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ミスター・ディアボロ
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ミスター・ディアボロの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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オカルティズムと不可能犯罪の融合を試みたと思われる作品。舞台は英国の大学。冒頭で18世紀に、ファラントと言う教授が黒魔術による「ミスター・ディアボロ(悪魔)」の呼び出しを研究していた事、ある晩ファラントの研究室の裏の道で何者かを見た学生が、失神後に密室状態の研究室を訪れた所、ファラントの死体を発見した事が語られる。その学生が翌日、自殺した事も。そして現在、米国からの交換研究生達の前に姿を見せた「ディアボロ」は不可能状況の中、忽然と姿を消してしまう。乱歩の探偵小説風発端である。 更に、その目撃者の学会員ビルの絞殺死体が密室状態の自室で発見される。しかし、消失トリックも密室トリックも隙がありそうで、独創的アイデアが披露される期待感が持てない。物語の進行もモタモタしていて、怪異性もサスペンス性も全く感じられない。長々とした記述で分かった事は、ビルが女誑しで恐喝屋だった事だけである。 結果として、「ミスター・ディアボロ」を用いた妖異譚でも無く、動機も不可能トリックも新鮮味が無く、パズラーとしての出来も悪い。作者が本作を書いた狙いがサッパリ分からない内容で、消化不良の感を味わされた。 | ||||
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