(短編集)
愛と名誉のためでなく 南アルプス山岳救助隊K-9
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「愛と名誉のためでなく」とは、 この短編集における一編のタイトルに 過ぎません。 「名誉のためでなく」だけなら分かりますが、 「愛のためでもない」という点は、 作品のなかからは、明確に読み取れませんでした。 「愛」というのは、本人が意識するかどうかに かかわらず、発揮されるものだからです。 「愛のためではない」と思って行動しても、 そこに「愛」が現われている、という 人生の深みを、本書の著者が理解しているか どうかは、不明です…。 表紙の絵には、奥のほうから、 ジャーマンシェパードのバロン(♂) 狼の血を引くといわれる川上犬のリキ(♂) ボーダーコリーのメイ(♀)が 描かれていますので、 本書が、山岳救助犬の生態や調教などについて 詳しく書いているのかという期待感を 持たせますが、実際には、各短編で扱う、 救助を要する人間たちの諸事情がメインなので、 いささか、失望感を味わいました。 出動した救助犬と救助隊員との絆は感じられますが、 上述の三頭のすべてが、まんべんなく登場するわけ でもなく、準主役、というわけでもないのが、 残念でした。 登場回数は、ボーダーコリーのメイが、いちばん 多いです。 人間よりも、遙かに嗅覚が発達しているので、 事故や事件の解決を決定的にするのは、いつも、 救助犬たち。 人間に忠実な性格だけに、寿命は、家庭の 飼い犬よりも、およそ、半分ほど、というのは、 申し訳なく、たとえようもなく切ない事実ですが、 本書の犬たちが、任務を果たした時に見せる、 至福の態度をみていると、尊くて、 こちらのほうが救ってもらっていることに 気付きます。 山岳で命の危険に瀕した人間たちには、 それなりの失態や生き方そのものの問題が ありますので、その命を無心に援けようと 出動する犬それぞれの姿には、 唯々、有難うと、手を合わせることしか できません。 ☆救助されたばかりの人に ホットカルピスを与えている場面に 接した際、カルピス好きとしては、 うれしくなりました♪ 犬好きな人はもちろんですが、猫好きな人も、 本書の救助犬たちの活躍に接することで、 その健気な生き方に感動することでしょう。 著者の樋口さんには、数々の長編小説があり ますが、本書は、短編集ですので、 いろいろな人生垣間見られます。 Amazonサイトで山岳関連書を検索中に 見つけた本書。 この出合いには、感謝しております。 山岳救助犬の調教や日頃の生活ぶりなどを紹介した 本があれば、読んでみたいと思います! | ||||
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名作揃い踏み! 特にCOLD WARと 両俣奇譚が好きだ。 次作も楽しみ。 一つ疑問 タイトルはどういう意味なのだろう 名誉のためでないのはわかるのだが 愛のためでもなく? | ||||
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樋口昭雄さんのファンで、いつも新刊を待ち構えています。最近は、話の終末で泣かされることが多いです。今や、冒険小説ではなく、人間小説とでも言いたい!山好きでない人にも勧めたい作品です! | ||||
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山岳救助犬シリーズは、休みながらでは読めません。先が気になり、いつも一気読みです。 山賊が出てきましたが、このご時世にはどこかで現れそうでなにか切ない気になります。 | ||||
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が少し物足りなさあり おそらく連載雑誌上で読むのと文庫として集約された状態で読む違いかなと思います。 新しい試みなら申し訳ないのですが結末を急いだ編が多く導入部とのバランスがやや悪い印象。 それと車種や製品名などに拘りを感じますが、主人公の物やそれでなければならない理由が無いのであればあまり固執せずとも良い気もします。 と、辛口になりましたが山の空気感は最高ですし、なにより樋口さんの文章に浸っていたい者にとっては嬉しい1冊です。 | ||||
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