紙の月

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評判

紙の月の評価:

3.79/5点 レビュー 162件。 B ランク

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平均点3.79pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全317件 201〜220 11/16ページ
No.117
(4pt)

面白いけど

素直に面白いと思うけど、主人公の梨花も友人の亜紀、木綿子、元カレの妻も、みんな自立心のない女たちだなと思った。
そういうところが私の価値観とまったく違うので、誰にでもある闇とは思わなかった。
与えられるだけの人だったから男に与え続けたのだと思う。それが高校の時の途上国の子供たちへの寄付にも結びつく。

寄付もそうだが、与える行為とは難しいのだ。経済的自立ができるような支援でないと、もらい続けなければならなくなる。

ここに出てくる女は基本的に甘っちょろく、クリエイティビティでないのだなぁ。
身の丈にあった生活の中で、楽しいことはたくさん作れるし、ブランドものを着なくてもかっこいい人はたくさんいるし、ブランドで固めてる人は逆に寒いし。などなど、30過ぎてるんだからわかるだろ?と突っ込む部分も多々あった。
紙の月 Amazon書評・レビュー: 紙の月より
4758411905
No.116
(3pt)

善人でも、環境によって犯罪に手を染める 

横浜で何不自由なく生活をしていた平凡な主婦が、あえて不自由さと、自分の存在を求め、契約社員として銀行に勤めたまでわ良かったが、ちょっとしたスリルを感じる行動から、奈落の底へと転落の坂道を転げ落ちて行く・・・・・・伝々
以前バブルの頃わ、毎日のように、このような横領事件や背任事件がニュースで流れており、0の数も桁が違う数字が並んでおりましたのを記憶しておりますので、あえてこのような小説を読むより、当時実際の銀行の女性行員が刑事告発されたnon-ficfion物の方が、数倍緊張感があって生々しいです。この小説も、このような複数の実録を組み合わせて書かれているのでしょう・・・・・。 横領罪わ????人を殺した訳でわ有りませんので、比較的に量刑わ軽く、主人公の梨花さんわ一億円の使い込みですので、一年半、いや一年で出所して来るでしょう。
 薦められて購読しましたが、薦めた方が、宮沢りえファン、であったのでしょうか??申し訳ないですが・・・残念
紙の月 (ハルキ文庫 か 8-2) Amazon書評・レビュー: 紙の月 (ハルキ文庫 か 8-2)より
4758438455
No.115
(3pt)

善人でも、環境によって犯罪に手を染める 

横浜で何不自由なく生活をしていた平凡な主婦が、あえて不自由さと、自分の存在を求め、契約社員として銀行に勤めたまでわ良かったが、ちょっとしたスリルを感じる行動から、奈落の底へと転落の坂道を転げ落ちて行く・・・・・・伝々
以前バブルの頃わ、毎日のように、このような横領事件や背任事件がニュースで流れており、0の数も桁が違う数字が並んでおりましたのを記憶しておりますので、あえてこのような小説を読むより、当時実際の銀行の女性行員が刑事告発されたnon-ficfion物の方が、数倍緊張感があって生々しいです。この小説も、このような複数の実録を組み合わせて書かれているのでしょう・・・・・。 横領罪わ????人を殺した訳でわ有りませんので、比較的に量刑わ軽く、主人公の梨花さんわ一億円の使い込みですので、一年半、いや一年で出所して来るでしょう。
 薦められて購読しましたが、薦めた方が、宮沢りえファン、であったのでしょうか??申し訳ないですが・・・残念
紙の月 Amazon書評・レビュー: 紙の月より
4758411905
No.114
(4pt)

面白かったですよ(大衆小説と思えば)

何となく思い立って1日で読みました。
桐野さんほどの毒は無くて読みやすく、また桐野さんのあの皮膚がひり付くような感覚までは感じませんでした。
(別に桐野ファンでは無いけどドロドロ系と言うことで)
でも同世代だし、容赦無く年は取って行きあくせくと変化の無い毎日を過ごす中でまたドキドキするような事が起こったら・・・そして少し足を延ばしてお金を出せば、きらびやかな世界に行けるのであれば(私は九州の地方住まいなので、たまに上京すると驚かされます)・・・全然リアルじゃない!理解できない!とは正直思わなかったですね
東野圭吾の古いのばかり読んでる母に回そうと思います。
紙の月 (ハルキ文庫 か 8-2) Amazon書評・レビュー: 紙の月 (ハルキ文庫 か 8-2)より
4758438455
No.113
(4pt)

面白かったですよ(大衆小説と思えば)

何となく思い立って1日で読みました。
桐野さんほどの毒は無くて読みやすく、また桐野さんのあの皮膚がひり付くような感覚までは感じませんでした。
(別に桐野ファンでは無いけどドロドロ系と言うことで)
でも同世代だし、容赦無く年は取って行きあくせくと変化の無い毎日を過ごす中でまたドキドキするような事が起こったら・・・そして少し足を延ばしてお金を出せば、きらびやかな世界に行けるのであれば(私は九州の地方住まいなので、たまに上京すると驚かされます)・・・全然リアルじゃない!理解できない!とは正直思わなかったですね
東野圭吾の古いのばかり読んでる母に回そうと思います。
紙の月 Amazon書評・レビュー: 紙の月より
4758411905
No.112
(1pt)

つまらなかった。

新聞におすすめと 書いてあったので
つい買ってしまいましたが、あまりにも絶賛されていたので、
逆に期待はずれでした。
紙の月 (ハルキ文庫 か 8-2) Amazon書評・レビュー: 紙の月 (ハルキ文庫 か 8-2)より
4758438455
No.111
(1pt)

つまらなかった。

新聞におすすめと 書いてあったので
つい買ってしまいましたが、あまりにも絶賛されていたので、
逆に期待はずれでした。
紙の月 Amazon書評・レビュー: 紙の月より
4758411905
No.110
(3pt)

こんな卑俗なものを書き続けないでほしい! もっと良い作品を!

最初に言いたいことは、解説を読んで、げんなりしたということです。あまりにも、わたしと違って、ノウテンキな理解に……。もう少しマシな解説を書ける人はいなかったのでしょうか。不思議です。

さて、――
梅澤梨花は、だれの心の中にもひそんでいます。たとえば、違ったかたちではあるが、節約に努める岡崎木綿子の中にも。そして、登場人物の女性のすべてに。

日常を逸脱させる世界。本書に出てくるデパートが、そのひとつです。その商法は、世界で初めてデパート〈ボン・マルシェ〉をつくったアリスティッド・ブシコーに始まるようですが、衝動買いへの誘惑、より高い生活様式を求めるように仕組んだものです。欲望を駆り立てる世界は、その虜になるともう抜け出せなくなる。現代は、その欲望を容易に達成させる時代です。本書でも、それが描かれています。

そして、日常の中に、それを飛び越えさせる動機がひそんでいます。たとえば、梅澤梨花は、専業主婦であるということが扶養されるだけの存在と感じる。また、今の生活を維持するために夫婦の親密な関係を引き離して行く会社などの外力もあります。女性として、人として、〈本来のすがた〉を求めようとしていくなかで、それまでの日常を逸脱させる装置に捉えられてしまうことがある。それは、いつのまにか、犯罪を犯した梅澤梨花になっていた、ということなのでしょう。

いつもながらの角田さんの書きっぷり。このての内容のものにしては、角田さんの〈やさしい〉心を感じてしまう。角田さんの小説の中の主人公には、いつも〈一種の救い〉があります。それは、人としての〈やさしさ〉をどこかに残していることです。本書の梅澤梨花も、犯罪を犯したけれども、人としての〈救い〉がある存在です。

しかし、あまりにも卑俗な内容の本でした。もう少し広い世界観の中で書いてほしいです。
好きな作家だけに、もっと人間の存在にきびしく迫ってほしいと思います。もう、こんな通俗小説のようなものから離れて、時代を超える作品をつくりだしていただきたいです。
角田さん、期待しています!
紙の月 (ハルキ文庫 か 8-2) Amazon書評・レビュー: 紙の月 (ハルキ文庫 か 8-2)より
4758438455
No.109
(3pt)

こんな卑俗なものを書き続けないでほしい! もっと良い作品を!

最初に言いたいことは、解説を読んで、げんなりしたということです。あまりにも、わたしと違って、ノウテンキな理解に……。もう少しマシな解説を書ける人はいなかったのでしょうか。不思議です。

さて、――
梅澤梨花は、だれの心の中にもひそんでいます。たとえば、違ったかたちではあるが、節約に努める岡崎木綿子の中にも。そして、登場人物の女性のすべてに。

日常を逸脱させる世界。本書に出てくるデパートが、そのひとつです。その商法は、世界で初めてデパート〈ボン・マルシェ〉をつくったアリスティッド・ブシコーに始まるようですが、衝動買いへの誘惑、より高い生活様式を求めるように仕組んだものです。欲望を駆り立てる世界は、その虜になるともう抜け出せなくなる。現代は、その欲望を容易に達成させる時代です。本書でも、それが描かれています。

そして、日常の中に、それを飛び越えさせる動機がひそんでいます。たとえば、梅澤梨花は、専業主婦であるということが扶養されるだけの存在と感じる。また、今の生活を維持するために夫婦の親密な関係を引き離して行く会社などの外力もあります。女性として、人として、〈本来のすがた〉を求めようとしていくなかで、それまでの日常を逸脱させる装置に捉えられてしまうことがある。それは、いつのまにか、犯罪を犯した梅澤梨花になっていた、ということなのでしょう。

いつもながらの角田さんの書きっぷり。このての内容のものにしては、角田さんの〈やさしい〉心を感じてしまう。角田さんの小説の中の主人公には、いつも〈一種の救い〉があります。それは、人としての〈やさしさ〉をどこかに残していることです。本書の梅澤梨花も、犯罪を犯したけれども、人としての〈救い〉がある存在です。

しかし、あまりにも卑俗な内容の本でした。もう少し広い世界観の中で書いてほしいです。
好きな作家だけに、もっと人間の存在にきびしく迫ってほしいと思います。もう、こんな通俗小説のようなものから離れて、時代を超える作品をつくりだしていただきたいです。
角田さん、期待しています!
紙の月 Amazon書評・レビュー: 紙の月より
4758411905
No.108
(3pt)

テレビにまたしても騙された

小説なんて裸にすれば他愛もない、今の日本人の幼稚さが見えるだけ
ヒロインになんの共感もわかない(テレビの宮沢りえに惹かれただけ)
最初のバックパッカーのシーンが一番好き(自分の若いころが思い出されるから)
ラストも中途半端 リアル?
女性は買い物でストレスを解消できるらしい(男ではこうはいかない)
小説は風俗を描く所に魅力がある
主人公がどんな消費をしたのか、どんな恋愛をしたのか、それを見て真似てみたい
そんな活用の仕方が目に浮かぶ
紙の月 (ハルキ文庫 か 8-2) Amazon書評・レビュー: 紙の月 (ハルキ文庫 か 8-2)より
4758438455
No.107
(3pt)

テレビにまたしても騙された

小説なんて裸にすれば他愛もない、今の日本人の幼稚さが見えるだけ
ヒロインになんの共感もわかない(テレビの宮沢りえに惹かれただけ)
最初のバックパッカーのシーンが一番好き(自分の若いころが思い出されるから)
ラストも中途半端 リアル?
女性は買い物でストレスを解消できるらしい(男ではこうはいかない)
小説は風俗を描く所に魅力がある
主人公がどんな消費をしたのか、どんな恋愛をしたのか、それを見て真似てみたい
そんな活用の仕方が目に浮かぶ
紙の月 Amazon書評・レビュー: 紙の月より
4758411905
No.106
(3pt)

さいこう

直木賞もとったし、良かったね感満載の姫野さんなので、もう読まなくてもいいかなあと思っていましたが、図書館にあったので借りました。

感想は姫野さんの小説の中では上の中くらいで、中々余韻も残って良かった。ただ、最後の船だけが残っていた、というあたり、わけがわかりませんでした。読み違いかと思って読み返しても本当にわからない。お亡くなりになったってこと?
紙の月 (ハルキ文庫 か 8-2) Amazon書評・レビュー: 紙の月 (ハルキ文庫 か 8-2)より
4758438455
No.105
(3pt)

さいこう

直木賞もとったし、良かったね感満載の姫野さんなので、もう読まなくてもいいかなあと思っていましたが、図書館にあったので借りました。

感想は姫野さんの小説の中では上の中くらいで、中々余韻も残って良かった。ただ、最後の船だけが残っていた、というあたり、わけがわかりませんでした。読み違いかと思って読み返しても本当にわからない。お亡くなりになったってこと?
紙の月 Amazon書評・レビュー: 紙の月より
4758411905
No.104
(4pt)

う~ん

何が欲しかったんだろうと思わせておきながらのラスト。
う~ん。物足りない。逃げおおせてくれればよかったのにな。
紙の月 (ハルキ文庫 か 8-2) Amazon書評・レビュー: 紙の月 (ハルキ文庫 か 8-2)より
4758438455
No.103
(3pt)

40代女性の恋愛

2014年11月本書が映画化される事もあって、カバーには主演の宮沢えりの美しい表紙のカバーが添えられていた。
それをきっかけに、近所の書店で立ち読みで本書を広げてみると宮沢りえがタイのチェンマイで逃亡しているシーンから
始まっており、その後の展開が気になったこともあって購入に至った。
はらはらドキドキの逃亡生活が始まると思いきや、序盤途中からほぼ最後までは逃亡が始まる前までの主演者の過去の話。
そして、最後も数ページで逃亡生活の締めくくり。
著者角田光代のことを知らずに映画化の期待だけで本書を購入し、映画で美しい宮沢りえの活躍も期待外れの印象を
持った方もいるはずだ。
一点本当に評価できるのは、著者角田光代が展開する40代女性の恋愛観である。
60代のおばばになりながらいつまでも20代女性の裸体の恋愛観を語る作家桐野夏生ではく、ほとんど誰もが注目を
浴びない40代女性の恋愛観を語りながら、それをきっかけに非日常の海外逃亡という内容につなげ一つの作品に
仕上げていく作風は評価できる。いわゆるこれが文学だと、その評価から映画化につながったと思う。
最後に、本当に残念なのは現在の美しい宮沢りえにもっと逃亡生活を演じさせてあげたいと思う気持ちだ。
紙の月 (ハルキ文庫 か 8-2) Amazon書評・レビュー: 紙の月 (ハルキ文庫 か 8-2)より
4758438455
No.102
(4pt)

う~ん

何が欲しかったんだろうと思わせておきながらのラスト。
う~ん。物足りない。逃げおおせてくれればよかったのにな。
紙の月 Amazon書評・レビュー: 紙の月より
4758411905
No.101
(3pt)

40代女性の恋愛

2014年11月本書が映画化される事もあって、カバーには主演の宮沢えりの美しい表紙のカバーが添えられていた。
それをきっかけに、近所の書店で立ち読みで本書を広げてみると宮沢りえがタイのチェンマイで逃亡しているシーンから
始まっており、その後の展開が気になったこともあって購入に至った。
はらはらドキドキの逃亡生活が始まると思いきや、序盤途中からほぼ最後までは逃亡が始まる前までの主演者の過去の話。
そして、最後も数ページで逃亡生活の締めくくり。
著者角田光代のことを知らずに映画化の期待だけで本書を購入し、映画で美しい宮沢りえの活躍も期待外れの印象を
持った方もいるはずだ。
一点本当に評価できるのは、著者角田光代が展開する40代女性の恋愛観である。
60代のおばばになりながらいつまでも20代女性の裸体の恋愛観を語る作家桐野夏生ではく、ほとんど誰もが注目を
浴びない40代女性の恋愛観を語りながら、それをきっかけに非日常の海外逃亡という内容につなげ一つの作品に
仕上げていく作風は評価できる。いわゆるこれが文学だと、その評価から映画化につながったと思う。
最後に、本当に残念なのは現在の美しい宮沢りえにもっと逃亡生活を演じさせてあげたいと思う気持ちだ。
紙の月 Amazon書評・レビュー: 紙の月より
4758411905
No.100
(4pt)

今の日本を危惧しているのでは?

一人の女が何の魅力もない男に貢いてゆく・・・そんな単純な話ではないと思いました。
大金の横領も味付けに過ぎないのではないかと・・・

問題は何も求めていない愛人にひたすら貢ぐ姿でした。また貢がれ続けた亜紀の娘の結果も・・・お金を貯めることに執着した木綿子の娘の結果も・・・
全ての親が当てはまるとは思いませんが、我が子に何から何まで与え続ける親。または真逆に物を全く与えない親。
そういった日本を分かりやすくお金に翻弄される女性を描きながら訴えたのではないかと思いました。

不景気な日本と言われてますが、圧倒的に物質は豊かになっていると思います。
質を問わなければ100円で日常品が揃ってしまう日本です。

改めてお金の使い方、大切さ、そして心はお金では繋ぎ止められないと言うことを考えさせられました。

沢山の習い事にゲームに洋服・・・幸せすぎる日々・・・その中で子供たちが親の願い通りに育ってくれれば良いのですが・・・
梨花のような寂しい人間が増えませんように・・・
亜紀のように物を与えてれば、気持ちを紡いでいけると言うような大人が増えませんように・・・
木綿子のようにお金に振り回される人間が減りますように・・・

祈るばかりです。。。

そして自分自身、お金に振り回されずに生きていけますように。。。改めてそう思わせてくれた作品でした。
紙の月 (ハルキ文庫 か 8-2) Amazon書評・レビュー: 紙の月 (ハルキ文庫 か 8-2)より
4758438455
No.99
(3pt)

怖い本

―自分には縁のない話。
―あり得ない話。
―なぜこんなことをするのだろう・・・。

それは分かっているつもりで、この主人公には共感できなかったが
読んでいるうちに次第に怖くなってきた。
 
―もしかしてもしかしたら私も同じことをするかも・・・、
 ‘絶対’というのは、人間にはない。
 ふと気が付いたら、この人と同じことをしているかも。

そう思えてきたのだ。

普通の人ならわきまえているはずのライン。
ひと様のお金がいくらまとまって目前にあったとしても
手は出さない。
しかし、でも、もしかしたら・・・。

オリオン座のベテルギウスはもしかするともう爆発しているかもしれないという。
いま夜空に見えているのは過去の光ではあるが、
爆発はいつ起こったか不明で、
爆発の瞬間は、今夜の夜空で明らかになるかもしれないし
一万年後の夜空で明らかになるかもそれないそうだ。
自分に置き換えて、過去からの積み重ね―生い立ち・躾・家風等々・・・ーがもしかしてある日爆発するかもしれない。
明日かもしれないし、(幸いにも)死ぬまで顕われないかもしれない。
それほど人間は脆いものなのではないか、という点で物凄く怖かった。

主人公の知り合いの形をとっているそれぞれの人物たちは、
「私は違う」と自らに言い聞かせながらも結局お金に振り回され、
お金の渦に巻き込まれてしまった。

ずいぶん前に見たフランス映画『ラルジャン』(=お金)を思い出した。

後味が悪かったのでこの点数にしたが、人間の普遍性をうまく描いていると思った。
紙の月 (ハルキ文庫 か 8-2) Amazon書評・レビュー: 紙の月 (ハルキ文庫 か 8-2)より
4758438455
No.98
(4pt)

今の日本を危惧しているのでは?

一人の女が何の魅力もない男に貢いてゆく・・・そんな単純な話ではないと思いました。
大金の横領も味付けに過ぎないのではないかと・・・

問題は何も求めていない愛人にひたすら貢ぐ姿でした。また貢がれ続けた亜紀の娘の結果も・・・お金を貯めることに執着した木綿子の娘の結果も・・・
全ての親が当てはまるとは思いませんが、我が子に何から何まで与え続ける親。または真逆に物を全く与えない親。
そういった日本を分かりやすくお金に翻弄される女性を描きながら訴えたのではないかと思いました。

不景気な日本と言われてますが、圧倒的に物質は豊かになっていると思います。
質を問わなければ100円で日常品が揃ってしまう日本です。

改めてお金の使い方、大切さ、そして心はお金では繋ぎ止められないと言うことを考えさせられました。

沢山の習い事にゲームに洋服・・・幸せすぎる日々・・・その中で子供たちが親の願い通りに育ってくれれば良いのですが・・・
梨花のような寂しい人間が増えませんように・・・
亜紀のように物を与えてれば、気持ちを紡いでいけると言うような大人が増えませんように・・・
木綿子のようにお金に振り回される人間が減りますように・・・

祈るばかりです。。。

そして自分自身、お金に振り回されずに生きていけますように。。。改めてそう思わせてくれた作品でした。
紙の月 Amazon書評・レビュー: 紙の月より
4758411905