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パレード
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パレードの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.76pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全123件 1~20 1/7ページ
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面白いのでお勧めです。 | ||||
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登場人物たちのキャラた生活の仕方を通して、吉田修一が抱く東京生活というものを表現している。どのキャラも典型的なタイプで、しかも普通の人よりはとんがっている。登場人物全員が、作者の東京というイメージに合致するよう作られており、ちょっと前の都会のイメージを描き出そうとしているのがわかる。ただ、ほんとうは、都会も田舎も、人間の欲望や営みに根本的な違いはないのでは。相変わらず小説作りがうまくて五つ星。 | ||||
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全体的に何かがある訳でもなく、最後のどんでン返しも唐突な感じで、ストーリーとしてみると、微妙だと感じました。ただ、現代の若者(と言ってもちょっとヤバめの人たち)の互いの距離感から来る雰囲気というか空気感から、何か訴えかけてくるものがあるようにも感じる。なんかそういう風な小説です。 | ||||
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この小説を初めて読んだのは文庫化される前でした。 それからかれこれ20年近くが経過しましたが、今でも時々読み返しています。 物語の最後にはヘヴィな結末が用意されています。多くの読者がそのことを指摘しますが、私はそのことよりも5人の若者たちそれぞれの視点から語られる東京での日常生活、これこそがこの作品の醍醐味ではないかと思っています。細部まで凝っていて面白いです。 東京で生活した経験がある人(特に地方出身者)は楽しめると思います。 | ||||
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この作家、多彩。デジタルな関係の社会と人間関係の危うさを見事に描く。吉田の視点の奥にある余裕がまた怖い。文章が上手いだけに。 | ||||
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この小説は凄くて怖い。怖いのはラストのせいではなく、一体誰がこれを書いているか分からなくなるからだ。作家の筆の痕跡を全く感じさせず、それでいてノンフィクションを模倣した感じでもない、まるで自然に浮き彫りになってくるかのような登場人物の像が、不気味に迫ってきて、物凄い力で彼らの世界に取り込まれる。まるでキューブリックみたいに最高に面白く、怖い。 | ||||
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人間模様がさまざまにあり 最後の展開はビックリした ❗ | ||||
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good | ||||
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軽く読みすごすと見落とす奇作だと思う 純文学好きならかなり薦める、しかし実力派なのか自然体なのか作品の深部が分からない 内容は軽いような強烈に重いような、とにかく吉田修一作品の全般に見える読後、読中感の不気味さ 読みやすく一気読み出来ます 土曜の夕方に薦めます、読後暫く虚脱し考え込むので日曜は読まない方が良い | ||||
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友人に面白いよと言われて読んだのですが、面白かったです。 確かに、最後の展開は唐突ですし、ビックリですが、直輝が主人格で、あとの4人は交代人格だと考えると結構しっくりするんですが・・。 パレード(parade)の語源も、次から次へと人が現れる状態のことを言うようですし。 「もうみんな知ってんじゃないの」ってサトルの言葉も。 | ||||
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シェアハウスをする5人の青春群像劇として読み進めていたら、ちょっと違っていました。スタイリッシュさが鼻に付くナア…と思って無防備に構えていたらモロに直撃を食らってしまいました。読後、しばし放心。背表紙の紹介文作為的だろ! | ||||
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自分の環境とはかけ離れた登場人物たちに共感はないのだけれど面白かったです。漫画風で作者が楽しんで書いた印象がありました。痛みの表現は毎回素晴らしい。 | ||||
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ルームシェアは、非常に合理的であり、"人"さえある程度担保さえできれば、それなりに楽しめると思っていた。 ただ、この作品を読んでからというもの、"そこまで親しくない人間と共に暮らす"ということがいかに、難しく、ある意味で人間的だということがわかった。 特に、最後の直輝視点の章が面白い。 これまでのストーリーは、他所から来た人間目線。ただ最後の章は、受け入れていった人間目線。 軽いノリ(?)のような考えで、受け入れはじめてしまったことから、段々と家の中でのキャラが定着していく。(一番年上で、頼れるお兄さん的ポジション。) ただ、そのキャラは本当の自分ではないと気が付きながらも、演じ続ける。 なぜ演じ続ける必要があるのかというと、他に逃げられるような場所がないからだと思う。 仕事もぱっとしない、前の恋人との関係もぱっとしない。28歳という年齢も年齢。他に行くよりも、ここにいたままの方がラク。 そうして、演じ続けることになる。 直輝にとって、一緒に住んでいることが決して楽しくないのではない。 ただ自分から他の住人を見ると、つい「あいつはいいよな」といった劣等感のようなものを抱いてしまう。 これが文中の「モンスター」。隣の芝生は青く見える。 しかし、他の人間も自分に対して、「あいつはいいよな」と思っているフシがある。実際暮らしている彼らは分からないかもしれない。 小説を通じて、客観的に見ることができた読者にとっては、その危うい人間性が怖い。 | ||||
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2度、3度読んでみると、終盤の衝撃だけじゃなく細かいできごとにも注意が向きます。 人物それぞれの魅力、弱さ、えぐい部分。ひとりの人間にはいくつもの側面があり、すべてを知ることはできない。むしろ、すべてを知るなんてほど遠く、相手のほんの一部しか知らないまま平然と暮らしている。 それって、なんだかとてもおそろしい。 映画や舞台だとここまで人ひとりの厚みは出せないと思います。小説の力をひしひしと感じました。1度目の読了後は、ここまで感じられませんでした。 読みやすいのに、おそろしい小説。 また時間をおいて読み直したいです。 | ||||
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読了。 10年以上前の本なのにまるでいまの時代を俯瞰してるよう。東京での男女の共同生活を一人称オムニバスで。上辺だけの付き合い。それくらいがちょうどいい?『この部屋用の私』だからか。 賛美両論ラスト。 私はちょっとイマイチに感じてしまったけど、この作家の日常描写は素晴らしいですね。目に映る映像のようにリアル。 | ||||
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海外の小説にありそうな、若干不条理な、奇妙な味的なところが狙いかもしれないけど、なりきってない感じ。 何気なく普通を装っている人たちにそれぞれびっくりするような秘密がある。 それはいいのだけど、最後の章だけはやり過ぎた感じがあって、これで全体のバランスが崩れたような。 それが面白いという人もいるだろうけど、私はこういう人と普通に付き合うのはさすがに無理だ。 | ||||
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おもしろかったです 是非みなさんも読んでみてはどうでしょうか? | ||||
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物語はともかく、吉田修一の文体が好きだ。 平凡な文体なのに、決して安っぽくなく、物語性を損なわず、読ませる。 平凡だからこそ、ちょっとこれは真似できないよね、と思わせる。 物語としても、現代社会の壊れやすいコミュニティ、代替可能な人間関係、それらを必死で守ることの薄気味悪さ、 必死と言いながらも実はそんなに思い入れがないという空虚さ、など、何かを喩えているようでいて、何をも喩えていないような、 そのアンバランスさが頭の隅に残っている。 | ||||
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吉田修一さんの作品は、読みやすいですね。 心理描写も上手いと思います。 ただこの作品は、最後が個人的に納得いきませんでした。 読後感良しっていう感じにはなりません。 | ||||
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普段こういった日常系?というのでしょうか、特にハラハラするような事件がなにも起きないような小説は読まないのですが、評価が高かったため手に取りました。 初めての作家さんでしたが文章力が非常に高い方だなとページをめくるごとに思いました。普通の人が普通に生活してるだけの描写をここまで面白く読ませる人はそうそういないのではないかと思います。例えがいちいちユニークでもう読んでるだけですごく楽しい。 5人の男女がルームシェアをしているという設定で、各章ごとに主人公が入れ替わる形式ですがみんなキャラ濃いなぁと。 まるで生の人間一人一人の人生を垣間見ているような濃密さで描かれているのでものすごい大事件は起きなくても充分飽きずに読めます。 他の方も書いているように最後の最後で強烈などんでん返しがありますが、これはなんといったらいいのか…読み終わった瞬間に「ええっそこで終わるのか!」と驚いてしまいました。 うーん、読了後に人の感想を読んでみたくなる小説は久々です。 一見一つ屋根の下で誰よりも親しい仲、のはずがこうなるとは。でもみんなのこの気持ちわかるんですよね。他人の悩み事なんてどんな親しい間柄でもやっぱり面倒くさいもの。そんな何気ない部分をリアルに描写しきったラストが強烈でした。 | ||||
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