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インサート・コイン(ズ)
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インサート・コイン(ズ)の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.75pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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ゲームを題材にした文学はいくつかあれど、 なかなか満足いくものに出会えていない。 唯一例外的に、大塚ギチ「東京ヘッド」は良かったが あれはドキュメンタリールポの体なので 「ゲーム小説」とは言えない。 で、本作だが、懐ゲーうんちくやゲーム雑誌懐古そのものは いいのだが、それが物語の比喩としてうまく機能していない気がした。 機能していないというより、比喩が少々稚拙と言うべきか。 ゲームうんちく自体は「イイ話」が多いだけに、残念だった。 これは「博士の愛した数式」の読後感と似ている。 数学の芸術性、哲学性、宇宙観、奥深さ、ドラマ性に 物語が追いついていないのだ。 数学と言うアートを、単なる「算数パズル」としてしか扱っていなかった。 本作もそうだ。「ゲーム」とは、 実はもっともっと奥深く、哲学的で、文学的で、複雑な比喩にまみれたもの。 要は、「こんなもんじゃない」のだ。 ゲーム小説というジャンル自体も「こんなもんじゃない」と思うだけにちょっと残念である。 | ||||
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