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クリス・クロス
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クリス・クロスの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.07pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全24件 1~20 1/2ページ
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オンラインゲームが発展した現在においては、この作品は古臭さを感じるかもしれない。 だが、この作品が生まれたのは約30年前。 インターネットすら普及する前だった。 そんな時代に夢のような世界観を見せてくれたこの作品は凄く印象が残っており、懐かしくなって手に取ってしまった。 流石に当時ほどの興奮は覚えないが、たまに読み返したくなる一冊である。 | ||||
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発刊当時に購入し、読みましたよ。 プロットも内容も大した事はないですよ。 なにしろ、萌えの概念すらない時代に書かれた小説ですから、昨今のライトノベルみたいに美少女や美少年も登場人物しません。 ストーリーも、昨今のラノベ読んでる人なら、使い古された内容で、つまんないでしょう。 でも、この小説が書かれた当時(むろん発行日より前)は、オンラインゲームはおろか、インターネットすら普及しておらず、その存在を知ってる人も皆無でした。 知ってる人でも、バーチャル空間にプレイヤーが互いにアクセスしてしてゲームできる時代が来るなんて、夢にも思わなかったでしょうね。 そんな時代に、この小説は書かれてしまってるんですね。 いやはや、当時、未来を先取りしたトンデモない小説を読んでたんだなと、今になって驚愕しております。 しかし、まことに残念なのは、この天才作者は、以降、数える程度しか小説を発表せず、デビューから10年ほどで執筆を止めてしまっているんですね。 何とも惜しいものです。 | ||||
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昨今の 商業主義に走り過ぎたが故に 無駄に刊数を重ね駄作と化す作品群と比較した時に 明らかに 簡潔且つ、緊張感のある作風で 四半世紀近く経った 現在に読んでも全く遜色のない1冊。 (寧ろ、単巻で完結させている事が潔く恰好イイ!) 惜しいと感じたのは 先ずは挿絵師の選択か…。 (きがわ琳サンの文庫版表紙画の雰囲気は構成も含めて決して悪くはないが、末弥純サン系の方が描いてくれていたら最高だったと私的には思います。) それと 他の方が言及されている通り、書名が内容とmismatchな印象が否めない。 以上2点により、☆-1しています。 | ||||
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評価が低い人は大体最近読んだ人 そりゃ今読んだら、ありきたりで古臭く感じるだろう しかし、当時は目新しかったし、衝撃的だった なにせこの当時ゲームといえば、まだスーパーファミコン全盛期 これだけでもゲームの中にバーチャル的に入るという発想がすごいことがわかるだろう これを当時の感覚で読めないのは本当にかわいそうだと思う | ||||
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『クリス・クロス 混沌の魔王』は仮想現実世界に閉じ込められてしまったプレイヤー達が その世界から脱出する為にゲームに挑むファンタジー小説になります。 現在では既視感の強い題材と思ってしまうかもしれませんね。 では当時基準ではどうだったかと言いますと、これもすでに一般小説に『クラインの壺』という 仮想現実といったモチーフを使う例があり、テーマもこれまた類似性があると言えます。 なので、私は当時では手垢のついたとまでは言えないものの、 テーマとしての先進性や革新性は認めることができません。 では、その中で本作にはどういった差異があるかが問題になります。 先述の『クラインの壺』は一般小説として作られた内容に対して 本作の特徴はよりゲーム内の出来事に特化している所にあります。 当時、CD-ROMの登場等によりリアリティのある映像をゲーム内で表現することが 可能になってきた時勢にその半歩先の世界を表現したことは良い着眼点だと思います。 端的に言えば良いタイミングで発表された作品という事ですね。 これにより、特にゲームが身近にある若年層に親しみやすくなりました。 何か否定的な論調になってしまいましたが、文章は平易で読みやすく モデルにしたであろうゲームがいわゆるちょっとマイナーな作品である事から 作者がコア寄りのプレイヤーであることが推察され、主観的には好みの作品でした。 現代視点で読むと・・・といった観点だと本作の魅力は伝わりにくいので、 そういった価値基準を強くお持ちの方にはお薦めできませんが、 レトロゲームにも興味があるよ!という方には是非読んで頂きたい作品ですね。 | ||||
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第1回電撃ゲーム小説大賞・金賞受賞作であり、日本初のバーチャルRPGノベル。今でこそバーチャルRPGノベルは人気ジャンルとして定着しているけど、1994年という時代にこの世界観を構築したのは画期的だと思う。電撃文庫というライトノベルの有名レーベルの草分け的作品でもあるよね。読み口はライトながら読後感はビターで、そのギャップも味の一つだと感じる。 スーパーコンピュータ“ギガント”の性能を示すため、256人同時プレイができる仮想現実型RPG“ダンジョントライアル”が作られた。その参加者たちはゲームを楽しむはずだったが、命を懸けた魔王との戦いへと挑むことになる。序盤はまさに王道なRPG小説で、仲間とのかけ合いやRPGの世界観をシンプルに味わえる。中盤から物語が大きく動き始め、冒険を進めながらゲームに仕掛けられた罠に直面し、ゲームと現実が入り交ざった世界で戦うことになっていく。 どこまでがゲームで、どこからが現実なのか。もしかしたら、すべてはゲームなのかも?とさえ疑ってしまう。あのラストは賛否ありそうだけど、やっぱりあの終わり方だからこそ、読者をもゲームと現実の狭間へと引きずり込む魔力があるのだと思う。 それにしても、主人公のゲイルを見ていると盗賊ってカッコいいなって感じる。ぼくだったら僧侶を選ぶかな。このゲームの中だとすぐ死んじゃいそうだけど(笑) | ||||
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オンラインゲームがすっかり一般化した今読み返しても、なかなか感慨深い。ちょっとでもRPGかじったことがなければ、面白さはわからないかも。文章はライト、つまり読みやすい。で巧い。 舞台は遠い将来の仮想現実型RPG。ダンジョンの中で、プレイヤーとして敵と戦ったり仲間を見つけたりしてる主人公。こんなゲームあったら面白いだろうな、とか思ってるうちに、話が一気に動き出します。 | ||||
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電撃大賞の第一回金賞受賞作。ということは、もう二十年以上も作品!? およそ十数年ぶりの再読。 電撃大賞の当時の名称は電撃「ゲーム」大賞で、本作はまさにゲームを題材にしたストレートな一作。 バーチャルリアリティの中でのお気楽な冒険ロールプレイのはずが、途中からリアルな命がけの戦いに。SF+アクション+ホラー+ファンタジーの各要素をまとめて楽しんでしまえるという贅沢さがウリの、バーチャルリアリティを舞台にしたデスゲーム小説とでもいっておいたら的確でしょうか。いかにも『マトリックス』がブームになった当時のアクション小説だなあ、と思っていたら本書の方がやや早くてびっくり。 題材はバーチャルリアリティですが、現実世界のシーンは巻末の十ページ程度。主人公たちの本名も最後まで明かされないままです。登場人物の性格づけはいかにもゲームのキャラクター風にシンプルで明快、これまたゲーム感覚でさくさく進んでいく序盤から、何が現実で何が虚構だったのか、とうとう不明瞭のまま迎えてしまう不穏な結末まで、緩急のつけ具合がまことに絶妙。VR=バーチャルリアリティがいよいよ注目を集め、本書に追いついてきた現在になっても色あせない冒険&ホラーの傑作であります。 | ||||
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これがSAOを先駆けること20年前に発表された、無名の名作と聞いて読んでみました。 #SAOファンの間では無名でもなんでもなく、有名な作品らしいですが。 本作は、没入型RPGでクリアすると解放されるという、 話はまさにSAOと似通ったものになっているのですが、 こちらは、ウィザードリータイプ、SAOはオープンワールドタイプ。 この辺りは、作品ができた時代を反映していると思います。 なるほど、よくできている。 これほどの話を1巻でまとめた作者の技量には舌を巻きますね。 ラストも見事に余韻を残し、 現実の世界にある種の違和感を感じずにはいられません。 SAOが好きならいろいろ言いたいことはあるかもしれませんが、 まずは、その色眼鏡を排して、一度は読んでみてはいかがでしょうか。 | ||||
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読みやすく、心地よいスピード感を保ったまま読み進められた。 話の展開もよく、ラストが何とも言えず、またそれがいい。 | ||||
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電撃文庫のと迷って、持ちを考えてこちらのハードカバーを選びました。 昨今ノリノリである、VRMMO物のレビューでよくあがるタイトル。 いっそ古典の勉強だとでも思って注文したら、すさまじく期待以上。 前評判を超える小説って、こんなのがあるんだと、息をのむほど素晴らしかったです。 | ||||
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当時ラジオドラマを聞いており、原作をリアルタイムで読んだ上での感想です。 インターネットもほとんど普及しておらず、当然MMORPGなんかもない時代。 そんな時代の中、この作品は誕生しました。 仮想現実の中で自分の作ったキャラを演じ、ゲームを楽しみ、パーティーを組んで、そのゲームの中に閉じ込められ出られない・・・というよくある話ですが、シンプルながら読ませる力があり、無駄がなく、一気に物語の中へと引き込まれる感じがあります。 そのなかで二転三転しながら物語は結末へと向かうのですが・・・あまり詳しく語ってしまうと読む意味がなくなってしまうので、 ぜひご自分の目で確かめていただきたいです。 使い古された設定であるからこそ、物語に無駄はないためいつまでも楽しめる、そんな1冊だと思います。 良作なんですけど個人的にはちょっと惜しい、と思った部分があるので、星4つで。 | ||||
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内容についてはさまざまな意見がある、と思います。ただ、ラストの孤独さというは、「限りなく透明に近いブルー」を彷彿とさせますね。案外、PCに向き合う人の心理とはこういうものなのかな、と思ったりします。 | ||||
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すべてを読み終えて見ると、クライマックスの激しさが消え落ち着いた気持ちになる。 そして読んだ人達はいつも「アレ」を持ち歩きたくなるであろう。 なぜかって? それは読んでみればわかることさ。 | ||||
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ヴァーチャルリアリティの中でRPGを楽しむ中で、巻き起こる異変。 今でこそ使い古されたような設定であるが、それでも古臭さを感じさせずに読ませる点はさすが。戦闘シーンから人々との諍い。蔓延する狂気、と息をつかせぬ展開。 個人的に病院のシーンが秀逸だと思った。微妙な読後感もグッド。 | ||||
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意識を共有して、ゲームを体感する・・・。 そんな設定がリアルで、すごい「はまる」作品でした。RPGとかやった事ある人なら、絶対に主人公に共感すると思うし、この作品を読んだあとでは、ゲームの「リセット」というものに躊躇するかもしれません。「金賞」にふさわしい作品です。 | ||||
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設定をすんなりと理解させてくれる冒頭。 読んでいて純粋に手に汗握る戦闘の続く序盤。 徐々に現れ始める《異変》。 そして姿を現す人間の《狂気》。とにかく著者の先生の文章がすごい。 シーン毎の情景、心理、恐怖を存分に体感させてくれ、しかし読みやすく分かりやすいので、ページをめくるのが楽しくてたまらない。小説初心者から上級者まで、幅広いシェアを誇る文であると思う。近年発売されている電撃文庫作品の最後のページで、『ブギーポップは笑わない』とその名が並び決して消えることがないことからも分かるように、 間違いなく電撃文庫屈指の傑作、そして今の電撃文庫の人気を作りだした偉業的作品。 | ||||
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中学の時、友達が持ってきたのを機にすごく話題になり、順番待ち までして読んだ本です。 分厚いので、普段小説を読まない私は最後まで読めるかな・・と 思いつつ表紙をめくりました。結果は明白。ぐいぐいと物語に 引き込む筆致、個性的なキャラクター達、そして提示される テーマ・・・何もかもが新鮮で、ページをめくる手が止まりません でした。先が気になるけど、結末を知るのが怖い。小説を読んで、こんな 思いに駆られたのはこの本が初めてだったかもしれません。そしてラストを見届けたとき、非常に重いテーマを私は 突きつけられました。どんなに科学が発達しても、今ここに 生きていることを忘れてはならない。現実をしっかり目に 焼き付けろ。あれからしばらく経って、最近思います。こういうゲームが もうすぐ出来ても不思議じゃないなぁと。この本を読んで、すごく視野が広がりました。今まであまり 深く考えなかったことを、よく考えるようになりました。 おすすめです。衝撃受けますよ。 | ||||
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少し前の作品ですが、全く色あせていないです。作品の主な舞台となるゲームは、技術的には近いうちに実現可能だと思うので、変なリアルさがあって怖いです(^^;)読後の私の感想は一言「すごかったー!」でした。ぐいぐい引っ張られて、短時間で読めてしまうと思います。世界観に引き込まれてします。また、後半~ラストにかけてのスピード感あふれる展開は見事としか言いようがありません。特にRPGゲームが好きな人は絶対にはまる本だと思いました。楽しく読めて、最後になんともいえない余韻を残す、凄く完成度の高い作品だと思います。電撃文庫というとちょっとマニアックそうなイメージがありましたが、全然そんなことないです。ぜひ多くのに読んでいただきたい作品です。 | ||||
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最初の一行から、ぐいぐい引き込まれました。 一気に読めます。 仮想現実が現実に忍び込んでくるというテーマは実に現代らしい。 主人公も読者も「迷宮」にさまよわせてしまうラストは秀逸。 | ||||
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