■スポンサードリンク
暗黒童話
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
暗黒童話の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.09pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全59件 21~40 2/3ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読みながら色々な想像が出来るようになっています。続きが気になり一気に読む事が出来ました。グロテスクな表現はありますが、後味の悪い終わり方ではありません。文章も簡潔で読みやすかったです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
乙一先生の作品は少しずつですが、読んできました そんな乙一先生の「暗黒童話」は、貴重な長編ホラーものという事で期待しておりました 読み終え、「期待通り」あるいは「期待以上」でした 最初の展開では主人公のみで進行していくのでちょっと読むのが気怠いものがありましたが、中間手前辺りから一気に読む気力が沸き立ってきました 左目を無くし新たな左目を移植手術した主人公 その左目が身に覚えの無い映像を映すことで、物語は進行していきます まさに「童話」のような夢の話なのですが、そのおどろおどろしいシナリオはまさに暗黒の童話そのもの 猟奇的な殺人描写、沈むような主人公の日常、不気味な力 小さな子供にはまず見せられません…(笑 ですが終盤で一気に仕掛けてきます 本当にこの構成力には恐れ入ります その有様は、内容にてご確認ください 間違いなく 「やられた!」「まさか…」ってなります | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
さて、乙一氏の代表作と言えば、本格ミステリ大賞受賞の「GOTH」とか、映画化された「ZOO」なのかもしれませんが個人的にはこの作品が1番好きかも。この作家の特徴である、ホラー、グロ、切なさが存分に味わえます。独特な雰囲気を楽しみたい方は、是非。そういや最近何やってんだろ……。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
事故で左目と記憶を失った少女。少女が新たにその眼窩に入れることになった眼球には、以前その眼球が見た記録が残っていた。眼球の記録から、以前の持ち主が遭遇した事件を知り、少女は左目を頼りに見知らぬ町へと向かう――。いや、これは度肝抜かれました。先が読めない。進むにつれてどんどん面白くなって、一気に読んでしまいました。練られたストーリーも凄かったですが、加えて心理面の描写も良かったです。ただ怖いだけではありません。あと、「あとがき」でこんなに笑ったのは初めてです(文庫版)。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ある雪の日、少女が何かを探していた。 先ほど目に傘が刺さって、眼球が取れてしまったのだった。 病院に運ばれて、意識が戻るも、 17年間の記憶がなくなってしまっていた。 少女は記憶があったときと正反対になってしまっていた。 親戚や友達から前はどうだったと思い出話をする。 少女には居場所がなくなっていた。 ある日、目の手術をするということになった。 しかし、その後から左目は何かをきっかけに 夢のような映像を流すようになった。 自分の過去のようで安心できた。 だがある日、少女はそれが夢でなく、 左目の記憶である事に気づく。 その左目の記憶を追って家出するが… 中に出てくる作家の作品は、 人間の言葉が喋れるカラスと両目のない少女のお話で、 カラスは少女のためにヒトの眼球をとっては、 少女にあげて、色を見せていた。 ある日、少女が手術ができるようになるが… とても面白い話でした♪ | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
自分は乙一さんのファンでもあり、作品は全体的に好きなので、相変わらずの内容とスリリングさに度肝抜かれましたけど。 母親は分かり難い。と一言。 乙一さん好きで、こういった系統の本を読み慣れてる人でないと、理解はあまりし難いようです。 最後に。 さすが乙一さん。相変わらず、先が読めません。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
あー、もう・・・、乙一氏、最高! なんでしょうか、この読み終わった後に来る充実感は・・・。 切なくて、グロいのに・・・でも、愛を感じて、泣きそうになる。 あーだ、こーだ、言えない。 読み終えた人にしか解らない面白さ。 「アイのメモリー」も出版しちゃって欲しい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
記憶をなくした少女、菜深の戸惑いと孤独感が胸に迫ってくる。やがて、移植した左目が見せるドナーの記憶と謎を解明するべく旅立つ菜深。 グロテスクな部分も結構あるのだが、乙一特有の透明感は長編でも健在で、陰惨な物語にはならずにすんでいる。 終盤では、どんでん返しもありミステリとしても充分楽しめる。 そして、あとがきにまたやられてしまった。乙一は時々こういう茶目っ気たっぷりなイタズラをしてくれる。 本文を読み終えてすぐにあとがきを読むのはやめたほうがいい。ひとしきり余韻に浸ってから呼吸を整えてどうぞ(^_^)/‾ | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
全体的には、暗いお話しです。そしてグロテスクな表現が多いので、そのような話が苦手な人には、オススメしかねます。なので星は4つで…しかし中身はすごく深く、乙一さんらしいどんでん返しが待っています。最後まで読んだら必ず「ハッ!!!」っと言ってしまう作品です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この作品は、感想が分かれるのではないだろうか? 乙一を「切なさの達人」だと思って読み始めると、違和感を感じるかもしれない。 まあ、作者本人もあとがきで書いているように、「なんだこれ?!」と冒頭から読破は無理!と思うようなグロテスクな表現が飛び込んでくる。 タイトルどおり確かに「童話テイスト」ではあるが・・・・。 私は結構ホラーも好きなのだが、それでも一瞬引いた。ここまでの感想だけだと作者に訴えられそうなのでフォローしよう。テーマはありがちなのに、確実に内容に惹きつけられ一気に読んでしまった。グロテスクな内容で「もう限界・・・」とため息をつく寸前に、乙一ワールドな世界が広がっている。怖いけど続きが読みたくなり、目が離せない。かと思えばつい泣きそうになるような行間たち。文才が故に相当リアルに想像できる情景。 気が付くと、主人公を懸命に応援している自分。 集英社では「若きホラー界の巨匠・俊英」などと呼ばれる理由が解る。 初めて乙一作品を読む人にはお勧めできないので、何作か免疫を作ってから読んだほうが良いかも。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ストーリーに仕掛けられたトリックもさることながら、 手術を施された彼らのシチュエーションは想像を絶します。 読んで数年経ちましたが、この情景は未だに頭に残っています。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
記憶をなくして周りから見放され、眼の中の記憶に居場所求める主人公と理解者である友人が亡くなり、誘拐で孤独を埋めようとする童話作家の二人は読んでいて切なくなります。 そして、読者を罠に嵌める仕掛けもしっかりはってあります。まさかあんな結末になろうとは・・・。他にも伏線が多く張ってあり結局、作者の手の上で踊らされていただけでした。 この作品はグロさが際立っているので黒乙一のようにみえますが全体をみると白乙一な感じもでています。決して怖いだけの作品ではない、どちらかというと物語の核となる二人が放つ悲しさの物語のような気がします。 グロいし、多少首をかしげてしまう所もありますが、そんなこと気になくなるくらいおもしろいと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
かなり奇妙な設定ですが,抵抗無く楽しめました. 主人公の設定も奇抜ですが,誘拐犯の設定が凄まじいと思います. 傷つけると同時に生命力を与える誘拐犯. その人がつけた傷は,温かく,幸福を与えてくれる. 痛みを伴わない傷という,不思議な感覚で話が支配されています. また,読者を誤った推理に導くのも,上手で,楽しめました. グロイ表現がありますが,それでもなお美しく温かい感じさえする作品です. | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ちょっとミステリアスで、悪夢のようにグロテスクで、それでいてラストは感動もの。 乙一は描写もストーリーそこそこもうまく仕上げている。 最後の少女の決意するシーンは、それまでのグロいところを補って余りあるものだと思う。 作品としては、なんとなくまとまりに欠けている所もあるが、全体としては優れている作品。 お気に入りの作家になるかもしれない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
二日で読み終えました。 最初は読みにくそうな印象を抱いていましたが、全然そんなことはありませんでした。 かなりキツいグロテスク描写がありますが、それでもどんどん物語に引き込まれます。 本編の合間に挿入されている「アイのメモリー」も痛々しい話で終わり方も残酷ですが、 なぜか美しいと思えるお話。 乙一さんの才能が光ってます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
紆余曲折あるものの、大筋は少女の成長物語。中盤まで読んで「これはひょっとして救いようのない終わり方しかないんじゃないか?」と思っていましたが、それなりにきれいにまとめてくれました。 少し中だるみがあるものの、伏線が明かされる終盤の展開は見事。ページをめくる手が止まりませんでした。 ただ、人体を切って張ってくっつけたなどのグロい描写がけっこうあって、私はそういうのが苦手なのでちょっと辟易しました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この物語はとても簡単に書くと、主人公がある事件の犯人を突き止めていく、というものです。犯人探しの展開は凄すぎで、「そうきたか!!」てな感じでメチャメチャ驚きました。それに単に、犯人はこの人でした、で終わらず、主人公の悩み、そして成長といった心の変化が描かれており、とても良い気持ちにさせてくれます。 皆さんも是非とも読んで欲しい一冊です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
黒乙一の初・長編小説である。左眼と記憶を失くした女子高生の「私」の話なのだが、 まるで作者自身がそれを経験したかのようなリアルな設定が、小説への導入を早くしている。 例えば、記憶を失くす前の過去の自分と、記憶を失くした今の自分とのギャップに苦しむ主人公。 小説中に前・後と二部になっている『アイのメモリー』や、小説中の随所にある『ある童話作家』が、 黒乙一らしいグロさや理不尽さなどを強く感じさせられる。だが、グロイだけとも解釈できるのが残念。 後々になってストーリー展開も早く、主人公の推理も形になっていくのだが、それまでが長いと思う。 そのため、途中で飽きてしまう。すると、読み始めから組み立ててきた設定などが崩れてしまうので、 読み直す時も読み苦しいだけとなってしまうかもしれないし、事実自分の時もそうだった。 例えば三木の不思議な力や、眼球から提供者の見た物が見えるなど、多少無理な設定もあるが、 そこもまた乙一らしくフルに活用し、小説中でもいい味を出しているので、多少は許せる範囲である。 ラストは『驚愕』と『感動』。犯人は誰なのか、和也殺害の時のトリックは一体どんなものなのか、 「私」は無事に相沢瞳を救い出すことができるのか、と全ての謎が解ける時は、自分も「マジで!?」と いう気持ちになった。読んでいる間に考えていたことが、ここで全てが覆されるというほどの驚愕だ。 そして、最後の最後で「私」が話をまとめるのだが、その時はもう悲しくなる。 恐怖と悲哀と驚愕が盛りだくさんの『暗黒童話』を、是非みなさんにも読んでほしいと思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
非常に俊作。さすが乙一。 最後、電車の中で泣きながら読んでしまった。 でも、スプラッタなシーンが多くて、そういうの苦手な人には微妙。 語彙が豊富で、表現力も多彩な作家なので、世界に引き込まれやすい。 しかしながら、彼のこの手の小説を読んでいつも思う。 こういった、ストーリを綴る作家が世にでて、しかもそれが売れてしまう今の世の中。 そして、それを読んでわたしも面白いと思ってしまう私も含めた今の世の中。 しかし、最後が、この最後でよかった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
乙一さんの本の中でも素敵な題名だったので、買ってみました。 とてもドロドロで黒いものを想像していましたが、そんなことはありませんでした。 この本の乙一さんのグロテスクな表現は、的確でいて粘着さを感じない、さらっとしたもののように思いました。作品の雰囲気にあってて、自分的にはとてもよかったと思います。 「夏と花火と私の死体」で感じたような目の離せないドキドキ感を期待する人には少々物足りない内容かもしれません。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!