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舟を編む
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舟を編むの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.14pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全433件 161~180 9/22ページ
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読みやすく一気に読んで、そして感想は「面白かった」 しをんさんの作品はファンタジーだと思うんです。 正直こんなに悪い人が出ず、葛藤はありつつもとんとん拍子に人生運んでいる世界って、 現実ではなかなか無いと思うんですよね(少なくとも自分はそうです) だからこそそんな疲れた大人が読むには、予定調和、少女漫画的、盛り上がりが少ない、というのは私は逆に褒め言葉だと思うんです。 (☆ひとつだった方の感想は頷けます) ここの世界に浸っていたい、そんな思いで辞書を作る15年間を見つめました。 まじめさんのキャラ設定もいいですが、やはり西岡さんのところが現実世界でもある葛藤を描いていて好きかな。 | ||||
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後半まで読んで初めてこの本の素晴らしさを感じる情けない自分に遭遇しました。 人間関係に悩んでいる方、自分の未来に悩んでいる方、自分の立場に不安を持っている方、純愛を思い出したい方々、言葉が一人歩きしてしまう世の中にあって、悩まれている方々の縁になってもらえればと思います。 | ||||
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しをんさんは辞書編纂に取り組む馬締さんを通して、一番に「言葉の大切さ」を読者に伝えたかったんだと思いました。小説家としての言葉への思いを馬締さんが不器用ながらも一生懸命代弁してくれてるそんな小説だと思いました。 | ||||
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文庫化された時に勢いで買ってそのまま積読。やっと読みました。でも、映画は見たので、ストーリーは把握済み。映画のキャストのイメージで読みました。 でも、馬締って松田龍平だったんですよね。ダメっぷりから吉岡秀隆のような記憶だったけど。 言葉をつなぐ、辞書という言葉の海を渡る舟を編む仕事。何か知りたいことがあったら、スマホでググる世の中になったけど、これからどうなるんでしょ。 最後の完成祝賀パーティーの松本先生の手紙のシーン。思わず目から汗が出てきたのはナイショ。映画を見た飛行機の上でも出た記憶があるけれど。 | ||||
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2012年に本屋大賞を受賞した三浦しおんによる、汗と涙の国語辞書編集の物語です。 映画やアニメにもなり大ヒットした小説ですが、これまで手に取る機会がなく、今回GWで一気に読んでみました。 読み終えて、王道かつ奇をてらわず、安心して読めるストーリー、という印象を受けました。言うなれば、「人気アーティストのアルバム中のシングルカット」のような感じ。個人的には、三浦さんを大好きになるきっかけの「まほろ駅前多田便利軒」が、アウトローなワクワクさせてくれる作品だったので、そこまでの没入感はなかったのですが・・ この本では、話の展開よりも、少し不器用で誠実な登場人物達の心の機微と触れ合い、そして成長を描き出すことに主眼が置かれているように思います。中でも一番胸に迫ったのは、辞書編集部で何でもソツなく要領よくこなしてきた西岡が、不器用だけれど言葉のセンスと情熱のズバ抜けた後輩の馬締と向き合い、葛藤するシーン。 器用で社交的でも、自分の内に能力も仕事に没入するほどの情熱も見出せない西岡。かたや、極めて不器用でも、類まれなる言語センスと情熱、真摯さで、知らず知らずの内に人を巻き込んでいく馬締。 辞書編集部からの異動も言い渡され、馬締と自分を比較して悶々と葛藤する西岡。。。それでも、最後に慧眼! 「自分はどの部署へ行っても、自分の存在や痕跡が忘れ去られても良い。ただ良い辞書が出来ればそれで良い。自分にできることは、別の部署からでも、辞書作りにかけるメンバーをサポートすることだ。」そんな境地に立ちました。 あるある!世の中で働いている人なら皆、一度や二度はあるよねぇ。。そんなモヤモヤした経験・・・と、心で泣き。。。 他人の圧倒的なセンスと好奇心を目の当たりにして、自分の能力や情熱の壁を感じた時。 自分が世界の中心ではない、ということを突き付けられた時。 それでも皆の目標のために、利己心を乗り越えて、自分の役割に徹することができるか。 それができた人は、自分の中に、自分も知り得なかった武器や強みを見つけることができると。私はそう信じたいです。 仕事、恋愛、人間模様。 三浦さんの小説は、様々な角度で違った光を放ちますね。 なんだかんだ言っても、やっぱり素敵です。 | ||||
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原作があったとは知らなかった 映画と少しずつ違っていたが、どちらもそれぞれとても良かった 一種狂的な熱が、彼らのなかには渦巻いているようだ。 「西岡さん。俺は、西岡さんが異動になること、本当に残念です。『大渡海』を血の通った辞書にするためにも、西岡さんは辞書編集部に絶対必要なひとなのに」 まじめさんに憧れる、西岡さんの劣等感・卑屈さ・嫉妬心、とても良く分かる。まじめさんが当たり前のように「西岡」の名を『大渡海』のあとがきに掲載し、それに嬉しくて感謝する。両者の距離感が良い。そんな仲間がいる職場ってすばらしい。 | ||||
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過去にも、読んだ本が映画化されたりしたことがあり、映像で見たこともありますが、当然ながら脚本家や監督の解釈が強く出ていて、抱いていた自分のイメージが害されて、不快な思いをしたことがあります。漫画化も同じようなものだと感じます。昔ながらの、文字による紙ベースが一番ですね。 | ||||
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辞書の話でなかなか想像が出来ない仕事であるが、読み終わると感動して泣きそうなりました!オススメの本です! | ||||
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この作品に初めて出会ったのはレンタルビデオショップでした。 舟を編む この言葉がどのような詩吟よりも深く、鮮烈に残りました。 地平線しか見えない海原にポツンと立ち、霧立ち込める中で遠方に手漕ぎ舟を見つけ 駆け寄りたい衝動と、このまま眺めていたいという心に揺れる。そんな心象に包まれました。 舟を編む 美しい表題を見るほどに、どのような美しい文章で綴られているのかと想像する時が愛おしく 映画もアニメも見たけれど、この本を読むことができません。 霞みがかった海の手漕ぎ舟は遠くから眺めるから美しいのかもしれません。 | ||||
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「辞書は、言葉の海を渡る舟だ」、「海を渡るにふさわしい舟を編む」。その思いをこめて、名付けられた「大渡海」という辞書の編纂を描いた壮大な物語。 辞書の編纂の大変さや、それにかける熱い想いが丁寧に描かれていた良書で、最後まで一気に読んだ。 どの登場人物も好感がもてるが、個人的には馬締と西岡の関係性が好ましく、辞書に言葉を採用する基準の話をしている場面が特に好きだった。 言葉を扱う辞書とは、個人と権力、内的自由と公的支配の狭間という、常に危うい場所に存在する。言葉を生み出す心は、権威や権力とはまったく無縁な、自由なものであらねばならない。自由な航海をするすべての人のために編まれた「大渡海」という舟。辞書を心から愛する松本先生の真摯な姿勢も見事だった。 「fish&chips」を辞書で引いたら「フィッシュ&チップス」と書いてあった、というくだりは思わず笑ってしまった。 本書を読んで久々にうちにある辞書を開いた。「現代国語例解辞典 第二版」で平成4年に出版されたものだが、紙質もやわらかくてぬめり感があり、ページがめくりやすかった。 | ||||
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主人公が新たな辞書『大渡海』を長年かけて編纂していく過程は面白く、全体として楽しめた。 一方で恋愛小説としての要素も強く、個人的にはこの部分がイマイチだった。 業界の裏側、恋愛を描いた作風が好きな人にはオススメの一冊。 | ||||
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作者が綿密な下調べをして、作品を仕上げたことに感動しました。地味な作業に関わっていく人々が、成長したり変わってゆく様も、とても楽しく面白く、大好きな作品です。 | ||||
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私は、小説というとほぼラノベやネット小説しか読まないのですが、「一般文芸作品(でいいんですよね?)ってわりと淡々と場面転換や進行が行われるものなんだなぁ」なんて変なとこに感心しながらなんとなく読み進めていきました。正直、原作はどんなもんなのかなと思って何の気なしに手を出しただけなので、最後まで読破する気は無かったです。 けれど読んでいるうちに、筆致や言葉の向こう側にある、登場人物達の『熱量』にアテられてついつい最後まで読んでしまった感じです。『辞書造り』という特殊な仕事に対して色んな立場・スタンスから臨む彼ら・彼女らの、変化や成長、そして何より熱意の伝播。他者の熱意に心を動かされ、自分の内に湧き出た熱意はまた別の誰かへと伝わっていき、その熱が仕事の枠組みを超えて私生活や人間関係にまで波及し、やがては人生観までをも変えられてゆくという、そんな壮大な物語だった気がしますけどこれはあくまでも私の感想ですので念のため。総評:めっちゃ熱かった! 以下、ネタバレではないと思いますが一応ネタバレ注意の上でネガティブ感想。 読んでいて、途中もエンディングも、わりと話があっちこっち行ってたかなぁ、という印象はちょっと受けました。まあ、それは私がアニメから入ったせいで『まじめ=主人公』の先入観があり(まあ主人公なんですけど)、群像劇であるという認識を途中まで持てなかったことに由来するのですが。でも途中の各登場事物達のあれそれについてはそれで納得できるにしても、最後はやはりもうちょっとまじめに主人公してほしかった気も……いやあのラストはあれはあれで「これしかない」という形のひとつだとは思うんですけどね、リアルに泣かされたし。 でも、まじめとかぐやの恋愛にまつわる部分が、「必要だったのだろうか?」という根本的な問いは言わないお約束にするとしても、やや淡泊すぎたってとこはちょっと残念かも。あくまでも私の感想ですよ、念には念を入れて二度言いました。 | ||||
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ストーリーは素敵なのだけど文章の書き方?使い方?が苦手な作家さんでした。 | ||||
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今現在(16年11月)、「校正部門に配属されてイヤイヤ担当して途中からのめり込む社員」というドラマがありますが、 本書も「辞書の制作部門に配属されてイヤイヤ担当・・・・・」という場面があります。 どの分野でも本質を知れば困難を克服して達成感を得るのでしょう。 教員みたいなことを書いてしまいました(笑)が、 本書も先生と呼ばれる人物も登場して物語に重みを持たせています。 サラリと読めて、平和で心温まる辞書作りのお話。 | ||||
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辞書編纂に時間と情熱を注ぐ物語 とても読みやすくて、一気に読んでしまいました。 自分がこんなに打ち込めるものは何なのか、考えさせられる作品です。 | ||||
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2012年度、本屋大賞受賞作。 登場人物による物語云々より、言葉の持つ力を信じる気持ち。根底に流れている、そこに共感。 良いと聞いてはいたけど、想像以上でした。 | ||||
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私三浦さんの本は好きなので、凄く良いと思います。今度は恋文を添えでいる、是非!是非!読んみる、馬締さんのこころは凄く情熱ですよ(╹◡╹) | ||||
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「辞書の編纂」という今までにないジャンルをコンセプトにした小説。アニメから見たので、確認しながら読みました。時の流れを早く感じましたが、面白かったです。アニメは小説通りになるのか。それも楽しみです。 | ||||
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「マルサの女」や「おくりびと」など、めずらしい、普段は知ることのできない「お仕事」の現場を舞台にしたストーリーはどれもおもしろいが、辞書製作の現場、という目のつけどころがすばらしい。玄武書房の新館と旧館という対比もリアリティがある。登場人物がやや類型的なのと、香具矢がなぜ馬締のようなタイプの男性を選ぶのか、やや説得力に欠けるのが惜しまれるが、やはり最後の松本先生の手紙には泣かされるし、読後感はとてもすがすがしい。 | ||||
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