ! ・話は壮大。 ・本当の悪人は出ない。 ・男主人公はまぬけ。 ・少女キャラがかっこいい。 そしてラストシーン、まさにジブリ! | ||||
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奈良県の女子高で教師をする事になった主人公が、鹿に導かれ、謎の宝物「サンカク」を受け取る。 剣道で堀田イトが勝つシーンは興奮しました。 個人的には、この本と古事記をあわせて読むと奈良県に無性に行きたくなります。というか行きます(笑) | ||||
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漱石の「坊っちゃん」の空気を楽しみつつ、万城目さんのフシギな世界にひきずりこまれるのが、とても心地よい。 鴨川ホルモー、プリンセストヨトミ、と読んできましたが、私は鹿男がいちばん好きです。 奈良にも行ってみたくなります。 | ||||
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人の言葉が話せる鹿さんは、主人公を救国の英雄に仕立てるは、 自身はおもいっきり親父声なのに何故か姿が雌鹿だったり、 好物がポッキーだったりととてもユニーク。主人公との絡みが面白いので、是非一読を。 | ||||
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寝る前に読もうと買いました。面白くてやめられず夜更かししてしまいました。 大当たりです。 早く続編でないかなぁー。 | ||||
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学生時代、歴史の勉強をおろそかにしたので奈良のことはよく知らないことがいっぱいです。中学生のときに修学旅行は奈良に行ったので鹿がいることぐらいは覚えていたのですが・・・ とても楽しく読ませてもらいました。イトの野性的魚顔という表現には笑ってしまいました。 | ||||
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私が購入した頃は、とても斬新な設定で一気に読み終えました。 小説なんだけど、作者の感情の赴くままに自分の分身が動いてるだけの小説って感じではなく、 どこか客観的に書いてる感じがしました。 その分、登場人物の個性が生きてて良かったです。 | ||||
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ドラマが放映されてもう4年程になるが、 ふと見かけ、原作を読んでみようという気になった。 神経衰弱といわれる「おれ」は教授の勧めで奈良の女子高校の期間限定教師となる。 赴任した奈良で、喋る鹿から“目の運び番”を任されたことから始まるドタバタファンタジー小説だ。 もうドラマの内容をはっきりと覚えていないせいもあるが、すべて内容を知っている上でも十分に楽しめた。 登場する藤原くんが、ドラマであると女性になっている点以外ほとんど話の内容は同じだ。 ドラマに嵌った理由も同じくなのだが、神様などの人外が出てくる話に私は弱い。 この話には鹿島大明神や人の言葉を話す鹿を始めとした動物がでてくるのである。 ポッキーが大好物で食べながら、ああと幸せそうに溜息を吐く鹿は想像するだけでなんとも滑稽で可愛いだろうか。 流れしそれを受け手に有無を言わさず取らせる映像と、読み手に想像させる文章とではまた違ったものがある。 そして、けして、主人公である「おれ」はかっこよくない。 すぐに声を荒げてしまう。不安が募ると無性に腹がゆるむ。 どちらかというと、情けない。 むしろ、生徒でかつ女性である堀田の方が緊迫した剣道の試合はもちろんのこと、最後の最後まで男らしい。 こういった主人公には共感も持てやすく、「おれ」という一人称のもと話が繰り広げられていくので、自分もまるで「おれ」といっしょにこの世界に生きているようで、 一冊を短いと思ってしまうくらい本当にテンポよく簡単に読めてしまった。 また、描かれる奈良の町並みは丁寧で、のめり込んだ話に登場する「おれ」が冒険した場所を実際に歩いてみたくなってしまう。 ドラマを先に見てしまったので、登場人物のイメージにキャストのイメージが強く残っており、 このイメージがない間に原作を読みたかったと思ってしまうのは仕方ないだろう。 | ||||
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本作では、鹿が話したり、主人公が鹿男にされたりと、摩訶不思議なことがたくさん起こります。 それを自然に受け入れることができるのは“いにしえの街”奈良だからだと思います。 ストーリーは、一つの問題が解決すると次の問題が発生するというドタバタ劇とも思える内容になっています。 話がスピーディーに展開されるので、最後まで一気に楽しめます。 | ||||
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BSで再放送していたドラマを見てから読んだらより面白かったです。キャスト絶妙! | ||||
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わたしはこの著者の作品は初めてでしたが、気づいたらあまりに面白くて一心不乱にページを捲っていました(笑) 読み終わって、まず相当話を創り込んでいるなと思いました。 歴史ネタや神話ネタ、フンタジー要素など、全てのバランスが絶妙で、なによりテンポが良いので非常に読みやすい。 また、メインキャラは勿論、脇役も設定がしっかりしていているのも良かった。 最高のエンターテイメント! | ||||
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大学院での作業ミスから、四ヶ月だけ奈良の女子校に産休教師の代わりをつとめにゆく「おれ」。 のっけから、遅刻の女子生徒に「マイ・シカで駐禁をとられた」とからかわれ(たと思い)、多難な物理教師生活が始まりますが、そのうちある鹿に話しかけられ、「運び番」という役目をになわされてしまいます。60年に一度、「サンカク」と呼ばれる〈目〉が、京都、大阪、奈良のあいだで持ち回りで動く。それは地震のなまずを封じるために必要なものだというのです。 京都の狐の使い番の女から、それを受け取って奈良に持ってきなさい、と。京都、奈良、大阪には、姉妹校があり、三校での運動部の総合試合で「大和杯」を争うことになっています。今年は奈良校が開催校なので、剣道部の顧問となった「おれ」は、その「大和杯」なるサンカク形のものを受け取ってくることになりますが、どこで手違いがあったのか、モノが違っていて、鹿の機嫌を損じ、日々、顔が少しずつ鹿に変わっていってしまうことに・・・・ このあたりから、もうこの世界のきてれつさと、たえずポロポロ糞を落とす鹿の描写の愛嬌に取り込まれ、のめりこんで読みました。 顔が鹿に見えるのは「おれ」の目にだけなのですが、「おれ」がしだいに腹をくくって、一千八百年前からのこの神話的儀式に飛び込んでゆくとともに、教師仲間の意外な人物がやはり狐や鼠の使いであることがわかり、いっぽう突然入部してくる最初の謎の遅刻女子学生、堀田イトの活躍めざましく剣道部は優勝、そして謎はさらに深まってゆきます。 このあたりから、ぐんと魅力的になるのは、何を考えているのか、さっぱりわからない堀田イトでしょうか。「おれ」はしゃくにさわると思いながらも、彼女にひかれてゆき、剣道の試合での彼女の圧倒的な戦いぶりに、「美しい」と初めて思います。 「おれ」の『坊ちゃん』ばりの文体と、まさしくマドンナを初めとする、ユニークなあだ名の教師たちとのとぼけたやりとりの楽しさ。古代史の不思議アイテムの秘密。ヒミコの命を受けた鹿と狐と鼠の使命感。この食えない鹿や鼠の性格が絶妙におかしく、また青春文学としては、三校大会の剣道の試合にむけて「おれ」や部員たちのがんばる姿がさわやかで、かつ、試合のひとつひとつが剣豪小説顔負けの迫力で描写されています。 漱石のパロディ、神話の古層、現実の学校生活、奈良という風土、変身ミステリの謎とき、人を食ったような鹿(その他)の言動。 そんな何層もがずっしりと重なりあう「物語」のコクと豊かさを堪能できる完熟作でした。甘酸っぱいラストシーンも、どまんなかに、パーン、と気持ちよい突きを決められたようでした。 | ||||
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大傑作だと思う。 マキメさんの本はこれまで本になったものは全部 読んでいますが、これが一番好き。 坊ちゃん(夏目漱石)を思わせる文体のパロディと 設定のオマージュ感覚も個人的には大好きですが、 学校に任期限定で赴任した神経衰弱の疑いのある若者が 鹿に話しかけられて、大変な役目を与えられ、それが 古代から続くとほうもない話にかかわるものであったり、 かたや学校の方では剣道部の顧問になり青春ものの 要素があるとおもいきや、それもしっかり関連してきて、 初めて読んだのは3・11のあとでしたが、それで あっても無力感を感じさせないテーマであり (どうして3・11と関係するのかはあまり言えませんが) 最高です。 1回目もすごい!!と思ったんですけど、妻もこの本が 好きで2回目を読んだら、「もう一回読んでみて!」 といわれまして、薦められるままに読んだところ、 ばりばりの伏線がちりばめられている様をーー1回目以上に 体得することができました。 1回目は何となくそのあたりまで踏み込めず、 大絶賛だし、今更レビューでもないね、と思ってたんですけど、 さすがに2回読んで、2回目の方が面白かったとなると、 やっぱり書いておこうと思った次第。 文章の癖にうるさい奥さんも入り込むのですから、 坊ちゃん風の文章もそれほど気にならないのかも (ちなみに奥さんは全然気がついていませんでした)。 だから万人向けなんですね。おすすめ!2回読んでみてください(笑) | ||||
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いやはや実に面白かった。奈良にしばらく住んだ人間として、その街並み描写だけでもたのしめた。 一つの山場とも言える剣道の試合の風景は、同じ女子校の武道という意味で、女子校の柔道部を舞台にした「からん」を思い出し、とても面白かった。 歴史や神事を扱うに材料に困らない奈良を実に面白い切り口で料理して、何とも見事としか思えない。 一気に読めます。テレビドラマにもなったようですね。映画のモルホーも小説とは別に面白かったので、映像の方も見たいな。 | ||||
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以下、ネタばれになるので心配なヒトは読み飛ばしてください。 秀逸なストーリー展開と心理描写、さりげないくすぐり含め、 とても楽しめるエンタテイメント作品に仕上がっている。が、 画竜点睛というか、マドンナとリチャード、それぞれの顔が 元に戻ったのかどうか(話の展開だと、戻ってないだろうな) について触れていないので、そこが、1点だけ、モヤモヤした 読後感として残った。 | ||||
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初めて読んだ万城目氏の小説ですが面白く、一気に読んでしまいました。 話としては、枝葉の要素を取り払ってしまえばひどくシンプルで良くあるような話なのですが、小道具や登場人物の使い方が巧みであること、予定調和的な展開を見せた後、そこから少し外す展開をつなげる構成が、物語を楽しく読ませています。 | ||||
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久しぶりに読んででクスクスを笑え、読み終わった後もなんともいえない爽快感と幸福感が味わえる小説に出会った気がします。 鹿が人間の言葉を喋るという奇想天外なファンタジー要素に史実(邪馬台国の卑弥呼)をミックスさせ、“神経衰弱”なんてあだ名をつけられた冴えない男が日本を救うため奮闘する姿が非常に好感が持てる。 | ||||
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玉木宏や綾瀬はるか、多部美華子が出ていたドラマの原作ということではじめて読んだ。 奈良の平城京、京都の平安京、大阪の難波の宮、(うっ、間違ってないよね^^;) の近くに60年前私立女子高が創立され、今年は三校で競われる60回目の大和杯。 剣道部の優勝盾(さんかく)に日本を救う重要な秘密が隠されている??? ハリー・ポッターのようなファンタジーを日本を舞台で書くとしたら、 こんな感じになるのかなあ。と楽しく読みました。 ハリポタ読んだら、スコットランドに行きたくなるように、 鹿男・・・を読んだら、奈良に行ってみたくなりますね。ついでに、京都、大阪にも。 しかし、奈良の鹿、京都の狐は分りますが、なぜ大阪が鼠なのだろう? という疑問は残ります。鼠は大黒さまのお使いではあるらしいが。 大阪といえば、住吉大社。住吉大社といえば兎じゃないの!万城目さん! なんて、つっこみたくなるのも面白い。 | ||||
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『びいと啼く 尻聲悲し 夜乃鹿』 この芭蕉の句に対する万城目先生の斬新な解釈にいたく感服しました。 非常に説得力がありますね。 | ||||
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