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冤罪死刑



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【この小説が収録されている参考書籍】
冤罪死刑
冤罪死刑 (講談社文庫)

冤罪死刑の評価: 3.86/5点 レビュー 7件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.86pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(5pt)

楽しむことができるミステリー作品

同じ作家による「霧のソレア」、「ストールン・チャイルド」と比べても「冤罪死刑」は楽しむことができる作品です。その理由は、話のテンポが軽快であり、また、近年日本で起きたいくつかの小児愛性殺人事件を思い起こさせる設定のため、リアルな感覚をもって読み進めることができることがひとつの要因です。他の2作品と同様、冷静で分析力のある優秀な記者(警察官)が次々に真相に迫り事件が暴かれていきます。読者は、その主人公に負けじと想像力を研ぎ澄ませながら、作品を追う立場におかれますが、随所にちりばめられたヒントから、それほど置いておかれることもなく、しかし複雑な設定が用意されているため、核心に迫ることもできず、読者がバランスの良いポジションを与えられるのもこのミステリー作家の魅力のひとつかもしれません。
冤罪死刑Amazon書評・レビュー:冤罪死刑より
4062181673
No.2:
(5pt)

面白いデス。

買って良かったです。大変面白い本でした。本屋でも当然販売してますが、行く手間が省け
買いました。また利用したいです。
冤罪死刑Amazon書評・レビュー:冤罪死刑より
4062181673
No.1:
(5pt)

細部のリアリティーへのこだわりは凄い!このミステリーが面白くないわけがない。

冒頭で描かれる死刑執行の場面の緻密さは、著者のこだわりであろうか。『死刑』という究極な行使に関わる検察官、刑務官、拘置所の執行室の光景が、必要十分といえるほど精緻に描写される。隠され続けてきた、権力行使の実像を見事に我々に晒し出してくれる。本書のこのファイン・ディテールな記述は物語に厚み以上のものを与えていると思う。
山梨で起きた誘拐事件から紡ぎ始められる、死刑と冤罪が主題の物語である。女児誘拐殺人事件から3年たったが、犯人として逮捕された男には、一・二審とも死刑の判決が下された。しかし、男は冤罪を訴える。女性弁護士、通信社の記者が事件を再検討してゆく・・・そこに、同時期に首都圏で起こった、別の(死刑が確定した)誘拐事件が絡んでくる。
話の展開が何度も切り替わり、新たな展開が次々と・・・。警察の暗部、脅迫、報道協定、小児性愛、特ダネ、冤罪。しかし、やがて不可解であった事件の実像が・・・その行き着く果てに見る大どんでん返しとは・・・。
これは非常に面白く読める。描かれる死刑執行の場面の緻密さは物語に厚み以上のものを与えていると思う。お薦め!
冤罪死刑Amazon書評・レビュー:冤罪死刑より
4062181673

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