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白ゆき姫殺人事件
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白ゆき姫殺人事件の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.98pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全80件 41~60 3/4ページ
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作中で「ネット上で匿名で無責任に事件を語っている人達」と同類だってことに気が付いてないんでしょうね… そういうコトを取り上げた作品なのに…まんまと 湊さんの作戦にはまってしまってて、可笑しい! …と、思う私のような人もいることも 湊さんの想定内なんでしょうけれど。。。 そういう意味でも 面白い作品でした。 | ||||
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人が人を語る時に点々と含まれるもの、悪意、偽計、そして未自覚的な悪意。人の噂って恐ろしいねの一言で片付けることはできない。一つ一つの連鎖と微妙な違いを織り成しながら、筆者は彼女独特のミステリーを紡いでいく。 それにしても、人はこれだけの未自覚の悪意に囲まれて生きているのだろうか。 湊かなえの本はまだ二冊目だけど、人と人の間に楽観的な善意を仮定しないところに、この作者の良さと受け入れ難さがあるのかもしれないと思った。 | ||||
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ツィッターをそのままページに採用しているのが面白い。 もちろん、それ以外にも女性同士の業などはよく書けている。 マスコミの嫌らしさは、ちょっとありがちかなと思ったが、 それでも感情をゆさぶられた。 文章も読みやすいし、場面をつくるのも上手だと思う。 | ||||
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会社の同僚が殺される!それも、メッタ刺しに丸焦げ・・・ いったい誰が殺したの? ネタバレになって楽しみが半減するのであまり詳しくかけないのが残念だ。 この作品の100ページはこの殺人事件が解決するまでの、参考資料と題して、 インターネットのコミュニティサイト、週刊誌の記事、新聞記事が載っている。 この、資料と並行して読むとこの作品はとっても楽しい。 最後は、事件は解決するがそのあとに残されたものたちはそうしたらいいのか考えさせられる。 友人を救うために応じた週刊誌への取材や、投書、コミュニティサイトの立ち上げも、 本人からしたら至って迷惑でしかないこと。 ・・・考えさせられた一冊です。 湊さんにはもっといろいろ挑戦してもらいたいです。 | ||||
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完全に映画化されるのを前提として書かれているように感じます。 そう読めば納得できるかと思います。 | ||||
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この話はミステリーではありません。 また、SNSが出てきますが、ネットの無責任な大衆の暴走、という話でもありません。 むしろ身近な人・コミュニティに焦点があてられています。 話は全編を通してインタビューのセリフと記事、SNSのみで構成されています。 殺された被害者の同僚・城野がアヤシイ、 という噂を週刊誌のフリーライターが追いかけていくだけです。 このフリーライターは自己中の無責任野郎で、噂の内容の真偽を確かめもせず、 センセーショナルな方向に編集して発信していきます。 これだけだと"週刊誌なんてそんなものよね"で終わってしまいます。 問題は、インタビューを受けているのが城野の確かな知り合いである、というところです。 会社の同僚・大学時代の友人・実家のご近所… 彼らの証言は、"城野が犯人"という思い込みを前提としているため、 「あの子ならやりかねないかも。だって昔、~ということがあったから」 という、後付けの塊です。話を盛って話す、こういった部分はとてもリアルです。 歪んだ見方・盛った話は後付けなのですが、過去の出来事自体は確かにあった事を述べています。 "何割かは事実である"ということが、歪んだ発言を無視できないものにしています。 また、述べているのは一部事実であるため、同じ事実を知っている同じコミュニティの人間には、 たとえ証言者匿名の記事であれ、「これはあの人がしゃべったんだな」とわかります。 この話ではタイトルも含め、あだ名やハンドルネームなど"名前"が取り上げられており、 匿名であるようで実は匿名になりきれていない状況が出てきます。 とくに言われている側の城野にとっては、すべての証言が誰のものかわかるでしょう。 そしてどの証言も、確かに"事実"を述べており、その上で城野がいかに犯人らしいかを述べています。 (ホントは味方する証言もあるのですが、ライターが編集して歪めてしまいます。) 自分の過去から現在までのつながりある人々が、皆"あいつは犯罪者"と述べる。 自分は今までそんな風に見られていたのか、自分はいったいどんな人間なんだ、と、自分が崩壊してしまいそうです。 証言から人物像や事件の真相を形作っていくミステリーやサスペンスに対して、 この話は、証言によって、城野という人物を壊していくお話なのです。 証言を慎重に読んでも事件の真相には近づけません。 話の最初以外警察の存在が出てこない、というところがミソです。 ライターが真相に迫っているのなら、どこかで捜査中の警察と同じ場所に行きつくはずです。それがない。 つまりこのインタビューは、事件と無関係なところで無関係な人たちが無関係なことをしゃべっているのです。 匿名・ゴシップ・インタビューという非日常で、簡単に無責任な無意識な悪意をばらまいてしまう人間こそが中心にあります。 | ||||
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湊かなえ作品は文庫化されるとすぐに購入していました。今回は映画化されることもあってぜひ読みたいと思い購入。 残念ながら映画は結局見る機会がつくれなかったのですが、原作だけでも読めて良かったです。 読みやすいので2日で読み切りました。中2の息子もあっという間に読み終えてしまいました。 忙しい身にはちょうどいい一冊でした。 | ||||
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あまりに酷評が多くビックリです。 私は面白かったと思うけど。「心を殺された」という一節が胸に刺さりました。 様々な形の、悪気のない悪意。人間関係の恐ろしさを素直に感じることができました。 湊さんの作品は最後になんとも言えないもやっと感が残りますが、この作品もやっぱりそうでした。でもやっぱり読んじゃうんですよね。 残念だったのは資料ページを読んでいる際にうっかり先のページを開いてしまって自己(事故?)的にネタバレしてしまったこと…新聞記事のページで逮捕者の名前が見えてしまって…。これホントにショックでした…。 資料は最後にまとめていちいち「参照」とせずに、ページ間に挟んでくれたらよかったのに…最後の最後にトホホな思いをしたので星減らさせていただきました。 | ||||
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あっという間に読み終えました。 キンドル本で読んで気になったことは、 55%で読み終わってしまったこと。 確かに資料が添付されているので、状況は わかりますが、「え?もう終わっちゃったの」 って言うぐらいあっという間でした...。 作者の映画は観たことがありますが、小説を 読んだのは今回初めて。 充分楽しんで読みましたよ。 証言をしたそれぞれの人となりが良く伝わっ てきました。 | ||||
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まず始めに、この本を、サスペンス的に捉えると期待はずれな結果になります。 自分も読み始めてすぐに、読むのを止めました。 でも視点を変えて読み出すと 止まらなくなります。 殺人事件を背景に「容疑者、城野美姫」はどんな人物なのか? 彼女関係する人間の証言が「主観」で語られて行きます。 「あの人が殺人?まさか・・・でも、実は、、、、」 「彼女がそんな事をするはずが!!! その証拠に・・・」 語る人間によって全く違う顔をもつ「城野美姫」 何が真実なのか? 動機は? どんでん返しも、驚愕の真実も、まさかのラストもありませんが 城野美姫と言う人間を全く違った解釈で語る人達、 彼女が「容疑者」ではなく何かを成し遂げた「功労者」だったら? どんな彼女を語るだろう? もしも、「城野美姫」があなただったら? あなたの周りの人達はあなたの事を何て語るだろう・・・・・・ ただ、残念に思ったのは 言葉?が幼稚と言うか ひねりが無いというか 中学生の作文か?と思う様な文章が残念かな? 今時若いOLが真剣な話の中で 「どころがどっこい」なんて言うのだろうか? 少し興醒めした。。。。。 | ||||
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よくよく考えると、それはちと無理でしょと思われる部分もあるが、充分に★5つだった。やはり人物が上手く書けている小説は無条件に面白い。 ただ難を言えば、各章末に記載されている【資料…参照】というのを、その各章のすぐ後に記載してほしかった。 | ||||
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犯人がだれか、というサスペンス以上に、普通と思っている人々が ふとした拍子でとても残酷になっていくのが怖い。 もしも自分が同じ立場になった時、果たして同僚は、近所の人は どう発言するのだろうか、と考えてしまった。 チャットや雑誌記事、新聞記事が本編とリンクして巻末に掲載されて いるのも、自分には面白かった。 | ||||
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あっさり読み終わった。本編は220ページの中編で、事件の関連資料が80ページ強という面白い構成になっている。 ストーリーは単純で、世間で白ゆき姫殺人事件と呼ばれる化粧品会社の美人OL殺人事件の犯人が誰なのかをメディアや関係者の証言でつづり、最後は犯人に辿り着くというもの。 しかし、SNSや関係者の噂や証言が犯人に辿り着く道に影響を与え、単純なストーリーに捻りを加えている。従って、事件や被害者と犯人を描くというよりも関係者やマスコミ、世間を描いた作品と受け取り、その面白さを味わうべきではないかと思った。 映画も公開されているようだが、この辺りの面白さは上手く表現出来ているのだろうか。少し気になる。 | ||||
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期待値が低かったために、想像以上に楽しめた。 ミステリーというより、人間観察記としても楽しめた。 人と人との間に存在するから、人間として生きているんだなあ。 後半にある、新聞、雑誌掲載記事、ブログや、ライン、TWにあたるような資料的なものが、より、物語を厚くしている。 湊さんの小説は、人の心の暗闇をえぐるようなところがあり、どちらかというと好みではないのだが、今回は暗闇というよりむしろ表面での人のとらえ方の相違が、人間関係の微妙さをあらわしていて興味深かった。 | ||||
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今までの小説を基準にすると確かに読みにくいが 読み物としてなら私は面白かったです。 つまらないという、意見の中に告白と比較した意見が多く見えますが、この作品と告白はジャンルそのものが違うので比較対象には検討しないと思います。 告白の衝撃をまた味わいたいのなら、また告白を読めば良いのでは? 作品の色が似ることはあっても、一つ一つ違うのは当たり前だと思います。 | ||||
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推理小説は初めてでした。 感想としては面白い!私なりに推理しましたが、この結果は予想できませんでした。 レビューの評価は様々ですが、普段小説を読まない人は読んだら面白いと思います。 映画も公開されるようなので、見に行けたら行こうと思います。 私は巻末の資料があることに読み終えてから気づきましたので、これから読むという人は読み忘れないように気をつけてください。 | ||||
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湊かなえが大好きです。発売されるのを待っていました。とても安くて助かりました | ||||
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とても面白かった。特に、情報の広がり易さの象徴ともされるソーシャルメディアの利用についてもう一度深く考える機会を与えてくれる作品だ。 中途半端な情報が一人歩きし、そこに尾がつく。 学生なら体験した事のある恐怖。子ども社会によくある話の大人バージョン。この作品がつまらないと感じた人(特に子どもを持つ親)こそこの作品をもう一回読み返す必要がある。明日は我が身ではないが、誰にでも起こりうる事。 | ||||
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購入前にレビューを見ると辛口評価ばかりだったので期待せずに読みましたが、面白かったです。 それぞれの登場人物によって、一つの事件もしくは人への考え・受け取り方の違いがあるってことが湊さんの作風だと思っています。 今回の作品でもそこは変わっていなくて、そういう部分が面白くて読んでる自分にはあってました。 殺人事件が起こってその後行方不明になった同僚があやしいのではないか、とフリーの記者が関係者に聞き込みをしていく話。 たった一人の人物に対するその他の登場人物からの評価は千差万別。 一つの物事でも受け取る人間によって考え感じ方が違ったり、別の一面・情報を知っているから評価が変わったり、 好意・悪意を持っているから受け取り方に違いがでたり、見栄を張って嘘をついたり、 後暗いことがあったり別の人物との関係があるから評価が変わってしまったり、 理由があって嘘を言っている人物がいたり。 そこまではいつもの湊さんの作品ではよく見られるもの。 今回はそこに、マンマロー(ツイッター)のつぶやきや、週刊誌の記事まで加わっています。 面白がってするつぶやきや、読者に受けるように改悪されたインタビューなど、これしか見ていない人間は確実に印象を操作されてしまう。 これって、現実でもそうですよね。 何を信じていいのか分からなくなる、でもある意味全てが(各々にとっては)真実なのでしょうね。 文庫版だし、気になるなら買ってもいのではないでしょうか。 ただし解説、お前ェはダメだ。 この作品が映画化されるということで映画監督さんが解説を書かれています。 「これを書いた湊さんという作家を信用できると思った。普通のミステリーのオチの納得ではこんな気持ちにはならなかっただろう。」 …他のミステリー、ディスってんのかコイツ。 「…(映画監督にとって)一番大事にするべきは作品でしょう、そのように仕事をしてくれと俺は言いたいのです。(中略)…(映画化にあたって)原作になかったシーンを入れさせてもらった。厳密に言えば原作になかったシーンではない。原作にあった作者の眼差しを追いかけた末に行きついたシーンと言ったほうが正確だろう。」 作品を大事にしろよ。厳密に言えば原作になかったシーンではない、ってないものはないだろ。 映画監督のこういった勝手な解釈があるから、映画化されても見たくないんだよ。 「ここまで共感できた小説を映画に撮れる僕は本当に幸せである。逆に言えば、そこまで共感できない作品は引き受けない。原作者への共感が欠けた作品を映画化してもだれも幸せにならないからだ。」 …もう、何も言えない。 | ||||
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皆さんの星の数が少なく、感想もあまり良いものが少ないことに驚きました! あまり読書をしない僕でもすらすらと読め、また「ネット上での議論」などTwitter世代でも入り込みやすかったです。 確かに最後のTwitter形式のページは読みにくさが多少ありましたが、ストーリー、特に最後のどんでん返しはとても面白かったです! もしかしたら、読書家の皆さんからしたら面白味のない作品かもしれません。しかし、ある意味この作品は若者向けかも知れませんね。 | ||||
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