無実はさいなむ

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評判

無実はさいなむの評価:

4.18/5点 レビュー 28件。 B ランク

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平均点4.18pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全52件 21〜40 2/3ページ
No.32
(3pt)

絶対に、解説を先に読んではいけません!

最後の作品解説部分で真犯人をずばり書いているので、ここから読んでしまってはダメです。
無実はさいなむ (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-30) Amazon書評・レビュー: 無実はさいなむ (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-30)より
4150700303
No.31
(4pt)

観てから読んだ原作

ポワロも出てこないし、マープルもいない。決着のついた事件に新たな目撃者が出てきて、刑務所で死んだ男は真犯人ではなかったというところから始まる。
 物語は、行方の知れぬミステリーを読むように、登場人物の疑心暗鬼で満たされている。怪しい人物を配しながら、犯人像は揺らぎ、アンチミステリーの様相さえ呈してくる。終盤、ドラマと全く違ったあらすじが展開し始め、世界がガラリと変わる。そして、動機についての複数の伏線、生き残った被害者の証言から、想像もしていなかった結末に誘われ、終わる。
 原作は1958年に出版されてるが、刻むように描かれた人間の有様は、現代人のそれと何も変わらないことを伝えてくれる。媒体が異なるものを直接比較するのは躊躇われるが、ドラマが成功したのは、クリスティが描いた舞台を映像としてみせたことだろうか。その他は、小説に軍配を挙げたい。小笠原氏の精緻で抑えたトーンの訳文も、それに役立っていると思う。
無実はさいなむ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: 無実はさいなむ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300929
No.30
(4pt)

観てから読んだ原作

ポワロも出てこないし、マープルもいない。決着のついた事件に新たな目撃者が出てきて、刑務所で死んだ男は真犯人ではなかったというところから始まる。
 物語は、行方の知れぬミステリーを読むように、登場人物の疑心暗鬼で満たされている。怪しい人物を配しながら、犯人像は揺らぎ、アンチミステリーの様相さえ呈してくる。終盤、ドラマと全く違ったあらすじが展開し始め、世界がガラリと変わる。そして、動機についての複数の伏線、生き残った被害者の証言から、想像もしていなかった結末に誘われ、終わる。
 原作は1958年に出版されてるが、刻むように描かれた人間の有様は、現代人のそれと何も変わらないことを伝えてくれる。媒体が異なるものを直接比較するのは躊躇われるが、ドラマが成功したのは、クリスティが描いた舞台を映像としてみせたことだろうか。その他は、小説に軍配を挙げたい。小笠原氏の精緻で抑えたトーンの訳文も、それに役立っていると思う。
無実はさいなむ (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-30) Amazon書評・レビュー: 無実はさいなむ (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-30)より
4150700303
No.29
(4pt)

人間の哀しみ

クリスティー自身が最も気に入っていた自作は、確か『無実はさいなむ』と『ねじれた家』だったと思う。『ねじれた家』は2017年に映画化され(日本公開は19年)、『無実はさいなむ』は18年にドラマ化されてBSで放映された。なかなか面白く観た『ねじれた家』に対して、『無実はさいなむ』は原作から離れ過ぎで鼻白んだが…。

『無実はさいなむ』を読んだのは中学生のころだ。映画化された作品『ドーバー海峡殺人事件』(1984年)の公開に合わせて読んだ記憶がある。そこで、久しぶりに文字組みの大きなクリスティー文庫で再読することにした。訳は新訳ではなく昔のまま、小笠原豊樹氏によるもの。60年ぐらい前の翻訳なのに、あまり古臭くはなっていない。

当たり前だけど、犯人を知った上で読むと、なるほどここが伏線か、ははあこれはヒントか、という部分がよく分かる。“発見”だったのは、冤罪のジャッコが獄中で肺炎により死んでいること。映画では絞首刑になっていたし、最新のドラマではリンチに遭うみたいな死に方だったが、こうしてみると原作の病死が一番しっくりくる。

真犯人の悲劇性は一種のクリスティー文学ともいうべき味わいである。この辺にも作者が気に入っていた理由があるのではと考えるが、ドラマでは犯人が変更されていて、ひたすら黒々とした世界観が展開する。片や映画では人間の哀しみを描く努力の跡は見られるが、海外版のDVDで見直すと、断崖絶壁から人が落ちるシーンが人形バレバレで失笑ものだ。やはり『無実はさいなむ』は活字で読むのが一番だと思う。
無実はさいなむ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: 無実はさいなむ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300929
No.28
(4pt)

人間の哀しみ

クリスティー自身が最も気に入っていた自作は、確か『無実はさいなむ』と『ねじれた家』だったと思う。『ねじれた家』は2017年に映画化され(日本公開は19年)、『無実はさいなむ』は18年にドラマ化されてBSで放映された。なかなか面白く観た『ねじれた家』に対して、『無実はさいなむ』は原作から離れ過ぎで鼻白んだが…。

『無実はさいなむ』を読んだのは中学生のころだ。映画化された作品『ドーバー海峡殺人事件』(1984年)の公開に合わせて読んだ記憶がある。そこで、久しぶりに文字組みの大きなクリスティー文庫で再読することにした。訳は新訳ではなく昔のまま、小笠原豊樹氏によるもの。60年ぐらい前の翻訳なのに、あまり古臭くはなっていない。

当たり前だけど、犯人を知った上で読むと、なるほどここが伏線か、ははあこれはヒントか、という部分がよく分かる。“発見”だったのは、冤罪のジャッコが獄中で肺炎により死んでいること。映画では絞首刑になっていたし、最新のドラマではリンチに遭うみたいな死に方だったが、こうしてみると原作の病死が一番しっくりくる。

真犯人の悲劇性は一種のクリスティー文学ともいうべき味わいである。この辺にも作者が気に入っていた理由があるのではと考えるが、ドラマでは犯人が変更されていて、ひたすら黒々とした世界観が展開する。片や映画では人間の哀しみを描く努力の跡は見られるが、海外版のDVDで見直すと、断崖絶壁から人が落ちるシーンが人形バレバレで失笑ものだ。やはり『無実はさいなむ』は活字で読むのが一番だと思う。
無実はさいなむ (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-30) Amazon書評・レビュー: 無実はさいなむ (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-30)より
4150700303
No.27
(4pt)

映画『ドーバー海峡殺人事件』の原作

1984年の映画でフェイ・ダナウェイが出演してる。
DVDも出てるが、日本語字幕なし!だ。

アージル夫人のレイチェルが5人の養子の一人ジャッコに殺された。ジャッコは逮捕され刑務所で病死。
複数の登場人物たちの回想と説明が出てくるが、どんどん読んでいくと、誰が誰だかわからなくなる。
真犯人は誰?
後半新たな事件が起こる。解決部分はとってつけたようですっきりしない。
無実はさいなむ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: 無実はさいなむ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300929
No.26
(4pt)

映画『ドーバー海峡殺人事件』の原作

1984年の映画でフェイ・ダナウェイが出演してる。
DVDも出てるが、日本語字幕なし!だ。

アージル夫人のレイチェルが5人の養子の一人ジャッコに殺された。ジャッコは逮捕され刑務所で病死。
複数の登場人物たちの回想と説明が出てくるが、どんどん読んでいくと、誰が誰だかわからなくなる。
真犯人は誰?
後半新たな事件が起こる。解決部分はとってつけたようですっきりしない。
無実はさいなむ (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-30) Amazon書評・レビュー: 無実はさいなむ (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-30)より
4150700303
No.25
(3pt)

無実とは?

人の心理を鋭く突いた名作、とも言えます。しかし心理的な面が強調されすぎて。。。。。
無実はさいなむ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: 無実はさいなむ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300929
No.24
(3pt)
【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[]   ネタバレを表示する

無実とは?

人の心理を鋭く突いた名作、とも言えます。しかし心理的な面が強調されすぎて。。。。。
無実はさいなむ (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-30) Amazon書評・レビュー: 無実はさいなむ (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-30)より
4150700303
No.23
(5pt)

無実ではいけない!

これまでさんざん読んできたクリステイ。。ああまたこのパターンか、犯人はどうせ、と食傷気味になっていたところで、この作品に出会えた。 霧の中、真実を告げに来た主人公だが、この真相が悲劇を引き起こす。。 犯人と目された人物『ヤッコ』を含めて、養子ばかりの一家が集う。 ヤッコでなければ誰だ、いつまでも漂う霧のように、猜疑心ばかりで息も詰まりそうだ。。クリステイは読者にそんな重々しい空気を体感させる。 ポアロの『転調』も良いが、最後の一行まで緊張のラインで描ききる、この作風はいい。 まだまだクリステイを読み続けたい、と改めさせられた。
無実はさいなむ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: 無実はさいなむ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300929
No.22
(5pt)

無実ではいけない!

これまでさんざん読んできたクリステイ。。ああまたこのパターンか、犯人はどうせ、と食傷気味になっていたところで、この作品に出会えた。 霧の中、真実を告げに来た主人公だが、この真相が悲劇を引き起こす。。 犯人と目された人物『ヤッコ』を含めて、養子ばかりの一家が集う。 ヤッコでなければ誰だ、いつまでも漂う霧のように、猜疑心ばかりで息も詰まりそうだ。。クリステイは読者にそんな重々しい空気を体感させる。 ポアロの『転調』も良いが、最後の一行まで緊張のラインで描ききる、この作風はいい。 まだまだクリステイを読み続けたい、と改めさせられた。
無実はさいなむ (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-30) Amazon書評・レビュー: 無実はさいなむ (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-30)より
4150700303
No.21
(4pt)

過去が再び

出だしから独特の雰囲気がある作品です。地理学者のアーサー・キャルガリが、二年前の事件で獄中死したジャッコの無実を家族に伝えるところから物語は始まります。 喜ばれるかとおもいきや家族からは冷たい反応。慈善家で強大な権限で家族を統制していた母親と邪悪なジャッコ。その他の面々も癖のある人たち。 この家にはなぞがある。 地味だけど人の心理をついた秀作です。
無実はさいなむ (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-30) Amazon書評・レビュー: 無実はさいなむ (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-30)より
4150700303
No.20
(4pt)

過去が再び

出だしから独特の雰囲気がある作品です。地理学者のアーサー・キャルガリが、二年前の事件で獄中死したジャッコの無実を家族に伝えるところから物語は始まります。 喜ばれるかとおもいきや家族からは冷たい反応。慈善家で強大な権限で家族を統制していた母親と邪悪なジャッコ。その他の面々も癖のある人たち。 この家にはなぞがある。 地味だけど人の心理をついた秀作です。
無実はさいなむ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: 無実はさいなむ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300929
No.19
(3pt)

ドラマとしては面白いが、ミステリーとしては?

養母アージル夫人を撲殺した罪で有罪のまま獄中で死んだジャッコが、実はアリバイがあり無実であった。その「朗報」により、では誰が真犯人なのかと、家族間で疑心暗鬼に陥る。その家族たちの心理ドラマとして見れば、本書はなかなかの傑作だと思う。
しかし、解説にも指摘のあるように、犯人探しに熱中していたフィリップが殺された際に十中八九の人に犯人が分かってしまうので、ミステリー作品としてはいただけない。では、その前の21章までに犯人を指摘できるかというと、それには手がかりが少なすぎる。
本書は昔読んだことがあるのだが、キャルガリ氏がジャッコの無実を家族に告げたところ以外は全然覚えていなかった。犯人を当てたことだけは記憶していたのに、途中、全然犯人の見当がつかず、おかしいなぁと思っていたが、前述のフィリップ殺しで犯人が分かり、あぁ、きっと昔読んだときも、ここで犯人が分かったんだなと思った。
無実はさいなむ (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-30) Amazon書評・レビュー: 無実はさいなむ (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-30)より
4150700303
No.18
(3pt)

ドラマとしては面白いが、ミステリーとしては?

養母アージル夫人を撲殺した罪で有罪のまま獄中で死んだジャッコが、実はアリバイがあり無実であった。その「朗報」により、では誰が真犯人なのかと、家族間で疑心暗鬼に陥る。その家族たちの心理ドラマとして見れば、本書はなかなかの傑作だと思う。
しかし、解説にも指摘のあるように、犯人探しに熱中していたフィリップが殺された際に十中八九の人に犯人が分かってしまうので、ミステリー作品としてはいただけない。では、その前の21章までに犯人を指摘できるかというと、それには手がかりが少なすぎる。
本書は昔読んだことがあるのだが、キャルガリ氏がジャッコの無実を家族に告げたところ以外は全然覚えていなかった。犯人を当てたことだけは記憶していたのに、途中、全然犯人の見当がつかず、おかしいなぁと思っていたが、前述のフィリップ殺しで犯人が分かり、あぁ、きっと昔読んだときも、ここで犯人が分かったんだなと思った。
無実はさいなむ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: 無実はさいなむ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300929
No.17
(4pt)

我関せずが招いた悲劇

なんという事なかれ主義な家族なんでしょう。
そのうち3人は後半に考えの変化をみせますが
時は遅すぎました。
それに一人に関しては残念ながら
まだ自分の置かれた仕打ちを
人のせいにしたいようで。
上のとおりにこの作品には
終始陰鬱な雰囲気が漂います。
それは時折あるロマンスすらかき消してしまう強烈なもの。
間違えても雨の日、ブルーな日には読まないこと。
人間描写はよいのですが。
暗いので☆ひとつマイナス。
無実はさいなむ (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-30) Amazon書評・レビュー: 無実はさいなむ (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-30)より
4150700303
No.16
(4pt)

我関せずが招いた悲劇

なんという事なかれ主義な家族なんでしょう。
そのうち3人は後半に考えの変化をみせますが
時は遅すぎました。
それに一人に関しては残念ながら
まだ自分の置かれた仕打ちを
人のせいにしたいようで。
上のとおりにこの作品には
終始陰鬱な雰囲気が漂います。
それは時折あるロマンスすらかき消してしまう強烈なもの。
間違えても雨の日、ブルーな日には読まないこと。
人間描写はよいのですが。
暗いので☆ひとつマイナス。
無実はさいなむ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: 無実はさいなむ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300929
No.15
(5pt)

ある人物が、無罪であるということは、

ある人物が、無罪であるということは、
別の人物が、有罪である可能性があるかもしれないということだ。
ある人物が、無罪であるということは、
よい知らせだと思い込んでいることがある。
利害関係者にとっては、利は害と背中合わせである。
利があるところには、かならず害もあるのだということが、本書から理解できた。
世の中は、うまくいかないものだ。
ps.解説には、本書がある意味で失敗作だと書かれている。
小説としては、いろいろな複線が有効に働いているので、成功作だと思う。
無実はさいなむ (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-30) Amazon書評・レビュー: 無実はさいなむ (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-30)より
4150700303
No.14
(5pt)

ある人物が、無罪であるということは、

ある人物が、無罪であるということは、
別の人物が、有罪である可能性があるかもしれないということだ。
ある人物が、無罪であるということは、
よい知らせだと思い込んでいることがある。
利害関係者にとっては、利は害と背中合わせである。
利があるところには、かならず害もあるのだということが、本書から理解できた。
世の中は、うまくいかないものだ。
ps.解説には、本書がある意味で失敗作だと書かれている。
小説としては、いろいろな複線が有効に働いているので、成功作だと思う。
無実はさいなむ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: 無実はさいなむ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300929
No.13
(4pt)

推理小説の醍醐味

養子たちとその家族や取り巻きを中心に過去に遡って展開する「犯人探し」の典型的な作品。
最後の最後まで登場人物の誰でもが犯人になりそうで、ならなさそうで、読みながら推理して楽しむことが出来る醍醐味十分。
プロットがたくみなのか見事に誤った推理にはまってしまった。
読み返してみて、なるほどこのところはそういう意味だったのか、と純粋に推理小説として楽しめた。
一点だけ、唐突な印象をあたえる人物が登場し、やや興ざめした点があったが、まあ推理小説として仕方が無い。
よって星4つ。
無実はさいなむ (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-30) Amazon書評・レビュー: 無実はさいなむ (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-30)より
4150700303