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暗黒童話



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【この小説が収録されている参考書籍】
暗黒童話 (集英社文庫)

暗黒童話の評価: 4.09/5点 レビュー 80件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.09pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全14件 1~14 1/1ページ
No.14:
(3pt)

面白いけど、、

相変わらず、読み始めたら止まらない。
乙一先生らしい、面白い作品。

でも猟奇的過ぎて病みそう。
暗黒童話 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:暗黒童話 (集英社文庫)より
4087476952
No.13:
(3pt)

グロテスク

片目を失ったことによって記憶を失い、新しく移植された眼球の持ち主の目の記憶にあった監禁されている少女を救い出そうとする女子高生のお話。
グロテスクな描写が結構ありました。危害を加えても痛みを感じない特殊な能力のある犯人なので、被害者が苦しむ様子はありませんから、読むに堪えないというほどではありませんが、気持ちは悪かったです。
文章は読みやすく、あっという間に読み終えましたが、もう一度読み返したい作品ではありませんでした。
暗黒童話 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:暗黒童話 (集英社文庫)より
4087476952
No.12:
(3pt)

これはきつい。

☆三つですが、これは猟奇的な内容が苦手な自分にはこれ以上の評価は出来ないという意味です。
結構前、デビュー作から数作は読んでたんですけど、それ以降何だか読まなくなって久しい乙一。
「読み易くて面白い一般的な作家」
というイメージだったんですけど、これは凄かった。
これが特別に猟奇的なのかそれともデビューして何年も経ってこう言う話を書くようになったのか。
いやあ、グロ苦手な人は軽々しく手を出しちゃいけません。
「殺人犯に解体、改造されていく犠牲者が痛みや苦しみを感じず、感謝すら述べたりする」という当たりは何となくギニーピックを思い出した。
あとがきによれば不出来な自作を恥じてるようだが、実のところ本作で一番痛々しいのはあとがきである。
自作を恥じたり過剰な自虐をひけらかすと言うのはむしろ一番恥ずかしい。
今頃乙一氏は再び恥ずかしさのあまり転げまわってるかも。
暗黒童話 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:暗黒童話 (集英社文庫)より
4087476952
No.11:
(3pt)

何でもあり?

多くの好意的なレビューが並んでいるが、評者はこの作品にはあまり共感できなかった。グロテスクな奇形の描写、まだ書き馴れていないとしか言いようのない無理筋ミステリー的な展開、中途半端な結末のカタルシス――。何でもあり、という具合で、残忍なスケッチが続くものの、だからどうした、という茶々を随所で入れてしまう、若書き風の長編だったように思う(エログロナンセンスのエロは見当たらないが)。もっとも、☆三つのレビューとなった責任の過半は、たぶん評者の側にあるようにも思う。トシは取りたくないものだ。
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No.10:
(3pt)

グロいですね

久々に乙一さん読んでみましたが相変わらずというか
他の乙一作品の中でもかなり残虐描写がキツイです。
あまりにも酷過ぎて逆に想像できないくらいでした。
この作品が初の長編とういうことで荒さが目立ちますが、
十代の心情をうまくとらえたり、独特の文章は乙一さんらしい仕上がりになっています。
あと、本文よりもあとがきが面白くて笑ってしまいました。
やっぱり乙一さんて不思議な人ですね(笑)
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4087476952
No.9:
(3pt)

想像しにくい。

犯人が分かりにくいのは、いいですね☆
でも、犯人が、人間改造(?)してる部分が、あまり想像できないんですよね…。
想像力が乏しいからなのか…。
手足が無いくらいなら、分かるけど、体から、何かを取り出して、ここにくっ付けてとか、そういうのは、よく分かんなかった。
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4087476952
No.8:
(3pt)

・・・・・

”夏と花火・・・”から10年経ってるんですね。
結構楽しく読めました。
個人的には、氏の描く主人公は、絶望に追い込むのではなく絶望を受け入れているというよりも、
身に与えられた苦難を自分のものではなく、客観視してるように感じられます。
私は、これを切なく感じます。
乙一氏は、ドMなんでしょうかね?
切ない乙一大好きです。
グロ描写ですが、綾辻行人氏の殺人鬼のちょい役程度のものでした・・・
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4087476952
No.7:
(3pt)

それほど目新しい題材ではない

 眼球関係の話は、結構好きだ。移植により他人の記憶を共有してしまうという話自体は珍しくもないが、まあ最後まで引っ張っていく力はあった。文章もそれなりにしっかりしてきたし、もともとグロなものが読みたいときに手にとる作家なので、こんなものだろう。
 ただ、おばさんとしては読者層がちょっと気にはなる。身近にいる中学生に一番好きな作家としてこの人を挙げられると、素直に「おっ、気が合うね」とは言いがたい。まあ本を読まないよりは読んだ方がいいんだろうけど。
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4087476952
No.6:
(3pt)

映像では見たくない・・・

眼球が菜深に見せるさまざまな記憶の断片。それらを手がかりに、菜深は
元の持ち主和弥の事を調べ始める。和弥の死と謎の失踪事件の関係は?
読んでいて怖いというよりグロテスクで気味が悪かった。失踪事件に
関わる男が持つ不思議な力が作り出す奇妙な世界は、読みながら想像した
くはなかった。もし映像として見せられたのなら耐えられないだろう。
それにしても作者はよくこういう話を作り出したものだ。ただ感心するのみ。
乙一ならではの世界だと思う。結末は、一応解決したということになるの
だろうか。とても気がかりな部分も残っているのだが。
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No.5:
(3pt)

オカルト構造の殺人者

 アイディアのごった煮作品。犯人探しも二転三転する。ホラー・ミステリーとしての魅力は十分。 ただ、後の「切なさ」に通じるテイストが分離して芽生えている。記憶喪失の間に生じた不完全で未熟なキャラクターへの感傷が、それだ。この余韻は深い。 もう一つ、殺人者の絶対性が、ここで既に確立されている。殺人者は、神に近い絶対的な存在として、乙一の小説に、今後たびたび登場する。そこに論理は無い。殺人者は、残虐に殺すことを当然の行為・自然な生来の行為として行う。 この論理は、実はホラーの論理である。超自然的な怨霊は、絶対的な存在である。そこに一般社会の論理は通用しない。乙一の殺人者は、まさにこのホラーの悪霊に近いのだ。だから乙一の作品に、言い知れない怖さを感じるのかもしれない。 作品自体は、乙一作品としては少々未分化な部分が目立つ。
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No.4:
(3pt)

オカルト構造の殺人者

アイディアのごった煮作品。犯人探しも二転三転する。ホラー・ミステリーとしての魅力は十分。
 ただ、後の「切なさ」に通じるテイストが分離して芽生えている。記憶喪失の間に生じた不完全で未熟なキャラクターへの感傷が、それだ。この余韻は深い。
 もう一つ、殺人者の絶対性が、ここで既に確立されている。殺人者は、神に近い絶対的な存在として、乙一の小説に、今後たびたび登場する。そこに論理は無い。殺人者は、残虐に殺すことを当然の行為・自然な生来の行為として行う。
 この論理は、実はホラーの論理である。超自然的な怨霊は、絶対的な存在である。そこに一般社会の論理は通用しない。乙一の殺人者は、まさにこのホラーの悪霊に近いのだ。だから乙一の作品に、言い知れない怖さを感じるのかもしれない。
 作品自体は、乙一作品としては少々未分化な部分が目立つ。
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No.3:
(3pt)

乙一初の長編

乙一氏初の長編である。主人公は事故により記憶と左目をを失くした少女菜深。移植手術を受けた左目に映し出される提供者の記憶が菜深の慰めとなると同時に彼女を事件に巻き込んでいく。犯人はサディスティックで非常にグロい場面もあるのだが、それでいてどこか切ない雰囲気を全体に漂わせている。ミステリーでありながらトリックのみに手をかけず(もちろんトリックもハッとさせられたのだが)ストーリーも素晴らしい、これは乙一氏が天才といわれる所以ではなかろうか。長編においても彼の才能は遺憾なく発揮されていた。乙一ファンならずとも一読の価値ありである。
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No.2:
(3pt)

そこはかとない作者の闇

乙一らしい雰囲気の長編だった。どこか寓話めいたホラーテイストのミステリー。ストーリー云々については敢えて言わないが、「作者後書き」は余計だった。冗談か本気かは知らないが、あんなこと書くのは「職業作家」として余りにもプロ意識に欠けていると思う。金出して本を買った読者に対しても失礼極まりない。プロの作家なら、たとえ自分で自分の作品がつまらなく思えても、「面白さを理解できない読者がバカ」と言い切るくらいの根性がなくっちゃ。
暗黒童話 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:暗黒童話 (集英社文庫)より
4087476952
No.1:
(3pt)

初めての長編ということで

主人公の少女の心理描写が素直でいじらしく、なかなか楽しめました。ミステリーとしてもよくできているんじゃないかと思います。ただ、「記憶喪失」「移植された眼の記憶」「特殊体質?のサド男」という現実離れしたモチーフを3つも入れ込んだのは、この長さの話にはイッパイイッパイだったんじゃないかという気もしました。特に犯人の特殊体質や嗜好の設定は必要なかったんじゃ…。タイトルから見ても、江戸川乱歩のような猟奇的御伽噺風にするつもりだったのかもしれませんが、それにしては他が割に現実的な描写だし、どういうテイストの物語にしたかったのか、中途半端になってしまってる感じがします。構成が洗練されてないのもあって、絞りきれてない印象を受けましたが、この作家の初めての長編ということで納得しました。ので☆3つです。技術的な面がこなれてきたら面白い物を書ける作家さんだと思います。この本しか読んだことがないので、他も読んでみます。
暗黒童話 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:暗黒童話 (集英社文庫)より
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