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さよなら僕の夏



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【この小説が収録されている参考書籍】
さよなら僕の夏

さよなら僕の夏の評価: 3.75/5点 レビュー 8件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.75pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全6件 1~6 1/1ページ
No.6:
(5pt)

味わい

前作の「たんぽぽのお酒」もそうですが、この味わいは独特です。あらすじを説明できない作品です。一つ一つのエピソードを通じての世界を味わえるかどうかです。
さよなら僕の夏Amazon書評・レビュー:さよなら僕の夏より
4794967136
No.5:
(4pt)

あのダグラスが帰ってきた

「たんぽぽのお酒」に続編が出るなんて考えてもいなかった。購入してあっという間に読み終えた。前作のような重量感はないけれども、少しずつ大人になった登場人物の考え方が良く表現されている。
吉行淳之介氏は「童話はそれを書く大人の感性が試される」というような事を言われていた。80歳を超えた著者には、未だに子どもの感性が満ちあふれていた。
さよなら僕の夏Amazon書評・レビュー:さよなら僕の夏より
4794967136
No.4:
(4pt)

懐かしい夏の日

36年をへての出版で、主人公のダグラスより、意地悪じいさんウォーターメインの方に自分の年齢が近くなっている!
弟のトムもおじいちゃんも、おばあちゃんも、わんぱく坊主たちもみな懐かしく、しみじみと読みました。
「たんぽぽのお酒」より、深く心に残るものが多かったのは、私も齢を重ねたからでしょうか。

やはり終わり行く夏に感じる切なさが、人生のあり方と重なっていますね。
でも、きらめく思い出の数がふえたことも真実であり、
ダグラスの次の夏はきっと、かがやかしいものとなるでしょう。

自分の子供だった頃の夏と、今の年齢になっての夏
時間の流れ方も、過ごし方もかわってしまいましたが
一年のうち一番「少年の心」がさわぐ季節でありたいと、思う一冊でした。
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No.3:
(4pt)

成長すること、人生を感じること

「たんぽぽのお酒」を書いてから55年後にその続編をレイ・ブラッドベリは書いた。「さよなら僕の夏」は前作以上にいい物語だと私は思う。
ブラッドベリの本を1冊選べと言われたら「10月はたそがれの国」を断然選ぶ。もう1冊と言われたら「火星年代記」だろう。これは揺るがせない。
しかし、「たんぽぽのお酒」と「さよなら僕の夏」はちょっと違う場所にある。そして誰もが共感できる、いや、共感してしまう物語だと思う。
簡単に言うと、この物語が好きだ。欠点は多々ある。でも、好きだ。
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No.2:
(4pt)

たんぽぽのお酒とは別の作品

『たんぽぽのお酒』の続編と思って読むと肩透かしを食う。
確かにダグ少年が出てくるのだけれど、『たんぽぽのお酒』のように、素敵なプロットが満載というのではなく、ダグと老人の戦いと和解、人間にとって時間とは何か、生きていくということは何かというプロットに絞られている。
文章はすごく詩的で、原文で読まなくてよかったと胸をなでおろした。『たんぽぽのお酒』も『華氏451』もブラッドベリが詩才を発揮したときの英語はすごく難しいから(『火星年代記』は例外的に読みやすかったけれど)。
それでも最後の方で、ダグと老人の感受性がクロスして、すべてが収斂していくところはさすがによかった。佳品です。
さよなら僕の夏Amazon書評・レビュー:さよなら僕の夏より
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No.1:
(5pt)

まさかのダグラス少年の続編

たんぽぽのお酒の夏休みが1971年に初めて邦訳で紹介されてから36年。12歳のダグラス君の夏休みのその後が36年ぶりに再始動です。翻訳は前作同様北山克彦氏。米国発売だと50年ぶりとのこと。
80歳をとっくに越えたブラッドベリの魂の若さはどこから来るのか不思議。12歳を数年過ぎた男子高校生の時にタンポポのお酒を読んで、その時は12歳当時の記憶がまだフレッシュだったので、楽しい夏休みの後に必ず訪れる暗くて怖い10月の国の不安に震えました。とっくに成人して自分の子供が既に12歳を過ぎてるのに、ダグラスはまだ12歳です。
少年と昔は少年だった男にオススメ。(女の子だった人に分かるかどうか不明のため。)
例えば、楽しい夏休みの最中に夏休みに終わりがあることに気付いて悲しくなったとか、お父さんは自分が大人になる頃には死んでしまうという恐怖を抱いたとか、無力な自分がいつの日にかちゃんとした大人の男になれるか自信がなかったとか、該当する人には最高に楽しくてせつない物語です。初恋物ではないですが、少年の想像力のインパクトは強烈です。
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4794967136

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