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チューイングボーン
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チューイングボーンの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.44pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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名作中の名作と言わざるをえない! 読むたびに新たな発見と感動が甦る。 恐怖小説の枠だけにはとどまらない、名文学だと思った。ちなみに只今5巡目。 | ||||
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サスペンス小説は、評価としての大きい要因の一つに犯人の魅力があげられる。結末部分では、本の世界に引き込ませる力があった。その理由の一つとして、予想範囲外の犯人だったからだ。犯人の背景も、物語りに違和感を感じさせない説得力があった。全体的な印象として物語りもしっかりとしており、現実的にありえる話のネタなので発想も良かった。 良くないところを指摘する。タイトルは、残念だ。想像できるような名詞にするべきだと思う。参考までに「デッドサイクルレーン」はどうだ! 次に話のテンポである、同様の事が繰り返し起きるので、読み手を退屈させる。主人公とは別に、もう一人準主役を登場させてみてはどうだろうか。そうすれば、話の内容に幅が出る。最後に主人公の心理描写をもっとうまく描ければ更に良くなる。初めは、自殺に対し恐怖すら感じてたはずが、お金の誘惑に負け、平気になっていくという説明語りが残念だ。悪くないが・・・100点を目指してがんばってもらいたい。 | ||||
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この物語の構成は比較的単純だが、細緻な心理描写の連続で、緊張感に終始する。 鉄道自殺をビデオ撮影する登が、どうして平静でいられるのか? それが、張のうろたえぶりと、強烈に対比される。 世間には、この様な衝撃的な映像の需要があるらしい。 しかし、物語は、供給する側の心理や人間の在り方に重点を置く。 物語の情景描写は、時に過剰に細かく、 一読では、不要なのかも知れない?と感じる部分も多い。 しかし、そんな部分も、緊張感に満ちていて、 しかも、全体として文学の香りが香しい。 タイトルのチューイングボーンは、物語を抽象的に象徴する。 その、象徴性にも、文学の香りを感じる。 私の読書歴に、大きな1ページが加わった。 | ||||
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非常に文学性の高い作品。現実的というよりは幻想的な作品で、叙情性も豊か。ストーリーもよいが、文の巧さが特筆される。此れほど巧い作家は滅多にいない。今後の活躍が期待される。 | ||||
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どちらかと言えば純文学に近い作品です。 こういう作品を出すあたり、SFやミステリーなど幅広いジャンルを網羅する、角川ホラー文庫の懐の広さが伺える気がします。 一気に読み終えてしまうような迫力はありません。地味な展開を文章力で読ませていきます。途中は確かにつらかった。 けれど最後まで読んだときの、鮮烈な印象は、他のホラー小説では味わったことのないものでした。 読み終えた瞬間、途中の冗長さなど全て忘れて、 「いい小説だ」 とつぶやいてしまいました。 近頃ホラーに飽き始めていた自分に、ホラーの新たな可能性を見せてくれた作品です。 角川ホラー文庫には今後もこの純文学路線を模索してほしい。 | ||||
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