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今夜、すベてのバーでの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.48pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全131件 81~100 5/7ページ
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私(73歳、女性)と全く縁のない世界のことですが、人の弱さ、どうしようもなさ、がびんびんと伝わってきました。 お酒にかぎらず何かに依存したい気持ちは誰にでもあるのではないでしょうか。それがその人を破壊するまでいってしまうかどうかは 何故だかわかりません。でもそういう人達に「石はなげられない」と思いました。 | ||||
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中島らもの出世作となった、アルコール依存症をテーマにした自伝的小説。 30代半ばの主人公がアル中病棟に運ばれて、退院するまでの日々を綴った病棟小説。 20年以上前に読んだ本書だが、吾妻ひでお氏の失踪日記2 アル中病棟を読んでから最近 俄にアルコール依存症に興味がわき、本棚から引っ張りだして再読した。読んだ感想は良くも悪くも 昭和末期〜平成初期の躁的なあの時代の雰囲気を濃厚にひきずっていて、僕の世代にはとにかく 懐かしいな、ってこと。 主人公の語るウィリアム・バロウズやギンズバーグ、依存症に関する詳細でディレッタントな 解説は、まんま90年代以降のある種の文化の源流を感じる。危ない○号とか、BUBUKAとか。 中島氏自身がアングラなものを表の世界でオープンに語った記念碑的な人だしね。 船員と殴り合ったりする主人公の亡き親友のエピソードは、なんだか小林旭の無国籍映画みたいで ああ、この時代はまだダイレクトに、暴力的な昭和の延長線上だったんだな、って感じる。 私は本書の頃は東京在住だったけど、新宿とか渋谷とか、今はない暴力的な雰囲気に満ち溢れていたね。 担当医の赤河のキャラがまた強烈。嫌みで酒乱で暴力的だが、内面はとにかく熱い。僕は途中から 三船敏郎に置き換えて読んでしまった。こういう人物造形も昭和だよね。 一方、ラスト、バーに繰り出してミルクで乾杯!なんてシャレオツでちょっと気恥ずかしい結び方は まんまバブル的で、これまた懐かしい。バー、って言葉がなぜかオシャレさを感じさせたあの時代を 思い出した。 なんだかあの時代がまんま封じ込められたような気がして、悲惨な小説なのにとても懐かしい心地よさを 感じた。失踪日記2 アル中病棟も傑作だが、十数年前の出来事を振り返って客観的な分、本書のような 勢いは感じないんよね。本書は中島氏の若さから来る、依存症のどす黒いパワーがそのまま作品に 結実したように感じる。ただ中島氏は結局依存症のメンタリティからは逃れられなかったんだね。 本書の繊細な感性を読むにつけ、本当に惜しい人を早くになくしたものだと悔やまれる。 | ||||
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禁酒セラピーも読んだし、数々のアル中ブログも読み漁ったけど未だ夕方キッチンに立つと襲ってくる飲酒願望。でもこの本読んでから何となく目が覚めたような・・。主人公が蕎麦屋で飲んでしまう最初の一杯からの泥酔までが「わかるわぁ~」と言った感じで。 今は平日飲まなくても全然平気になりました。 この本ずっと手元に置いておこうと思います。 | ||||
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中島らもさんは,この小説で吉川英治文学新人賞を受賞。アル中の物語。アルコールがらみのお話だけに,肝臓についてところどころで触れられており,私は読んでいて,何だか肝臓が痛くなってくるようなところもありました。たとえば,「連続飲酒」「渇酒症」「アディクト(中毒,依存症/addict)」「ナイトキャップ」「ウイークエンド・ドリンカー」といった専門用語が飛び交うあたり。ちょっと引用。 平日はもちろん夜になったら飲む。 そして休みの日は陽のあるうちから飲み始める。あるいは朝から一日中飲んでいる。休みが明けた月曜日には,ひどい二日酔いの状態で這うように出社する。これがウイークエンド・ドリンカーの症状だ。彼らは一様に週末を待ち焦がれ,月曜日を憎んでいる。 この憎むべき月曜日の朝に,ひどい二日酔いを鎮めるために迎え酒を一杯ひっかけて出ていくようになれば,連続飲酒までもう一歩だ。 [参考:2007年12月に作った拙作川柳] マズイだろ 朝イチビールが メチャ旨い 小説からこういう基礎知識の部分を引っ張ってくるのもナンですが,本書には有名な「久里浜式アルコール依存症スクリーニング・テスト」も出てきます。 小説としてよくできているから,賞ももらえたのでしょうが,酒飲みでかつ,かつて肝臓を傷めた私には,普通のエンターテイメントのようには読めませんでした。自分の体験ともかなりダブりますし…。あ,それは,ヨッパライの症状のところもそうなんですが。 私と似たようなアルコール性肝炎の方とか,ウイルス性肝炎で酒をやめられない方とかに特にオススメです。 | ||||
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お酒に対する愛を感じる本です。 一人で飲みながら読むとお酒がすすみます。 素面で読むとなんだかお酒が飲みたくなります。 強い弱いは別にしてお酒好きな方は共感できる部分はあると思います。 とても大好きな本です。色んな人に読んで欲しいと思います。 | ||||
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飄々とした雰囲気の変な人、というのが 生前のらもさんに対する印象でした。まだ 中学生くらいだったので大して興味もなかった のですが、最近になってこの本を読んでみて かなり印象が変わりました。 水面下の水鳥のバタ足じゃないですが、かなり 苦しみながらお仕事に取り組んでいらっしゃった 方なんだなあと思い知らされます。 作品の後半で主人公が少年の死をめぐり、医者と 殴り合う場面はなんだか、らもさん自身(あの 物静かな)の叫びのようにも聞こえます。 頭の良すぎる方というのは生きていくのも 大変なんだろうなあ、などという思いにも 駆られます。今も天国で後からじわじわ来る ようなおしゃべりをなさってるのかなあ。 | ||||
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典型的な依存症者の性癖が記載されていて、落ちていく主人公が・・・ | ||||
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この本は、二つの意味で非常に啓発的である。 一つには、通常の酒好きと、アルコール依存との境界が、実は世に思われているより低く、曖昧でもある事。 当方も、自他共に認める酒好きであるが、飲酒が実際に社会生活に悪影響を及ぼす事は殆どなく、また、所謂酒癖も悪くないので、「アル中」という言葉の響きは実は遠い世界の様に感じている。 しかし、いくつかの条件が揃えば、いつでもその「遠い世界」は、すべての酒飲みのすぐそばで口を開けて待っている事を、著者は自らの深遠な考察により、リアルに表現している。 もう一つは、アルコールに限らない「依存」と言うものへの考察である。 アルコール、ドラッグ等良く知られたものから、異性との関係、セックスそのもの、仕事、社会的ステータス、インターネット、家族から買い物に至るまで、多くの人が、程度の差こそあれ何かに依存して人生をやり過ごしている。 依存する側の人間にも依存傾向の強い人、弱い人がおり、依存対象もそれ自体が中毒性の高い物、そうでないもの、依存する為のハードルが高い物、低い物が有る。 結局は、依存者と依存対象の相性、そしてその頻度と程度の問題になってしまうが、人が何かに依存する事は、人が弱さを持つ限り無くならない事であり、最後のシーンで主人公・小島容の天童寺さやかへの「きみがおれのアルコールだ」の一言は、その性を受け入れた上で、大切な人との関係(結局これも「依存」の一つかも知れない)が、物質への極度の依存から人を救い得る、という事を示唆している。 小説としても、それぞれのキャラクターが個性的且つ魅力的に描かれている。 主人公・小島の友人、天童寺不二雄は、やや理想化された無頼漢といった記号的な感が強いが、その妹・さやかの描写は、この小説が書かれた当時、著者がモデルとした実在の人物がいたのではないかと想定させる程、鮮やかで、存在感がある。この女性の描写に成功している事が、上記の最後のシーンにて描かれた、ともすれば陳腐且つ空虚になりがちな結論に説得力を持たせている。 現在の映像技術を駆使すれば、それ程難なく秀逸な映像化が出来ると思うので、未だに映像化されていない事は残念。 このレビューを書いている2012年末段階では、主人公・小島=玉木宏、さやか=多部未華子、赤河医師=阿部寛...等が個人的には良いのではないかと思が、ともあれ、良い脚本、演出、そして実力のある役者群を揃えれば、良い映像作品になると思うので、今後の映像化に期待したい。 | ||||
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アル中で薬中毒のらもさんが、実体験を基に、構想した最高傑作です。作品自体長編ではないので最初から最後まで一気に読ませる力を持っています。 アルコール依存症と共依存の教科書にもなりえる作品です。 正気と狂気の境目で数々の作品を残したらもさん。最期も彼らしい終わり方でしたね。合掌。 | ||||
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もう何度もよんでいるのですが、らも氏の訃報を聞いてまたまた読み返してしまいました。出版されてすぐ読んだとき、それから現在にいたるまで何度か読んでいますが、少しも私の中で色あせない小説のひとつです。 ただのアル中の話を、少し掘り下げて膨らましたただけという感想のかた(まずそんな人いないでしょうけど)は、別のジャンルに挑戦してください。 | ||||
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破天荒な生き様がむしろ関東的だと思う中島氏ですが、この小説のキモは、「アル中が酒を飲まずに過ごすためには、酒を飲まないことで得ることができるもっと大事なものを見出すことが不可欠」という主旨かと思います。このセリフは本文でも紹介されている「アル中地獄」の著者邦山氏の引用=受け売りなのですが、そんなことは関係ありません。これはアル中が「底をつく」経験より大事と私は考えます。 本文にも解説がありますが、アル中になりやすい先天的気質および体質というのは病理学的には存在するようです。また、アル中の不眠に、あっさり大量のMトランキライザーを飴玉のように処方する多くの精神科の先生もまさにマッチポンプです。 実際には本作よりさらにドロドロの世界が延伸されます。(ハッピーエンド?の結末は彼らしくないし、事実回復はそんなに簡単ではない) カンチューハイを軽く見て朝から常用し、無意識に銀座のホテルへ出向き錯乱し、包丁を振り回し、夫の説得にも関わらずバルコニーから飛び降り、脊髄が120度にまがっってしまった淑女の語りは今も鮮明に残っています。 江利チエミ・田宮次郎・美空ひばり・裕次郎・中川親子(北海道の政治家)・加藤和彦 etc マスコミが公表しないアルコールに起因する”墓標”は、国のアルコール政策の方向転換がされない限り当分続きそうです。 | ||||
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最初に読んだのは高校時代。あまりシビレなかった。 しかし、年を経て、マジシビレた! らもさんにシビレまくってたこともあったけど、それ抜きにして、マジ面白かった! らもさん入門編にマジお勧め! | ||||
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アル中から回復するまでの病院生活を描いています。飲兵衛に対する戒めとして読みました。とっても読みやすいです。 | ||||
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瑕疵はあります。 1.医学的情報はこんなにいらない。 2.色川武大の「狂人日記」同様、女キャラがいらない。うっとうしい。 しかし、面白い。体張って書いたもんですからね。 酒代これで取り返したようなもんでしょう。 患者、医者のキャラクターは抜群に面白く、 山場の医者とのやりとりはぐぐっときます。 私も長年アルコール依存症の治療を受けていますが、 らもさんほど酒に強くないのが幸いしています。 入院した際は面会者から入手する酒を 「いかにナースチェックを通過し持ちこむか」で 秘策を編み出しましたが、書けません。 | ||||
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この本を読めばアル中にはアル中になる才能が無ければなれないということが解る。 とにかく飲酒量がすごい。フツーの人は飲み過ぎた翌朝2日酔いの状態のときは酒を飲まないが アル中の人はそんなときでも飲酒して、全身の血行をよくすることで快調になろうとする。信じられないことだ また当然の習慣としてウイスキーを毎日1本飲む。こんなこと常人には「やれ!」と言われても絶対出来ない。 もしアル中の人と同じ飲酒量を、アル中じゃない人に「努力して飲め!」といわれても、それは不可能に近い。 足が遅い人に100Mを11秒で走れ!というのと同レベルの話である。 つまりアル中に「なってしまう人」は「アル中になる才能、素因、種類」という有り難くない才能を 生まれ持ってしまった「不運な人である」とこの本を読んで実感した。 ただ読んで1つ違うと思ったのは、中島らもの本によく出てくる「依存」に関する論理展開である。 誰だって何かに依存している。その例として毎日マラソンをする人を挙げたりして「アルコールの依存なんて可愛いものだ」と文を〆る。(マラソンの例は頭の中がカユいんだに記載) ならば週に3回だけマラソンしてる人はどうなんだ?と言いたい。 そもそもアル中の問題の第1は「健康への害」第2に「生活への害」である。 週に3回だけ飲酒するのが批判の対象にならないのと同様に、問題の本質は「飲酒量」と「飲酒回数」が「過剰」であるという点からハナシを逸らしているだけである。 誰もが何かに依存してる、という例題は完全に筋違いである。 まず依存する対象が人体に有害かどうか、そして過剰な状態かどうかを考察に入れないのでは 論理に説得力が感じられない。 この点は残念だった。 | ||||
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この作者自身の人生と深く関わっているであろう、酒や薬物という主題。それを分かりやすく面白く描き、味わい深い小説に仕上げている。「ガダラの豚」も素晴らしいと思ったが、この中島らもはなかなか偉大な作家かもしれない。 アル中になる原因に、眠るための薬として飲むという動機があり、飲酒が徐々に手段から目的へすり替わるというのは納得がいく。私も、依存症ではないがアルコールで精神に悪影響を及ぼして入院したことがあり、それも最初は眠るためだったからだ。 酒がある意味マリファナとかより危ないという話、国の政策にも問題があるという話も面白かった。 依存症に関わる知識を引用しつつ、主人公の人生を編み込んで、深い洞察を述べるところが完成度として素晴らしいだろう。 最後の山田風太郎との対談もなかなかである。 | ||||
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18歳の時から毎日ウィスキー1本分の酒を飲み続け、35歳でついに入院するハメになったアル中患者、小島容。彼はアルコール依存症から立ち直り、“現実”へと復帰できるのか・・・? 破滅型作家・中島らも自身の闘病体験に基づく小説なだけに、「アル中患者の見る幻覚ってどんな感じなんだろう?」なんてのを期待してしまうが、そういう興味本位の読者に対しては、膨大なデータに基づきブラックユーモアを交えつつ冷徹にアル中の恐怖を伝える怖い作品である。 話の筋そのものは割とありがちで、ラストなどは読んでいるこちらの方が気恥ずかしくなるほど“キメすぎ”なのだが、作者自身をモデルとした主人公小島の醒めた視線が秀逸である。アル中だから自暴自棄になるのか、自暴自棄だからアル中になるのか、たぶん両方なんだろうが、生への執着のない小島の達観とした態度(小島に言わせれば「解脱」ではなく単なる「衰弱」)にはある種の感慨を覚える。周囲の個性的な人物たちへの鋭い観察眼、社会への厳しい批評、そして深い自己省察。死と隣り合わせなのにどこか明るい奇妙な病院の中で、小島の思考は螺旋を描きつつも〈人は何のために生きるのか〉という哲学的命題へと迫っていく。 自分の人生を他人事のように眺め、自らの病気や不幸をも笑いのタネにする小島は、要するに斜に構えた人間で、ベタベタした人間付き合いを嫌う。ありとあらゆる資料を駆使して、人間心理を“科学的”に分析しようと試みるところに、その性格が良く表れている。“浪花節”はダサい、もっとクールに、スマートに生き/逝きたいのだ。不器用で繊細ゆえにニヒルを装って“現実”から距離を取ってきた小島が徐々に“人情”に流されていくところに清冽な感動があり、その終着点として“できすぎ”のラストがある。こうした構成は、ウェットな話をストレートに展開するのが照れ臭いから、ユーモアとニヒリズムで照れ隠しをする作者の気性を反映している。 「酒をやめるためには、飲んで得られる報酬よりも、もっと大きな何かを、『飲まない』ことによって与えられなければならない。それはたぶん、生存への希望、他者への愛、幸福などだろうと思う。飲むことと飲まないことは、抽象と具象との闘いになるのだ」 こんなひねくれた言い方しかできない、鼻持ちならない理屈屋が、たまらなく愛おしい。 | ||||
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アル中体験記、アル中論という感じの本だが、バランス感覚とユーモアが絶妙で、アル中でなくてものめり込めるほどに面白い。 アルコール中毒に関する医学的な対処法、考察に詳しいがそれに偏ることなく、アル中目線による本能的な考察もある。なるようになるという捨鉢に楽観的なアル中とその家族らの悲壮感。シュールな人生観と少年の死を目の当りにしたときの理屈なき感情の高まり。日常社会におけるアル中という非現実と病院という非日常のなかでの現実。 このような両極にあるものがバランスよく書かれている。そしてそのバランスをとっているのが笑いに媚びることのないユーモアのセンス。 今のところアル中には縁がないと思っているが、アル中体験者が書いただけあって、一線を越えたところにあるだろう世界には強烈にリアリティを感じる。 | ||||
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アルコール依存症で肝臓を患っている小島容(いるる)という男性の話です。 旧友・天童寺や彼の妹のさやか、入院先の医師や患者など、 個性的で魅力的な登場人物だらけで、とても好きな作品。 らもさんの小説の中では一番好きかも。 タイトルも、内容ももちろん面白いけど、 いつも読み終わる瞬間に、「あー、このラストのために読んできたんだー。」って感じるような終わり方。 アルコール依存症の怖さもすごく伝わるけど、主人公の性格のせいか、 全編に漂う酩酊感が心地いいです。 | ||||
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アルコール依存症の小説なのだが、薬学用語が多々使われており、リアルだ。 読後に爽快感が残るいい作品だと思う。 | ||||
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