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白ゆき姫殺人事件
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白ゆき姫殺人事件の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.98pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全80件 21~40 2/4ページ
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読んでいる最中は特に もしろい、夢中に・・・・というわけでもなく、いろいろな人の証言などをたんたんと読んでいる感じ。 しかし、最後の最後で予想外の犯人に。 そこで初めて、この本が何を伝えたかったのか、の全容を把握できました。 いかにネットの情報が不確かか、思い込みや誤った情報からの安易な発言が 真実を遠ざけてしまうか・・・考えさせられました。 | ||||
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映画化にもなっただけに内容はかなり面白かったです。 というから、現代社会において誰にでもありえる(起こる?)事件なのではないかと・・。 | ||||
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殺人事件の真相が、関係者の証言を元に明らかになっていくのだが、 その工程、登場人物に引き込まれ、一気に読めた。 | ||||
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殺人事件という悲劇によって始まる物語ですが、悲劇に対峙した人々がそこにドラマ性を持たせようとすると、それは途端に喜劇に変化していきます。本作は、それがSNSという現代的なツールを軸に進んでいきますが、それはいつの時代も、他者との関係性に関わらず存在しうるもので、本作でもSNSの炎上のみならず、職場の噂、女友達(自称親友)の自己本位な擁護、果ては両親に至るまで、主人公を取り巻く軽薄な人々が勝手に存在しない物語を進めてくれます。おそらく作者はこの辺りの軽薄さを意図的に書いたのでは無いでしょうか?もちろんそれだけでは単に不愉快な、コミュニティにおける爛れた人間関係にしかなりませんが、そこにそもそもの主人公の性質自体をごく僅かにずれさせている事で、全体的なこっけいさを愛らしく感じられるようになっています。 この作品は、読者がどのような視点から物語を理解しようとするかによって、感想が変わってくる作品であるように思えます。ミステリーや推理サスペンスとして見れば盛り上がりに欠ける平面的な駄作になるでしょう。しかしながら、前述の「悲劇の表裏にある喜劇」として見つめると登場人物一人一人が憎めなく、人間味を感じる喜劇としてその姿を現してくれることと思います。 | ||||
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噂は真実であるかどうかではなく、影響力の強い人が発信するかで決まってしまう。 狭い地域での噂もネット社会では、どこにも逃げ場を与えてくれない。 ここまで誰一人(夕子ちゃん以外)、親までも惑わされるとは現実には考えられないけど、 報道や友人同士の些細な話が誰を追い詰めることがあるのだと…わかっているようで考えてもないのが現実かも。 残念ながら、身勝手な人はいるのが常。 真実を見極めるなんて大それた事は言えないが、悪い噂は特に見えている事が全てではないかもと考えていきたいです。 | ||||
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人物像が浮き上がってきて別な楽しみ方で読みました。少しわかりにくい点もありました | ||||
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ミステリーとして犯人捜しや予想外の展開を期待している読者の方には低評価かもしれないですね。 この作品の面白さは人間なんてこういうものだという、薄情さや、無意識の悪意などに焦点をあてているところだと思います。 | ||||
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湊かなえ作品は面白い、と薦められて初めて読みました。 この作品は面白いんですが、私には読みにくかったです。面白い理由は人は自分の視点からしかモノを見られないし考えられない、という当たり前だけれど日常生活では盲点となっている部分をうまく描いているところ。読みにくかった理由は細かいところまで神経の行き届いた文章ではないので、余計なところが気になって文章に集中できないところ。作家の感性は面白いものがあるけれど、文章としては読みにくい、といったところです。最近、面白いと聞いて読んだ有〇浩の文章を読んだ時も同じ感覚を覚えました。良くも悪くも、文に慣れてからは一気に読めたので☆4つで。 | ||||
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様々な関係者の証言をもとに殺人事件の真相が明らかになっていくが、純粋な推理小説ではなく、結末はかなりどんでん返しになっている。賛否両論あると思うが、現代社会のSNS,風評など的確にとらえた作品だと思う | ||||
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"DNA型鑑定により犯人とされた人間が実は無実の罪であった… 警察の絶対権力と科学捜査の絶対信頼度の中で、間違いはないと決めつけられた時の怖さ。 真犯人が別にいると著者が確信しているにも関わらず、間違いを認めないが故に、プライドなのか再捜査をしない警察との戦い。 真実を真実としえて扱わず、捻じ曲げてしまう隠蔽体質の怖さに衝撃を受けた内容であった。" | ||||
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低い評価が多い印象で、確かに今までの湊さんの著書からしたら、後半にかけての盛り上がりには欠けていたかな、という印象でした。 しかし、ネット社会での個人情報流出の簡易さ・危うさや、それを通して作られていく歪められた人物像。 自身が感じていた、記憶していた自分という人間を、周囲(それも身近な人たち)からの先入観ありきの様々な言われように、1人の人間の自我もまた歪められていく。 ミステリー、サスペンスとは違いますが、日常でも起こりうるこうした情報操作・人の噂話というものに、『ペンは剣より強い』という格言を思い起こさせられました。 | ||||
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一番「理不尽だ」と感じたのは、「自分が発見される前に真犯人が捕まってしまった為、どこにも『釈明』する機会がないであろう」事だった。 取材に応じた相手に対面しても「大変だったね」と言われるだけで、後は話題にするのを封じられてしまうであろう。 という部分。 典子に対し「ざまあみろ」ではなく「気の毒」だと思える程に善良なのになあ。 ここで「彼女が哀れで」ではなく「気の毒」という言葉を使ってるのがすごく「美姫」という人となりを現してる気がした。 「資料」をばっきり巻末にまとめちゃってるのが、なんとなしに笑った。 | ||||
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まさしく悪意と集団心理 そしてそれを煽るマスコミ・・・ 犯罪の容疑者になるというのはこういうことなんだろうなと ミステリーといえばミステリーなんだろうけど 人間の俗悪さがなんとも気持ち悪くリアルに描かれてました | ||||
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井上真央主演で、映画化されていますが キャスティングがあっていると思います 湊かなえはドロドロした、人間心理が多く、後味の悪さが残る作品が多いですが 比較的これは展開が早くて読みやすいです 通信化粧品会社白雪石鹸大当たりで、通販売上1位にまでなるほど 会社の人間関係のドロドロと、嫉妬渦巻く人間関係が克明に描かれています 美人OL 三木 典子が殺される惨殺、死体 となり発見される 犯人は,里沙子なのだが、いろいろ、動機に不明な点がおおい ライターの、赤星雄二がよかったです 湊さんの作品の中では1番面白いです。 | ||||
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読後感は結構ある。 犯人が誰というよりも、他人への印象は人それぞれ。 そんな内容。 | ||||
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登場人物ごとの視点で話が進んで行くので、分かりやすく読みやすかったです。 | ||||
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集英社文庫『白ゆき姫殺人事件』のレビュー。2014年4月読了。 2014年3月に本作品が映画として公開されるにあたって読んでみた。 当時の文庫本の帯カバーは、表が城野美姫役の井上真央、裏が赤星雄治役の綾野剛。 主な出演者が載った映画ポスターを「ざわちん」が一人で真似たことでも話題に。 売れっ子作家らしく、文章は実験的な構成になっており、謎解きだけではない新鮮さを読者に与えてくれるだろう。 一方で、オーソドックスな読書が好きな向きには、最後まで波に乗れない方もいるかもしれない。 ただ、この作品の主題は現代社会を鋭く衝いており、波に乗れなかった方も合点がいくのではないか。 自分の思い込みが正しいに違いない。 自ら検証するでもなく(する気もなく)他人の意見や雰囲気で判断してしまう。 現実世界においてもネット世界でも、その言動に責任を取らないし、取らなくても良い位置だけは(周到に)確保している。 そんな方は一読を。 | ||||
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あまり期待せずに読みはじめたのですが、非常に面白かったです。 それゆえに、評価があまりよくないことを意外に思いました。 ネットへのつぶやきの無責任さと、自己顕示欲。噂への憶測や、無自覚な誇張は、まったくの嘘ではなく、真実が含まれているからこそ、それがあたかも本当の真実であるかのように広がり人を傷つける。 本書は、後半80ページ近くを使って、この事件のネットでのつぶやきと、週刊誌、新聞の記事が「関連資料」としてつけられているといった少し変わった構成になっています。 実際におこったこと、それを話手がどのようにとらえ伝えるかということ、さらに聞き手がどのように解釈するかという3つは全くイコールではないのだということ。けれど、それが違うのだということは普段私たちはあまり意識せず、真実を知っているかのような気がしてしまっている。その無自覚さをミステリーの形で突き付けてくる作品だと思いました。 けれど、ただミステリーとして読もうと思うと殺人事件の計画や動機の粗さが気になる人もいるのかもしれません。作中の人物を不愉快に感じ誰にも感情移入できないという人がいるのもうなずけます。 映画にもなっていますが、こちらは作品のテーマはそのままに、原作になかったろうそくのエピソードと、ラストの赤星のエピソードを取り入れることで不快なだけでない後味のよさがプラスされていました。このような救いが原作の中にもうまく取り入れてあれば★5つになったなとそこだけ★ひとつマイナス。 | ||||
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「告白」「贖罪」を更に進化させたような面白さでした。 週刊誌記者の取材に対し、関係者が次々と答えていく といった形式で書かれています。 事件と被害者、容疑者について、 人によって食い違う認識が面白くて見事です。 プリズムのように、少しずつ角度によって(登場人物によって) 色が変わって行きます(事実が変わって行きます)。 そして最後は意外な真相が明かされます。 このような構成自体が、湊さんが発明したものの ように思いますし、現実の人の記憶や心の動きに 近いように思えて、興味が尽きないです。 また、女性作家ならではでしょうか、 女性同士の関係の危うさもうまく捉えていて、 そこを作品の軸にしているのも面白かったです。 | ||||
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告白・贖罪と続きこの作品との話を友人から聞きました。なんとなく重たい作品は苦手なのですが、湊かなえさんのさくひんは、ついつい引き込まれてしまいます。まだ、こちらの作品は読み始めていませんが、手元にある湊作品がまもなく終了ですので、早く読みたいです! | ||||
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