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治療島
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治療島の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.35pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全40件 21~40 2/2ページ
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■ヴィクトル・ラーレンツ博士は優れた精神科医だ。だが皮肉なことに、今は自身が手足を固定され、患者として精神病院の病棟にいる……。物語は、ラーレンツ博士が若い精神科医・ローテ博士に語る回想という形式で進行する■――4年前。彼の愛する一人娘・ヨゼフィーネが、姿を消した。それは全く謎の失踪(あるいは誘拐)だった。アレルギー専門の診療所に娘を連れて行き、診察室に一人で確かに入った娘が出て来ない。診療所の関係者は全員ヨゼフィーネは来ていないし、全く見かけなかったという。懸命の公開捜査にも関わらず、娘の消息は分からなかった■現在(4年後)、ラーレンツは小さな島の別荘にいる。そこに児童文学作家のアンナ・シュピーゲルという若い女性が訪ねてくる。彼女は自分を統合失調症だと紹介し、博士に治療を要請する。あまりに唐突で、博士は取り合おうとしなかったが、アンナが語りはじめた言葉は、何故か娘の失踪と結びつく内容だった。この女は何者なのか。消えた娘の消息はー。捜索の手がかりはどこにあるのか。一体何が真相で何が幻想なのか。物語は複雑かつ奇怪な様相をまといながら、深い迷宮に入ってゆく■ミステリー故、これ以上は書けないが、驚愕の事実が明かされるラストのカタルシスはとにかく圧巻だ。ぜひ、ご一読いただきたい。 | ||||
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強調してるのか、注意して読めと促しているのか、とにかく文章に「、、、」が多すぎて鬱陶しい。 どこにポイントをおいて読むか、注意すべき所なのか、それを感じ取りながら読むのが読書の醍醐味。やたら「、、、」付けて、要らぬお節介をしないでほしい。 ストーリーはテンポがあるけど、結末は、あぁやっぱりね、と言う感は否めない。 ミステリー慣れしている人には、ちょっと物足りないかも。 | ||||
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翻訳者によれば七回読んで、そのつど発見があったそうです。 ただのジェットコースターサスペンスではない!らしい。。 もっかい読んでみます。 | ||||
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本書は、ドイツで’06年夏に出版されるや、一大ベストセラーとなったという話題作である。 読んでみて、著者セバスチャン・フィツェックの、デビュー作とは思えないほどのスピード感と、アクロバティクなその結末に瞠目した。 メインの設定は、本格ミステリーの舞台にもなりそうな、北海に浮かぶ、暴風雨で外界と遮断された孤島での元精神科医ヴィクトルと謎の美女アンナとの神経戦とでもいえるようなやりとりである。 ヴィクトルの娘は4年前に「失踪」しており、生死も行方も知れなかったが、自らを統合失調症というアンナは、なぜか娘のケースとそっくりな話をはじめるのだった。ところがどうもこの女は怪しい。ヴィクトルを取り巻くシチュエーションもどうもおかしい。そして、やがて彼を極限まで追い詰めるふたりの「攻防」は、本書の最大の読みどころである。 しかし、決してそれがこの物語の『着地点』ではない。最後の最後、エピローグで明かされるどんでん返しは少し余分のような気がしたが、フィツェックはとてつもないトリックを読者の前に用意していたのである。 本書は、プロローグとエピローグ、そして全60章一気読み必至の、新種のサイコ・サスペンスの傑作である。 | ||||
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魅力的な精神科医と美しくミステリアスな童話作家の織りなすサイコスリラー… 確かにミステリーを読み込んでいる人であれば、最初の数ページであらかた結末の予測がついてしまう。 それでもページをめくらずにいられない魅力を、この小説は持っている。 それは「舞台となった島」「別荘」「アウトバーン」といった場所の醸し出すイメージと、登場人物たちのスリリングな心理描写によるものかもしれない。 けれど、ラストはいささかチープ。 ドイツの冬の風情の中、展開されていった物語の雰囲気を壊さずに、もう少しシックな終わり方にしてもらいたかった…というのは私の我が儘です。 | ||||
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不思議な本ですね。先が読めるのに読むのをやめられない。 おそらくほとんどの読者が最初の数ページで落ちを見抜いてしまうはずです。 伏線のはりかたが下手と言うよりも作者が意図的にそうしている感じ。 目の前にニンジンをぶら下げられた馬よろしく一気に読まされてしまいます。 あとがきに映画化されるとありましたが、私はどちらかといえば舞台的だなと思いました。 独特の世界観があるので気になる方はどうぞ。 | ||||
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失踪事件を軸としたミステリーですが、少し勘のよい人なら、 読み始めるとすぐに、結末をある程度予測できるはずです。 なぜなら、アンナとの話をよく読むと、謎が深まるどころか、 犯人にあてはまる人間の幅が狭まり、どんどん真実に近づくからです。 最後のどんでん返しもまた、「お約束」といった感じ。 確かにノンストップで読めますが、ミステリーを読みなれた人には 恐らく物足りなく感じられることでしょう。 | ||||
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嵐の小島を舞台に、精神科医と美しい謎の女性が繰り広げる駆け引きの数日間。 まるで映画を観ているように、読者の心理、視覚に訴える表現力と物語の展開は圧巻。 読み始めたら、止まらなくなる1冊。 心理的にはドキドキするが、残酷、残忍な場面はないので、中学生位の子供にもお勧め。 | ||||
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ドイツの新進作家が書いたサイコスリラーである。「驚異的ベストセラー」とのことで連想したのが、パトリック・ジュースキントの「香水」で、当然期待は膨らんだ。同じドイツ人というだけで、何の根拠も無い期待だ。で、期待は裏切られたけれど、そこそこ面白かった、とは言える。読み易さというかスピード感がある。 錯綜する展開の謎の深まり、訳が分からない不可思議な事件の続発はスリリングで、結末まで引っ張って行く力業はなかなかのものだ。ネタバレになるので、謎解きには触れられないが、ちょっと肩すかしを食らったようなイマイチ感は残った。 それにしても作者は「統合失調症」の病態を間違えているようで、これは大いに問題かも。 | ||||
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読んでいる途中から嫌な予感はしていたのですが、オチを読んだ時「やっぱりか」と思いがっかりしました。 このオチはやってはダメなんじゃないでしょうか?これでOKなら何でもありになってしまうような…。 ドイツでヒットしたとのことだったので期待していたのですが、残念でした。 | ||||
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精神科医が主人公だけれど「こんな症例はあり得ない」とほとんどの精神科医が考えるだろうなと思います。でも、ページをめくらせてくれる本です。この作者の書いた2作目が早く読んでみたい。 | ||||
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良くも悪くも確かにジェットコースター感はあるし、 読むスピードも早くなる…ということは面白いってことかなァ!? でもスゴイ感がないのは何故? あとがきに映像化される云々とあったけど見たいよなそうでないよな… (マット・デイモンやジョニー・デップあたりが演技してくれるならOKかも!?) 現実にもっとすごい事件がおこっている昨今…ちょっと....。 かと言って子どもにはあまり読ませたくない内容だなぁ...。 ドイツではヒットしたらしいけど、どの読者層にウケたのかしらん。 「セブン」「シックスセンス」等、似たような秀作があるので 作者の別テーマでの次回作に期待ですね(^^♪ | ||||
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評価高かったので読んでみましたが、途中でだいたいのオチはもしかして…と思いましたが、結局そのとおりでまたこんなオチとがっかりしました。 近頃謎だけは大きいのに、こういう主人公を情緒不安定で現実を認識できない設定に頼りきっているのが多い。 というか精神分析主人公、現在入院中、周りと意見が食い違うというだけでほぼどういう展開していくか分かる気がする。 著者が放送作家ということと関係しているのか分からないが映画でいうとマシニストとかハイド・アンド・シーク、フライトプラン 系という印象。 | ||||
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これは事実なのか、幻覚なのか、妄想なのか。 まるで悪夢の中に引きずり込まれたようなもどかしさに、つい徹夜して読んでしまいました。 最後の最後まで気の抜けない展開、面白かったです。 | ||||
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近い関係に統合失調症、もしくはなんらかの精神疾患で苦しんでいるひとがいるかたなら読むべきではありません。 途中で予想のつく展開ではありますが、最後まで読みきらせるジェットコースター感がある為に余計後味が悪く感じます。 マスコミに騒がれててそれはないやろ、というラストです。 | ||||
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主人公ヴィクテルがアンナの話を聞きたくなると同様、自分自身も早くこの後の話を聞きたいといった衝動にかられます。 霧が晴れていく最後の展開は全く想像できませんでした。 さらに最後の更なる真実があることも。。。 仕事が深夜で忙しい状況にも関わらず2日間で読みきってしまいました。 本国ドイツで映画化が決定されているということですが、日本でも見たいです。 | ||||
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こんなに興奮して本を読んだことがありません。エピローグを読みはじめたときから私は本の中に入り込んでいました。最初に精神科医の娘さんが行方不明になったところからどきどき、そして島に尋ねてきた女性が登場してどきどき、本当に休まる暇がありませんでした。ジェットコースターみたいな感じでした。おもしろい。それに勉強にもなりました。複雑な統合失調症、なるほどと感心もしました。 | ||||
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本国ドイツでバカ売れし,日本を含む世界16カ国で発売. そして本作のみならず,第二作の映画化もすでに決定しているという. 350ページ長の長さだが,全体が約60章に分割されていてそれぞれは短い. シナリオの展開と場面展開が非常に速く,確かにジェットコースター的だ. 突然姿を消した娘と,娘そっくりの「架空の少女」の妄想を訴える女性患者. その謎がどんどん深まり,ラストで,例によって二転三転のオチが用意される. 確かに面白い.面白いが...個人的にはややあっさりしすぎの感じ. 心理モノなんだから,もう少しゴシックホラー的に濃密な描写があっても... その意味で★ひとつ減らしました. ただし,いまのバランスだからこそ本好きではない人にも読まれているわけで, この辺は個人の趣味と言えそう.人によっては★5つで文句ないかもしれません. | ||||
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娘の病気、失踪事件と、島で女が語る話の奇妙な一致。そして「真実が明らかになる○日前」という章のタイトルに引きつけられ(4日前から始まるのでこのカウントダウンも魅力でした)、わくわくしながらあっという間に読んでしまいました。 全体的にとてもよくできていて面白かったです。ですが、主人公が精神病院に入っていて、非現実的な話が多くありすぎ、これらを最後論理的にまとめるなら、この落ちしかないだろうと思えてしまいます。途中で犯人、動機も予想がつきます。 それでも、きっと私の予想を超える結末があるはずと信じてしまう、スピード感溢れる、最後まで目が離せない魅力ある展開ですし、私のように予想がついてその通りだったとしても、十分楽しめると思います。 | ||||
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休日の午後に読み始め、気づいたら外がすっかり暗くなっていました。独特のスピード感、もやもや感に、軽いめまいを覚えます。ラストから30ページくらいのところで「謎とき」があるんですが、最後の最後にもう一つヤマ場が。ああ面白かった! | ||||
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