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(短編集)
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噂の女の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.78pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全54件 41~54 3/3ページ
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大阪の話かと思ったら、柳ヶ瀬だから岐阜の話か。危うく大阪人の悪口書くところだった。 第一話の肩透かしで、一瞬読むのやめようかと思いましたが、噂の女糸井美幸がビッグになっていくにつれて引き込まれます。 前半の短編の多くが「やめようと思った」とか「逃げたくなった」とか、ほとんど、関わった男たちがそこから逃げたくなるという一文で短編を〆てますが、うんざりするような地方の閉塞感と逃げられないしがらみに、大阪…じゃなくて岐阜の人間って最低!と思う記述が頻出。なんか関西のがめつさと言えばつい大阪と思っちゃうけど、周辺人物の独特の厚かましさと最低さ加減の中であんまり好感を持たなかった主人公の美幸がだんだんかっこよく見えてくるところが不思議。 結局筆者の術にはめられちゃったなーと言うのが読後感です。 | ||||
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美人ではないが、肉感的で男好きがする一人の女性「美幸」を巡る小説。 噂がすぐ広がる田舎町で、中古車販売店の事務員から始まり、雀荘、料理教室、マンション、愛人斡旋、檀家と、どんどんのし上がって行くと同時に、噂も大きくなっていく。 人間の嫉妬や欲望、保身などがリアルに描かれ、物語に引き込まれていく。最後はどんな展開になるのだろうと期待していたのだが、最後が消化不良で終わってしまったのが残念だった。物語が美幸の視点で描かれる章があればよかったのにと思ってしまった。 | ||||
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奥田英朗さんの小説は毎回読んでいるが今回も大変面白かった。 次も楽しみ。 | ||||
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奥田氏の作品は社会問題を扱ったもの~、コミック的なものまで、殆どの作品を 読んでいます。いずれにせよ深い洞察力が魅力です。この作品もとても興味深く 読みました。 | ||||
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クレームをつけに行った中古車販売会社にいた事務員。 ちょっと気になる、男好きのする女 だけど 彼女にはある噂が、、、 そんな彼女がしだいにビックになる? 連作短編で性悪女になるまでがテンポ好く書かれている。 岐阜のローカル色満載。 | ||||
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奥田ワールドが堪能できました。 テンポの良いストーリー展開、一気読みです。 | ||||
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作家の能力として最も重要な才能の一つは、現代の瑣末なニュースや事象の断片を通して、隠されている本質を暴き出す点だと思う。この能力がなければ作家にはなれないし、「人というもの」を描写はできない。 奥田英朗は、「ある有名な連続殺人事件の容疑者」をもとに「噂の女」をモチーフにしながら、むしろ「彼女」をとりまく「現代のとある地方都市の人々」の、おそらくは実体を、コミカルでシニカルに描写している。 彼は、マスコミが述べ立てる建前や無視しつづけるタブーを、笑いながらおちょくり、エンターテインメントの商品として再構築していく能力がある。この地方の人々にとっては、(おそらくはそれが本当の実体であるから)決して愉快な物語ではないだろう。そしてそれを分かっているから、あえて彼の出身地「岐阜」を物語の舞台にしたに違いない。 | ||||
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10の短編がつながっている連作もの。高校までは目立たなくておとなしい子だった。 それが短大ですっかりイメージチェンジしたらしい。 田舎じゃ目立つ派手な小道具。高級車、ブランド物のアクセサリー。 彼女にむらがる地方の成金小金もち。ずるずるつきまとう地方の小さな利権。 ああ、せこい。せせこましい。 一人異彩を放つ糸井美幸は、噂をつなげるとどうも悪女らしい。 それが何かヒロイックに見えてくるからおかしなものだ。 実際、木嶋佳苗も不気味さや冷血な悪人というよりは、妙なシンパシーをもって受け止められていたふしがある。 だまされて殺された方だってねえ、という気がするからだろうか。 | ||||
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いろいろな人から見た小糸さん。最後はどこへいってしまったのか。 いままでの奥田作品とは少し違った内容でした。 | ||||
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他の方が〔木嶋佳苗をモデルに書かれている〕と記されてましたが、同時期にニュースになった〔上田美由紀〕も強く投影されていると思います。当時はこの[美しいとは言えない女達が男を意のままにし、殺すという事件]についてネット上で〔桐野夏生か岩井志麻子で作品化されそう〕という書き込みをよく見ましたが、奥田さんが書いてくれるとは意外です! 当時のニュースで上田美由紀の印象を話す初老の肌着姿の男性の〔美人じゃないが愛嬌あるわな、おっぱい大きいし、ヒヒヒ〕という映像は強烈な印象で今でも忘れられません…。料理上手とか声が可愛らしいというのは木嶋佳苗を思わせますね。 こういう形式で読ませて面白いと思わせる奥田さんは凄い作家だと思いますが、やっぱり〔美幸〕の一人称も読みたい!!彼女は何をきっかけに〔補食者〕となったのか…他の方のレビューが辛口なのは、一番知りたい読みたい事が書かれてないように思えたからでは…困窮する人々の心情は他の奥田作品でたっぷり読みました。ぜひ、この悪女の一人称で続編をお願いします! | ||||
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奥田さんが得意とする短編の物語が一つの小説になる 手法。それぞれのストーリーはまさに奥田ワールドを 感じ、ニヤリとする場面が多々あり、最後まで楽しめ ました。ただ、あまりに登場人物が多すぎて最後の方 は誰のことだったか忘れて、慌てて前の頁に戻ったり して。 主人公の女はまさに魔性の女ですが、騙される周りの 男達もいずれも人のよい騙されやすいキャラクターの 者ばかりで、物語全般を盛り上げてくれました。 ただ、気になるのは結末でオチがなかったこと。 口座から2億円下ろしてそのまま海外へ高飛びじゃ、 洒落になりません(笑) 警察、早く逮捕しろよ〜! | ||||
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奥田の最新作は期待を裏切らなかった。送られてきた発売日に爆読、読了。 展開、文脈、そして読了の余韻も悪くない。 とにかく、読みやすくて疲れないのが奥田作品という事になるのだろう。 | ||||
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十章に分かれていて、それぞれ別の人物の視点から 美幸が描かれている。 談合の仕組みを必死に守ろうとする建設組合の社長。 料理教室に通う女性。パチンコで食っているシングルマザー。 婿入りして財産相続を巡り、どろどろの親戚づきあい に巻き込まれる青年。偶然、大事件らしきネタを拾い、 夢中になる若い刑事。 それぞれの章がひとつの短編小説のように読める。それを 読んでいくと、美幸というカマキリのような女の軌跡 を辿ることになる。 こんな小説、初めて読んだ。みごととしか言いようがない。 日頃、本人が自任しているとおり、奥田は天才だ。 この本は、名古屋の事を書いているのだろうか、昭和的な 日本の世の中が描かれている。 若い頃は、私は社会の古い慣わしみたいなものが嫌だったが そこで笑っていたオッサン達をこの小説を読んで、懐かしく 思い出した。 | ||||
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本当、「タワケ」! 「噂の女」美幸にいつの間にか振り回されている男たち。 読んでいて、あるある!と思う所しばしば。 で最後の終わり方は、まさに奥田さんらしい痛快でした。 実は泥臭いんだけど、なんだかすっきりしましたよ♪ | ||||
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