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(短編集)
マツリカ・マジョルカ
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マツリカ・マジョルカの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.81pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全32件 21~32 2/2ページ
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観察眼や勘が鋭いクールな太腿ムチムチ美少女がメイン。 メディウムから来ましたが作者自身の人生と趣味(癖)が詰まっているようでかなり多くの共通点を見いだせます。 男にはおすすめします。読みやすくライトです。 | ||||
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殺人事件の起きない学園コージー?ミステリ。とりあえずマツリカさんの太もも!と主人公であるダメダメな男子高校生・柴山を罵倒する言葉がステキすぎる作品。ただ、肝心のミステリーはちょっと拍子抜けするような結論だし、基本的にはあくまでもマツリカさんの推測のままに終わっていて、本当にその推理が正しいのかがわからない。また、2話目以降は手すり女とかゴキブリ男とったものがないがしろにされ過ぎているのも気になった。これがなにかの伏線なのかと勘繰ったりもしたが、それもなかった。続編は、まあ読まんでもいいかな。 | ||||
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2012年に出た単行本の文庫化。 「マツリカ」シリーズの第1作。「原始人ランナウェイ」「幽鬼的テレスコープ」「いたずらディスガイズ」「さよならメランコリア」の4話が収められている。 高校で起こる都市伝説的な事件を、美少女が安楽椅子探偵的に解き明かしてみせるという設定だ。ただ、世界観としては、かなり意地悪。納得はさせられるが、後味はよくない。 また、かなりフェティッシュな物語でもある。ちょっと読んでいて恥ずかしくなるくらいだ。あまり女性には向かないかも。 | ||||
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基本的にミステリーとラノベを読んでいて、この作者さんの作品は始めて読んだんですけど最後まで楽しめたと思います。 マツリカさんのキャラも面白かったし主人公にも好感が持てました。 ミステリー部分は少し物足りない気もしましたが、楽しめたと思います。 続編も出ているようなので、また仕事がないときにでも読みたいと思います。 | ||||
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クラスに馴染めず冴えない高校1年生の柴山祐希。 学校の帰り道、学校の近くにある廃墟ビルの窓に身を乗り出している女性が。 自殺かと思い廃墟ビルに駆け込むが、そこには、原始人を捜していると言う女子高生マツリカと名乗る女の子が。 マツリカの下僕と化した柴山は、マツリカに命令されがままに謎や不思議な事の解明を手伝わされ事に。 4編からなる物語で、「いじめ」や「暴力」等ダークな内容のテーマで、現実にも起きている様な事象に思えます。 そして、最後の4編目も、これ迄の柴山の言動から明かされる真実と良く出来たストーリー構成だと思います。 文章としても、とても読み易く、難解な内容や無理にこじつける展開も無いも良かったです。 カバーのイラストが相成って、マツリカさんのイメージも妖しい魅惑を持った美しい魔女に思え、 柴山が下僕(マツリカさんが好き)になるのも、理解出来ます。 素直にダークな部分もありますが、スラスラと苦も無く読めた一冊でした。 | ||||
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冴えない男子高生と廃ビルに住む妖艶なマツリカさんによるミステリー作品です。 相沢さんの作品の白い部分と黒い部分の融合作品みたいな感じです。 4つのエピソードで構成されていますが、どれも良かったです。 学園、ミステリー、太もも。 このうち2つ以上好きなものがあれば楽しめると思います。 表紙絵は単行本より文庫本の方が、断然良いですね。 こちらの方が内容とマッチしていると思います。 | ||||
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書店で表紙につられて購入しました。 安楽椅子探偵的な構成です。妖しげな雰囲気を醸し出す廃ビルでの主人公と美少女、マツリカさんとの掛け合いは一読の価値ありと思います。男なら一度くらい、こういう魔女めいた魅惑的な女性に手玉に取られてみたいと思ったこと、ありますよね? 描写も非常に色気があり、性の目覚めのような背徳感のようなものを読んでいて感じることができます。この辺は、ある意味表紙のイメージ通り。 他方で、本編のミステリ自体も、個々の短編がそれぞれ独立していると同時に、終盤では一つの結末に向かって動いていくその様は中々のもの。ミステリとしての質も、荒唐無稽な怪談をここまで中身あるものに仕上げるのは難しいのではないかと思います。 インパクトある終わりでは個人的に正直ありませんでしたが、少なくとも主人公の柴山の第一歩を感じることができました。 続きの文庫化はまだされていないようですが、ハードカバーでもよいので購入してみようかな、と思わせる作品でした。 | ||||
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冴えない少年とミステリアスな美少女の青春ミステリ、というのはサンドリヨンのそれと同じだけれど、マツリカさんは結構ライトノベル的な極端なキャラになってるので読む人は選ぶかも。 日常の謎を扱った作品だけれど、一見コミカルな謎の裏に隠されたブラックな真相がよい。 | ||||
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少々、内向的な少年「柴山祐希」が、ミステリアスな少女「マツリカ」と出会い、 学園で発生する様々なトラブルや秘密を解き明かしていくというストーリー。 ミステリ要素は各話で軽くあり、最後の話で本書全体にかかわる叙述トリックが明かされていました。 この本の魅力としては、柴山少年とマツリカの掛け合いでしょうか。 恋愛要素は薄いですが、時たま、2人の心が通い合うような描写がもどかしくて、たまらない感じでした。 | ||||
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の相沢さんの新作。 こちらも主人公は高校生男子、探偵役は女子高生(なのかはちょっと怪しいが)なのは同じ。 主人公の柴山祐希は学校近くの廃墟と化した雑居ビルでマツリカと名乗る少女と出会う。 それからシスコンだめだめ少年の生活が変わっていく。 まあ、日常の謎を解く安楽椅子探偵ものなんでしょうが(もしかすると探偵役が勝手に現場に行っている可能性を示唆する部分もあるが、実際どうなのかは不明。)、マツリカのキャラがエキセントリックでちょっと…。 ラストにおいて今後の展開次第ではと思わせるところもあったが、シリーズ化するのかしら。 祐希を取り巻くなぞは早い段階でわかってしまいましたが、彼を取り巻くクラスメート、とりわけ小西ナホは魅力的なキャラだと思います。 シリーズ化されるのであれば、小西さんにはもっと活躍してほしいところです。 なかなか魅力的な作品ではあるのですが、個人的には星3つです。 でも、面白かったです。 | ||||
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高校生になってもなんとなくクラスに溶け込めないでいる祐希が、廃墟となったビルで出会ったマツリカという不思議な少女から命令されて様々な怪談話の調査をするという連作物。 他のレビュアーさんが書かれているように、マジシャン探偵シリーズより更に苦さと悲しさと切なさが濃くなったような青春ミステリ。 でも女性の太ももにクラクラしたり、祐希が「柴犬」と呼ばれていたりという共通点はあり、その辺りは作家さんの好きな設定なのかなという気がする。 学校やその周辺で起きるちょっとした謎に、いわゆる「学校の怪談」のような伝説が絡んでくるところは面白かった。 特に第一話の「夕方になると旧校舎の裏側に、どこからともなく原始人が現れる」という伝説。このいかにも他愛ない冗談のような伝説にこんな真実があったとは、驚かされた。 安楽椅子探偵のような設定のマツリカは「高慢な魔女」のようで、自身に対しても冷めたような感覚を持っているのだが、実は辛い立場に置かれたものたちの叫びをよく理解しているのが分かる。 そしてはそれは「下僕」の祐希に対しても。 読み始めてから何となく抱いていた違和感や予感というものが最終章で解消された時、彼女が単なる女王様ではないことが分かると同時に祐希が「世界はそれほど最低じゃない」と気付いたことにホッとした。 | ||||
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「姉さん、大変です。僕は今、原始人を捜しています―。』 主人公は柴山祐希。学校での居場所も友達もなく、もちろん彼女も居ないつまらない高校生活をただ浪費していた。しかし、あるきっかけから廃墟に棲む妖艶な美少女マツリカと出会う。彼女と出会い、学校で起きる怪奇現象や不思議な出来事を調査することにー。 この本を手に取って一番最初に惹き付けられるのは、表紙の太ももかもしれませんが(笑)、ページをめくっても気になる書き出しからスタートしました。主人公が高校の校舎内で原始人を捜しているだって?!なんで原始人なんだ?と、これは面白そうだと思い、テンポよく一気に読み終えることができました。 デビュー作の「午前零時のサンドリヨン』や前作の「ロートケプシェン、こっちにおいで』とはまた違ったティストで、今作マツリカの方が青春の苦さを全面にだしている感じがします。クラスメイトをあえて馬鹿にして自尊心を高め一人でも平気だと思い込んだり、でも寂しくて本当は仲間に入れてほかったりと、自分がやせ我慢していた高校生の頃に出会いたかったなと思った作品でした。 ミステリ部分も相変わらず良くまとまっており各章に散りばめられた伏線を上手に拾い上げ、最後の謎はなるほど!、と納得でき楽しむことができました。 文化祭の話「いたずらディスガイズ』が一番面白くオススメです。 | ||||
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