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さよならのためだけに
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さよならのためだけにの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.80pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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個人的に、我孫子さんの作品の特徴は、最後の最後に大どんでん返しだと思っていて、今回はー(ry | ||||
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新婚旅行から戻るなり、水元憲明と妻・月(ルナ)は離婚を決めた。まったくそりが合わないことに気づいたから。けれど……深刻な少子晩婚・高齢化社会に悩む先進諸国は、グローバル国策会社=結婚仲介業のPM社を創りだしていた。その画期的相性判定で男女は結ばれ、生涯結婚を維持せねばならないのだった。しかもこの二人、判定は“相性最高"で夫ときたらPM社員。強大な敵が繰りだす妨害に対し、ついに二人は“別れるための共闘"をするはめに! | ||||
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会話文だけ読めば内容が分かる。会話文の間の感情の説明がくどい。ストーリーが大雑把。都合良すぎ。高評価レビューを読んで買ったが、その落差に驚く。表紙の絵が良いので星2つ。 | ||||
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愛する2人が周囲の反対やあらゆる障害を乗り越えて結婚しようとする恋愛物はよくあるが、本書はその逆。 周囲の反対や妨害を乗り越えて、何としてでも離婚しようとする物語。 遺伝子による相性診断によって結婚相手が決められ、離婚が許されない近未来。 結婚したもののたちまち離婚する事を決めた主人公たち。 しかし、巨大な敵があらゆる手段をつかって離婚する事を妨害しようとしてくる。 離婚したい2人は別れるという目的のために共闘する事になる。 通常の恋愛小説はなんとしてでも恋愛を成就させようとするが、本書はなんとしてでも離婚しようと奮闘するという設定が面白い。 そして、離婚のための共闘という過程において登場人物達の心境変化が細かく描写されていて、それがまた面白い。 ミステリとSFと恋愛小説をミックスさせたような内容。 我孫子武丸は奇抜な設定の面白い本をよく書いているが、その中でも特に気に入った。 やっぱり我孫子武丸は面白い。 現在絶版になっているが、復刊させてくれないかなあ。 | ||||
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作品概要は他のレビューで出てますので割愛。 作者のミステリ作品が好きで何作か読んでいますが、特に好きな部分が心理描写です。疑心暗鬼にかられ思考がまとまらなくなっていくような描写が、読者の心理とマッチしていて感情移入しやすいのです。 同じように、今作でもこの心理描写がうまく活きています。これから離婚しようとしている嫌いだった相手に対し、ともに苦労を分かち合ううちにだんだんと気持ちが変わっていく。その過程の描写がまるで犯人に対してまさか…という信じられない自分の気持ちと葛藤する様と似ていて面白いです。 あと、男女の思考の対比が面白いですね。 私は男なのでつい女性主人公の感情的な行動に理不尽さを感じましたが、最後まで読む頃には色んな意味でかなわんなぁーと思わされました(笑) 人物描写に作者の夫婦関係がどれくらい関係してるのか気になります。 | ||||
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近未来のお話。 そこでは、ほとんどの国民が、PM社(パービリオン・マッチメイカー社)による相性診断結果を受けて結婚を決めている。 PM社は、何と遺伝子による相性診断を行っている。 そのおかげで、離婚率は減り、出生率も増加した。 特に「特A」判定を受けたカップルは、これまで離婚率0%という実績を誇る。 今では、日本だけでなく、全世界がPM社による相性診断および結婚を推奨している。 主人公は「特A」の判定を受けて結婚した、水元憲明・月(ルナ)夫妻。 また、水元憲明は、PM社の社員である。 しかし、月の方は、結婚前から「二人の相性が良くないのでは?」と思っていた。 そして、二人は、新婚旅行から戻った夜に離婚を決意する。 しかし、そう簡単に離婚は出来ない。 PM社による、妨害が始まった! 離職の危機、親友からの助言、催眠などなど・・・。 話は、後半に行くにつれて、盛り上がっていく。 そして、最後にPMの創設者の御曹司との対決へと続く! 果たして、二人は無事に離婚できるのか? 内容的には、サスペンスではなく、(逆?)恋愛ストーリー。 話のテンポが良く、非常に読みやすかった。 作中での二人の気持ちの変化は、恋愛感情そのもの。 読んでいて、非常に心地よかった。 また、御曹司との対決の後半に、月(ルナ)が言った言葉は、心に残った。 是非とも、現在婚活中の男女に読んでほしい。 そんな一冊である。 | ||||
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じつは恋愛と遺伝子は密接に関係を持つと思っています。ロンドン大学でそれを研究していた友人の影響かもしれません。 なので、人間が自分よりより良い種を保存したくて、恋愛して子孫をなすのだと。 しかし、それが国策となり、大企業によってコントロールされる世の中。どうなんでしょう。 ただ、この話はそれをシリアスに社会的立場から書いたものではなく、半ばコメディータッチなので、時折わらえるエンターテイメントとして、かなり面白かったです。 | ||||
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本屋で売り出したい本と銘打ってあったので購入しました。 ミステリとあったので、「殺戮にいたる病」のようなものを期待していたのですが、全く違いました。 殺人とか表現のグロさとかそういう違いではなく、ありきたりな展開で驚くようなラストもなく、「まさかこのまま終わらないよな」と思っていたら終わりました。 最後には主人公たちは考え方や意識も変わってハッピーエンドという形になってますが、結局PM社のやり方は変わってないし、社会も変化していない。 恋愛小説として読めばよかったのかもしれません。 作品が悪いとかではなく、ミステリーを求めて読んだら恋愛小説だったので、この評価にしました。 | ||||
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主人公が男女一人ずついて、それぞれの視点から物語が進んでいくのがとても楽しくスイスイと読み進めました。 女性の主人公には 序盤かなりイライラしたのですが読み進むにつれてそのキャラクターに引き込まれていくのが自分でもわかりました。 ハキハキとした物言いや、気の強い性格 ちょっとした優しさや男性主人公に対する感情の揺らぎや変化それを認めたがらず葛藤するところが凄く魅力的にうつりました。男性主人公は作家さんのお得いなのか少し頼りないけど共感の持てるいい人です。 | ||||
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かまいたちから氏の作品のファンになった私としては、今回は他のと違いハッピーなライト小説です。 二人の共通目的に立ちはだかる障害が自分たちの気持ちを気づかせる展開は、感情移入してしまいます。 それぞれの主人公の思考も、立場を踏まえてて面白いです。ただ怪しい黒服の登場は場面に合わないような気がしましたが。 私もこのようなプロポーズができるようになりたい。 映画化もぴったりな、ミステリや推理以外の新しい作風に今後も期待します。 | ||||
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