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天空の犬: 南アルプス山岳救助隊K-9
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天空の犬: 南アルプス山岳救助隊K-9の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.35pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全18件 1~18 1/1ページ
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爽やかな風が吹き抜けるような読後感。ミステリ、アクション的要素も加わって結構欲張りです。アルプスに行ってきたような気分になりました。 | ||||
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山岳小説が読みたくて購入。 山岳救助隊の小説。メイという犬が、可愛く、 たくましい。短編なのでよみやすい。 | ||||
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災害救助犬や盲導犬など、自らの力を全て注ぎ込む彼達のなんと素晴らしいことか。山の魅力もさることながら、この彼ら(犬達)が本当に愛おしくなる | ||||
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終盤の空手対決はどうも・・・。 | ||||
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きれいで、迅速でした | ||||
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我が家もボーダーコリーを飼ってますが、本の通り、賢くて、活発で、人に依存心が強く、本を読み進めるたびに愛犬がさらに愛おしくなってしまいます。 | ||||
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この本を読んで、以前から登りたかった北岳に登頂しました。 | ||||
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山がすきで自然がすきで涙腺故障ぎみの方にはオススメできません、まして犬がすきだという方は周囲の人目を排除してから読まないと不審者になります( ;∀;) | ||||
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前半、東北震災の救助活動で、受けた「RED赤」の心の傷。誰も助けられず、悲惨な現実に救助犬もハンドラーも消耗する。一転して南アルプスの自然の中、体力的には過酷な自然の中で、本来の自分を取り戻す主人公。作者の犬とクライマーへの暖かい視線が、物語を現実味のある物語に。次回作も読みたくなる。お勧めの1冊。 | ||||
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新作が出るとついつい手に取る作家のひとりです.文章がうまくぐいぐいと話に引き込まれます.とりわけ山岳描写や犬の描写は素晴らしい.面白い作家をお探しの方にはお勧めです. ただ作品としての完成度は今一つ.人物描写も浅薄で素晴らしい自然描写とのアンバランスさが気になります.面白いB級アクション映画を見た,という感じでしょうか.あまり大風呂敷を広げないで,もっと身近な事件を扱えば良いのにと思いました. | ||||
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南アルプスの山岳地帯に於いて、遭難者を救助する為に訓練されたメイ(ボーダー・コリー)と、夏実の愛情と活躍を描いた本作です。二人の信頼関係、パートナーシップと、メイの人間には無い臭覚や聴力、さらに毛に覆われた耐寒力や走力などの特殊な能力によって雪山で遭難者を救助する姿は正に神業で、それが愛情溢れる筆で書かれていてとても感動してしまいました。 あまり内容については控えたいと思います。山岳救助犬というのは、国家機関では存在しないので作者も述べている通り本作はフィクションなのですが、もし本当にボーダー・コリーの優秀さを理解し、遭難者の救助や探索の任務に当たらせたら、その能力を最大に発揮して、人々の期待に充分応えてくれると想像してしまいます。ボーダー・コリー並びに有る特定の犬種について、その賢さを十分理解し、それを小説にした作者の着眼には感心させられてしまいました。 本作ではボーダー・コリーの他にジャーマン・シェパードや川上犬が登場しますが、どちらもあまり身近な処にいない犬種だと思います。シェパードは警察犬で有名ですが、ボーダー・コリーや川上犬も非常に能力は高く、人間に対して従属的で実に忠実に指示に従い、意志の疎通も可能です。本書でメイ等が、まるで人間の命令を解釈して動き回る姿は、決して誇張では無いと言いたいと思います。 夏実がメイを我が子の様に世話をする姿が書かれています。ボーダー・コリーは人間の四才児に匹敵する程の頭脳を持っていると言われ、4000語の言葉を理解出来るとも言われています。面倒をみればみる程、飼い主(ハンドラー)に忠実に従うボーダー・メイの姿はとても美しく可愛く書かれていて嬉しくなってしまいました。また逆に並々ならぬ訓練で苦悩する姿には頭が下がる思いです。 褒められる事に歓びと誇りを感じる犬種で、夏実が、その“御褒美”を与えメイが歓ぶ姿は目に浮かぶ様でした。永年ヨーロッパの雪国で、牧羊犬として人間の手伝いをしてペットとして飼われた歴史は浅い犬種です(映画101匹~には、シッカリ登場しています)。樋口氏はボーダー・コリーと短くない時間を過ごしたのだろうと想像出来ました。 本書は警察小説のジャンルに含まれると思いますが、人間と犬・パートナードックとの繋がり描いた素晴らしい書でした。内容には触れないと思うのですが、ラストの言葉は胸に響きました。“人間より生の短い犬が、どうしてこんなに幸せそうに歓びを全身で表し躍動するのだろうか?”夏実と目が合ったメイの純粋で無垢な宝石のごとき相貌。いやぁ~!たまりませんでした。愛犬家のみならず多くの人に読んで貰いたいと思いました。 | ||||
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過酷な仕事、すごい仕事だけど出来れば頼らなくていい様山に登る人はマナーをしっかり頭にたたきこんで登って欲しい。 | ||||
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夏実のメイが自分のボーダーと一致しました。ボーダー犬の優秀さを改めて感じさせられました。二人の愛情の感涙しました。改めて自分のボーダーに頬ずりしました。 | ||||
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南アルプスの山岳地帯に於いて、遭難者を救助する為に訓練されたメイ(ボーダー・コリー)と、夏実の愛情と活躍を描いた本作です。二人の信頼関係、パートナーシップと、メイの人間には無い臭覚や聴力、さらに毛に覆われた耐寒力や走力などの特殊な能力によって雪山で遭難者を救助する姿は正に神業で、それが愛情溢れる筆で書かれていてとても感動してしまいました。 あまり内容については控えたいと思います。山岳救助犬というのは、国家機関では存在しないので作者も述べている通り本作はフィクションなのですが、もし本当にボーダー・コリーの優秀さを理解し、遭難者の救助や探索の任務に当たらせたら、その能力を最大に発揮して、人々の期待に充分応えてくれると想像してしまいます。ボーダー・コリー並びに有る特定の犬種について、その賢さを十分理解し、それを小説にした作者の着眼には感心させられてしまいました。 本作ではボーダー・コリーの他にジャーマン・シェパードや川上犬が登場しますが、どちらもあまり身近な処にいない犬種だと思います。シェパードは警察犬で有名ですが、ボーダー・コリーや川上犬も非常に能力は高く、人間に対して従属的で実に忠実に指示に従い、意志の疎通も可能です。本書でメイ等が、まるで人間の命令を解釈して動き回る姿は、決して誇張では無いと言いたいと思います。 夏実がメイを我が子の様に世話をする姿が書かれています。ボーダー・コリーは人間の四才児に匹敵する程の頭脳を持っていると言われ、4000語の言葉を理解出来るとも言われています。面倒をみればみる程、飼い主(ハンドラー)に忠実に従うボーダー・メイの姿はとても美しく可愛く書かれていて嬉しくなってしまいました。また逆に並々ならぬ訓練で苦悩する姿には頭が下がる思いです。 褒められる事に歓びと誇りを感じる犬種で、夏実が、その“御褒美”を与えメイが歓ぶ姿は目に浮かぶ様でした。永年ヨーロッパの雪国で、牧羊犬として人間の手伝いをしてペットとして飼われた歴史は浅い犬種です(映画101匹~には、シッカリ登場しています)。樋口氏はボーダー・コリーと短くない時間を過ごしたのだろうと想像出来ました。 本書は警察小説のジャンルに含まれると思いますが、人間と犬・パートナードックとの繋がり描いた素晴らしい書でした。内容には触れないと思うのですが、ラストの言葉は胸に響きました。“人間より生の短い犬が、どうしてこんなに幸せそうに歓びを全身で表し躍動するのだろうか?”夏実と目が合ったメイの純粋で無垢な宝石のごとき相貌。いやぁ~!たまりませんでした。愛犬家のみならず多くの人に読んで貰いたいと思いました。 こんな素敵な小説を書いて頂いた樋口明雄氏に感謝致します。 | ||||
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北岳周辺のリアルな描写! 実在するような山岳救助の緊張感が伝わってきました。 続編が読みたい! | ||||
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最後には感涙、感動の山岳冒険警察小説。主人公の星野夏実は被災地での経験で心に深い傷を負い、ボーダーコリーのメイと共に南アルプス山岳救助隊で任務に就くことになる…主人公が心に深い傷を負ったのは共感覚の持ち主ゆえ… 星野夏実が山岳救助隊の中で揉まれながら成長し、次第に山の仲間と打ち解けていく過程が南アルプスの自然の描写と共に見事に描かれている。 樋口明雄が描く山岳小説は兎に角面白い。自然を愛するがゆえなのか山の描写から心に強く伝わって来るものがある。初期の『狼は瞑らない』『光の山脈』『男たちの十字架』も素晴らしい山岳小説であり、日本冒険小説協会大賞を受賞した『約束の地』も素晴らしいが、この作品も一連の作品に勝るとも劣らない傑作である。 | ||||
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入院中に読もうと思ったのに、届いたのが退院2日前。 と言う訳で、この本は次の入院で読もう…と決めていたのですが、やっぱり我慢出来なかった(笑) 速読が特技なので、一気に読もうとすれば2時間もかからないで読めるのだけど、どうしても今回は速読で読むことが出来ませんでした。 速読で一気に読みたい気持ちと、じっくり味わいたい気持ちとのせめぎ合いで、「ここまで読んだら…。」と決意しつつも手が止まらず。 葛藤しつつもページをめくり続けてしまいました。 なんて表現すれば良いんだろう。 本の中に自分がいるような感覚がずっとありました。 山は大好きだけど、決して山岳はしない私ですが…山に一緒に居るような感覚がありました。 それほど素晴らしく、美しかった。 そして同時に、何度も足元を確認しなければいられないほど、迫力のある文章でした。 著者の山岳作品が好きで、こういう本をどこかで待っていたのかもしれないです。 山岳救助犬を書いてもらうのなら、樋口明雄さん以外考えられなかったからです。 生きとし生ける命は、優しさだけではなく厳しさもあることを知っているであろう樋口さんに書いて貰いたかった。 この作品には、命が溢れていました。 この作品を送り出して下さったことに、心から感謝したいと思います。 結局、葛藤しながら6時間かけて読破。 一度では足りなくて、すでに3度読み返しています。 何度読んでも、良いです。 良いものは良いのです。 | ||||
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山岳小説、冒険小説、青春小説、そして犬小説。これらの要素をすべて兼ね備えた一冊。南アルプスの北岳を舞台に人と犬が織りなす人命救助の物語。 東日本大震災の被災地に入り、相棒の犬とともに救助活動に加わった経験を持つ主人公。そこで受けた衝撃がいまも彼女の心を押しつぶしている。「この世に神はいない」そう思わなければ乗り越えることができない経験をした彼女の心を山と仲間、犬たちが救う。遭難者を救う立場にいる人間がいつの間にか山に救われている。そこが本書の読みどころではないだろうか。 物語が終盤にさしかかるとき、なぜだか涙があふれた。それは本書が私の心の中にもある消せないなにかを洗い流してくれたからかも知れない。読後は爽やかな気持ちになれた。 | ||||
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