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エデン
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エデンの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.22pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全72件 41~60 3/4ページ
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ロードバイクに乗り始めて2年。初めてロードレースの小説「サクリファイス」を読みました。電子書籍になっていたので、移動時の暇つぶしのつもりで購入しましたが、すっかりはまり、立て続けにこの「エデン」とサヴァイブと合わせて3冊読破しました。活字であるにも関わらず、そのシーンが頭の中に浮かんできます。ロードバイクのレースに興味を持ち始めた方にオススメです。 | ||||
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早くツールドフランス見たくなった。 ほろ苦い感じがたまりません。 | ||||
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サクリファイスから3年。 今作はミステリー色はありませんが、ジロ、ブエルタと並んでグランツールの最高峰として名高いツールドフランスを「純粋」に描いていると思います。 「純粋」と書いたのは、ロードレース、とりわけツールドフランスが他の競技とは違い、3週間のレース中、敵チームであっても利害関係で協調したり その逆だったり、戦術や駆け引きのタイミングで戦況が大きく変わったりする事、クライマーやルーラーといった役割のメンバーがたった一人のエース をマイヨ・ジョーヌにする為に尽くすその特異性、そしてその過酷さとヨーロッパでの人気の高さ故に起きるドーピングや人種の壁といった闇の部分を上手 く表現しているかなと思えたからです。 前作を読んでなくても、またルールを知らなくても楽しく読める内容とは思いますが、出来れば前作を読んでみるとバックボーンを知れて より楽しむ事が出来ると思います。また、「ロードレースの秘密」位の簡単なイラスト入門書を立ち読みした後で7月のツールドフランス を楽しんでみると作品の世界観が感じれていいかもですよ。 | ||||
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サクリファイスのようなミステリー的な要素は、ほとんどありませんが自転車レースの背景の人間模様を描いた読み物として十分な娯楽作品かと思います。さほど頁数も多くないので、私は時間を忘れて、一気に読み終えました。前作のサクリファイスを読んでいなくとも、内容を理解できるかと思いますが、もし自転車好きの方でなければ、前作のサクリファイスやツールドフランス等の自転車レースの映像を見ておくと、より理解が深まるかと思います。外国人の名前やチーム名がそれなりに出てくるため、登場人物一覧の頁があるとさらにわかりやすかったのではないかと思い、☆4つにしました。 | ||||
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サクリファイスの続編です。 チカが海外に挑戦する姿が描かれています。 前作が好きな人には自信を持って勧められます。 | ||||
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「サクリファイス」の続編。 今度の舞台はついにツール・ド・フランスです。 白石が予想以上に成長していました。 前作同様、もちろんミステリ要素も満載です。 青春小説好き、ロードレース好き、ミステリーファンも納得できる一冊です。 最近の新城選手や別府選手のがんばりを見ていると、 この本のような展開も夢ではないかもれませんね。 | ||||
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プロのロードレーサーの白石誓は、チームのエースを助けるアシストとして、ツール・ド・フランスに参戦する。唯一の日本人だ。しかし、スポンサー撤退、監督との対立、エースの怪我、チーム解散問題に内部対立、そしてライバルチームのトラブルなどが続く・・・誓の目指すゴールとは・・・。本書は自転車小説「サクリファイス」の続編である。前作を読んでから、ツールドフランスの深さを知った。是非続編を期待したい。 | ||||
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ルールがよく分からない人でも分かりように書いてあり駆け引きも面白かった | ||||
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今回の舞台は「ツール・ド・フランス」。男たちの熱い闘いが始まろうとしている。 だが、白石誓の所属するチームが存続の危機に!監督からの理不尽な要求に、 誓やチームメイトの心は揺れる。そんな中ある悲劇が起こった・・・。 「サクリファイス」の続編。 「サクリファイス」の続編といっても、この作品を単独で読んでもまったく差し支え ない内容になっている。 それぞれの事情や思惑を抱えながら男たちは疾走する。スポーツは純粋でなけ ればならないのに、そこに見え隠れするのはねたみや疑惑や不信感だ。さま ざまな困難を乗り越えて、勝利を手にするのはいったい誰か? 「サクリファイス」やこの作品で、自転車ロードレースの魅力知った。本当に奥が 深いと思った。作者の、ロードレースの描写は圧巻だ。選手たちの熱い闘いが、 まるで目の前で繰り広げられているかのように感じられた。手に汗握る勝負の 世界に、自分も完全に引きずり込まれてしまった。ラストも衝撃的だった。勝つ ことへの執念が自身を滅ぼすことになろうとは・・・。死ぬか生きるか、食うか 食われるかの、本当に厳しい世界だと思う。 スピーディーな展開で、読み始めからぐいぐい引き込まれる、本当に面白い作品 だった。 | ||||
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自転車のロードレーサーにとってはエデンとも言えるツール・ド・フランスで白石誓(チカ)がパート・ピカルディチームの一員としてレースに臨むわけである。その後、チカにもスポンサーの撤退によりチーム存続の危機を知らされることになる。チーム存続のためには別チームのニコラのアシストをする必要がある。チーム存続と自分の役割との板ばさみにあうが、エースのミッコのアシストに徹することにするだろう。 ミステリーの要素は多少あるみたいですが、レースの戦略という部分に面白さを感じましたね。薀蓄の部分はまあ深いなという感じですね。そういうところが自転車のロードレースの面白さが伝わる部分ですね。確かに経験がものをいう世界ですね。 | ||||
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前作『サクリファイス』はロードレースの面白さとともに、ミステリの要素もあったが、今回は純粋にロードレースの駆け引きなどを楽しめる作品になっていると思う。そのうえで、ドーピングなどのプロスポーツの暗黒部分も描かれていて、リアリティがあって面白かった。 ロードレースは観客から入場料を取らないからスポンサー頼みのスポーツであるとか、ツール・ド・フランスは3週間もかけて行うレースなんだとか、ロードレースの新たに知ることもあった。決してエースにもヒーローにもなれないキャラクターの主人公・白石誓が、色々悩みながらも異国の地で孤軍奮闘する姿は、読んでいる側にとっても感情移入しやすく、チーム解散の危機にも「なんとか踏ん張って、ヨーロッパにとどまれ!」と応援したくなってしまう。もっとも彼には”超弩級の”呪いがかかっているから、そう簡単に日本に帰るわけにはいかないのだが。私にも、誓が壁にぶつかるたびに、その後ろに石尾豪の魂が見えるようだった。 前作を読んでいなくても楽しめるないようになって入るが、読んでいた方がより感情移入できて面白いと思う。誓がなんとしてもヨーロッパに残りたいと思うのは、自分のためだけではないから。 | ||||
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自転車競技にはまったく興味ありませんが、この作品を読むと自転車に乗ってみたくなります。 自転車競技を知らない人でもわかるように、さりげなく解説が入り、なによりも自転車の楽しさを存分に感じさせてくれます。 前作はサスペンス要素もあっての面白さでしたが、今作はツールドフランスを通して、純粋に自転車レースの魅力を直球で書き綴っています。 さほど派手な展開にさせずに、ここまで自転車の魅力を伝える作品って、なかなかないですよ。 | ||||
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ロードバイクにはまっている自分が「サクリファイス」から読み始めて「プロトンの中の孤独」「レミング」「ゴールよりもっと遠く」と読み進んで(時系列としては戻りますが)「エデン」に至りました。 人によってはサクリファイスのほうが面白いという評価もあるようですが、私としては十分にこのエデンも楽しめました。 やはりツール・ド・フランスを背景に描かれている分、夢を見れたように思います。 可能であればこの続編が書き下ろされたら嬉しいですね。(サヴァイブではなく) 期待したいです。 あとは、もう少し細かい描写、表現を取り入れて読者が勝手に想像(妄想)する時間を持てるように書いてもらえたら良いと思います。 | ||||
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前作は、「自転車のお仕事国内編&謎解き」でしたが、今回は「自転車のお仕事外国編 マインドレビュー」という感じでした。 前作の謎解き的な要素が少し減って、「スポーツで喰っていくこととは」的な要素が高かったように思えます。しかし、それが悪くないのがこの作品の良いところ。国内編では若かった主人公もだんだん年齢を重ねて来ている様子が面白く描かれています。ふんだんに自転車レースのお仕事についての描写も健在ですので自分が自転車に乗って彼らを追いかけているような爽快感等があります。コレだけ読んでも悪くないですが、入門編としてやはり前作の「サクリファイス」は読んでおくほうがより、楽しいと思います。 | ||||
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ロードレース、ツール・ド・フランスなどといった自転車競技については何の知識もなかったのだが、前作「サクリファイス」が面白かったので、続編である本作も夢中で読んだ。前作が読後感が悪かったのに対して(何といっても自己犠牲がテーマのお話なので)、本作は衝撃の結末こそ無いものの、結末まで山あり谷ありのドラマが用意されていて、自転車競技の楽しみ方も分かるし、海外で一人で活躍する日本人の孤独、不安、そして孤高さが良く描かれているし、プロ・スポーツの魅力(それがエデンかな)と、それを去る時の悲しみも表現されているので、味わい深い佳作になっている。 ちょっと残念だったのは、サクリファイスでもそうなのだが、色恋が全く出てこないこと。女性が登場するので、若干期待感が高まったが、肩透かし。 自転車競技がハードルと思って本書を読まないのは損ですね。全く。続編も期待。ついでにマラソンものの長編も著者には頑張って書いて欲しい。 | ||||
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ツール・ド・フランスの模様が初日から徐々に主人公視点で描かれているので、ツールやロードレースの勉強になりました。やっぱりこうして読んでいると、他のスポーツとは異なる競技であることがわかります。専門用語もチラチラ出てきますが、それを調べながら読むのもまた一興かな、と。 主人公(チカ)の考えが非常に好感が持てるのもいいですね。超一流というわけではなく、一歩引いたところにいる人物の描写が読者に親近感を与えていると思います。彼の信念に、「うんうん」と読んでいてひとり納得してしまいました。 前作同様、非常に軽快に読み進められます。面白いのも手伝って、私は三時間ほどで読み終わりました。この作品のさらに、続きが読んでみたいです。絶対に面白いと思いますしね。 | ||||
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爽やかで明快な「エデン」は小説の深みという点では前作「サクリファイス」に及びませんが ロードレースの描写は前作より臨場感が進化、内容も深化しています。悪く言えば劇画チックな感じですが 発表の場所が新潮ケーターイDXという奥付を見て納得 ツールの息遣いが伝わってくるような迫力は他に類が無く、ラルプデユエズは喘ぎが聞こえてきそうな、すばらしいものでした。 読了後久しぶりに近所の峠に喘ぎに行ってしまいました。 | ||||
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ツール・ド・フランスはもちろん、自転車ロードレースについて知識はありませんでしたが、 各選手の心理描写やスピード感、特有のルールなど非常に楽しめました。 日本の地上波TVでは放送されないのが残念ですが、実際に一度観てみたいと思いました。 ツール・ド・フランスの魅力を教えてくれた作品でした。 | ||||
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前作の「サクリファイス」はミステリーとしてのしての魅力と自転車競技の奥深さを描いており、すばらしい作品でした。 あれだけの本の続編はふつう書くのが難しいものですが、本作品「エデン」も、なかなか読ませる引き込まれる作品であり、質の高い作品になっていると思います。 「エデン」は、「サクリファイス」に比べてミステリー性を薄めて、自転車競技とそれに向き合う主人公のいきざまが中心となっています。舞台はツール・ド・フランス。 この本は、全体の構成がしっかりしているうえに、物語の運びが上手です。ほんとうは1日で読んでしまいたいほど読者をぐいぐいとひっぱっていきますが、私の場合、あまりあっさりと読んでしまうともったいないので、3日ほどに分けて、後の展開を想像する楽しみを持ちながら読みました。 近藤史恵さんの力量を感じさせる充実した作品であり、読む価値が十分にある作品と思います。 なお、「サクリファイス」「エデン」のほかにも、同じシリーズの短編作品「プロトンの中の孤独」が「Story Seller (新潮文庫)」に収録されています。あわせてお勧めします。 | ||||
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前作とは異なりサスペンスはなく、レース中心の話とのことだったので、前作で初めてロードレースに触れたド素人の私に読めるだろうかという不安があった。説明くさい台詞でつまずいて、読む気をなくすのではないかと思っていた。そんな心配はすぐに消えた。ぐっと惹きこまれて、1日で読み終えてしまった。ロードレースを知らない私が、なぜ疑問を抱いたり、ルールに引っかかったりせずにさらりと読めるのか不思議だ。それがこの本の魅力なのだと思う。 | ||||
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