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スリジエセンター1991
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スリジエセンター1991の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.51pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全43件 41~43 3/3ページ
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様々な思惑と意志が交錯する中、田口・白鳥シリーズに至るまでの桜宮の歴史の総決算の一作。 「ケルベロス」が若干消化不良だったせいか、こちらは非常によくまとまって、エンタテイメントとしての上質さを感じました。 (様々な作品の立場があるため敬称略ですが)世良絡みの作品でよく感じる切なさと未来への微かな希望で心を揺さぶられる一方で、佐伯と天城、若き日の高階、黒崎の意志のぶつかり合いの面白さ、そして時系列的に「次」へと繋がる様々な布石。 著者の作品に多くの人が期待するであろうミステリーではありませんが、小説としての満足感がある作品でした。 ブラックペアン1988、ブレイズメス1990、そして本作の「バブル3部作」は、ぜひまとめて読んで頂きたいですね。 | ||||
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スリジエセンターが咲いた桜宮を見てみたかった。この一言に尽きます。そしてやっぱり高階先生がケルベロスの肖像で桜の樹を引っこ抜いたことを後悔していたけど許せないな。 速水、彦根に影響を与え、世良との関わり合いで少しずつ変わっていく天城先生。そんな天城と世良をもっと見たかった。 | ||||
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天城雪彦医師に魅せられて、珍しく予約注文。早々に読了しました。 勿論、桜宮サーガファンとしては、ジェネラルルージュの伝説誕生の場面や、イノセントゲリラの思想転換場面、その他興味深い場面はてんこ盛り。 ただ、今回ぼくが引きずり込まれてしまったのは、“極北ラプソディー”へとつながる、世良先生の無力感と憧憬とその向こう側への希求。そして、天城先生の潔いまでの“金を大切にするのは、金に支配されないため。”という思想。 ぼく自身は海堂先生の作品では“イノセントゲリラの祝祭”が一番好きで、キャラクターでは天城雪彦医師という人間ですから、若干贔屓目が入っているかもしれませんが、大学内政治を縦糸にした小説にこれだけ感傷的になるとは思いもしませんでした。 | ||||
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