(短編集)

百器徒然袋 風

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評判

百器徒然袋 風の評価:

4.52/5点 レビュー 60件。 B ランク

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平均点4.52pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全71件 41〜60 3/4ページ
No.31
(5pt)

榎木津様様です

いつも妖しい雰囲気の作品にまとまっている京極さんの作品に、番外編のようなこの下僕尽くしのこの一冊。ぜひ手にとって貰いたい。一番楽しい読み方は、番外編ではなくシリーズになっている本から読んでもらったらいいかと思われます。榎木津がいつもどんな奇妙な事件に関わって、そして、そんな事件に遭遇したときに一瞬見せる榎木津の真剣な様子。しかし、この番外編でいかに普段ぶっ飛んだ性格をしているか。シリーズでも相変わらず見目麗しく、言動もおかしいし、周りに迷惑(特に関口)をかけていますが、そんな躁病の榎木津を愛してしまったなら、この本は一生の宝になるでしょう。
百器徒然袋 風 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 百器徒然袋 風 (講談社ノベルス)より
4061823795
No.30
(5pt)

下僕バンザイ!

榎木津の意外な一面が見られる作品でした。京極堂シリーズマニアにはたまらないかも。本編の登場人物がポイントになっています。

前作の最後でようやく苗字のわかった主人公の名前も明らかになるのではって思いつつ読んでいましたが、最後にはまさに思惑通りなのでうれしくなっちゃいましたね。
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4061823795
No.29
(4pt)

榎さん大好き!

『百器徒然―雨』に引き続き、本作も榎木津探偵が大活躍!

長編とは違って陰惨さや血なまぐささがなく、思わず笑ってしまうストーリーです。

歯切れの良い文章、語り手「僕」の心理描写、テンポの早いストーリーにきっと魅了されるはず。

京極堂の言動もいつもとは一味違っていて、そこがまたミソ。

「京極堂ってこんな人だっけ?」と思ってしまうほど。

お馴染みのキャラクターに加え、あの事件この事件で登場したあの人たちが再び・・・

しかも『面霊気』には特別ゲストが!!!(必見)

そして榎木津の意外な一面を垣間見ることができます。

ただ、プロットの巧妙さや謎・不思議をお求めの方には物足りないかもしれません。

しかし、京極作品の読者なら愛すべきキャラクター&痛快なストーリーに思わずニヤリとしてしまうこと間違いなしッ!
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4061823795
No.28
(5pt)

下僕、下僕、下僕。

あらたなる下僕となった本島氏の視点によって薔薇十字探偵団、唯我独尊・神にも等しき探偵榎木津氏の活躍(というより事態を更に悪化させる様)が語られています。3話共に明快な勧善懲悪の物語ではあります。
すっかり下僕が板についた(前職が刑事とはとても思えない)益田、典型的一般的市民の本島の情けなさぷリ、それとは対照的に榎木津は自らの身をもって悪を殲滅、中善寺は悪魔的策略をもって懲らしめます。
暗さは微塵も無くニヤニヤする事必至。「五徳猫」では「絡新婦」のオッチョコチョイ女、「雲外鏡」ではお馴染みの刑事、「面霊気」ではお馴染みの中善寺を取り巻く面々、と京極堂シリーズを通読してきた読者はここでもニヤリ。特筆は「面霊気」。終盤では榎木津の意外な一面、そして今まで名前だけは再三再四出ていたあの人がとうとう登場します。
この点に於いても購入価値はあります。
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4061823795
No.27
(5pt)

「風」

題名からしてすでに京極堂の罠である。
短編最後の「面霊鬼」は京極堂シリーズが「あの」別シリーズの延長線上であることを改めて認識させられるちょっとした「仕掛け」になっている。
だからタイトルが…って気付いた人は何人いるのだろうか。
そういう意味でも結構楽しめる逸品だと私は思う。
あとはいつもどおり笑えた。
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4061823795
No.26
(3pt)

本当に京極先生?

残念ながら、京極氏の筆とは思えない凡作だった。 地の文にしろ会話にしろ、言葉の選び方がいちいちぞんざいで、文体にしまりがない。また、キャラクタの描き方が京極堂長編シリーズとはずいぶん違う気がする。特に京極堂は別人としか思えない。 ドタバタコメディーだから、ということで気楽に書き飛ばされたのかもしれないが、京極夏彦の名に傷をつけかねないのでは。
 先生、多忙だからって弟子に書かせたりしていないでしょうね?・・・とつい、疑りたくもなる。 ちなみに、今回榎木津はろくすっぽ出てこない。下僕たちがわらわらうろうろしながら京極堂にすがりつき、最後に神が降臨して大暴れ、というパターン。 まあ、一度拝謁を願いたかった方にお目通りがかなった点、さらに京極氏の作品では過去の作品の引用が多いので、後々の作品で引かれた場合、わからないのは悔しいという点で、お金に余裕がある方は読んでおいてもよろしいかと。
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4061823795
No.25
(2pt)

凡作

さすがの京極夏彦もついにパワーダウン。
「雨」は面白かったが、この「風」はちょっといまいち。
とくに驚くところのない凡作。新しい見せ場も特にない。
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4061823795
No.24
(4pt)

最高!

榎木津探偵大活躍シリーズ第2弾です。
 やっぱり榎さんは最高
 京極堂シリーズでは凄惨な事件ばかりで、物語が進むと榎木津以外はどんどんシリアスに暗くなってゆく傾向にあるのですが(これが普通の反応ですが)、凄惨な事件が起こっていない時の面々はけっこういい感じです。
 これは言わば日常の京極堂の面々です。事件は毎回起こりますが、普通に憑き物落としの仕事をしている京極堂と、普通に(?)探偵業をやっている榎木津。そして平常時でも振り回される下僕達の面々なんです。
 平常時の京極堂は仏頂面でもお茶目です
 薀蓄たれながら悪のりしています
 いつでもどこでも自称神の榎木津は下僕達を振り回しつつ、最後にほろっとするような本音を介間見せます。これは京極堂の大笑いする図(徒然百器袋-雨での一場面)よりも貴重でした。
 下僕達を振り回しながら、口には出さないけれども、態度にも全く出さないけれども、関口君の事も本島君の事もその他面々の下僕達の事も、本当はかなり気にかけてるんですねっ 
 本当はちゃんと大事な友達なんですねっ 
 そんな榎木津の態度に対して妙に嬉しそうな京極堂もやっぱり関口君を含む巻き込まれ下僕達を気にかけてるんだ、とほろっとしました。
 榎木津も京極堂も天才的に優秀な人物ではありますが、なんだかんだと心ある一人の人間なんだ~とちょっとほろっとできました。
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4061823795
No.23
(5pt)

スバラシイ

探偵閣下の大活躍は言うまでも無く、京極堂まで御茶目になってる気がしました。
ウケた。真面目に話をしてる姿を見るだけで笑える探偵は他にはいません
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4061823795
No.22
(5pt)

哀れな下僕達

薔薇十字探偵社の第二弾!。中篇三連作集です。榎木津に迫る罠!。
しかし彼に、どんな意味でも罠など通用しない。
被害に会うのはいつも哀れな下僕達、、、。爆笑の連続です!。でも最後にちょっとホロリと、、、。お勧めです!。
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4061823795
No.21
(5pt)

読めばあなたも下僕、否。。。。

スカッとする榎木津礼二郎の大暴れ!そしてクールに落とす中善寺!
だけど主役は平凡な配線技師?
エキセントリックな下僕の中では珍しい勤め人(サラリーマン)。
シリーズ通しての伏線(彼の中のもう一つの事件が)が一気に結ばれる映画の様なラストシーンに脱帽。
他の作品では見られないハートウォーミングな京極夏彦の傑作。手元に残しておきたいと思わせる1冊ですね。
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4061823795
No.20
(5pt)

初レビュ。

記念すべき初めてのレビュは、今日読了したばかりのこの本です。
前作と同じく、とても楽しく読めました。
本編のパロディ的な要素や、くどい言い回しが気になるところもぽつぽつありましたが、テンポが良いので難無く読めます。
途中、最終ページを見て、本島君の下の名前を確かめたくなる誘惑も心地よいです。とりあえず、夏場に京極作品が読めることが幸せですね。
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4061823795
No.19
(4pt)

京極的短編集を愉しむ。

財閥の御曹司でありながら破天荒な性格から
"自称"探偵をしている榎木津を主軸とする短編集です。つまり、榎木津本人は自分が事件を解決したと勘違いしつつ、中禅寺や青木刑事などの取り巻きが結果的に事件を解決するというお馴染みのパターンがショートストーリーで展開されるのです。短編という事もあり、「憑き物落し」を本業とする中禅寺のウンチクが展開される従来の京極小説とは違った娯楽性を味わう事が出来ます。殺人事件という重いテーマにも関わらず後味が軽く済むのは、聡明ではない、取り巻きの連中の微妙な思考回路まで丁寧に書かれているので、軽妙な笑いを誘う一面があるからでしょうね。その意味では、京極小説の初心者の方にもオススメ出来ます。
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4061823795
No.18
(4pt)

「雨」を読んだら次はこっち

前作「百器徒然袋―雨」と同じく抱腹絶倒の一冊。
普段の京極シリーズではどんと腰を据えて最後の最後まで動かない厳格な京極堂も何故かホイホイ榎木津に動かされ、下僕たちは知らない内に作戦に組み込まれ馬鹿を演じ…。キャラクターがいつもよりコミカルで楽しいです。
雰囲気は「どすこい」そして「雨」に似た、馬鹿馬鹿しい事件のドタバタ劇。ただ、「雨」より分厚いのですが、内容は「雨」よりダラダラしている感じが否めません。ギャグばかりでないのでそうもサクサクはいかないでしょうが、もう少しテンポ良く読みたかったです。
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4061823795
No.17
(5pt)

人目のあるところで読むのはご用心(笑)

まあ榎津氏メインの短編というだけで、京極中毒の皆様には一服の清涼剤(?)的な期待が持てるわけですが。今回もまた、裏切らぬ面白さです。ゆえに、読み進むうち、必ず体を震わせて爆笑してしまう個所がいくつも待ち構えています。クールに通勤中の車内などで読んでいたら人目につくこと請け合いです。全作品の中でも上位ランクイン間違いナシの面白さ。ご拝読くだされ。
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4061823795
No.16
(4pt)

榎木津ファンにはたまらない一冊

京極夏彦氏お馴染みの妖怪をモチーフに怪奇小説です。京極氏の指す「妖怪」は、人がある状況下で抱く呼び名のない複雑な感情に妖怪名をつけることで具現化したものです。この解釈は物語と組み合わせられると俄然、説得力を帯びてきます。今回のモチーフは「五徳猫」「雲外鏡」「面霊気」ですが、やや分かりにくかったという感想です。これは単に、本書が探偵の榎木津礼次郎を主役にして展開していることによるものです。 榎木津はその特異な体質から「生まれ付いての」探偵(この点はよくわかりませんが)であり、犯人を断定することはできても、謎をとくことはまったくしないし、できないという人物です。換言すると事件を解決ではなく、粉砕してしまう探偵です。私の表現では舌足らずですが、本書を読んで頂ければ言わんとすることはお分かりになると思います。そのため、本来の主人公である古書店主で憑き物払いの中善寺が脇役に回っており、事件の構造の解説役あるいは解釈役の存在が薄くなっています。中善寺の事件解説を期待して本書を手に取った人には少々、失望があるかもしれません。 しかし、収録されている3編はそれぞれに興味深く読むことができました。「五徳猫」では招き猫には右手上げと左手上げの2種類があり、その由来には大きな違いがあることが言及されています(真偽のほどは不明ですが、非常に興味深い)。「雲外鏡」では探偵に仕掛けられた壮大で極めて間の抜けた罠に爆笑すること請け合いです。「面霊気」の最後の場面における榎木津の行動は人によって票が分かれそうな彼の以外な一面が見られます。 本書は榎木津ファンにお勧めです。ただし、出来栄えのよい小説ですので、江戸川乱歩調の怪奇小説が好みの方は一度、手にとってみるとよいかもしれません(とはいえ様々な点で両者の違いはありますが)。
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4061823795
No.15
(5pt)

世界の中心でバカと叫ぶ名探偵!

30歳代になっても、変わらぬ青春時代をおくれたら。永遠の青年たちの友情の物語。京極夏彦の卓抜な仕掛け!当代、他に比肩する者のいない手腕の冴え。自分をごく「普通」だと思っていた、ひとりの青年。彼が「普通」という「仮面」を剥いでいくまでの波瀾万丈の物語。好漢、榎津礼二郎の大暴れが、酷暑の夏に、一陣の爽快な「風」を吹きこんでくれます。読後感が、とても良い中編集です。仕事に疲れている中年のビジネスマンに、すすめます。クラブ活動に夢中になっていた、若き日々の活力が、よみがえってくるかもしれませんから。
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4061823795
No.14
(5pt)

世界は薔薇十字探偵社で廻っている

このシリーズに脇役なし。そして、はずれ無し。
 薔薇十字探偵社 榎木津礼二郎大活躍です。もう、本当に神の領域です。傍若無人で、破壊的ですが、彼の話す内容は本質をついていると思います。中禅寺とはまた違った意味で、彼は世界の正しさを持っています。 長編の方がプロット的にも優れていると思いますが、本の厚さに圧倒されて読むことに躊躇されている方がいるのであれば、これは京極堂の入門書としては、中々良いのではないか、と思います。是非読んで頂きたい!損はしないでしよう。
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4061823795
No.13
(5pt)

笑いまくり。

最初から最後まで、とにかくおもしろかった。
榎さん最高!
陥れられそうになっていても、罪を着せられそうに
なっても、相変わらずの暴れっぷり。
そして、その文体から、悲惨ささえ感じてしまう、
本島の描く、榎さんと益田、和寅の性格。
とにかくおもしろかった。いろいろな人の表情、そこで起こっていること、情景が今までのものに比べて、私にとっては
イメージしやすかった。
話の重さに関しては、今までの中では比較的
軽い(?)ほうだったのかな、と思いますが、それが
欠点、では決してなくて、だから今まで以上に
笑える、おもしろさもあったのかな、と思った。一気に読めてしまいます。
京極夏彦の本は長い!!・・・と思ってなかなか手が出なかった、なんて人にもお勧めしたいです。
百器徒然袋 風 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 百器徒然袋 風 (講談社ノベルス)より
4061823795
No.12
(5pt)

やはり京極氏は最高。

榎木津ワールド炸裂です(笑)前回に続きまた名前ネタで引っ張っているのも面白かったですし、相変わらずテーマもしっかりしていて流石です。またなによりも今回は少しだけ榎木津の本質のようなものが書かれていてファンには必読でしょう。
百器徒然袋 風 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 百器徒然袋 風 (講談社ノベルス)より
4061823795