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ジーン・ワルツ
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ジーン・ワルツの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.73pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全24件 21~24 2/2ページ
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出産までの時間を、胎内の変化に沿って、産婦人科を舞台に描いた。 現代医療の問題点を描ききれず、 魅力的な曽根崎理恵を主人公に置き軽めにしたいのか、重くしたいのか、 全体を中途半端に仕上げてしまった。 言い換えれば、赤裸々に暴露することの社会への影響力は半端じゃないから、 ここまででしか描けなかったのかもしれない。 | ||||
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帝華大学医学部産婦人科学教室助教の主人公:曾根崎理恵は,学部1年生の講義「発生学」を受け持っている。本来,不妊治療が専門の彼女であるが,『基礎と臨床の融合』を目指すカリキュラムに従ってのことである。理恵は政府の利用改革の余波を受けて,崩壊を余儀なくされている現場の医療に疑問を持っている・・・ おなじみチームバチスタシリーズの本当に超番外編(名前で繋がるが,詳しくはネタバレなので書けない・・・)。全ての作品を読んできたが,大元がどこにつながっていたのか解らなくなってきた(笑)くらいである。現代の主に産婦人科と間接的に小児科の医療体制への問題提起を主題とした作品のような気がするが,今までの番外編『ブラッククペアン』『医者の卵』『夢見る黄金地球儀』からしたら,主題が堅いためか,難しい言い回しや漢字などが多く,読んでいて少し物語のテンポを挫かれた気がする。今までの作品のなかでは問題が問題だけにであるがために,読了感が重かった・・・ | ||||
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現役産婦人科医師です。 いささか荒唐無稽の感は否めませんが、この小説によって一般の方々の産婦人科医療への理解が深まることを期待しています。 ただし、文中に何度も登場する「人工授精」ですが、正しくは「顕微授精」と言います。「人工授精」は別種の不妊治療です。 一般の方々が理解しやすいように敢えて「人工授精」で通しているのかもしれませんが、海棠氏の作品は影響力が大きいので、用語の誤りはなるべく避けて欲しいと思います。 | ||||
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読みやすかったし、題材も興味深かったので、3日ほどで読み終わりました。小説的感興としては、少し薄味でした。それぞれの妊娠・出産の過程も感動的といえば感動的ですが、いくつものパターンに分けすぎために、一つ一つの深みが薄らいでしまったように感じられます。現状の医療行政に対する作者の疑問・怒りは、とてもよく分かりますが、会話や独白で直接説明するというより、ストーリーの中で、ずしんと感じさせてほしかったです。読みやすかったし、スピード感は充分満足できたので、他の題材の小説なら、これほど要求は高くならないのかもしれません。 ただ、やはり人の生死の問題を扱った意欲作となると、読み手としても要求度は高くならざるを得ないかと思います。ということで三ツ星です。 | ||||
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