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ミスター・ディアボロ



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【この小説が収録されている参考書籍】
ミスター・ディアボロ (扶桑社ミステリー レ 8-1)

ミスター・ディアボロの評価: 3.00/5点 レビュー 4件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(4pt)

最後のクラシック=パズラー?

普段は遅読の私が4日目で読み終えたというのは、つまるところ面白かったということになります。
 作者の他の作品がスパイ・冒険系統であることからすると、意外にもこの1作は古典的パズラーの作法に則っており、1960年の作というのが信じがたいですね。史上に残る傑作とはいきませんが、活劇場面も適度に織り込まれ、一切退屈はしません。人物描写も必要最低限で、無駄に物語を膨らまそうとするあざとさもなし、謎解きに集中できるのはやはりこの時代の作風の長所か。
 ですが謎解きにおいて玉にきずは、走れば人間は息がはずむものというごく当然の現象を無視しているところ。こういう点も含めて、まさにクラシックです(;^ω^)
ミスター・ディアボロ (扶桑社ミステリー レ 8-1)Amazon書評・レビュー:ミスター・ディアボロ (扶桑社ミステリー レ 8-1)より
4594060129
No.1:
(4pt)

この妖しくも懐かしい雰囲気に酔う

本格ミステリというよりは、クラシカルなジュヴナイルの雰囲気の作品。
でも、好きだな、こういうの。
犯人はバレバレだし、トリックだってグダグダだけど、それは今の感覚で見ればだから。
本作の書かれた当時でも、もっとスタイリッシュなミステリが一般的だったはずだ。
だから、あえてこんなクラシックスタイルのミステリを書いたのには、それなりの理由があったのだろう。
海外の大学の雰囲気、そして大学を取り巻く人々の描写などなど、著者が描きたかったのは、本当はこっちなんじゃないかと思うくらい生き生きとしている。
そして怪人の妖しいスタイル。
二十面相かジゴマかという感じだ。
探偵役に魅力がないのが難点だけど、私には面白い作品だった。
ミスター・ディアボロ (扶桑社ミステリー レ 8-1)Amazon書評・レビュー:ミスター・ディアボロ (扶桑社ミステリー レ 8-1)より
4594060129

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