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今夜、すベてのバーでの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.48pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全131件 21~40 2/7ページ
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アル中の実体験をもとにした小説のようですが、その割にきちんとした専門用語での説明が多すぎて不自然。主体としての体験というよりも第3者目線を感じてしまうため、キャラがやや機械的に感じた。世界観や言動がもっとラリッてた上で小説として成立しているものを期待していた。 アル中のルポタージュとして読めば楽しめる。(小説としては★3 ) 著者のファン必見的な本だと思うが、そうでない場合は際立って面白い小説とは感じないと思う。 同著者「永遠も半ばを過ぎて」のほうが断然面白かったです。 | ||||
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たまたま手に取った小説現代で夢中になって読んで以来、32年ぶりにKindleで読みました。 少年が亡くなる場面くらいしか覚えてなくて、やはり良い小説は繰り返し読むべきだな、と感じました。 らも、もっと長生きして欲しかったな。 | ||||
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Amazonで20年ぶりに読みました。内容はほぼ忘れていたのに、当時読んだ感動はちゃんと心のどこかに閉まわれていて、蘇ってきました。名作です。 | ||||
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その昔、深夜番組で小豆を箸で皿から皿へ移す企画に、中島らもが参加していた。 彼の箸先は震えに震えており、とうとう一粒も移せなかったと記憶している。 震えの主因がアルコール中毒であったことは想像に難くない。 そのアル中、そして自身を見つめ、傑作小説に高めたのが本作。 中島らもに乾杯。 | ||||
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ユーモアのある文章の中から、激動、平穏、苦しみ、酒の匂いが伝わってきます。ラストは洒落たエンディングが聴こえてきそうな終わり方で好きでした。 | ||||
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ノンフィクション系小説は好きです | ||||
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Kindle版を初めて購入しましたが やはり 紙の本がよいと思いました なぜなら 紙の本は さりげなく本棚に置いてあっても 必ず家族も 一度は手にとり 読んでいます Kindle版だと 読んでと言っても さりげなくが できなくて モノによっては 拒否されるからです。 | ||||
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ちまちま読み進めようと思っていたが、気付けば一気に読了してしまっていた。 アルコール依存症が寛解したとしても、今後の人生をシラフで過ごさなければならない恐怖。 そこまでして生きる必要があるのか、いっそのことこのまま破滅へ向かった方がよいのではないかという葛藤。 結果的に著者の中嶋らもさんは、この本を上梓した10年後に、階段から転落して亡くなる。 「依存症は関係者全員を不幸にする」などという薄っぺらい言葉では語れない、濃密な、それでいて時計の止まったような、そんな生き様を見せつけてくれる作品。 | ||||
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らもさん最高。活字で笑うの久しぶりです。 | ||||
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同じ「依存症」でも、世界的に問題になっているベンゾジアゼピン系「処方薬」の問題は、アルコール依存症とは性質が違う。なぜならベンゾジアゼピン系処方薬は、患者が快楽を得るため服薬したのではなく、仕事や育児等を継続したいがために、不眠等の問題を「治療」しようと医療機関を訪ね、医師の指示通りに服薬した人が殆どだからだ。 多くの患者は「安全な薬」「飲み続けても害はない」と言われて長期に服薬し、耐性がつけば増量され、副作用が出ればまた別の薬で抑えこまれ、医療によって合法的に「薬漬け」にされ「廃人同様」にされている。 そのことに気づいた患者が減薬をしたがっても協力する医師は少なく、やむを得ず急激な減薬や一気断薬等で時に生命に関わる深刻な離脱症状を引き起こし、後遺症に苦しむ人も少なくないにも関わらず、そこにはまともな医療は提供されていない。 酒は合法的に、どこでも買える。だがアルコール依存のリスクを知らない人はいないだろうし、仮に無知であったとしても急性アルコール中毒で搬送されるなり、健康診断で何らかの異常がみつかるなりすれば医師から注意を受けただろう。 要するに自らの意思でリスクも承知で酒を飲んで、保険診療で手厚い医療を受けてもまだ飲酒し続ける人々とは何なのか?という疑問があった。 この本から納得のいく答えは得られなかったが、「厳しい現実を直視して生きる自信のなさ」「どうせ人間いつ死ぬかわからないなら、快楽を求めて何が悪い」という刹那主義などは、人の生と死をどう考えるかのいう哲学的問いとなる。 宗教心や儒教的な道徳をほぼ失い、ただこの世で金儲けできれば勝ち組、収入が低ければ負け組という価値観が蔓延する日本で、(根治不能な)あらゆる病や苦痛、困難に対し、破滅的生き方(アルコール依存等)や自殺、安楽死を選択したがるのも頷ける。 最後に、主人公が幼少期にの体験がどうの、あるいは過去の苦労や繊細な性格等のエクスキューズを並べず「結局はやはり飲酒は本人の問題」と引き受けようとしている点、またアルコール依存となった人間と暮らす家族の苦しみにも目が向けられている点に好感が持てた。 | ||||
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中島らもファンにおすすめ。 そうでない人にも読みやすいので、寝る前の読書タイムや、出先で待ち時間がある時、休憩時間に読むのにちょうどいいですよ。 | ||||
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作者中島らもはアル中であった。この作品はアル中で倒れた作者が病院に運び込まれ、その病院内で様々な病人と出会いながら病気と闘って退院するまでの日々を書き綴ったルポルタージュ風の小説である。創作というよりルポルタージュに近い印象を私は持ったのであるが、それにしてはアル中の影響による野放図な生活態度は事実としてはあり得ないのではないかと思うところがある。 一方で先住民患者達との出会いがあるのだが、当時35歳だった作者に対して先住民のほとんどが老人だった。一人だけ高校生の少年がいたが、先住民の老人達の比率が余りにも高いので、読んでいて私はこれはほとんど老人ホームの世界であるというような印象を持ってしまうことが多かった。 ともあれ、らも氏が描いている時代は現在(2021年)より20~30年くらい以前の時代のはずだ。今ほど高齢者施設は多くはなかった。従って病院が高齢者施設の役割を少し担っていたのではないのだろうか? この小説に描かれる老人達は一見しただけでは、もう実社会での存在意義が薄れているように見えるのだが、それぞれがその個性でもって現実社会への繋がりを放すまいとして闘っていることが分かる。この小説の中で最も光を放っているのが、世間からは見放されてしまっている老人達だということは、らも氏自身も気がつかなかったのではないだろうか? 小説のメインテーマは時代とともに変遷する。1960年代までの日本では子供がいて活気あふれるファミリイのホームドラマが主流だった。高度成長時代の1970年から1980年代は郊外の団地族が存在感を増していた。1990年以降、日本は少子化、人口減少の時代に入った。 らも氏のこの小説などはさしずめ病院小説のはしりと言ってもよいのではないのだろうか? 誰もが気になる病院生活の実態は十分に読者の興味をひく魅力がある。しかも、らも氏の観察眼は弱々しく役立たずに見える老患者の隠れた魅力を引き出してくれる。霊安室に忍び込んで、死体を清めるためのアルコールを悠然と飲むアル中(らも氏よりもはるかに上位の)の福木老人などはその最たるものであろう。 病院小説はそれほど多く書かれたとは言えない。これからは老人ホーム小説の時代が本格化するのではないかと思う。 | ||||
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あまり小説は読まない自分でもあっという間に読み終えました。ルポ形式に近く本来の小説とは違うのでしょうが、自分が入院中の事を思い出し何度も頷いてしまいました。同時にこれほど客観的にアルコール依存症を分析できる著者が、結局転落が原因とは言えアルコールから逃れられなかった事にアルコール問題の深刻さを再確認する事が出来ます。またぜひ読み終えたあとにYOUTUBEでらもさんのアルコール依存症についてのインタビューをチェックしてください。本作のエピローグに相応しいです。 | ||||
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酒飲みの思考を著者が意図して描いたのか、それとも著者そのままが投影されているのか。 自分は断酒してから本著を読んだが、正直恥ずかしくなるほど酒飲みのそれが描写されており「やめてくれ」と脳裏では叫びながら読み終えた。 現在ドリンカーの方が読めば共感、憧れすら覚える世界観かもしれない。 本著はドリンカー、ノンドリンカー双方が読み交流することで完成する。 そう思う一冊でした。 | ||||
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簡易包装でよかったです、綺麗な本でした | ||||
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教養のない者は空いた時間には酒を飲むくらいしかない。 教養とは学歴のことではない。 『一人で暇をつぶせる技術のこと』 突き刺さりましたこれ。 父がアルコール依存症だけど全く病院へ行くような体の不調さは現れていない。 最近、話をしに言ったけど辞めさせられるようなレベルではなかった。結局、もし倒れて死ぬ手前で生き延びたらどうする?死ぬ?って真っ向から確認だけしておいた。 『もちろんそんなときは何もしてくれるな』だと。 起きてる時間はずっも酒を飲んでるから作中にでてきた肝硬変になりかけのおっさんみたい感じなのかな…。 悪い父じゃないから辞めさせたいけど手立てがない。 父はもうずっと夢の中で住んでるんだろうなあ。 タイムマシンがあったら過去の父に何を伝えるんだろう。 一人にならないようになにか、一緒にのめり込める趣味を作れたら良かったのかな。 父は、中学もでないで働いて学は全くないからよけい深いなあ。1人の時間が長すぎたのかもしれないな。 教養のない者は暇なときに酒を飲むしかないって本当ささる自分にも。 | ||||
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らもさんのファンです。亡くなってから読まなくなったが又読んでみたくなった。アルコール依存で入院するのに待つ間、さらに公園で最後のワンカップをひっかけていく。これがアル中なのかな。入院中の主治医とのやりとり、霊安室のアルコールを飲む患者、患者のおばちゃんたちキャラクターがおもしろい。昔、テレビで見たらもさんの飲んでいる映像を思い出して愛すべきキャラクターだったなと思い出した。素直な文章で読みやすく続けてらもさんの本を2.3冊読んだ。でもこの作品が一番よかった。 | ||||
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身近に依存症になった人間を複数見てきた私にとって、 この作品は知っていたけれど読むことを避けていた作品でした。 依存症になった知人の結末は総じて淋しく無残なもので、 その追体験をわざわざしたくないという気持ちがありました。 また、新たに身近な人が依存症になりました。まだ入り口です。 同じ繰り返しを現実で見たくないという気持ちが、この本を読む動機となりました。 自分や知人に重ね合わせてしまうという(個人的に)最悪の読書体験でしたが、 清涼な読後感に救われました。 そうだ、あいつとソフトドリンクで乾杯しよう。当事者じゃない私にもまだ出来る事はあるんだ。 | ||||
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遠い昔に購入し、面白く読んだ記憶があったので、電子書籍版で購入。 話のあらすじは大体覚えていた通りだったけど、ディテールは忘れていたので、 はじめて読むように楽しめました。ラストのオチはよく覚えていましたが、 昔読んだときと比べて受ける思いがずいぶん違うな、と感じたりもしました。 みずみずしい感性の時に読めて良かったし、中年になって読み返しても面白かったです。 巻末の中島らもさんと山田風太郎さんの対談が、電子書籍版でばっさり割愛されていたのがビックリでした。 電子書籍はたまに後書きとか無いケースがあるので困るんですよね。 本作は抜群に面白い作品ではあるけれども、ここだけはマイナスかな。 | ||||
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アルコールの誘惑・・・分かるわぁ〜 γ-GTP 600代の俺は可愛いもんだな。 | ||||
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