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箱庭図書館



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【この小説が収録されている参考書籍】
箱庭図書館

箱庭図書館の評価: 3.93/5点 レビュー 42件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.93pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全31件 1~20 1/2ページ
12>>
No.31:
(5pt)

頭で考えたストーリーの中にもハートはある

こういう傾向の本は初めてだったので、最初はなんとなく、自分より歳下の作家さんはどんな物を書くのかな?と思いながら読み始めました。少しクールで怖い感じもしたけれど、段々心に響く物は同じなのかな?と思いました。食わず嫌いだったかもしれません。
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4087713865
No.30:
(5pt)

よい

面白い
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No.29:
(5pt)

これは素晴らしい。連作小説集ならではの妙味に、ぐっときました。

本書には六つの短篇が収められています。でもって、そのすべての作品が、あるキーワードで繋がっています。わたしの大好きなタイプの連作小説集です。

「コンビニ日和!」「青春絶縁体」といった短篇も読みがいのある素敵な作品でしたが、とりわけ魅力的で気に入ったのは、おしまいの「ホワイト・ステップ」。雪が降り積もるなかで起きた不思議な邂逅(かいこう)を描いて、これは本当に素晴らしかった! 途中から、涙しながらページをめくってました。

それぞれの作品には、乙一氏の読者によるオリジナル作品があって云々(うんぬん)ということが、巻末の乙一氏の「あとがき、あるいは『箱庭図書館』ができるまで」ならびに友井 羊 氏の「解説」に記されていて、興味深く読ませていただきました。乙一氏が取り上げた読者の作品それぞれに味わいがあって良かったんだろうけど、連作作品集としてここまで読みごたえのあるものに仕上げたのは、やはり乙一氏の手腕、センスによるところが大きいのでしょうね。

この一冊を手にとって、読んで、本当に良かった。堪能(たんのう)させられました。
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No.28:
(5pt)

買ってよかった

おもしろかったです
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No.27:
(5pt)

読みやすいです。

1つの街での出来事を上手くまとめられていて、話の辻褄が合っているので読みやすい作品でした。
1番最後のホワイトステップという話が個人的には1番好きです。
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No.26:
(5pt)

読みやすい

全編とてもきれいにまとまっていて、さらっと読める魅力があった。
 コンセプトは「読者からもらった小説を原案に、乙一氏がアレンジを加える」というもの。なるほど、その裏事情をしってから読み返すと、一つ一つで文体や展開にも個性が出ていたと思う。あとがきには一つ一つへの寄せ書きも載せられているため、こちらも見てみるのがいいだろう。
 個人的には「コンビニ日和!」が一番好きかな。文体に勢いがあって、かつ最後のどんでん返しがきれいに決まっている。50ページ弱とは思えない読み応えがある一編。
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No.25:
(4pt)

感情や風景の描写が面白い

読み始めは、一つ一つの短編が独立したものと思うのですが、途中からそれらが繋がっていることに気づきました。
登場人物も個性豊かで、楽しめました。
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No.24:
(5pt)

ストーリーがとてもいい

小説は長い小説とか集中力なくて読めないけど
この小説は短編集で、ストーリーも良くて読みやすく
1週間で読み終わりました(*'꒳`*)
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No.23:
(4pt)

企画ものではあるが

読者の作品を乙一さんがリビルドするという企画もの。原案を読んでいないのだが、ぱっとしない青春時代に思いを馳せていたりと、著者のまんまの作品として受け止めた。

教室では透明人間状態の男女のラブ・ストーリー「青春絶縁体」、パラレルワールドに乙一流のせつなさを持ち込んだ「ホワイト・ステップ」がお気に入り。特に「ホワイト・ステップ」は、短編という制約の中でストーリーの展開の仕方が絶妙だ。

惜しむらくは、それぞれの短編を繋ぐ横糸を細かったことだろうか。ここを強く、太くしてくれれば、感慨もひとしをだったろうと思う。
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No.22:
(5pt)

新書版より良かったです

新書版では各章の終わりにその作品のいわれが記されていて若干興ざめでしたが、この文庫版ではあとがき1か所にまとめられているのが、個人的にはとてもよかったです。作品も全部よかった。
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No.21:
(5pt)

読みやすく、よかった(^^)

乙一さんを知らずに、ジャケ買いならぬ表紙買いしました。
よって、他の方がご不満に思われるような感想はありません。

なかなか、たのしかったですよ♪
私は”足跡”のお話が好きです。
少しのお時間あれば、ぜひ(^^)
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No.20:
(5pt)

小説再生工場から生まれた秀作短編集

乙一さんの作品は、なんとはなしに避けていたのですが、オムニバス短編集で「Calling you」を読んでグッときて、本屋で平積みされていたこちらの作品を手に取りました。

集英社が運営されるサイト「RENZABURO」の中の読者参加型企画「オツイチ小説再生工場」で生み出された6編の短編作品。
読者が創作したボツ小説を乙一さんがリメイクして商業作品として再生するという企画で、それぞれの元作品の魅力をどう引き出すかに注力されています。

後書きには乙一さん自身が、それぞれの元作品から得た着想や魅力を丁寧に説明されています。

6つの作品の内で、一番気に入ったのは最後の作品「ホワイト・ステップ」。
【物語を紡ぐ町】文善寺町に記録的な雪が積もった一月一日。私はちいさなカメラを忍ばせて町に散歩に出かけた。そして、公園で奇妙な靴跡を見つけた。
たった一人で年越しした僕は、コンビニで買ったおにぎりを公園で食べていた。降り積もった雪の中、たった一人の公園でなぜか雪を踏みしめる音が聞こえた。
母を亡くした女子高生と無為に暮らしている大学院生。雪の日に足跡を通じた不思議な巡り合わせが訪れる。

アイデアが秀逸。いわゆるパラレルワールドものなんですが、2つの世界を登場人物が跳ぶのではなく、2つの世界が平行に存在しながら雪の日に奇跡的に交わり合うというストーリー。
物語の着地点が綺麗で、未来への希望を見せてくれるのが物凄く大好きです。

「王国の旗」:【車のトランクなう】……彼氏からのメールにそう返信した早苗がたどり着いたのは廃墟となったボーリング場。そこには「ウソの生活」から逃げてきた子どもたちの王国だった。

恩田陸さんのような雰囲気を持った作品。物語の導入部の引き込み方が巧い。すっと早苗の行動に興味が惹きつけられて物語に入って行くことができます。

ぶっ飛んだ内容の「青春絶縁体」は個人的に好きな作品。部室に籠もっている額縁メガネの小山雨季子先輩とのやり取りが楽しくて、学生時代が懐かしく感じられてしまいます。こんな経験はないのにね。

他の作品もホラーっぽい作品やコメディっぽい作品が収録されているので、様々な色合いの作品を楽しめるのは良いですね。
乙一さんのファンからは「こんなの乙一さんの作品じゃない」とか「二次創作じゃん」という意見もあるようですが、ウチは好きですけどね。

最後の「スノー・ステップ」できちんと他の作品との結びつきも描いていたり、楽しい短編集でした。他の乙一さんの作品も読んでみよう。
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No.19:
(5pt)

奇を衒った企画ものの、稀有な成功例。おもしろい。

面白かった。評価が割れてるが、自分は確実に賛成派。

「阪急電車」、「その日のあとに」、「陰日向に咲く」、みたいな全部が密接にリンクして、キャラがバトンタッチしながら
展開する連作短編小説だから、細かな伏線や、思わぬ発見があって面白いし、何より自分の好きなタイプ。

最後の話が一番面白かったけど、モロに作者の「きみにしか聞こえない」の焼き直しだな…
とか思ってたら、後書きに作者も同じ事書いてて笑った(笑)。
まぁ乙一の話ってパターンが決まってるんだけどね。

「コンビニ日和」の後輩の子って、もろに犯罪者なんだが、のうのうとして生きてるな。

他の、後に登場しなかったキャラのその後も気になる。

しかしやっぱ乙一作品は感傷的になれていいな。最近多読している東野作品は基本淡白だし、やっぱ小説は激しい感情のぶつかり合いがないとな。

乙一は話作るのが苦手だと言ってるけど、実際は確実に想像力>>>>文章力の作家なんで、そういう彼だからこそ成功した企画だろうなこれは。
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No.18:
(4pt)

他人の元ネタでも乙一ワールドは健在

素人の没作品を作者が改稿したと知らずに読んだ。
あとがきを読んで、びっくりした。

乙一ワールドの独特さと思っていたら、
ネタは他にあったのか。
「小説家のつくり方」
姉の美しい狂気がよかった。

「コンビニ日和!」
これはイマイチだった。
そんな簡単に犯罪ができるのか、と登場人物に感情移入できなかった。

「青春絶縁体」
すごく好きな小説。
創作者の甘酸っぱさが出ている。

「ワンダーランド」
拾った鍵に執着する話が乙一らしくて、よいです。
そこから、どんどん危険に引き込まれていくのも。

「王国の旗」
ピーターパンの現代版かな。こういう、ぶっ飛んだ設定は大好き。また、子供
に戻りたくなる。

「ホワイト・ステップ」
切ない平行世界の話で、雪の小道具の出し方が上手い。
ただ、少し奇麗すぎるかな。
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No.17:
(4pt)

小説家志望によい実例

乙一さんの作品が好きかどうかは別として、小説家志望の人にとって役に立つ実例だと思います。
Webに元になった素人の作品が縦書きで掲載されています。
それを読んでからプロの作品を読むと、なるほどと思います。
(素人の作品は読むのも苦痛の連続。アイデアがあってもただ話だけが通過していく)
かなり変えてある部分もありますが、ほとんど同じ筋であってもその差は歴然としています。
プロの作品の方も新人賞を取れる作品かというとそんなことはないですが、一次二次選考で落ちるようなものではないはず。
作品の善し悪し以前にまずここまで文章力・見せ方を身につけるべきだと感じました。
そういう意味ですごく役に立つ本です。
箱庭図書館Amazon書評・レビュー:箱庭図書館より
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No.16:
(4pt)

読みやすい

この作者らしからぬライトな雰囲気と、この作者特有のぬめりめいた気配が入り混じった作品群。
あれ、こういうタッチの作家だったっけ?
と思いながら最後まで読んで、読者とのコラボ作と知りました。納得。

これを乙一作入門編にすると面食らうだろうし、乙一ファンには物足りないだろうけど、
でも物語としては非常に上質な、
ちょっと勧める相手を選ぶ短編集です。
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No.15:
(4pt)

黒白

乙一さんの本は何作か読んだことあるけど、
募集した原案をアレンジしてるようなので
発想がばらばらで、でも全部同じ街で必ず同じ人が出てくる。
私の読解力が足りないのか物語自体につながりはないような…

小説家のつくり方
こういう復讐の仕方ってあるんだなと思った。
そう簡単に小説家にはなれないけど。
怖い。

コンビニ日和!
これは面白い。キャラが際立ってるというか、テンポがいいというか。
強盗なんだけど、更に強盗されるっていう。もう意味不明。

青春絶縁体
中学の時イケてないグループに属していた芸人の甘酸っぱい青春。
みたいな話。

ワンダーランド
これは黒に近いのかなぁ
拾った鍵に合う鍵穴を探すってのがワクワクする。
けど、そんな楽しいことは待ってませんでしたよ。
子供も色んなコト考えて、子供なりに忙しかったんだなって思う。
大人からしたらくだらないことでも。
夏と花火と〜みたいな雰囲気だった。

王国の旗
個人的には一番怖かった。
私が主人公だったらずっと夢に出る。
子供とか怖い。

ホワイト・ステップ
わけわかんないんだけど、ほっこりする。
温かい話だった。
完全に白ですね。
足跡で相手を感じたり、
雪に書く文字で会話したりするのが素敵でした。
こういうの好きです。

子供の頃から結婚するまでの潮音さんが出てくる。
私は潮音さんがすべての黒幕なんじゃないかと思ってる。笑
箱庭図書館Amazon書評・レビュー:箱庭図書館より
4087713865
No.14:
(5pt)

アリだと思います。

昔から乙一さんのファンでいろいろ読んできました。

久々に乙一さんの新刊を書店で見かけ、衝動買いしてしまいました。

作風が一転した感じや、文章自体が非常に軽くなったと感じを受けました。(いい意味で)
いい感じにライトノベルです。

話自体も面白いですし、賛否両論ありますが個人的に、タブーのような扱いの行為である素人からアイデアを拝借するということは
逆に斬新かと思います。他のレビューにもあるとおり、否定的な意見があるということは作家さん自体も重々承知していたでしょうし、
あえてそうすることを選んだのは評価いたします。

しばらく本を読む時間が取れずにいましたが、久々に読んで面白いと思えた作品です。
素人作品がどうとか、乙一さんの作風がどうとかということを気にしないで読めば普通に面白いと思います。
箱庭図書館Amazon書評・レビュー:箱庭図書館より
4087713865
No.13:
(5pt)

乙一と素人のコラボは見事に乙一節に

面白いです!
乙一は私の最もひいきにしている作家なので、ほぼ全ての作品を読んでいます。
そして、この箱庭図書館も面白かった。
オリジナル乙一に並ぶ…というかこれはオリジナル乙一と言っていいのではないでしょうか。
見事な乙一テイスト、作品同士のつながりを感じさせる構成で読後感は最高でした。
連作短編とはちょっと違いますが、なんとなく「GOTH」に通じるものがありますね。

レビューを見てると最後に収録されている「ホワイトステップ」が評価が高いようですね。
読者の方の原作を見てるとほぼまんま「Calling You」ですが、乙一の再生によってちゃんと別作品に感じます。
私は「ホワイトステップ」も好きですが、「コンビニ日和!」の展開とオチ、「青春絶縁体」のラノベ臭さが残るコメディ節も好きでした。

乙一の味を十分に感じさせつつ、できるだけ読者の味も残したという乙一の試行錯誤もかいま見え、オリジナル乙一とはちょっと違う雰囲気も感じられ、新しい味わいになっています。

Amazonのレビューを見てるとやはりオリジナル乙一を希望している読者が多いのですね。
その気持ちもわかりますが、これはかなりの良作です。
文句なく、☆5つ
やはり短編は乙一に限ります。
箱庭図書館Amazon書評・レビュー:箱庭図書館より
4087713865
No.12:
(4pt)

最後に満足のいく良本

成る程。ひとりの作家がオリジナルで創った短編集でなくて、没になったネタ(発想家)を拾って腕のいい書き手(技術師)が一冊に纏めた物である、と。要するに良いとこ取りですな(笑)。乙一氏が最後で「僕は小説のアイディアがなかなか思いつかない人間な(略)」と語っていた通り、自虐は忘れず。そういう作家の踏んだり蹴ったりな所が好きだったりするんですが(まぁさておておき)、ネタは乙一氏が目をつけた所もあって、どれもなかなかGoodでしたね。選ぶというのもセンスですが。と、いうわけでこれは良本。

評価が高そうな最後の話、雪を介して母子の繋がりを書いた『ホワイト・ステップ』。これを終わりに読後感が素晴らしいですね。それと対に最初に、少年が小説家になった理由を書いた『小説家のつくり方』。惹きもバッチリ。
本を一冊に纏める為、意識したんだろうなぁなんてことが言われずとも察すれます。それぞれに角があったり、乙一氏らしかったりそうでもなかったりと読者はヤキモキするのかな。自分はどれでもそれぞれにセンスがあって好きだなーと思いましたが。
個人的で言ったら、ホワイト・ステップもいいけど、幻想感がある夜の王国の話、『王国の旗』が好きだったかな。子どもだけの夢の世界みたくで、ちょっと空想の世界へ行ってみたりね。

満足のいく短編集でした。
箱庭図書館Amazon書評・レビュー:箱庭図書館より
4087713865

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