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64(ロクヨン)
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64(ロクヨン)の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.14pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全66件 61~66 4/4ページ
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たしかに500ページぐらいまでは本当に面白かった。 たいした事件などおきなくても、 主人公が事務方で刑事でなくても、 これだけ読ませるなんて本当に素晴らしいと思いました。 しかし、最後はいただけません。 電話の声だけで犯人を断定し、 人生をかけた勝負に出る。あの人が・・・。 んなわけないだろうって感じ。 大風呂敷を広げすぎて 収集できずに終わったって感じです。 主人公の妻はどうなる? あゆみは? 引き篭もりの青年は? 幸田は? キャリアは? 消化不良です。ほんと。 なぜ、こんなに評価が高いのか私にはわかりません。 しかし、本当に500ページまでは最高だったです。 | ||||
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これまで私は横山秀夫氏に高い評価を与えてきませんでした。人物像を描くのは上手いがストーリー作りが強引過ぎると思えたからです。しかし、2012年度の「このミステリーがすごい」と「文藝春秋ベスト10」両方の1位に選ばれたとなると見逃せません。 「64」を読んでも残念なことに私の横山秀夫氏への従来の評価は変わりませんでした。 ネタバレになるので詳しくは書けませんが、「無理」と思える設定が多いのです。主人公はD県警の広報官ですが、ことさら警察組織内の対立を強調しているように見えます。中央対県警、警務部対刑事部、広報室対記者クラブが深刻な対立関係にあるという前提です。一体、記者クラブが夜の明けるまで延々と記者会見を引き伸ばすでしょうか。「県警広報室の役割は記者対策のみ」と断定する視野狭窄もひどいですね。県民向けの広報は考えなくていいのでしょうか。 「クライマーズハイ」などでも見られましたが、「組織の論理に翻弄される個人」はどうやら横山氏の得意テーマのようです。また主人公の内面告白が延々と繰り返され、随所に大袈裟な表現が現れるのは鼻白むばかりです。全体の4分の3ほど進んだところで未解決の14年前の女児誘拐事件がようやく動きだしますが、物的証拠は一切無しで犯人を特定する強引さに驚きました。 「64」が組織の中で呻吟する中堅管理職の物語とするなら冗長に過ぎますし、ミステリーととらえるなら強引なプロットが傷となるでしょう。 この作品が今年の2つのミステリー賞の1位を独占したのはミステリー不作の年だったからなのか、と私は考えてしまいます。世の文学賞は、「出版関係者が売るためにやっているお祭りなんだ」と言えば皮肉に過ぎるでしょうか。 | ||||
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ミステリーとしての構図にはうならされたが、警察内部の話はあまりにも陳腐でかつ人間に意外性もない。マスコミとのやり取りも同じ。若い部下などの成長も、予想通り。 つまりミステリーとしての構図以外については、殆どユニークさを感じなかった。さらに文章による心理描写も単にくどいし、女性の描き方については、まったく入れない。こうした部分を読み込む気もしないし、流しても問題ないので結構速く読めた。 横山秀夫の作品は読んで来たが、基本的には短編の名手だと改めて感じた。 滅多にここにレビューを書くことはないが、これほど世評と自分の感覚が異なることも珍しいので、書いておこうと思った。kindleだったのでよかったが、これが600ページを超える紙の本だったら、その場所ふさぎに腹を立てて、★★にしたかもしれない。 ミステリーは海外中心に読むが、何だか小説までもガラパゴスなのかなと感じた。 | ||||
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難解な漢字がいくつか出てきます。それを調べていくのも本を読む上で必要なのかもしれませんが、めんどくさがりやの私としたら読んでる途中でわからない漢字を調べるのは、読んでる流れを中断されるみたいでとても嫌でした。 後は主人公の問題が私にとっては納得いきませんでした。 | ||||
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横山氏の新作を首長くして待ってたので即購入。 いや〜横山節健在で何よりなんだが作者が相当前のめりになって書いてるのがわかる まさに入魂の1作。本作が重厚で中味の詰まった作品で横山氏の本は一応全部読んでる私も 氏のベスト1に挙げてもいいような内容なのだが,入魂と面白さは別というか正直あんまり のれなかった。(あくまで氏の作品の中では、という批評です。) それにしても主人公の心情描写と状況に対する説明描写が大半を占めてると思わせる位長い。展開の流れを遮断しても仮説やそのまた仮説が現れ,その中で新しい登場人物が出てきて,それが前に出てきた誰かとキャラ被ってたりするので誰だ誰かかわからなくなってくる。それら多い人物の何層にもなる思惑の連鎖で読んでて状況を把握してるか不安になる。 横山作品を読む場合いつもクセのあるおっさん俳優を沢山思い浮かべておいて読みながらキャスティングしてゆく私でも今回は状況を追うのに必死でその余裕もなかった。 しかし後半一気に加速して凄く面白くなり,張り巡らせた伏線が次々と腑に落ちる形で 突破されてゆくのは快感を伴いそこはさすが言葉悪いがその辺のミステリー作家なんかじゃ 真似も出来ぬだろう醍醐味がある。 もうチョッと流れが全体であれば、と思い惜しい。 | ||||
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皆さんが褒める程ではないです。私は読むのに退屈しました。 基本的に暗いですね。組織の中の人間の心理を事細かく読むのは疲れます。 こんな小説が好きな人が多いんだな、と感心します。 | ||||
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