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箱庭図書館
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箱庭図書館の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.93pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全42件 21~40 2/3ページ
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第3者のボツネタから乙一氏がストーリーを付け足してみた企画物の短編集。 それぞれが全く異なるアイデアと雰囲気だが、 登場人物はリンクさせるような作りにしてある。 また、タイトルに書いたとおりホワイトステップが特に面白かった。 パラレルワールドをテーマにしているが、繋げ方が独創的。 冬に読むとなお心温まると思われる。 | ||||
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昔から乙一さんのファンでいろいろ読んできました。 久々に乙一さんの新刊を書店で見かけ、衝動買いしてしまいました。 作風が一転した感じや、文章自体が非常に軽くなったと感じを受けました。(いい意味で) いい感じにライトノベルです。 話自体も面白いですし、賛否両論ありますが個人的に、タブーのような扱いの行為である素人からアイデアを拝借するということは 逆に斬新かと思います。他のレビューにもあるとおり、否定的な意見があるということは作家さん自体も重々承知していたでしょうし、 あえてそうすることを選んだのは評価いたします。 しばらく本を読む時間が取れずにいましたが、久々に読んで面白いと思えた作品です。 素人作品がどうとか、乙一さんの作風がどうとかということを気にしないで読めば普通に面白いと思います。 | ||||
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企画の意図が機能してないように思えました。 素人のアイデア(新人賞一次落ちレベルを募集)を乙一がリファインした作品集。 ふたつの作品を比較することでプロと素人の違いがつまびらかになることが肝なはず。 ところが紙幅の都合から応募作の原稿が載っていない。 さらに元ネタのどこが悪くてどうすればよくなるのかなどの講評もない。 著者はインタビューで今興味のある題材が「小説家志望者」であるとおっしゃってました。 取材も兼ねていたのでしょうか。 話自体は悪いものではなかったです。 違和感をふくんだ乙一の短編集としか読めませんでした。 これではまじりっけなしを求める声のほうが多いはずです。 | ||||
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面白いです! 乙一は私の最もひいきにしている作家なので、ほぼ全ての作品を読んでいます。 そして、この箱庭図書館も面白かった。 オリジナル乙一に並ぶ…というかこれはオリジナル乙一と言っていいのではないでしょうか。 見事な乙一テイスト、作品同士のつながりを感じさせる構成で読後感は最高でした。 連作短編とはちょっと違いますが、なんとなく「GOTH」に通じるものがありますね。 レビューを見てると最後に収録されている「ホワイトステップ」が評価が高いようですね。 読者の方の原作を見てるとほぼまんま「Calling You」ですが、乙一の再生によってちゃんと別作品に感じます。 私は「ホワイトステップ」も好きですが、「コンビニ日和!」の展開とオチ、「青春絶縁体」のラノベ臭さが残るコメディ節も好きでした。 乙一の味を十分に感じさせつつ、できるだけ読者の味も残したという乙一の試行錯誤もかいま見え、オリジナル乙一とはちょっと違う雰囲気も感じられ、新しい味わいになっています。 Amazonのレビューを見てるとやはりオリジナル乙一を希望している読者が多いのですね。 その気持ちもわかりますが、これはかなりの良作です。 文句なく、☆5つ やはり短編は乙一に限ります。 | ||||
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乙一さんの文章力はさすがで、読ませる力があります。 ただ、募集されたアイデアが……。 なんだかどれもこれも友達のいない根暗の妄想みたいな臭いがして嫌でした。 所詮はボツネタか、といった感じです。 とは言え、つまらないと言うほどでもない。 純正乙一作品に比べれば見劣りするものの、そこを意識しすぎなければまあまあ楽しめるかもしれません。 | ||||
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成る程。ひとりの作家がオリジナルで創った短編集でなくて、没になったネタ(発想家)を拾って腕のいい書き手(技術師)が一冊に纏めた物である、と。要するに良いとこ取りですな(笑)。乙一氏が最後で「僕は小説のアイディアがなかなか思いつかない人間な(略)」と語っていた通り、自虐は忘れず。そういう作家の踏んだり蹴ったりな所が好きだったりするんですが(まぁさておておき)、ネタは乙一氏が目をつけた所もあって、どれもなかなかGoodでしたね。選ぶというのもセンスですが。と、いうわけでこれは良本。 評価が高そうな最後の話、雪を介して母子の繋がりを書いた『ホワイト・ステップ』。これを終わりに読後感が素晴らしいですね。それと対に最初に、少年が小説家になった理由を書いた『小説家のつくり方』。惹きもバッチリ。 本を一冊に纏める為、意識したんだろうなぁなんてことが言われずとも察すれます。それぞれに角があったり、乙一氏らしかったりそうでもなかったりと読者はヤキモキするのかな。自分はどれでもそれぞれにセンスがあって好きだなーと思いましたが。 個人的で言ったら、ホワイト・ステップもいいけど、幻想感がある夜の王国の話、『王国の旗』が好きだったかな。子どもだけの夢の世界みたくで、ちょっと空想の世界へ行ってみたりね。 満足のいく短編集でした。 | ||||
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乙一らしくない感じはするけど、すごく好き。 ページをめくり、そこがその物語の最後のページとわかってしまった時、すごく悲しくなるほど面白い。すごく悲しくなるが、暖かい気持ちにもなれる。 何度でも読めそうです。 僕はすっごく気に入りました。 | ||||
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アマチュアの書き手が書いた小説を、乙一先生がリライトした本作。 乙一先生というと、GOTHなどのイメージが強かったのですが、 今回は原作が別にあるということもあってか、かなり違う雰囲気でした。 しかし、どこか甘酸っぱい青春ストーリーは、読んでいて感動しました。 また、ひねりのあるオチも健在です。 こういう方向性の乙一小説もいいですね。 | ||||
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乙一は勇気ある作家である。 作家として、致命傷になるかも知れないこの企画物 「素人の小説を下敷きにリメイクする」 を、やってのけたのだから。 冒頭の短編に本を読み出すと止まらない少女が登場するが 乙一は、書きだすといつまでも書いていたい作家なのだろう。 いじめた同級生を見返すために本名で小説家になった男。 あの変な名前の小説家はあいつだったのか、と、気づいて欲しい乙一。 | ||||
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書店で久々に乙一さんの新書を見て買ってしまいました。 冥王星シリーズは読んでいますが、乙一さん名義の本ってかなりご無沙汰でしたね。 ちなみに自分は「しあわせは子猫のかたち」と「暗黒童話」で号泣してしまった 白黒どっちもいける派です。 内容については他の方も指摘されてるとおり 「乙一ならもっとエグい角度から心揺さぶってくる話書けたんじゃないか?」 と期待ハードル高すぎたゆえの決定力不足は感じたものの、十分に楽しめました。 お気に入りは「ホワイト・ステップ」。 読了感が非常に良かったです。 共感って意味で印象深かったのは「小説家のつくり方」でしょうか。 「青春絶縁体」も共感できますが、自分には先輩いないしな(';ω;`)ウッ… | ||||
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乙一さんの作品は今回が初めてです。 東京都内の下町を舞台にした「箱庭」 どこかにこんな不思議な町がありそうな気がして… 「ホワイトステップ」が特にいい。 自分があの時別の道を歩んでいたら… どんな世界が待っていたのだろうと思うと不思議な気持ちに なります。 近藤さんと私…どこかで出会いそうな気がしてなりません。 | ||||
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別々の人が書いた作品なのに、乙一先生が手を加えるだけで一つにまとまった感があって、さすがだな〜と思いました。 そして、どの作品も最後まで先が読めないのがまた面白くて、一つ一つの物語をいっきに読んでしまいました。 | ||||
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私は、テレビの番組で紹介されていたのを見て、興味を持ったのがきっかけで読みました。 ですので、初心者・乙一です。 ファンの方にとっては物足りないのかもしれませんが、ほかの方もおっしゃっているように 最後の章が一番好きです。ぎゅっぎゅっと音まで聞こえるような気がしました。 また、自分が別の世界にも認識されること、時や場所を越えて出会える瞬間が なさそうで、ありそうな、距離感が素敵だなと思いました。 実は、作家さんの力量をボツの作品と比べられるというところに興味をもったのも ありました。元の作品に手を加える視点が見たくて、教育者として食指がうごいた感じ だったのですが、それ以上に純粋に楽しむことができました。 ぜひほかの作品も読んでみようかと思います。 | ||||
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「オツイチ小説再生工場」という企画からうまれた乙一と読者のコラボ企画モノ。 一般の方がボツにした小説原稿を投稿し、選ばれた6作を乙一がリメイク、連作小説として生まれ変わらせるというもの。 そう言われてみると確かに乙一のようで、乙一でないようなどこかスッキリまま読み終えたという感じです。 6つのうち、群を抜いていいなと思ったのが最後の「ホワイト・ステップ」。 これがいちばんいつもの乙一のテイストに近いこともあって、好きです。 やはり乙一自体も元原稿を読んで時点でそれは感じていたらしく、 最初はリメイクの意欲はわかなかったらしいけど、あえてのチャレンジ。 優しさにあふれてて、雪のぬくもりを感じられるようでした。 気持ちのいい余韻に浸れます。これを最後に持ってきて大正解. 6作品全体を通してみると、黒さも毒も少なかった。 企画ものもたまになら面白いけど、でもやっぱり私は純度100%の乙一の新作が読みたいな。 ちなみに元原稿でネット上で読むことができます。 | ||||
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他の方が書かれた作品を、著者が手を入れて、1冊の短編集にまとめたもの。 原作はWEB上で読むことが出来るらしいが、よほど熱心な読者か、小説を書くことに 興味のある人意外は、読み比べないと思うので、企画の意図、良さは、あまり感じることが 出来なかった。 端的に言うと、1冊の本としては、それほど面白くなかったということ。 著者の持ち味である小気味良い展開がなく、また、個々の個性が際立つのではなく、反対に 緩慢で、統一感が無い印象を受けた。 結婚披露宴のお料理は、和洋中を取り入れたテンコ盛りコースよりも、どれか1つに絞った 方が、洗練されていて美味しいという教訓を思い出させる感じ。 | ||||
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TV番組(ブラ○チ)での本書紹介で興味を持ち購入。 当然、純然たる乙一さんの作品ではないことを事前に了解済み。 短編集を集めたもので、各エピソードの主人公たちがリンクしな がら話が構成されるのは特に目新しいものではない。でも、それ ぞれが独立した話なので、「章ごとの区切り」が付けやすくて読 むのを途中で止めるのには適しています。 (読んだ人には解ってもらえるフレーズかな?) 各話の趣向はファンタジーからサスペンスまで幅広く、ある意味 一体感のない寄せ集めという印象はぬぐいきれないけど、同じ町 の中で起きた出来事がそれをカバーしています。 個人的に「王国の旗」だけは、なんでこの素材を選んだのかよく 解らないけど、その他の話はすらすらと読めて気持ちの良い印象 を受けました。 しばらく活字から離れている人にも、お勧めできる作品です。目 次から見て気に入った題名の章から読んでもOKです。全章読んだ 後すぐに、もう一回読みたくなる作品は久々です。 このボツ作品再生企画は今後も継続していただきたいと思います。 | ||||
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乙一さんの(?)作品は、これが初めてです。 なので、いままでの作風とちがっているのかはわかりません。 六つの物語をひとつの街の物語として「箱庭」にまとめているので、 物語と物語のつながりに、不自然だなぁ、と感じるところもあります。 が、... 『ホワイト・ステップ』は、文句なしにいいです。 原作「積雪メッセージ」の作者・たなつさんのアイデアはすばらしいですね。 これに乙一さんが 生命(いのち)を吹き込んだ 感じです。 秀作です。 この物語が好きです。 | ||||
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まず始めに完全乙一作品ではない、という事は頭に入れておいてから 読むほうがよい。アイデアを募集したものを乙一が肉付けした短編集である。 アイデアは人のものとはいえ、乙一らしさは出ていると思う。 ちょっと屈折した人物、突飛な設定、人物を違和感なく 最後まで読ませてくれる所は乙一らしいと思った。 すべての話がどこかしらリンクしている話が好きな方は 楽しめると思いますよ。 完全乙一作品ではないので☆は-1とさせていただきました。 もうそろそろ完全乙一作品が読みたいなあ。 ところで、別名義って何て名前なんでしょう? 知らないから探せないよう…。 | ||||
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乙一さんが読者から募集した投稿作を元に大幅リメイクした短編集。 そのため「乙一さんの作品が読みたいんだ!」と言う人はがっかりかもしれませんし、 (乙一さんの過去作品のアイディアに似ているものもある) 「作家が素人からアイディアをもらうなんてけしからん!」という人は避けた方がいいでしょう。 実際、作品間でかなり方向性や文体は異なり、(元々そういう傾向のある作家さんだとは思いますが) これを「いろんな作品を乙一テイストでまとめあげた」と見るか、「元の作品に振り回されてる」と見るかは人によりそうです。 自分は前者のように受け止めたので満足でしたが。 また、短編集と言っても全て「文善寺町」を舞台とし、作品間のリンクも結構あります。 各作品がバラバラになりすぎるのを防ぐためかもしれませんが、自分はかなり「にやり」とさせられました。 どの作品も主人公たちの成長がテーマとなっていたようにも感じます。 なんとなく世界から疎外感を感じている人、 乙一作品は読んだことないけど興味ある人、 意欲的な企画物が好きな人、 などには自信を持ってお勧めできます。 もともと乙一好きな人は「これでも全然OK」となるか「乙一成分薄いよー」となるかは分かれそうです。 でも「ホワイト ステップ」は白乙一の極致的な作品だと思うので個人的にはお勧めです。 以下は完全な余談。 自分はこの企画にバクマン。の七峰くんのマンガ作製法を思い出しました。 そういう企画であることを公表して、 アイディアも大勢が同時にがーがー出すんじゃなく1個1個のアイディア(というか投稿作だけど)を作者側が拾い上げる感じならこんな風にうまくいくんだなと感じた。 それでもまぁ「作者がアイディア募集ってどうなの」って意見は出ちゃうだろうけど。 正直自分も出来るなら100%乙一さんが作った作品も読みたいと思ってしまった。 でもこういう企画自体は好きだしこれで乙一さんのモチベや執筆スピードが上がるなら次回作もこういう形式でもいいかなー。 文善寺町が舞台のお話は純粋にまだ読みたいし。 町がテーマという意味では乙一さんが書籍版をかいたジョジョの第四部も彷彿とさせますね。 | ||||
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そもそもこの本を出すきっかけは、素人のボツ作品を募集し、それを乙一が乙一流にアレンジするという企画が元となっているため、完全に乙一のオリジナルの作品ではない、いわばネタ提供者公認の二次創作です。 そのため乙一の作品に慣れている人は「あれ?これ本当に乙一?」と違和感を抱いてしまうかも。 乙一の大ファンで、乙一が全く別のジャンルを書くとどうなるのだろう!という興味を持てる人でないと、久しぶりの新刊なのにがっかりしてしまいます。 内容に関しても、乙一の世界を読みたいと思った私には物足りないものでした。 また中にはオチが似通ってしまっている部分もあり、いい意味で読者を裏切ってくれていた乙一を同じように求めることは困難かと。 しかし、「ホワイト・ステップ」は乙一があとがきでたくさん手を加えたとあるように、本書の中では一番乙一らしいです。 本書はほとんど白乙一ですが、ある1話だけ黒乙一です。 とは言っても歴代黒乙一の作品に比べればかわいいものなので、グロいのは嫌という方も比較的安心して読めるかと思います。 作家はまず物語のアイディアを捻り出さなくては作家たりえない、と思うのであればこの本には手を出さない方がいいと思いますが、過度な期待をせずにさらりと読むなら、「ホワイト・ステップ」等もあるので星2つ程度のオススメはできますよ。 | ||||
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