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ラブレス
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ラブレスの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.49pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全80件 41~60 3/4ページ
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波乱万丈な人生の中で、彼女はただただ幸せを求めた。 彼女の生き方はとても潔くてかっこいい。 自分の幸せは自分で掴む。 誰もが色んな選択肢を持っていて、それを選ぶのは自分次第なんだなって思いました。 ラストはとても美しかったです。 | ||||
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ただただ先が気になり一気に読んでしまいました。人は過去を自分の都合のいいように解釈するという事がとても印象的でした。人の本心や様々な側面、歩んできた人生など、分からない事だらけだなと改めて感じた作品です。 | ||||
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少々飾らなさすぎだろうと思われる「生」のエネルギーは、 案外最近の小説には見られないいい意味での泥臭さと思いました。 ただ60歳、70歳の親類の女性に貸したところ、 「昔の田舎の女性って、みんなこうだったよね」 とあっさりと。 今は失われたエネルギーへの回顧的作品なのかも。 | ||||
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石川県もそれなりに雪が降るけど、北海道のそれとはやはり違う。北海道に住んだ経験があるので、舞台のイメージがすんなりと湧いた。 | ||||
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どんなに、どんなに貧しくても、やさしいお母さんと、守ってくれるお父さんがいてくれれば、… 貧乏の上に、家庭がギスギスしていれば、最悪。最初からボタンを掛け違えて育った、姉と妹。築き崩し、それでも 人の温みを、求めて流転する姉 ゆりえ。しっかりと足元を見据え、我慢と忍耐で今をしっかり生きる妹 さとみ 登場する人たちみんな その時代を、一生必死で、寒い大地で生きていました。記憶に残るね。 | ||||
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ここ数年浅田次郎や松本清張の短編小説を読むことが多かったが、今回直木賞受賞女流小説家を読んでみた。位牌を抱いたままの主人公が登場する冒頭から既に波乱含みの展開、その女性の幼少期や就職に至る過程を経てザ・ピーナッツが登場したりの場面がユニーク。度々登場するスパゲティのお店は現在も大繁盛だという。中盤の波乱の人生場面は久しぶりに一気に読み進むほどの迫力で涙することもしばしばだった。こういう小説がベースにあり直木賞に至るのがなるほどと思った。 最後の解説者によると極貧の生活が暗いという読み手の印象は書いた本人は全く想像していなかったという。自分の周辺に起こることはあらゆることが小説の題材になるという信念・強さがこの作家にあるという。また主人公の母親のように一昔前の昭和時代の日本は文字の読み書きも十分でない人がいることも当たり前だったと思うと教育の有り難さを感じる。 | ||||
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迅速・丁寧な対応に感謝しております。機会がありましたら、また、利用したいと思います。 | ||||
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2人の女の対照的な人生が描かれている物語です。 私自身とは遠くかけ離れていても、共感できるところが節々にみられ、 深い感動を得られました。 島清恋愛文学賞受賞作品ということですが、納得です。 読者はきっと、自身が生きられなったもう1人の自分をそこに重ね合わせるのではないでしょうか。 読後感も良かった。一読をお勧めします。 | ||||
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避妊しろよ!ああ~むかむかする。 わかってんだろう! 先のことちょっとは考えろよ! なんなんだよ、なんなんだよ! だってさあ、確かに六割、いや七割は、周囲の人間がクズすぎるってことだけども。 でも、三割は全部自分のせい。自業自得だろう! きいてんのか、百合江ちゃんよ。 それから一番むかつくのは、高樹春一。 最低最悪すぎる。 私は男だが、それはないんじゃないか? 人として、男として。 愛がない家をここまで残酷に描くとは。 正直だって彼らだってなんだってって「フォロー」はいらない。 | ||||
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直木賞を受賞した「ホテルローヤル」があまりにつまらなくて、 桜木さんの本はそれしか読んでなかったんですが、 北海道の開拓村と旅芸人、そして女三代の確執ということで あまり期待せずに読みはじめましたが・・・ 読みはじめたらもう止まりませんでした。 現代と過去が入り混じりながら話は進んでいきますが、 私の年代だとまだかすかに記憶に残っている昭和三十年代の貧しさ そして旅芸人や流し、キャバレーをリアルで知っている私には 情景が目に浮かびすぎてつらかったです。 生きるということが食べるということと密接だった時代 生きるために食べるために愛を搾取しあうだけの家族関係 文盲の母飲んだくれて暴力だけの父 運命に流されているだけのようで、でも運命を受け止めている潔さ せいぜい400ページの中にみっしりと詰め込まれた人生の重み 桜木さんの本、もう少し読んでみようと思いました。 | ||||
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道東の貧しい開拓小屋で育った女性の人生を追った物語です。 直木賞を受賞した「ホテルローヤル」は私には余りピンと来なかったのですが, こちらはガツーンとやられました。 わずか400ページ程度とは思えない濃い内容です。 極貧の開拓小屋の重苦しい雰囲気といい,氷が張り詰めたような釧路の冬の空気感といい, 舞台設定はほかに置き換えられない必然性を感じます。 そして,おなかに子を宿した女性の気持ち,産む決断,産まない決断,親子の確執,姉妹の確執,報われない愛が 胸が苦しくなるような迫力で,しかし,淡々と語られます。 随所に出てくる歌がまた絶妙。 キー曲の一つである「テネシー・ワルツ」がもの悲しくも美しく色を添えています。 ただ,終章部分は少々残念。急に軽い感じになってしまいました。 それを除けば,組み立てといい,心情描写力といい,大変読み応えがありました。 涙がこぼれる場面もありました。 「ラブレス」という題名は,内容と合っているもの,雰囲気には合ってないな。 わざとかもしれず,この辺りの外し方が作者ならではなのかもしれないけど, 軽い恋愛小説を期待して手に取った人は,裏切られるでしょう。 | ||||
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桜木紫乃さんはホテルローヤルで直木賞をとったことで注目して知った作家さんですが、ホテルローヤルはあんまり、、、という感じでした。 でも、こんな傑作があったのですね、だからの候補だったのですね。 この作品は直木賞です。本当に素晴らしい。 さまざまな困難に遭遇し、生きづらい人生を歩んでいく主人公、でもなぜか他からは侵されない清貧のたたずまいがあって、根強く生きていくしたたかな心があって、一方複雑な女同士の気持ちには案外鈍感で。。。なんともいとおしくも悲しい主人公でした。 桜木さんの心情を描く筆力、その圧倒的な情感には舌を巻きます。 そして時代背景や主人公がさまよっていく町々の雰囲気、寒い土地の温度感、押しつけがましくない音楽のような映像のようなものを描かせる素晴らしい描写力。 とにかく、全女性がこころを揺さぶられるはずです。 | ||||
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主な主人公は、杉山百合江。 百合江の妹の里美も重要人物である。 この姉妹の幼少期から晩年までを描いた作品。 北海道の貧しい地域に育った百合江は、 歌手になることを夢見て旅の一座に入団する。 一座での生活も長くは続かず、 東京を経て生まれ故郷の北海道に戻る。 一座の後輩との間に娘をもうけるが、後輩は失踪する。 その後も、様々な不遇を囲うこととなる。 最大の不遇は、一人目の娘が行方不明となってしまうこと。 男性の愛を求めながらも、娘の幸せを優先し子育てする百合江の姿に感銘を受ける。 幸せな結婚生活とは無縁だったが、最後に自分を愛してくれた男性と一緒に居られたことと 行方不明だった娘の所在が分かったことで救われた。 | ||||
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直木賞作家という興味とレビューの高さで読んでみました。とはいえ北海道開拓民、旅芸人、理髪店の女性の一生、というあらすじが少々地味で重いかなぁと不安があったのですが、読み始めてすぐに物語に引き込まれました。時制が現代と行き来するので、開拓小屋の救いのない貧困の描写や奉公先や嫁ぎ先で主人公が受ける理不尽な仕打ちなども、重く感じすぎなかったのかもしれません。畳み掛けるように主人公を襲う試練を縦糸とすれば、横糸には登場人物すべて持つ家族への鬱屈した思い。最後まで映画を見ているような疾走感で読ませられました。 | ||||
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彼女の悲しくもあり、切なくもある一生。あまりにもかわいそう。またその姉妹と母の壮絶な人生。最後に死の床で手にしていた位牌、いったい誰のものなのか。ずんずん読み進んでいくうちに、あの時の悲しい、また憤りを感じた別れを思い出しました。人間としてこんなひどいことをされなおかつ生きてきた主人公の気持ちが思われてなりません。 | ||||
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涙が3度も4度も止まらない文面があった 過去にも読んだ小説に涙があったかも 知れないがこんなに落涙することはなかったような気がする 感動の小説だ | ||||
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良かったと聞いて、購入。一気に読んでしまいました。寒い夜に、凍てつく北海道を想像しながら、読みました。作り上げたにしても、すごい人生です。感動しました。買って悔い無し。 | ||||
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感動した。 あまりにおもしろくて、一晩で読み切った。 小説の中身、あらすじもかなり良かった。 主人公のユッコも、妹の里実も、その母ハギも、みんな魅力的だ。 一条鈴子の生き方にも、どこか、凛としたものを感じた。 なにより、作者の冷静な描き方がよかった。 作者の筆力を感じる。 ホテルローヤルもよかったが、この長編は、ぜひたくさんの人に読んでほしいと思った。 私、はこの作家が好きだなあ。 | ||||
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ひっそりと死んでいった百合江の人生は果たして幸せだったのだろうか、それとも不幸だったのだろうか… 北海道の開拓村に産まれた百合江の壮絶な人生を辿るうちに知らず、知らずに涙が滲んだ。この作品の主人公は百合江を中心とした女性たち全てであり、登場する男性は皆、その女性たちの人生を台無しにする存在のように思った。桜木紫乃の描く女性には強さがあり、その強さ故に女性たちが男性たちのエゴを一身に受けているようにも思う。山田宗樹の『嫌われ松子の一生』にも似た作品であるが、桜木紫乃の独特の雰囲気がある。 | ||||
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はっきり言って暗い話ですが、秋から冬に読むにはぴったり。 最後は涙なくしては読めません。 | ||||
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