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白ゆき姫殺人事件
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白ゆき姫殺人事件の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.98pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全80件 61~80 4/4ページ
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文庫を新刊で買ってからレビューを見て、星の少なさに「失敗した…」と思い、期待しないで読みました。私には合っていたみたいです。買ってよかったです。読み手が記者目線になり、登場人物が自分に話しかけています。登場人物達は、容疑者に対して様々な意見を話してきます。それをまとめ記事にする…。記事にしたものは、資料として載っていますが…取り敢えず読んで頂きたい。人間の恐ろしさ、弱さ、何を信じるかはあなた次第です。って感じです。 | ||||
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推理小説だから、犯人が解ってしまえば、お話は終了。 と、考えている方々、この作品は付録っぽい関連資料も しっかりこの小説の一部です。 最後のページまで気を抜かないで読んでください! 読み終えた後、最後のページと最初のページがしっかりリンクします。 かなり面白かったです! 新鮮な感覚の小説です。 一気読みしてしまいました!!! | ||||
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いろんな批判コメントがありましたが、 私はこれはこれで興味深く読みました。 映画の予告編で観て興味を持ちました。 私はあることで近隣住民に疑いをかけられていたことがありました。 ですから、この本と同じように、犯罪者扱いされたことがあるのです。 こちら側の想いに反して、噂を流す人間が、いかに、大したことない理由で流すということ、 デマをでっち上げるということが、 この本を読んで痛いほどわかりました。 そして人間とは弱い生き物なんだなと言うことが理解できました。 ですから、そんな弱い人間、バカげた人間を気にしてみても意味はない。 それが大変よく理解ができたので、 そういう意味で読むと為になります。 | ||||
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ストーリーは極めて単純。 化粧品会社の美人社員が殺害され、その同僚が疑われるといったやや陳腐なもの。 しかしながら、この作品のすごい点は、容疑者となった同僚をめぐる関係者の発言とそれが広がる過程を巧く描いていることである。 同僚の地元の近所の住民、会社の同僚、学生時代の親友などの発言により容疑をかけられたOLや殺害されたOLの人物像が徐々に明らかになる過程がとても面白い。 他人の行動は見方によってこうも捉えられ方が違うのかと感じた次第。 ネットや週刊誌で飛び交う噂も憶測が半ば事実化する過程などは実社会でも普通に起きている恐ろしい出来事である。 こうした無責任なネットやマスコミが作り上げる事実を他人は疑いもなく信じてしまうといった点も巧く表現されている。 単純な殺人事件を描きつつも、現代のネット・マスコミが作る無責任社会といった部分を曝け出すことに成功した傑作作品と言えよう。 | ||||
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日の出化粧品のOLと合コンしたいね。どこのOLもたいして変わらないかもしれない。 | ||||
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湊さんの作品をいつも楽しみにしています。 今回は、現実とネットという二つの世界を通して 登場人物達の心理を描いています。 最後まで犯人が誰かわからず、楽しめる作品です。 | ||||
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あいかわらずの「お前か犯人は?」状態で読み終えました。 最後でヤットわかって終わるかと思うとおまけ付でした。 | ||||
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どこまで読んでいいか書いてないので、うっかり最後のほうまで読んで開始早々犯人分かっちゃいました。 関連資料も面白かったせいと、何も考えず読んでた自分がいけなかったのですが。 初見の方、気をつけて下さいね。 犯人は私的には意外な人だっただけにすごく残念な気持ちになりました。 | ||||
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会話の中で、インタビューの中で、ネット上で、人の発する言葉というのは思い込みによっていろどられて、軽いものだなぁとしみじみ感じてしまいました。 たくさんの思い込みの中で真実は何なのだろうと、一見まともそうに見えて、妄想の中にいる人なのかも…油断できない…と思いながら読み進めるのも、ツイッターのハンドルネームのこの人があの人かなと考えながら読んでいくのも自分にとって犯罪小説の読み方としてはちょっと新鮮に感じました。 | ||||
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分かったことを言うつもりはありませんが 1つ星が多いほどこの方の作品は面白いような気がします。 私はミステリーというより(ミステリーとしても面白かったですが) 当人の気持ちとは裏腹にドロドロした見当違いの憶測をする人物達を 嘲笑うのがテーマだと感じました。 この方の作品を読むとそんな劇画めいた話じゃないよ、と 言われてるような気分になることがあります。 そこが好きです。 | ||||
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読み終わってからここのレビューを見て、評価の低さにびっくりしました。 私自身にとっては久しぶりに一気読みした本だったので。 衝撃作「告白」の鮮烈なイメージから、期待値も高いのでしょうね。 ただ、この作品もあれほどの迫力は無いにしても、人間のブラックな部分 をジワリジワリとあぶりだしている点では同じだと思います。 被害者と容疑者(とされた人)と同じ会社に勤めるOLが、恋人である雑誌 記者に電話で事件の話を始める導入部分。いいネタつかんだとばかりに高揚し 容疑者OLの周辺をインタビュー取材していく彼。このように全編が語りで 構成され、記者や容疑者の友人のツイッター、雑誌記事、新聞記事が最後に 「資料」として添付される形式も実験的で楽しめました。ネット小説だったら もっと本当らしかったかも。 ネタばれになるので結末は書きませんが、関わった人々がその後どうなったか を、あえて書かずに読者の想像力に託してるのも、捜査物の海外ドラマのラスト のようでクールだと思いました。 | ||||
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この小説の見所、あるいはポイントは関連資料。これをどう解釈し、捉えるかでこの小説の好き嫌いが分かれる気がします。 今の所のレビューを拝見すると、私が感じている以上に低い。 正直、私は小説を読み、評価する身としてはまだまだ未熟者。今の世の中で、湊さんの人間の『負』をテーマとした作風がうけないのは、仕方のない事だとも思う。 でも、こんな小説に対してほとんど初心者である私でもスラスラと読める、読ませる、読みたいと思わせてくれる湊さんは、とても凄い作家さんだなと思う。 湊さんは、これからも様々な世間からの賛否両論を受けていくと思う。 でも物語というよりは『本』を読むという事の楽しさを教えてくれた湊さんには、私は感謝したい。これからも、世間からのどんな反応にも負けずに頑張って欲しいと思う。 あまりこの小説の内容に関しては私としては、とにかくスラスラと読む事ができて良かった。そして面白かった。 たった一つ、意見的な事を述べておくならば、各章に合わせてある関連資料。それをその関係していく章の終わり終わりに区切るように載せれば、まだ読者の方々からの評価も上がっていく様に思う。 もしこちらの小説が文庫化された時には、その方がきっと、この小説の面白さが伝わっていくと思う。 でも例えこの単行本の形式のままで文庫化となったとしても、私はきっと必ず購入すると思います。 | ||||
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理解力の薄い私は2回読まないと理解できない。1章読んだら巻末の資料へ。。。が面倒だった。どうして1章ごとに入れなかったんだろうか。最後だけ先に読んでしまったら簡単に犯人が分かってしまい楽しさ半減。 容疑者に仕立てられた城野さん中心に話は進んでいきますが犯人は別の人。動機がいまいちでメッタ刺しにしなくてはならなかった心の闇がよくわからなくて、何かすっきりしない話だった。。。でも読んでしまう湊作品。 | ||||
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ミステリーは普段全く読まないのだが、 湊かなえさんは別。 湊さんのお話の登場人物はみんな 憎しみとか妬みとか、大なり小なり誰もが持つ感情をちゃんと持っている、 至極人間らしい人々だ。 普段はうまく隠して生活しているが、人間という生き物はこの手の話が大好物である。 一つの事件を発端に、ここぞとばかりに騒ぎだす登場人物たち。 ささいな出来事を、すでに出ている「犯人」というただひとつの答えに結びつけるために 記憶の中の「妄想」を「事実」にしてしまう。 罪悪感など一切なく、むしろ自分の中の正義に忠実に。 「自分はそんなふうには絶対ならない」 と思っていたとしても、「そんなふう」の境界線は 自分の足下のすぐ際に引かれており、 ふとしたきっかけでどうなるかなど本人でさえもわからない。 しかも、質の悪いことに 「そんなふう」な人々は、自分が「そんなふう」 であることに全く気付いていない。 自分の中の正義とは、案外当てにならないもののようである。 「そんなふう」な人たちがたくさん登場するこの小説、 作品としてはもちろん、未来の自分への警鐘として じっくり読んでみるのもいいかもしれない。 | ||||
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私個人的な感想。ものすごく俗っぽい煩悩だらけの社会をうまく切り取っている。鼻につくくらいに。お上品な作品とはいえまい。でも、面白い。大人にはたいしたことなくても子どもには深刻な悩みや、傷つきを生むこともあることを思い出せてくれたし、自分の名前のせいでなんだか嫌な思いをしたことある身にとってはものすごく共感できた。この人はこの書き方が向いているのですね。 | ||||
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なんでこんなに評価が低いのかしら? 後段部分については評価が分かれるところだろうが、リアリティ自体はあまりない (はっきり言ってこんなまとまりの良い掲示板があるわけない)ものの、 読者に対する見せ方としてはよくできているし、あまりに唐突なエンディングにもうまくオチをつけたものだ。 そりゃ「告白」と比べれば多少は落ちるかもしれないが、いつまでもデビュー作に 引きずられた評価しか受けられない作者も気の毒だし、今回の新たな試みには拍手を送りたい。 昨年は推協賞もとったことであるし、この作家の懐はまだまだ深いものがあると思う。 今後も長く付き合っていくつもりである。 | ||||
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化粧品会社に勤務するOLが惨殺される事件が起こった。疑いを持たれているのは、同じ会社に勤務する同期の女性である。 この事件に興味を持ったフリーライターが取材をはじめる・・・同僚、同級生、地域住民等から、疑惑の女性の人物像が語られてゆく。 ところが、それがネット、週刊誌などで話題になって・・・。噂が噂を呼び〜増幅されながら・・・勝手に彼女の印象が人々に形成されてゆく。 自分のことを他人が如何思い、別の他人にどう喋っているのか・・・ある恐怖にも似た感情が伝わってくる。 噂が噂を呼ぶ、情報社会の恐ろしさをかいま見るミステリー。 | ||||
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本書はミステリーの謎解きと言う感じでは無く、臨場感のあるエンターテイメント小説に仕上がっている。話は容疑者の周りの人間のインタビューと手紙、ネットの投稿を中心に進むが、インタビュー自体にリアリティが感じられ、なかなか面白い。 容疑者に悪意のあるもの、逆に強く擁護するもの、もっともらしい話など、それぞれにリアリティがあるが、殆どの読者は、インタビューの話を真に受けて、最後まで作者に騙されるだろう。ただ、最後まで一気に読み進めたが、結末の謎解きの説明がやや不足しており、欲求不満を感じる。小説自体にもリアリティが感じられ、女性のいじめとは巧妙で近くに居ても仲がよいだけだと勘違いするだろうと思った。 | ||||
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「贖罪」のように、一人ずつ色々な人物が事件について語っていくことでストーリーが進んでいきます。湊かなえさんお手の物ですね。 でも今回はなんといっても関連資料がおもしろい。ツイッターや週刊誌、新聞記事と本文を合わせながら読むとまた新たな発見が。 ネットで無責任な発言がとびかったり、個人情報がだだもれになったりしていくところがうまく表現されてて怖くなりました。 ミステリーとしてはイマイチですが、伏線のはりかたや、登場人物の語らせ方などは見事です。「贖罪」や「少女」などが面白いと感じた方なら間違いなく楽しんでいただけると思います。 読んでまだ一度読んだだけなので、もう一周してきます。 後味はやはり悪いですが、女性がもつ特有の心理…女性は特に共感できるんじゃないかなぁと思います。 | ||||
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美人会社員が何者に殺され、その同僚に疑いの目を向けられたことから始まる、 周り(最後には本人)の証言と、Twitterらしきものと週刊誌の資料からなるミステリー。 主観だけでは「真実」は解明されない。 誰もが自己保身のために嘘をつくこともあるし、その嘘が他者の手によって、嘘が増幅することもある。 そして、一旦付いてしまったイメージは崩れることが難しい。 『真実とは何なのだろうか?』 この作品に限ったことではなく、日常生活でも考えてしまいそうだと思った。 | ||||
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