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影法師



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【この小説が収録されている参考書籍】
影法師
影法師 (講談社文庫)

影法師の評価: 4.39/5点 レビュー 394件。 Sランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.39pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全394件 321~340 17/20ページ
No.74:
(3pt)

帯を見て、期待しすぎてはいけないかも?。

内容的には、最後まで刎頚の友を助けるために(陰ながら)義に準じた男の話であり、スケール・懐の大きさ・一途さが感じられる。
男の友情の素晴らしさ的なレビューが多いが

思慕した女性との約束を守るために、自分の幸福をなげうって一生涯を捧げた一人の武士の話であるという見方もでき、そういう男性を目指し・そうされる女性を目指すべきか?。
影法師Amazon書評・レビュー:影法師より
4062162245
No.73:
(4pt)

まーまー

よみやすい。ないようはふつう、ありえないようなものだが・・・
影法師Amazon書評・レビュー:影法師より
4062162245
No.72:
(5pt)

美しい作品

今では珍しいとても美しい作品ですね。筋書きも良く出来ております。
現実社会では到底無理な友情物語でもありますが、それを武士の時代に据えているところに美しさを感じます。

戸田勘一の成長の姿を捉えながら、周りの友たちの各々の生き様と共に当時の背景を窺うことが出来る作品です。
特に、勘一の唯一の友、磯貝彦四郎の性格、頭脳とその生き様には感銘しました。あれ程の人間性を持つ者は実際存在しないでしょうから、この作品に於ける重要なテーマを問い掛けているように思えます。

『永遠の0』では他作の中に忍び込ませた著者の思惑が感じられましたが、この作品では著者自らが描き貫こうとした前々からの強い想いを感じ得ました。
影法師Amazon書評・レビュー:影法師より
4062162245
No.71:
(5pt)

男の友情

友達に勧めてえもらった本です。とても、感動しました。
映画化してほしい作品です。
影法師Amazon書評・レビュー:影法師より
4062162245
No.70:
(5pt)

自信をもって勧められる

時代劇を読むのは初めて。
しかし、抵抗なくすぐ読破しました。

昔の人は主人公達のように、堅実であったのでしょうか。
現代の男性に是非読んで欲しいです。
日本人はいつの間に草食男になってしまったのか。

古き日本を知るのには良い本です。
影法師Amazon書評・レビュー:影法師より
4062162245
No.69:
(3pt)

そこまで自己犠牲をするなんて・・・

友を助け、干拓という大事業を成し遂げたい・・・。
その思いはすごいのですが、

なぜ、磯貝さんはあそこまで自己犠牲までする必要があったのか?
と正直疑問を持ってしまいます。

もっときっと他にやり方はなかったのか、と。
友も自分も共に生きながら、国のため人のために生きるやり方は
あったのではないか、と思ってしまうのは穿った見方でしょうか。

あれだけの才覚がある磯貝さんだからこそ、もっと別のやり方で
できたのではないかと思うのです。いくら何でも、自分の人生
のみならず「悪役」といういわば汚名を負って一生を棒にふって。

そんなやり方しかなかったとしたらあまりにも切なすぎます。

物語はおもしろいです。「永遠のゼロ」の宮部さんと磯貝さんは
自己犠牲という点で同じ人物ですね。
影法師Amazon書評・レビュー:影法師より
4062162245
No.68:
(5pt)

非常によかった!50歳をすぎて初めて小説の面白さに気づかされました。百田尚樹さん感謝!

男とは!友情とは!表面だけじゃない本当の友情、以上のものですね。
影法師Amazon書評・レビュー:影法師より
4062162245
No.67:
(1pt)

深みが無い

友情を武士の姿を借りて語りたかったのか、、ただ描かれる武士の姿はあまりに理想化しすぎており、ストーリーも結局はウケ狙いか??読む価値無し。
影法師Amazon書評・レビュー:影法師より
4062162245
No.66:
(5pt)

良いです。

とてもいいです。人生にこんな素晴らしい友人と出会いがあるといいです。
影法師Amazon書評・レビュー:影法師より
4062162245
No.65:
(4pt)

そんなヤツおらんやろ〜!

この作品、面白いですよ。一気に読めますし。しかし、ちょっとストーリーが都合良過ぎるような気がします。

それに主人公の友人なんですが、そんな神技のような剣を使うような人が果たしてこのような人生をおくるだろうか?という疑問が沸いてきます。こんな人いないでしょう!っていう。

しかし全体的には日本人の精神美みたいなものが表現されていてさわやかな印象です。藤沢作品に似ていなくもないですが、ちょっと映画化かドラマ化を意識しすぎているように思えてしまいます。

青春時代小説としては80点というところですね。
影法師Amazon書評・レビュー:影法師より
4062162245
No.64:
(3pt)

なにか物足りない

この本を読んで感動しました。 しかし、物足りなさを感じまたのも事実です。 低めの評価が少ないので、あえて厳しめに評価しました。 無二の親友勘一と彦四郎、共に将来藩を背負って立つような才能を持ちながら、ある日を境に勘一は名声を得、彦四郎は落ちぶれていった。 僅かでも嫉妬や憎しみの感情を抱くのが普通だろうが、それどころか、彦四郎は親友の事を第一に、自分の人生を捨ててまで勘一に尽くしまった。 一言で言うと話が綺麗すぎる。 作り話感が強い(そこまでの友情は存在しないと感じてしまう。) 彦四郎が不憫でならない。 勘一の視点でのみに話が進んでいくので、彦四郎からの視点で、どのように感じ、どのように考え、どのような決断をし、どのように行動したのかを描いてほしかった。 袋とじだけでは合点がいきません。
影法師Amazon書評・レビュー:影法師より
4062162245
No.63:
(4pt)

影法師を読んで。

永遠の0があまりにも良かったので読みました。
百田尚樹さんは、登場人物に対する死に様を描いた物語りが多いですが、これもその類です。
影で助ける彦四郎の凄さに人生を考えさせられる作品でした。
面白かった。
影法師Amazon書評・レビュー:影法師より
4062162245
No.62:
(3pt)

約束を最後まで守った男とその友の物語。

武士の間に上・中・下の階級社会が存在した小さな藩。ある下士が息子と娘をかばうために果敢に応戦し、命を落とす。

「まことの武士の子が泣くな!」
上士の無礼討ちによって父を失ったばかりの勘一にそう檄を飛ばしたのは中士の次男坊・彦四郎。二人は数年後に偶然再会し、竹馬の友となる。幼い少年剣士であったふたりは百姓一揆を目の当たりにし、ある誓いを立てる。

数十年の時を経て勘一は「藩にかかすことのできない男」になった。そんな彼のもとに忘れることのできなかった生涯の友の訃報が飛び込んでくる。

「磯貝彦四郎殿はなくなっておられました――・・・」

青年時代、周りのだれよりも学問・剣術ともに秀でた才能を持ち、将来を嘱望されていた男。
誰もが理解できないような行いをした挙句蓄電した卑怯傷を持つ男。
そして、なぜか故郷に舞い戻り、誰にも知られず名も知れない飯炊き女にみとられ死んだ男。

そんな男の親友である勘一。この物語は彼の回想で進んでいく。百田さんの作品は伏線の張り巡らし方が巧妙だ。単行本にはもう一つの最後が収められているが、彦四郎の「ある人」への秘めた思いがあふれている。永遠のゼロを読んで、百田さんの作品をもっと読みたいと思い本作を手に取った。涙は流れなかったが、心が締め付けられた。ああ、この彦四郎という人物は本当に凛とした生き方をした人で、本物の武士。そして、誰よりも自分自身の立ち位置にがんじがらめにされた人だったのだなと思った。正直言うと、この袋とじの最後は読んでよかった。けれど、読みたくなかったような気もする。彼の苦悩は最後の最後まで秘め事にされるべきだったような気もするから。なので星の数は三つ。

なぜ彼が蓄電、そして孤独に死んでいったのか?ぜひ、手にとって確かめてほしい。
影法師Amazon書評・レビュー:影法師より
4062162245
No.61:
(3pt)

陰にいて命を終えた男

氏の“永遠の0”を以前詠んでその構成に感銘をうけたが、おなじ氏が時代劇もお書きになることを知って購入した。勘一は
父千兵衛と妹の千江と三人、鯉を釣った帰り道上士が中間を連れて歩いてくるのに出会った。下士である千兵衛は上士とすれ違えば
土下座しなければならない。その日、貧しい中で母親が自分の古着で作ってくれた晴れ着を着ていた千江はぬかるんだ道に座るのをためらった。それに怒った上士は刀を抜いた。千兵衛も刀を振るい上士の腕を切ったが中間に腹を槍で突かれた。勘一と千江は磯貝喜衛門の屋敷に保護された。それが勘一と磯貝彦四郎の出会いだった。
影法師Amazon書評・レビュー:影法師より
4062162245
No.60:
(5pt)

感動的な最終章

物語の構成は大変良くできていて、話の中に引き込まれます。
二人の登場人物の間の友情は、すばらしくて、すがすがしいです。
理想化された友愛の物語ですが、それでもこれぐらいの気持ちであるべきだと
思わせるものがあります。
いろいろな伏線がちゃんとひとつの物事につながっていく話の構成は
見事です。
話の最初から引き込まれ、どんどんのめりこむように読みすすめて
しまいました。
影法師Amazon書評・レビュー:影法師より
4062162245
No.59:
(5pt)

敢えて明記されていない真の理由が・・・

面白いです。

ネタバレにならないようあまり書きませんが、
単なる男同士の友情の物語ではないです。

文庫には、最後に袋とじになっている数ページがありますが、
この部分は連載時には掲載されたが単行本刊行時には未収録となった、と書いてあります。
ここに、この物語の肝になる内容が書かれています。 これを読むとスッキリするので是非読んでください。
影法師Amazon書評・レビュー:影法師より
4062162245
No.58:
(5pt)

最初から最後まで引込まれ続けました。

百田尚樹氏の作品は、「永遠の0 (講談社文庫)」を読み、本を読んで涙するという稀な経験をしました。百田氏は、様々なジャンルの小説を書いておられるようですが、今回の「影法師」は時代物です。他の方が言われるように、藤沢周平の「海坂藩もの」に似た設定ではあります。主人公が剣術の達人であること、方言を用いずに標準語で通すのも藤沢周平のスタイルと似ているでしょう。なお、私は藤沢周平の作品は全て読んでおり、もっとも好きな作家の1人です。

さて、百田氏の本作「影法師」ですが、冒頭から物語世界にグイグイ引込まれます。まるで映画やマンガを見ているかのように、頭の中に情景がビジュアルに浮かんできます。この「読者を引込む力」で言えば、藤沢周平を上回り、他のどの作家よりも上ではないか?と思います。
物語の詳細について述べるのは避けますが、主人公、竹馬の友、竹馬の友が引き合わせた主人公の妻らの崇高な精神に打たれっぱなしでした。主人公の妻になる女性がどうなるのかハラハラするのですが、さすがは百田さん、うまくまとめて下さり、読後感が爽やかです。

文庫本の最後にある「袋とじ」の6ページ、凄いです。百田氏の作家としての計り知れない力量が凝縮されています。

そして、読み始めて数時間でこの本を一気に読み終えて、感慨と共に本を閉じて表紙を見た時、「影法師」という題名の意味が分かりました。「永遠のゼロ」もそうですが、この作者の題名をつけるセンスは凄いです。

「永遠のゼロ」を読み終えた後は、百田氏に戦記ものをもっと書いて欲しい、と思ったのですが、本作「影法師」を読んだ後は、百田氏に時代物をもっと書いて欲しいと心底から思いました。
また、この作品について特筆すべきことは、時代考証が極めて正確であることです。私は日本史については人より詳しいつもりで、時代考証の甘い本を読んで興ざめになる経験を何度も積んできましたが、この本では一切そのようなことがありませんでした。百田氏のリサーチ力も賞賛に値します。

今度は、日本の石油王・出光佐三を扱った百田氏の作品「海賊とよばれた男 上」「海賊とよばれた男 下」を読もうかと考えております。今から楽しみです。
影法師Amazon書評・レビュー:影法師より
4062162245
No.57:
(3pt)

藤沢周平さんのコピー?

百田百樹さんの「永遠の0」と、「海賊とよばれた男」を読んだ後に、これを読みました。前2作は読んで行くいうちにどんどん作品に引き込まれていったのですが、これは、最初の導入部分から、あれこれは藤沢周平さんの「風の果て」か、と思いました。読み進むうちに、貧乏な武士が、藩の家老にまでたどり着くストーリー、そのきっかけが、大坊潟の干拓にあること、これは「風の果て」の桑山又左衛門の大蔵が原開拓のストーリーと同じ設定かなという思いがしました。違いは最後のハイライトが、親友との決闘で終わるか、親友の助けを最後で知るかな、とういことで、少しがっかりしました。
影法師Amazon書評・レビュー:影法師より
4062162245
No.56:
(5pt)

感動!

久々に感動した本に出会った気がする。後半は一気に読み進んだ。最後の袋とじを読み終わった時にはしばらく呆然としてしまった。
影法師Amazon書評・レビュー:影法師より
4062162245
No.55:
(4pt)

読後も、色褪せない本です

大抵の小説は、読後、印象が薄れ、やがて忘れてしまうが、「影法師」は、まるで反芻するように、思い出され、考えさせられる。
特に、彦四郎が、段々とクローズアップされてくる。読者のレビューの中には、彦四郎自身も成功する方法があったのではないか、等、惜しむ声があるが、私は
彦四郎という人は、大切な人が幸福になることが、自身の幸福だと真に思える人なのだと思う。たとえ、それが自分自身が犠牲になることだとしても。
稀有かもしれないが、そういう人は、たまにいるように思う。
文庫の袋とじ部分について。「読みたくなかった、友情が壊れる気がする」とか、「なぜ、彦四郎が、ここまで自分を犠牲にできたのか、わかった」等の意見もあるが、私は、袋とじ部分は、みねについての一方的な描写なので、彦四郎の犠牲の動機が、これによって解明されたわけではないと思う。本当の気持ちは、彦四郎自身に聞いてみなければわからないことである。ただ、はっきりしたことは、結婚後も、みねの気持ちは、夫以外の人に向いていたということであり、その意味でも、勘一は、哀れである。
影法師Amazon書評・レビュー:影法師より
4062162245

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