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デッドマン
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デッドマンの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.77pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全11件 1~11 1/1ページ
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頭部、胴体、手足一本づつをそれぞれ持ち去られた死体がつぎつぎと見つかる。昼行燈の鏑木刑事補、口うるさくて粘り強い玉木警部補、刑事オタクの姫野巡査、科警研から出向してきた澤田の4人が中心となり犯人を追っていくが、捜査は困難を極める。すると、何人もの人間の体の一部をつなぎ合わせて生まれたというデッドマンからメールが届く。 よくプロットを考えて書いているが、無理やり感が無いとは言えない。4人の刑事たちも個性があって面白いのだがもう一息というところか。次作に期待したい。 | ||||
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タイトルに惹かれ購入。 初期展開からのどんでん返しで幕を閉じるのだが、捜査過程の描写がないため物語の厚みが出ていない。 捜査員の葛藤や感情、苦悩などが描かれると更に惹かれるのではないかと思う。 文章自体は読みやすく、あっさりと読みたい人には勧められる作品 | ||||
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六つの死体から切り取った肉体で作られた「デッドマン」を巡る連続殺人事件の謎を追う刑事たちの本格サスペンスミステリー。 「死体から作られ、生き返った男は本物なのか」という謎をメインに据え、次々に起こるバラバラ殺人事件の謎は最高にミステリアスで、中盤まではどんどん引き込まれてしまったが、「デッドマン」が平成という年号を知らなかったり、過去の医療裁判とかに絡んで引退した刑事が出てくる辺りから一気に謎の見当が付いてしまい、その真相には意外性が無いまま、かなりご都合主義的で性急な展開でラストまで行ってしまった感じ。 本格ミステリーである以上、本当に死体が蘇ったというオカルト以外の真相となるとだいたい見当が付いてしまうが、デッドマンの存在を「ひょっとしたら本物かも」と思わせる描写が上手く、そのギリギリの怖さのバランスが後半の情報開示のために崩れるのが早すぎたのが残念。 | ||||
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【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
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六つの死体から切り取った肉体で作られた「デッドマン」を巡る連続殺人事件の謎を追う刑事たちの本格サスペンスミステリー。 「死体から作られ、生き返った男は本物なのか」という謎をメインに据え、次々に起こるバラバラ殺人事件の謎は最高にミステリアスで、中盤まではどんどん引き込まれてしまったが、医療裁判の件とか引退した刑事が出てくる後半辺りから一気に謎の見当が付いてしまい、そのままかなりご都合主義的で性急な展開でラストまで行ってしまった感じ。 本格ミステリーである以上、本当に死体が蘇ったというオカルト以外の真相となるとだいたい見当が付いてしまうが、デッドマンの存在を「ひょっとしたら本物かも…」と思わせる描写が上手く、そのギリギリの怖さのバランスが後半の情報開示のために崩れるのが早すぎたのが残念。 | ||||
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六つの死体から切り取った肉体で作られた「デッドマン」を巡る連続殺人事件の謎を追う刑事たちの本格サスペンスミステリー。 ※ 少し真相に触れているレビューです ※ 「死体から作られ、生き返った男は本物なのか」という謎をメインに据え、次々に起こるバラバラ殺人事件の謎はとてもミステリアスで、中盤まではどんどん引き込まれてしまったが、「デッドマン」が平成という年号を知らなかったり、過去の医療裁判に絡んで引退した刑事が出てくる辺りから謎の見当が付いてしまいました。その真相は概ね予想したとおりのオチで、そのままかなり性急な展開で最後まで行ってしまった感じ。また犯人と被害者の動機関係など、過去の事件の真相は非常に胸糞悪いもので、ラストの「ちゃんと司法に委ねよう」という優等生的なエンディングにカタルシスが感じられません。 デッドマンの存在を「ひょっとしたら本物かも…」と思わせる描写が上手いだけに、本格ミステリーである以上、本当に死体から蘇ったというホラー的結末ではないのは当然で、そうするとその謎にもだいたい見当が付いてしまい、やはりその「合理的な説明」に落ち着く真相が、「デッドマン」という謎の強烈なインパクトを決して上回らないところが残念。 | ||||
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身体の一部がない死体が次々見つかり、その遺体の寄せ集めであると信じる「デッドマン」から警察にこの犯罪についての情報提供がなされる・・・。この始まりは非常に魅力的で、ぐいぐいひきこまれていきました。 けれど、最後の方は予定調和というか、ご都合主義的な、犯人に都合の良い偶然の積み重ねばかりで、そこはがっかりでした。 ですが、総じていえばミステリ初心者には面白い内容でした。 | ||||
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私は先に「ダンデライオン」を読んでいるので、先後が逆転してしまったが、読後感はほぼ同一だった。即ち、ミステリとしては竜頭蛇尾で、むしろ人情劇の趣きが強いという点である。冒頭で提示される謎の強烈さ、言葉のギャグを多用した軽妙な筆致、軽快な物語展開とミステリ・ファンに対するサービス精神は評価出来るが、謎の解決という意味での実装が弱い(この点、カーの凡作を想起させる)のである。本作を読んで、本当に人造人間(デッドマン)を創造出来ると考える読者が存在するのであろうか ? 連続猟奇殺人事件の目的を人造人間創造と見せかけて、実は「***」物だったというアイデアも平々凡々でお粗末。更に、捜査陣が「***」に気付く過程も安易に過ぎると感じた。 むしろ、上述した通り、社会問題(「ダンデライオン」では環境活動や反原発運動に対するシニカルな視線が印象に残った。本作では別の社会問題を扱っている)を絡めた人情劇が作者の持ち味なのではないか。軽妙な筆致の割には、意外と重いテーマを扱う事を本意としている節がある(作者はミステリ作家としては新人だが、相当な人生経験を踏んでいるのではないか)。この点、現状は曖昧で、ミステリ的アイデアを主体としたいのか、社会問題を絡めた人情劇を主体としたいのか判然としない。ミステリ・ファンにとって、スカッとした読後感を味わえない恨みがある。筆力はあるのだから、作者にとっての今後の課題は作風の確立だと思う。そうした事を感じさせる、発展途上(新人作家だから仕方ないが)の作家の作品だと思った。 | ||||
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死体の一部をつなぎ合わせた生まれたデッドマン。 その内容に惹かれて、購入! 文章も端正感じで、無駄がなく読みやすい。 それによく調べてるなーって感心しながら読みました。 特にロボトミー手術に関しては、自分は全く知らなかったので こんなことがあったのか、と興味がひきつけられました。 ただ、警察の隠語?(マンジュウとか……)が羅列されて ちょっとそこが鼻についてあまり好きになりません。 更に、キャラもなんかマンガ的な感じで感情移入も出来ません 物語の内容も、結構ありきたりな感じで デッドマンと言う着想の割には平凡な結果でした。 全体として、 読みやすいけど、のめり込んで読めない感じ 悪くないと思いますが、あまり期待し過ぎない方がいいと思います。 点数的には2.5位ですが、読みやすさと着想の面白さから評価は3にしてみました。 | ||||
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私がこの本を手に取ったときこの表題を見てゴシックなSF小説だと思ってました。 イラストもそれっぽかったからね。 しかし蓋を開けるとあらビックリ! 現代を背景にした真っ当なミステリーものだったんだなこれが・・・ 話も、扱うテーマもなかなか重く終わりもなかなか悲痛なもの・・・ 私が想像していたものと180度違いました。 内容自体はなかなか面白く、キャラクターも少々古臭いなと思いながらも個性的でよかったと思います。 ただオチに至る終盤の描写が荒く感じました。 特に犯人が人質を取りながら事の顛末を主人公側にペラペラと喋ってしまう場面は 薄い2時間サスペンス物を思わせてしまって残念でなりません。 最後に、キャラクターは個性豊かでしたのでまたこの世界観で続編を読みたいと感じました。 | ||||
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文章はすごく読みやすかったけど、なんとなく印象が薄い。 内容的にはラスト以外予想通りのところに着地したけど、色々なことがスムーズに進みすぎるのと、警察組織にリアリティがない。 もったいない気がする。 ストーリー的にはあまりオリジナリティが感じられなかったし。 切り取るのが片手や片足なら殺さなくても良かったのに、恨みがある相手の子孫だからという理由でこれはひどいなと思った。 被害者の苗字が数字絡みで、ナンバリングしているあたりに、遊び心というより不自然さを感じた。 | ||||
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