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結婚詐欺師
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結婚詐欺師の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全36件 21~36 2/2ページ
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本作の見どころは、結婚詐欺師・橋口龍一郎のテクニックと、騙し方、騙される女、そして彼を追う刑事・阿久津の話。 特に面白かったのは、騙される女たちの話だ。 本当は笑ってはいけないのだけど、読みながら思わず吹き出してしまいそうになった。 でも、読みながらつくづく思ったのは、橋口はきっと詐欺師なんかにならなくてもきっと超一流になっていただろうということ。 そこから分かるのは、どんなものでも使い方次第だということだ。 どんなものでも使い方次第で、人を幸せにしたり喜ばしたりすることができる半面、人を不幸にしたり悲しませたりすることもできる。 例えば橋口でも、その話術を良い方向に使っていれば、捕まることもなく、人に感謝される一生を送れただろう。 それはきっとその人の考え方次第なのだと思う。 この小説はきっと反面教師にしなければいけないもののうちで、最たるものだと思う。 これから読む人はそこに注意して読んでもらいたい。 | ||||
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結婚詐欺師と刑事、という二つの視点から展開されるところが とてもおもしろいです。 読者は双方の動きを知ることができるので、 結婚詐欺師目線では計算されつくした完ぺきであるかのような行動が 刑事目線では実は証拠に繋がっていたりするところなどを目の当たりにできます。 結婚詐欺師が女の人を騙す手口には感心しました。 手が込んでます。 三人くらい同時進行で騙すのですが、それぞれ違った手法を用いて騙しにかかるので 結婚詐欺師の手腕の高さを描きつつ、読んでいるほうも飽きさせません。 結婚詐欺にあわないようにするためにも読むといい…かも?(笑) | ||||
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プロの結婚詐欺師とそれを追う刑事、二つの視点から展開されるストーリは、リアリティがあって読み応えがあった。女性を騙すという単純な話なのだが、女性の心理を利用した手口が詳細に描かれていて惹き込まれた。物語の中盤から後半にかけては、刑事が昔付き合っていた女性が詐欺師に騙されようとしている中、何もできない刑事の苦悩と葛藤が見事に描かれ最後まで飽きずに読むことができた。 | ||||
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すぐに読み終わるほど面白かったです。 乃南アサの本をまた読みたい!と思わせる一冊でした。 | ||||
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騙した方が悪いのか、騙された方が悪いのか。 もちろん、騙す方が悪いに決まっているが、 例え短い間でも、夢を買ったと思えるならば 彼を憎まずに、綺麗な思いでとして閉まって おいてもいいのではと思ってしまう。 そんな、常識を歪ませられる小説です。 けど非現実的なものも、たまにはいいでしょう。 私たちは現実の中で生きているのですから。 | ||||
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初めて読む作家さんの作品は短編から入るのですがストレートなタイトルに惹かれて、いきなり長編それも上下巻物である本書を買ってしまったのですが、あまりにも面白く一気に読んでしまいました。読みながら橋口の妻になりたいと思う(思った)被害者達、そして橋口の妻に同情しましたが最後に橋口を憎むことはできませんでした。読書が苦手な方にも飽きることなく読める一冊だと思います。 | ||||
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結婚詐欺にあったという女性の被害届けから ある男を調べていくうちに、 その男が他にも多数の女性を口説き落とし 金銭を貢がせているプロの詐欺師であることがわかる。 男を合法的に有罪にするために奔走する刑事は、ある日、 詐欺師が次に狙っているターゲットが学生時代の自分の恋人であることを知ってしまう。 愛した女性を傷つけず被害にあわせず詐欺師を捕らえるにはどうすればいいのか・・・ 悩んで酒におぼれる刑事の姿がリアリティーあってよい。(笑 ツボを抑えた笑い、スリリングなストーリー、そして何より 詐欺師の歯の浮くような口説き文句がおもしろい。 | ||||
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読後、結婚詐欺師の橋口を憎むことができないのは、何故だろうかと考えた。知恵を絞り、ある意味で工夫を凝らしている努力する様にだろうか、ある意味で、女性に夢を与えているからだろうか、そもそも結婚というものをゴールと考える自己実現の設定の仕方に問題があることを、主人公が、そのような言葉を使わずして表現しているからだろうか。一気に、おもしろく、感慨深く読むことができました。 | ||||
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徹夜度 ★★★★☆ 話題性 ★★★☆☆ 着想 ★★★★☆ 作品の重さ ★☆☆☆☆ テンポ ★★★★★ 読みやすさ ★★★★★ 謎解き ★☆☆☆☆ 感動 ★☆☆☆☆ 読後感 なるほど! おすすめ度 ★★★★★ 結婚詐欺師という、古今東西、小説の題材として取り上げられてきた職業を、ダマす側、ダマされる側の双方から描いた作品。作品の前半の軸となるのは、「橋口雄一郎」という結婚詐欺師のだましっぷりである。女性の心に巧みに入り込むプロのテクニックもさることながら、詐欺師なりに努力・苦労しているところがおもしろい。 | ||||
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徹夜度 ★★★★☆ 話題性 ★★★☆☆ 着想 ★★★★☆ 作品の重さ ★☆☆☆☆ テンポ ★★★★★ 読みやすさ ★★★★★ 謎解き ★☆☆☆☆ 感動 ★☆☆☆☆ 読後感 なるほど! おすすめ度 ★★★★★ 結婚詐欺師という、古今東西、小説の題材として取り上げられてきた職業を、ダマす側、ダマされる側の双方から描いた作品。作品の前半の軸となるのは、「橋口雄一郎」という結婚詐欺師のだましっぷりである。女性の心に巧みに入り込むプロのテクニックもさることながら、詐欺師なりに努力・苦労しているところがおもしろい。 | ||||
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次が気になってあっという間に読んでしまいました。この橋口って男、これも一つの才能なんでしょうね...(-_-;)こんな男がいたらと思うと本当に恐ろしくなってしまいます。そして毒牙にかかった女たちの末路もそれぞれ...哀れとしか言いようがありませんが、男の気持ち、女の気持ち、それぞれ繊細に、巧妙に表現している乃南先生の表現力は本当にお見事です! | ||||
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結婚詐欺師という、古今東西、小説の題材として取り上げられてきた職業を、ダマす側、ダマされる側の双方から描いた作品。作品の前半の軸となるのは、「橋口雄一郎」という結婚詐欺師のだましっぷりである。女性の心に巧みに入り込むプロのテクニックもさることながら、詐欺師なりに努力・苦労しているところがおもしろい。作品の中盤からは、追うもの・追われるもののサスペンスが展開される。 | ||||
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結婚詐欺師徹夜度 ★★★★☆ 話題性 ★★★☆☆ 着想 ★★★★☆ 作品の重さ ★☆☆☆☆ テンポ ★★★★★ 読みやすさ ★★★★★ 謎解き ★☆☆☆☆ 感動 ★☆☆☆☆ 読後感 なるほど! おすすめ度 ★★★★★ 結婚詐欺師という、古今東西、小説の題材として取り上げられてきた職業を、ダマす側、ダマされる側の双方から描いた作品。作品の前半の軸となるのは、「橋口雄一郎」という結婚詐欺師のだましっぷりである。女性の心に巧みに入り込むプロのテクニックもさることながら、詐欺師なりに努力・苦労しているところがおもしろい。作品の中盤からは、捜査に関わる刑事・阿久津の昔の恋人美和子が橋口雄一郎にダマされることとなり、追うもの・追われるもののサスペンスが展開される。 | ||||
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いやはや、時間の経つのも忘れてテンポの速いストーリーに引き込まれてしまいました。乃南さんの新刊ということですぐに興味は引かれたものの「結婚詐欺師」というダイレクトなタイトルがいまいちピンとこなくて、しばらく買わずにいたんですが、読んでみたら大正解!タイトルの印象で読むのをためらっている方がいらしたら是非ご一読おすすめです! | ||||
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(涙・鎖は,モチめちゃ面白♪で十分堪能しましたけど,ちょっと仕掛けが大きすぎて,お話しの根本的なところが?で陶酔を妨げたかな…)この小説は,仕掛けが単純(男と女のラブゲーム)な分,小説の世界にはまって読み進める事ができました。 男にだまされる女を女性作家が微に入り細を穿ってこれでかぁっていうぐらい書き込んじゃったからもう…笑えません(笑)。もちろんぐちゃぐちゃに崩れちゃう男も出てきて(そう男って弱いんだよねぇ)すごくリアルでございました♪ ああ,それにしてもどうしてこうも男と女はすれ違って,ないものねだりで,幸せになれないのでしょうか?従来とにもかくにもなんとかお互いにくっ付いてきた結婚制度が曲がり角に来て,表向きくっ付きながらお互いによそ見しちゃっている現状から…果たしてこの先,どこへ行ちゃうのでしょうかねぇ(トホホ) | ||||
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乃南アサの作品に登場する人物は決してヒーロー・ヒロインではない。私達の隣にいそうな、勘違いしたままちょっと軸がずれているけど世間では許されてしまっている人物達。でもそんな人物を乃南アサは容赦しないで詐欺師の餌食にしていく。詐欺師がいかにして心の隙間に入り込み幸せの絶頂から叩き落すのかを克明に綴っていく。ここに描かれているのは遠い誰かではなく、もしかしたら私なのかもしれないと・・・そんな思いを抱かせる合わせ鏡のような作品である。 | ||||
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