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沙門空海唐の国にて鬼と宴す
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【この小説が収録されている参考書籍】
沙門空海唐の国にて鬼と宴すの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.32pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全165件 161~165 9/9ページ
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今まで空海にも、夢枕獏にも縁のなかった私。たまたま父親が図書館から借りてきた「沙門空海・・・」を暇つぶしに読んでみたら、、はまった!唐の皇帝にまつわる奇奇怪怪とした事件を、遣唐使の一員として唐の都長安に密教を学びにきた空海が解き明かしていく訳ですが、 1世界史で聞きかじったことのある人物が事件の鍵をにぎっていること、 2漢文の時間に習ったことのある詩人が登場し、事件に絡み合う人物として登場すること、 3今までお坊さんとだけしか知らなかった空海が異国の地長安で唐の最高秘密に深くかかわっていくこと、 4密教や仏教、拝教など唐の長安を色づけていたアジアの宗教が盛り込まれ、それぞれの宗教の術が繰り広げられていること、 など、今まで学校で習ってきたことがこの「沙門空海・・・」の中で如何なく発揮され、味わい深いものとなっています。「夢枕獏」という名前がちょっと抵抗あるよ、とか「空海」なんて年寄りが読むんじゃないのとか思っている人にぜひ読んでほしい本です。きっと目から鱗間違いなしですよ。 | ||||
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この本で、楊貴妃、玄宗皇帝のエピソードがふんだんに使われ、 徐々に物語の輪郭が見えてきました。 この本の中で、李白や阿部仲麻呂が出てくる所は非常に楽しめました。 この本では、人間の感情の複雑さがいろいろ語られていて面白かった です。「善の教えを入れれば、悪の教えも入ってくる」「何をもって 善とし、何を持って悪とするか」の基準が分からないという空海と 橘逸勢の会話が妙に印象的でした | ||||
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さすがにこの本は大変面白かったです。 特に、橘逸勢と空海のやりとりがとても楽しいです。橘逸勢は自分も 天才だと思っているのに、空海のことを嫉妬なくほめれるところが 大変興味深かったです。2人の会話は、やはり夢枕氏の十八番なので しょう。この本の中で、一番感心したのは、空海と妖物である猫との 会話で、世の中で一番大きいものは何かという話と世の中で一番小さい ものは何かという話でした。答えはどちらも同じものなのですが、 回答のしかたがさすがであると思いました。 | ||||
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作者の言うとおり「まことに面白い」です。確かに登場人物は陰陽師の安部清明=空海 源博雅=橘逸勢(たちばなのはやなり)ですね。陰陽師が好きな人は絶対にはまると思います。陰陽師の長編みたいな感じと思ってもらっていいかもしれません。楊貴妃や白居易など歴史上の有名人物が続々登場するのも歴史好きにはたまりません。キマイラシリーズなどでは遅筆の獏先生に泣かされているファンも多いでしょうが「沙門空海~」はちゃんと一ヶ月に一冊発売でしかもちゃんと4巻で完結します。とにかく読みやすく一度読み始めたらどっぷりはまること間違いなしです。 | ||||
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~ 遣唐使として唐の国に渡った「空海」と留学生の「橘 逸勢(たちばなのはやなり)」。 異国の地で遭遇する、奇怪な事件、人物。見え隠れする物の怪の姿。さすが、獏さん、筆に 勢いがあります。おもしろい。おもしろすぎる。 1巻、2巻と一気に読んでしまいました。 難をいえば「空海と橘 逸勢」のコンビが「あのコンビ!」に似てやしないか?と ~~ いうことでしょうか。但し、こちらの主人公「空海」は、あちらの主人公と違い、人の世を 見切ったというか、仙人のような人物ではなく、腹の底に異国の「密」をすべて自分のもの としようという欲望がドロドロを渦巻いています。決して悪人ではないのでしょうが・・。 ~~ よい漢(おとこ)たちの話、「ゆるゆる」とうまい葡萄酒(ワイン)でものみながら、これからの夜長、読んでみては、いかがですか?~ | ||||
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