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今夜、すベてのバーでの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.48pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全15件 1~15 1/1ページ
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健康を気にしながら不健康に生きるのは、仕方がない。 けれど、せっかく先人が身をもって人生の症例提示をしてくれているのだから、目は通しておきましょう。 読んだからと言って酒量が増えるわけでも減るわけでもありませんが。 | ||||
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妙に説明くさい文体ではありますが、上手くまとまった文章でさすがは吉川英治文学賞。 その後筆者が辿る人生を考えると、これだけ理解していてもアルコールの魔力はその手を緩めることはないことが読者に響くかもしれない。 妙に主人公が幸運であることや、そもそも小説という形式をとったところが中島らもの心の隙だったのかもしれないとも思う次第。 | ||||
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わたしの場合はアルコール膵炎での緊急入院だったのだが、らも先生よりも酷い状態だった。あれから4年。今でもストロングゼロを、毎晩500×5本呑んでる。血液検査の数字は良好だ。ドクターは死ぬと言ってたのに。 | ||||
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アルコール依存症は生涯の病であって、罹ったら、飲む依存症者と飲まない依存症者になります。つまるところこの本は前者から後者になろうと決意した(だけ)という話です。 風邪をひいたら風邪薬を飲むと思いますが、風邪もひいていないのに毎日のように大量に飲む人は恒常的な専門家の助けが要るでしょう。お酒も同じだということはもっと知られてもいいです。ことお酒にまつわるエトセトラに過剰に幻想を持つことは危険だと思います。 | ||||
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アルコール依存でない人でも、アルコール依存の人の心理状態が良くわかる内容 | ||||
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面白い | ||||
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著者自身もアル中で、その体験に元づいて書かれたような内容です。 かなりの文献を参考にして書かれているようで、ユングやフロイトなんかの夢分析の話や心理学の話に絡めて、アル中やその他に依存する人間とは一体何なのかといったことまで考察が及んでいます。 実は一度、二十年ほど前、大学生の時本書を読んでいます。 確かラストは、主人公のことを好きな女性が父親がアル中で家庭崩壊したことを話すことで、主人公をアル中から脱出させるという内容だったと思います。 そこの部分に感動した覚えがあり、もう一度あの感動をと言うことで再読。 最初の一ページからほとんど内容を忘れている。 微かに覚えているのもあるけど、まるで新しい本を読んでいるよう。 主人公が刹那的に身を亡ぼすほど、つまりは一日一本のウイスキーを空けるほど飲む。 死の一歩手前で病院に運ばれたことから話が始まります。 入院生活で主人公が体力が回復するとともに、退院後の酒との付き合いを考えるようになります。 何かに依存するのが人間だとは思いますが、主人公は病院にいる間も隠れて酒を飲みに街に出ます。 色々なことがきっかけになり、退院する頃には酒を止める決心をします。 最後はバーで、主人公と、彼に思いを寄せる女性、二人でミルクを飲むシーン。 「きみがおれのアルコールだ」 と、気障なことを言った主人公は、照れた女がスツールの足をけったことで主人公がバランスを崩し、後ろに倒れます。 まもなく後頭部を後ろの壁にぶつけるというところで話が終わります。 この話のようには、著者のらも氏はいかなかったようです。 この本を出した数年後に、酔っ払って階段から落ちて頭を打ってこの世から、さよならしてしまいました。 主人公は酔ってなかったから無意識に受け身を取れたのかもしれません。 ですが、酔った状態のらも氏は、そのまま床に頭をぶつけてしまったのでしょう。 年を取って読んでみると、やはり印象が違います。 あの頃は共感できたことも、今ではそれほどでもない。 主人公がギターを盗んでお金を稼ぐとこなんかは、今読むと、何だか残念。 いくら退廃してたことを表現しようと言っても、なんか違う。 読むほうも大人になると、色々とケチがつけたくなるのです。 | ||||
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自伝小説で、著者の人生そのものが描かれている。 アルコール依存症と闘うというような、世間に媚びたような佇まいとは無縁で、 気づけばアルコール依存症とされている事に、しらふの自分が面白がっていながら、同時に軽蔑さえしている。 一切の自己弁護はしない。 本書はアルコールに限らず、「依存」という人間の性に鋭く切り込んでいる。 「人間の依存ってことの本質がわらないと、アル中はわからない。わかるのは付随的な事ばかりでしょう。 依存ってのはね、人間そのもののことでもあるんだ。何かに依存していない人間がいるとしたら、それは死者だけですよ。」 確かに、この世に生きるもの、何かに依存していると言えるだろう。 身近なところでは薬物中毒、ワーカホリック、金、権力に依存し国家権力を笠に着れば人殺しも容易だ。 まやかしの心理学や精神病理学ではとうていアル中の本態に及べない。 論理で人間を語ろうとすれば、どうしても表層的で浅くなる。 論理を捨てて、感性で生きることを選んだ著者ならではの懐の深い人間観だろう。 ただ、中島らも氏に代表される破滅型の人生観は個人的には許容できず、物語の妙味をあまり感じえなかった。 | ||||
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アルコール依存症(アル中)の実体験に元ずく実態に、身につまされたりしますが、最期に主人公が酒を止める意思を示すところは、そう簡単に行くはずがない、そう思ってしまったのは作者が酒を止めれなかったことを知っているからだけではないのですが。 | ||||
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夫が持ち歩いたり、枕元に置いてたり、いつも読んでいました。かっこいいタイトルだけど、アルコール依存症の話だったのですね。アルコールの病院に入る時も持っていってました。この本と西原さんの元ダンナさんの本を亡くなるまで読んでました。同じ苦しみを知ってる人の言葉にすがりたかったのかもしれませんね。 | ||||
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どなたかもおっしゃっていましたが、読むと飲みたくなってしまいます。 私は、この有名なアル中小説を読んで、節酒効果を望んでいたので、逆効果でした。 主人公の容さんの、ボロボロ状態での入院初期でも、まだ、最悪には悪くなっていない肝臓状態の描写。あっさりと乗り越える禁断症状。食欲、性欲の回復力。赤羽先生や天童寺さんと、酒を飲み交わし、本音が出たところで深まる友情。そして、アル中になった自分でも見捨てず待っていてくれる、さやかさん。 なんか、飲んでたら、いいことありそうな気になってしまいます~。 本当は、アル中って、もっと臭くてグロくて、情けないと思います。 読み物としては、一気に読めて面白かったです。 | ||||
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死後の著者を叩くのは不謹慎と言われるかもしれないが、本人は神格化など望んでいないだろうし、一応これからこの作品を読む人も多いであろうから客観的にレビューを。確かに読みやすく面白いといえるのは事実かもしれない。けれど言うほどの名作でもないというのは、読めばわかると思う。アル中の描写はなかなか悪くないのだけれど、登場人物のリアル性の欠いた記号的な性格や、予定調和に閉ざされたストーリー展開などは、甘いという以上に都合主義がそのまま滲み出ている。アル中のリアルさを提言するには、こういった非現実的なストーリーは似合わないのではないか。ラストのさわやかさなどと言うのも、「やっぱりそうですか」という感じで頂けない。まるで操り人形のように動くヒロインは正直滑稽ではないか。 バロウズの「裸のランチ」を意識してるのは間違いないんだろうけれど、それを娯楽作品で昇華する手法には違和感を覚えてしまう。とはいえ、なんだかんだで面白いのは事実だ。小説という媒体だからこそ覚える違和感であって、親しみを持てる作家であることには間違いないのだから。 | ||||
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アル中患者の入院体験を通じて物語が展開するのだが、専門的なアルコール中毒についての記述もかなり多く、フィクションというよりノンフィクションといった感じがした。 | ||||
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アル中人間の私小説。 この人の力量からすれば、もっとヘヴィな話も書けたはず。 あまり深刻にならずサラっと読めるのが売りなのか。 読後感は爽やかだが、分量・内容ともにちょっと物足りない。 | ||||
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身近にアル中者がでてしまったので、つい読んでしまった。 恐ろしくもあり、悲しくもある世界の一端を垣間見てしまった。 | ||||
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