女騎手
※以下のグループに登録されています。
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点0.00pt |
女騎手の総合評価:
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
現在レビューがありません
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
作者は、競馬に関する知識はあるが、競馬への愛情はない。読後の第一印象。 競馬というシステムの中で、ミステリが成立する要素だけを追究したのだろう。競馬ファンなら、騎手が身体的に危険で、精神的に厳しい職業であることは承知している。彼(女)らは中学を卒業した年齢で競馬学校に入り、50歳を過ぎても騎乗を続けるベテランが存在する。作者は、そのモチベーションへの理解が欠けているように思う。 舞台になる競馬の(清濁を含めた)魅力が伝わってこないために、主人公の行動理由が希薄になる。物語の展開に同意(感情移入)できない、と感じる人は多いかもしれない。 もちろん、本書はミステリ小説で競馬ファンのみが読者対象ではない。しかし、作者が数年、競馬を楽しんだ経験があれば、勝負の世界をめぐる暗部のみに焦点を当てた結末は導かれなかったように思われ、残念である。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
物語としては面白いです。 ただ主人公の心情が細かく描かれていなくて、どうもいまひとつ入り込めませんね。 競馬の世界のミステリーはとても良いのですが、残念です。 最後の場面がまるで取ってつけたようで、別に無くても良かったように思いました。 すごく違和感があったので・・ | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
競馬業界を舞台にしたミステリであります。 文章は平易なのに遅々として読み進められず、話に入れなかったのは当方が競馬に対する関心が薄いせいでありましょうか。 業界ミステリとしては手堅くまとめられていますから、競馬ファン、業界モノファンなら手に取って損はないかと。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
10年09月の単行本の文庫化.『第30回横溝正史ミステリ大賞』の優秀賞で,著者のデビュー作です. プロローグのあと,レースの直前から物語がはじまるのですが,そこで主要人物らが一斉に登場, そこへ,競走馬や調教師に厩舎スタッフが加わり,競馬の仕組み上,組み合わせは常に変わるため, 名前はもちろんですが,誰(馬)がどこの所属でと,その繋がりの把握にしばらく苦労させられます. また,ミステリではあるものの,探偵役でもある女騎手が,ただ淡々と動き回っているだけに映り, いくつかある転換の場面も盛り上がりに乏しく,今ひとつ地味で緊張感や高揚感には欠ける印象です. さらに,エピローグ部分にあたる最後のやり取りにしても,理解に苦しむのは否めないところで, この場面,そして締めの『一言』で,それまでのものが一気に崩れ去ってしまった感さえあります. 実現の可否はさておき,そのトリックについては,『競馬の仕組み』がうまく取り入れられており, 他にも,レースや競馬社会の様子も丁寧に描かれていただけに,物語と人物の魅力の弱さが残念です. | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
女性の騎手を探偵役に、 レース中に起きた不可解な事件と、 競馬を取り巻く環境に潜む闇を描くミステリ。 また、男性社会に女性がひとりでがんばるパターンの話かと思いきや、 この女性騎手の主人公がいいんです。 女性、ということに悩みながら、しかしそこに甘えるのではなく、 ただストイックにレースに挑み、ときに悩み、ときに逃げたくなりながら、 馬と社会に向き合う主人公には、 誰もが共感できるところがあると思います。 競馬場の描写に臨場感があるんで、 なんとなく作者は男性だと思っていたら女性作家さんなんですね。 続篇も早く文庫にしてほしいです。 | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 10件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|