シマイチ古道具商 春夏冬(あきない)人情ものがたり



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    初公開日(参考)2017年03月
    分類

    長編小説

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    シマイチ古道具商: 春夏冬(あきない)人情ものがたり (新潮文庫nex)

    2017年03月29日 シマイチ古道具商: 春夏冬(あきない)人情ものがたり (新潮文庫nex)

    茶碗、豆皿、丸ちゃぶ台ここは想いが集う場所。生活を立て直すため、大阪・堺市にある夫の実家「島市古道具商」へ引越し、義父・市蔵と同居をすることになった透子一家。14年間、社会に出ていなかった透子は、慣れない店暮らしに失敗ばかり。それでも道具や集う客の想いに触れて、透子もいつしか人生を見つめ直し始め――。どこか欠けた人たちの瑕も、丸ごと受け入れてくれる場所。古い町家で紡がれる、モノと想いの人情物語。(「BOOK」データベースより)




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    シマイチ古道具商 春夏冬(あきない)人情ものがたりの総合評価:8.75/10点レビュー 4件。Bランク


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    サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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    全1件 1~1 1/1ページ
    No.1:
    (9pt)

    シマイチ古道具商 春夏冬人情ものがたりの感想

    大阪・堺の古道具店を舞台に、実にほんわかと温かみのある物語が展開されます。古道具の知識もさる事ながら、それを通じて「家族」の意義を考えさせてくれる。
    これまでスポーツミステリが主だった著者の新境地です。
    余談ながら、古道具店の佇まいが、業種こそ違えどこか私の生家を思い出させてくれたのもよかった。

    本好き!
    ZQI5NTBU
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    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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    No.3:
    (4pt)

    ああ、お仕事ミステリも書くのか、知恵ミスは流行りだもんなあ……と思いきや!

    スポーツミステリが多い著者の、アンティークのお話。ああ、この方はお仕事ミステリも書くのか、知恵ミスは流行りだもんなあ……と思いきや推理小説ではなかった!
    古道具にまつわるトラブルとそこから広がる人間模様のお話なのであります。ミステリぽいのは2話くらい?
    お仕事小説としては蘊蓄に富んでおり、上品丁寧な仕上がりながら、推理物を期待した読者には肩透かしかも。
    まあそれはいいとして、主人公は三十路主婦(二児あり)だし家庭描写は生々しいし(実体験?)、作風はどちらかといえばヘビーめで、新潮文庫nexってこんなレーベルだっけ? 若者向けのレーベルだと思っていました。
    シマイチ古道具商: 春夏冬(あきない)人情ものがたり (新潮文庫nex)Amazon書評・レビュー:シマイチ古道具商: 春夏冬(あきない)人情ものがたり (新潮文庫nex)より
    4101800944
    No.2:
    (4pt)

    堺市の旧い町家で営まれる、凛とした古道具店の佇まい。

    屋号は「島市」と書く。
    堺市北部の古物商で、現在は2代目が商う。
    主人公は2代目の長男と、高校卒業後、何の経験もせずに結婚した、
    東京生まれの推定32歳(14年前に18歳)、小学6年の長女と3年生の長男の母でもある。

    主人公の母は、手広く料理教室を営みながら小学生の一人娘を残し他界。
    主人公は母の思い出に浸るあまり、父を拒み続け、判り合えないまま18歳で父も急逝。
    寄るない身の上となり、中学高校一貫教育の女子校の美術教師であった、夫と結婚した。
    その夫が、心ない担任生徒の保護者の言葉などにより、心の病となったことから、
    一家は東京での暮らしを閉じ、夫の実家の店舗兼住居での同居に踏み切った。

    古物商と、2代目店主の商いや古物に対する姿、考えはもとより、物言いなどは、
    しっとりと情緒豊かに、凛とした芯が通っていて、読んでいて心地よい。
    一方、主人公は、身勝手で未熟過ぎて、物言い、立ち居振る舞いに、苛立たされる。
    主人公が出てくるだけで、いろいろなものがぶち壊されそうで、嫌気がさす。
    しかし、2代目を始め、主人公の夫、その姉、古物商の顧客の茶の湯の師匠とその弟子、
    近隣住人、町家の大家など、多くの登場人物が、よい味を出し、頁を止めさせない。

    ご都合主義の結末や、存在感のない長女、ステレオタオプの長男など、難点は多々あるが、
    堺市の北部を訪ねてみたい、そう思わせる古民家の佇まいは出色。
    シマイチ古道具商: 春夏冬(あきない)人情ものがたり (新潮文庫nex)Amazon書評・レビュー:シマイチ古道具商: 春夏冬(あきない)人情ものがたり (新潮文庫nex)より
    4101800944
    No.1:
    (5pt)

    すごくほっこりと読めます。

    古道具商を営む義理の父の元で同居することになった透子が人々との出会いによって成長していく物語。
    古い襖から貴重な史料が出て来るのは古文書あるあるですね。
     修理するのに使って古い手紙や大福帳が当時の貴重な資料になったりするんですよね。
     そういう業界の小話もはさみつつ、まったりとすすむ人情話。
    とても読みやすく、心温まるストーリーでした。
    とてもよかったです。
    シマイチ古道具商: 春夏冬(あきない)人情ものがたり (新潮文庫nex)Amazon書評・レビュー:シマイチ古道具商: 春夏冬(あきない)人情ものがたり (新潮文庫nex)より
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