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(短編集)

ボールパークの神様(ボールパークの魔法)



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【この小説が収録されている参考書籍】
ボールパークの魔法
ボールパークの神様 (創元推理文庫)

ボールパークの神様(ボールパークの魔法)の評価: 3.00/5点 レビュー 4件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(2pt)

物語も人物もどっちつかず

『青春+お仕事ミステリの決定版』との謳い文句も,どちらも中途半端という印象です.
特に後者はそれを意識させる篇は少なく,解決策も後出しだったりとまるで物足りません.

かといって,青春小説としても弱く,淡々とした流れに引き込まれるものがありません.
語り部の青年を取り巻く母親との確執も,その呆気ない『決着』を含めて踏み込みが弱く,
これまた中途半端に差し込まれる恋の話も,どうしたかったのかがわからないままの幕切れ.

また,相棒の手品が得意という設定も,最初と途中でその様子がチラリと出てくるだけで,
彼自身の存在とその役回りも含めて,物語に今ひとつ溶け込めていないように感じられます.

若い選手の厳しい境遇や,人種や信仰の難しい問題など,華やかに映る世界の裏側が覗け,
それらを軽く読めるのはいいのですが,物語も人物もどっちつかずで終わったのが残念です.

ただ,作中の場面をピックアップ,自身の経験やエピソードを交えた吉井理人さんの解説は,
ちょっとした話のタネ,さらには豆知識としても興味深く,おもしろく読むことができました.
ボールパークの神様 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:ボールパークの神様 (創元推理文庫)より
448844511X

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