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幽霊人命救助隊
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幽霊人命救助隊の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.26pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全155件 61~80 4/8ページ
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自分自身がいろいろあり人間関係に悩んでいたので一気に読みました。下手な医学書宗教書より役に立ちました。生きるって大切だと感じさせてもたのが嬉しかったです。ただ解説の養老先生の作者や読者に対する上から目線にかちんときました。彼は死ねば脳のタンパク質と電気反応がなくなり心がなくなると論説している科学者です。まあ低レベルの娯楽書ですがひまつぶしにはいいですよ調の御意見にこの本をよんで救われて生きる希望がわいてきた自分がやはり底辺の人間なのかなあとがっかりしたのが残念です。なぜあの方を解説者に選んだのかが謎ですね。この本は金子みすずと同じように繊細でもろく生きていてもいいですか?という人達がひっそり生きてそれにも疲れてぶれてしまった時に救援隊に助けてもらえています。つらくても生きていきたいなあと思うようになりました。 | ||||
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13階段を読んで衝撃を受け、すぐに著者の作品を大人買い。本作もその一つです。 限られた時間の中で、天国行きを叶えるために自殺志願者達を救助しなければならない「自殺者」の4人。 皆、亡くなった時代が違えば住む世界も違うような4人の会話は、プッと吹き出すこともあれば、真剣に考えさせられることもあり…一つ一つの設定が、うまいなぁ〜と感嘆しました。 ひたすら自殺者を助けるという話でありながら、ここまで色んな要素を盛り込み飽きさせないというのはすごい。 切なさ+ユーモアという点では、浅田次郎や荻原浩にも通じる部分があるような。 じっくり、夢中になって本を読みたい方にはオススメです。 | ||||
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私のブログにコメントをくれた方に感謝です。この『幽霊人命救助隊』を読んだことがあると言うことが書かれていたので試しに購入して読んだら想像以上に面白かったのです。本当に有り得る?!そんなことすら想像ができた気がして…ご興味のある方は是非とも読んでみて下さい。オススメの一冊です!! | ||||
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精神疾患、特にうつ病を中心にしながら、薬物中毒などにも触れつつ、 よくここまで練った話が書けたものだと感心する。 タイトルや表紙からちょっとライトな印象を受けるが、中身はなかなかしっかりしていた。 一般の人がうつ病を学ぶのにも良いし、小説としても面白い。 非常にお勧めな一冊。 | ||||
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コメディか? と思わせるタイトルと装丁。物語も そんな雰囲気で走り出しますが… 中盤から「グッ、グググググッ」と引き込まれます。やはり『13階段』の高野さん、社会派です。 「コメディーからシリアスへ、読者を引き込んでいく」。古典落語的な狙いが、成功しています。残念ながらこの路線、これは萩原浩さんあたりもそうだと思うのですが、作品の出来の良さに対し、世間の評判がついてこない。そんな感じがします。日本にはトム・ハンクスみたいな俳優、いないですものねぇ… 本作、間違いなく面白いと思います。さらに作者の眼差しの優しさ、社会の矛盾に対する怒りが伝わってきて、高野さんの人間性が、うかがい知れます。 小説として、少なくとも読書が好きな友人には安心して、自信を持って勧めることができる作品です。 人によっては物足りなく感じるかもしれない「エピローグ」ですが、慈愛に満ちた光景が目に浮かぶようなラストで、僕は好きです。むしろ、100番目の方がありがちなまとめ方で「どうもなぁ…」という感じがしたので、救われた感じです。 あえて難点を挙げれば、「100」という数字にこだわって、一つ一つの扱いが小さくなってしまっていること。 さらに、現代の日本では確かに「うつ」が大きな社会問題であり「自殺」とも密接な関わりがあるとは思えるのですが(僕の友人もそうでした)、あたかも「それだけ」というような印象を与えてしまっていること。大きくその2点でしょうか。 近代ヨーロッパ哲学、例えばキュルケゴールなど、に触れると、また違った道筋も見えると思うのです。非常に難解で、私の頭ではとうてい説明しきれないのですが… あえて一言で言えば、「原罪・贖罪」といった、別の系譜があるように思えます。 私自身は、せめて自分の最期くらいは自分で決められないものだろうかと、そういう願いは捨てきることが出来ないでいる。自殺は、本当にそこまで「許されざるもの」なのでしょうか? 新潟、中越地方に住んでいた私には、そうは思えない… 余計なことを書いてしまいましたが本作。読んで面白く、強く考えさせられるところも大いにあり、自信を持ってお勧めできます。そこから、さらに深いところに沈んでいっても、また良し、です。 この路線でのお勧め。数ある「幽霊もの」では、「泣かせ」の浅田次郎さんは さらに一枚上手、なのかなと思います。泣かせてくれますし、カタルシスもあって、まさに「小説職人」という感じです。『椿山課長の七日間』や『鉄道員(ぽっぷや)』収録の『うらぼんえ』が好きです。 生きている側では、意外と さだまさしの『精霊流し』が印象に残っていて、何度か読み直しています。 ただ、これらと比較しても人間味で勝るとも劣らない、高野作品をお薦めしない訳にはいかないと、改めて思いました。読んでみてください。あなたのレビューを、楽しみにしています。 | ||||
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最近小説にはまっていて色々と読んでいますが、ここまでスラスラと読めた本はありませんでした 引き付けられる内容で自分も救助隊の一員になったような気持ちになれます 休みの日などにじっくりよみたい本です 高野和明さんの本は初めて読むのですが、他の本も読みたくなりました | ||||
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読まないと損します。というレビューで手に取りました。 自殺した人のご遺体とか、自殺した人の救急とか、号泣する家族。 多くの方達の顔が、眼に浮かんでくるようで、読みきるのが辛かったです。 時間がかかりました。 パラコートって知っていますか? 私が説明しなくてもいいと思いますが、昔農薬で使われていて、よく その目的に使われたんです。あっという間になくなるケースもあれば、 腎不全を乗り切るケースもあります。 婚約後、結婚直前に、気の迷いって言うんでしょうか。パラコートを なめてしまった。凄い味なんだそうです。あっという間に腎不全。透析で 乗り切って、つかの間の安息。ご家族の間違った安堵と、婚約者の涙。 そして待っているのは、間違いなく訪れる呼吸不全。 死にたくないって、死ぬ間際におっしゃってました。ご家族も泣いて いました。婚約者は完全に精神が崩壊していました。 そんなケースもあるんです。しかし。 実習が辛くて、家族を馬鹿にされて飛び降りた後輩。 同じように飛び降りて、生きながらえて、廃人同様の友達。 失踪後、みんなで探して、林の中で冷たくなっていた友達。 人工呼吸器までつけて、何とか離脱して、リハビリをして歩けるように なって、すぐに飛び降りた患者さん。 精神科に入院して、出てこない方も沢山いらっしゃるかと思います。 そんな人たちの顔が浮かんできてしまって、自殺した人たちが自殺 しそうな人たちを救う。そんな発想から始まるこのお話を読み続けるのは、 大変でした。 13階段は大好きでした。 この作品も好評のようですが、残念ながら、私のような感想を抱いて しまう人もいることをお気にとめていただければ、幸いです。 ごめんなさい。個人的な理由ですが、40点。ご参考まで。 | ||||
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「ジェノサイド」がすごく面白かったので高野さんの過去の作品を読んでみたくなりました。 自ら命を絶ってしまった4人が幽霊になって自殺志願者を救っていくというストーリー。ありえない設定ですが自殺に向かおうとする人々の心理描写はとてもリアルで苦しくなります。人を自殺に向かわせてしまう些細な出来事の積み重ね、そこから救い出す小さなきっかけ、救えるはずの命。考えさせられます。登場人物たちのコミカルな掛け合いにはクスリと笑える部分もあるのですが、テーマは重いです。 | ||||
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途中、「自殺&うつ病対策入門書?」と思いました。 しかし、最後まで、そう思った自分が恥ずかしくなりました。 泣きました。 裕一と家族のエピソードで。 全体を通して、とてもよかったです。 うつ病になるのも、自殺を考えるのも、本人にしてみたら深刻な理由があるから。 しかし、同時に、死ぬ必要なんかないのに、という状況も、客観的に見ればあるはず。 彼ら4人も自殺者であり、失敗者たち。 しかし、そこから、学んでいく。 自分の何が間違っていたのか? 人それぞれ、間違いなんて、腐るほどしているはず。 多くの方々に読んでほしい作品です。 | ||||
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幽霊人命救助隊というタイトルは、何だか軽く感じられたけれども、知識あり、ドラマありと大変おもしろく読ませていただきました。 | ||||
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「13階段」でいいなとチェックをしたんですが、その後読む機会がなくそのことを忘れかけた頃「6時間後に君は死ぬ」を読んで、いいなあと思ったら、あの「13階段」の高野著作でした。という訳でこの作品は作家推しのほうから購入しました。内容を書くのはまだ読んでいない方のために書きませんが、高野作品としては期待を裏切らない出来栄えです。 | ||||
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自殺した幽霊が、神様から罰を与えられて逆に自殺志願者を更生させる物語。 その思い付きは単純だが、幽霊が自殺志願者の目を通して現代社会の構造的な問題や、人間関係から来るうつ病などを 真正面から取り組んでおり、作者もよく調査して書かれている。それだけに訴えてくるものがある。 時にはハラハラさせられ、笑わされ、涙を誘う場面もあって一気に読める。 読み終えて、素直に自分が周囲の人を傷つけたりしていないか?と自問自答してしまった。 面白かったです。 | ||||
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十三階段で知り、ジェノサイドで失望し、再度、この作品でこの作家の作品に挑戦。 若干長すぎるきらいはありますが、とても良くできた小説だと思います。 とくにラストの主人公と父親・家族の場面は心にグッきます。 ただ、難点は、作者がとてもステレオタイプに善悪を決め付けるところ。 ジェノサイドでもそうなのですが、ここでは、銀行はとにかく悪といったくだりが あります。 池井戸潤さんもそういったきらいがあるのですが、彼の作品は勧善懲悪ものとし て成立している部分があります。 しかし、高野さんの場合、なんか粘質的な嫌な感じが残ります。 本来的には星4つぐらいの良い小説。 上記の部分が(ジェノサイドを読んだために余計にそう感じてしまうことは 否定しませんが)ひっかかり、星1つマイナス。 繰り返しになりますが、読む価値は十分にある作品です。 | ||||
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面白い。 4人?の幽霊が、天国行きの条件として、 自殺しようとしてる人達を救う。 慣れてきて臨床心理士ばりの説得。 決して暗い話運びではないのに、ちょいちょい涙がにじむ。 負のスパイラルに陥り易い自分には、勉強にもなった。 生きているだけで凄い事と、気持ちが軽くなる作品です。 | ||||
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『13階段』を買ったときに、同じ作者で気になるタイトルだったから読んでみたのだが・・・、読み終わった今、「この作品に出会わせてくれてありがとう」という気持ちでいっぱいだ。 また、まだ『幽霊人命救助隊』を呼んでいない人には「この小説を読まなかったら人生後悔するぞ!!」といってあげたい。 本作は、自殺で死んでしまった4人の幽霊が、天国に行くために自殺しようとする人間を49日以内に100人助けるという作品だ。 それだけ聞くと、なんか重くて暗い作品なのかと思ってしまうが、そんなことはなく、そういう面もあるのだけど、時には笑わせてくれたりする作品になっている。 特に、物語序盤の4人のジェネレーションギャップの押収は面白かった。 だが、この物語の一番の見所といえば、自殺願望者を祐一ら4人の救助隊が救うシーンだ。 救助者の自殺の動機に驚かされたり、そこから何かを感じたり、とにかくここからは学ぶことが多い。 それはすべてに渡っていえることだと思う。 この作品はぜひ実写化、映画だと難しいので連ドラでやってほしい・・・、けど難しいと思う。 後半、銀行や消費者金融に対する批判のオンパレードだったから、少なくとも民法ではかなり難しいと思う。 でも、視聴率狙い丸出しのドラマを作るくらいなら、絶対これを製作したほうが世の中のためだと思う。 骨のあるプロデューサーの出現を待ちたい。 | ||||
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最近有名になっている著者だそうですが作品を読んだのはこの本が初めてでした。 詳細は他レビューで語られている通りです。 自殺大国日本が舞台だからこそ描けた作品というのがなによりの感想です。 出てくる人の大半が仕事での過労やストレス、出世云々、とにかく仕事が原因というものが圧倒的。 作品を読んでから大きなオフィスビルや朝の出勤ラッシュを見る度に 「この中にも救助者がたくさんいるのだろな。。」と考えてしまいます。 もしイタリアが舞台だったら仕事が原因で自殺しそうな人自体がほとんど見つからずに49日が終わりそうです。 印象的だったのは、自殺をして幽霊となった4人が100人の自殺予備軍を救助する中で、 自分と同じような境遇、同じような追いつめられ方をした人々を励ましながら 「なんで自分はこんなことで死を選んでしまったのか。。」と後悔する所が切なく、 仮に死後の世界があるとするなら自殺した人のほぼ全てがやはり後悔しているのかな、と思いました。 救助隊によって助けられる、死にたいと思っている人々が些細なきっかけで立ち直る様に不思議な説得力があります。 それこそ心技体のいずれかが不完全な状態であれば誰でもそちら側に振れる可能性があるくらい 死を選ぶ選ばないの境界はあいまいなのでしょう。 周囲の人への言動や気持ちの伝え方に気をつけながら、仕事は第3くらいの序列に置こうという心持ちになりました。 | ||||
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タイトルからして間違いなくコメディだろうと。 しかも幽霊って…と、軽い気持ちで読み始めた本でしたが、読み進むうちにじわじわと 現世をむしばむ病、鬱病、そして鬱病による自殺、というものの実体が浮き彫りになってきます。 世代の違う幽霊たちが語る現世社会の感想もいちいち耳に痛く、 ほんの数十年の間に、日本がこんなにも変わってしまったことにあらためて驚く場面もいくつもありました。 「鬱病」と「自殺」をテーマにした本だと、普通は重苦しく、専門的で、鬱病が身近にある人しか手に取らない専門書のようになってしまうはずなのに、それをここまで軽快で巧妙なエンターテイメントに仕立てるとは、 作者の力量に本当に脱帽です。 | ||||
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結末が余りにもオーソドックスすぎて期待はずれだったかも。そもそも自殺した霊が自殺予備軍をすくわない限り成仏できない等のストーリーは結構多く扱われている気がします。その中で高野氏の個性をどこまで出せるかが本書を左右するエッセンスだったんだと思いますが残念ながら内容的にはありきたりの出来だと思います。 | ||||
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読み進めるうちに作業ゲーに近い苦痛が芽生えてきました。 | ||||
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何がそんなに面白いんでしょう? これが生まれて初めて読んだ小説だったとしたら私は小説を読まない人間になっていたことでしょう いろんな「何故?」や「うわ〜」が詰まってますがそのごく一部を紹介します 自殺したら何故か登山させられる(なんで?) そこで何年も前に或いは何十年も前に死んだ日本人が三人います(年間自殺者が三万人もいるのにその人達は何故か主人公を待たされます) 神様がパラシュートで降りてきます(なんで?) 神様が自殺念慮を持つ者を助けたら天国にいかしてやると持ちかけてきます(神様は何故か自殺を悪いことのように決めつけてますがその自殺という行為を自分でどうにかしようとは思わないようです。なんで?) ・・・ここらへんまで読んで「とんでもないものに手をだしてしまったな」と覚悟を決めました これからの展開も落ちも小学生のお話のようでしたし 養老さんが解説を書いてますが多分読んでないと思います 出版社との付き合いや何か柵があるのかもしれませんがこんなもんの片棒担がされて人生って大変だな〜って思いました | ||||
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