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恋物語
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恋物語の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.99pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全157件 121~140 7/8ページ
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貝木さんが頑張る話です。神原の母が好きだった貝木さんが頑張って千石と対決します。 そして戦場ヶ原のことがどうやら好きだったみたいだということも明かされます。 んで割りとあっさり解決します。ちょっとカタルシスが足りない感があります。 話としてはそれだけなんですが、貝木さんの内面が分かってそこは面白いです。 嘘つきというかひねくれものというか厨二病がそのまま大人になった感じを受けます。 詐欺師としては立派です。金さえ貰えれば何でもやりますからこの人。 最初に貝木が語っている通り、全部嘘かもしれないですが。 あとサービスで戯言遣いという言葉が出てきます。ニヤリとしました。 そしていい加減長く続きすぎですこのシリーズ。あと3冊でます。 作者が単に広げた風呂敷をセカンドシーズンで畳めなかっただけだと思いますが。 いや編集部の意図ですかね。どっちにしろほとんど惰性です。 続きが気になる、読みたいと思う人は買うでしょう。 自分はもう中古でもいいかなって思うようになってきました。 | ||||
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撫子神とのガチバトルと思っていましたが 見事に騙されましたw でも変なバトルよりはこっちの方が化物語 らしいのかもしれませんね。 で、ファイナルシーズンですか・・・ まあつきあいましょう。 | ||||
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実に良かった。 最初は、 「語り部がこいつ!?」 でしたが、読んでみるとスラスラ読めましたよ。予想外の語り部くんの茶目っ気も良かったし。 アロハシャツ最高!!(笑) ただ、『依頼』を請けるまでの、つまり序盤の序盤辺りまでは、少し物足りなさはありましたが。 でも、『依頼』を請けた後からは、ドンドン面白くなりましたね。 でもしかし、今思えば、千石撫子がこうなった、というか、西尾維新先生がこういう展開(千石撫子が妖怪変化)を書いたのは、ファンが原因でもあるんだよね。 皆が 「千石撫子可愛い」 って言いまくってたわけだし。 (ちなみに、俺は羽川翼派) そんな、ファンも巻き込んだ大事件を、あんな風に綺麗に落とすとは、西尾維新先生には脱帽です。 なにやら、ファイナルシーズンにいちゃもん付けてらっしゃる方もいますが、セカンドシーズンどころか『偽物語』出版(執筆?)自体が既に 『西尾維新アニメプロジェクト』 が起因してるわけで、セカンドシーズン読んでる時点で、ファイナルシーズンに物申す資格は無いのです。 なので、ファイナルシーズンにいちゃもん付けてるレビューは、いちゃもん付けるような人のレビューは、レビューとは言えませんので、皆さん惑わされないように。 とにかく、『恋物語』。面白かったです。 しかし、語り部くん。あのあとどうなったんだろう? | ||||
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とにかく伸ばしすぎ 撫子をノリのままラスボスにしたことの弊害が出ていると思います 案の定、セカンドシーズン完結なんてのはただの謳い文句ですし 良く批判されてるワンピースと同じ間延び感を感じました | ||||
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まずはじめに完結しません まぁ、これは2ndシーズンで扇が出てきて物語が進んでも解決しないあたりからある程度想像はつきました。 もしかしたら扇が語り部かもと思ってましたけどねw 今回は語り部がギャグ要素の少ない人なのでギャグの容量としては花物語ぐらいですね。 後半はいつも通り素晴らしいです!撫子とのクライマックスは本当に面白いです。 個人的に物語シリーズの2ndシーズンの中では面白い方だと思います。 | ||||
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故意に恋に恋する撫子と、故意に自らの恋心を否定する貝木の物語。 ガハラさんがツンドロキャラなら、貝木こそが正しいツンデレキャラ。 詐欺師として一流だと、ツンデレしても凡人にはそのツンデレを認識されない。 結果として、単なる不吉な男になってしまうんだろうね。 だから、彼の周りは「何でも知っている人」や「人を見透かす人」だけなんだろう。 彼の一人称による語りを見てしまった後となっては、 中学生を相手に行った詐欺行為も、ひょっとしたら誰かを助ける為に 行っていたのではないかと勘ぐってしまう。 しかし、一人の人物の掘り下げとしては良かったが、 セカンドシリーズのラストとしては物足りない。 もう少しラギが登場しても、良かったように思う。 忍野の言ではないが、今回は何もしていないのに勝手に助かりすぎな気がする。 気が付いたら問題が解決していたって… 偶然にも、結果として貝木と協力プレイをしていた…、 ぐらいには物語に絡んでいていて欲しかった。 そんなところが正直な感想かな。 | ||||
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この西尾維新という人の作品にはとにかく内容が無い。この化物語シリーズも結構な長さの雑談をさんざん繰り返した挙句、本編の内容の解決方法が大変あっさりしてしまうことが多い。本作もそうだ。 しかしそれが西尾維新の面白さだ。内容は本当に雑談だ。しかし面白い。この恋物語も解決に向けての何かを延々と書くより、あまり解決とは関係ないことを延々と書き綴られている。しかし、面白い。一気に読めてしまう。内容が無いのに面白い。これが西尾維新の面白さであり、他の作家にはあまり見られない楽しみ方だと思う。 | ||||
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もはや全ての伏線を回収してスッキリと終わらせることは前回『鬼物語』の時点で諦めていたから、 この結末はむしろ拍手を送りたい。 囮物語でバラ撒いた事件の解決に終始しており、過不足なく描写が当ててある。 恋物語において、やるべきことは何かを明確にして見事にやり遂げた物語だった。 ラストのサプライズにも満足だ。 冒頭では、回りくどすぎる語り口にげんなりとしたものの、中盤からはこの調子にも慣れてきて 終盤の盛り上がりは相も変わらず見事の一語。これまでの物語であった伏線や設定を踏襲した結末だ。 今回も充分に楽しめた。 「いい加減にちゃんと何もかもを説明して完結しろよ」と思わなくもないが 作者はもともと何もかもを語り尽くして物語世界をキチンと閉じる作家ではないし デビュー作の戯言シリーズからずっとこんな調子だ。今さらだろう。 そんな感想で、セカンドシーズン・ラストエピソード。 阿良々木暦が選んだ『ひたぎエンド』。 物語はその裏側を突き破る。 | ||||
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暦を神と化した撫子から救うためにひたぎが取ったのはかつて自分の家族を崩壊に追いやった詐欺師の貝木泥舟に撫子を騙すように依頼するというものでした。以前のようなひたぎのツンドロぶりはあまりなく、暦がメインでないために物語シリーズの真骨頂である掛け合いもなくていささか物足りなさはあるかもしれませんが、読み終えて私は黒岩重吾の詐欺師の旅という小説の終わり方と重なり、物語シリーズというよりも一つのミステリー小説という印象を受けました。 本当の願いごとは人に言うものでなない……これを貝木に言わせるあたりが西尾先生が他の追随を許さない理由なのだと思います。 | ||||
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戦場ヶ原ひたぎの語るものになりそうな流れだからこそ、そうはならないだろうという大方の予想通り、 思いがけない人物の目線、語りで進む話です。 もちろん、ガハラさんは正ヒロインとして阿良々木君を守るべく、非常によく登場しますし、 物語展開自体ガハラさんのキャラで駆動されている感じです。 羽川さんもこっそり姿を現し、例の決め台詞を言ってくれていて、うれしいじゃないですか。 神になった千石撫子の闇はどのように解消されるのか。ある意味、これまでの巻で約束されて しまっているエンディングまでのあっと驚く綱渡り展開が味わえます。 語り手が語り手だけに高揚感での読了とはなりませんが、悪者も実は悪ぶっているだけの まことの探究者、救済者であるという物語シリーズらしい正統的なロジックに回帰して完成し、 セカンドシーズンが終わります。 しかし、まだ回収されていない一部の伏線は、なんと、ファイナルシーズン3冊に続くとのことです。 めでたし、めでたし。 | ||||
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貝木の語りで綴られる物語、話が進めば進むほど貝木のボロが出るというか、貝木というキャラクターに対して親近感が沸きました。 あ、この人こういうこと考えながらこんなことしていたんだなーと。 そして、貝木のキャラクターに対して個人的な感想を言わしてもらうなら、 ツンデレで、お茶目で(主に行動)、意外といい人なのかなー?と思いました。たぶん、騙されているのでしょうけれど ガハラさんの鼻眼鏡しかり、喪服が似合う男がアロハ着たり、不意を突かれたことによる千石撫子の豹変と狼狽とマウントポジション!?(必見) キャラクターが動いて、声がついたりなんかしないかなー?と思わずにはいられないです。 ※「撫子だよ!」ボイス搭載の賽銭箱型の貯金箱なんか商品化されたら面白いかなと思います。月に一度は二万円募金したくなりますよ、きっと。 | ||||
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「物語は嘘だ」 言われるまでもない、こんなこと誰だって分かってますよね。 それを忘れて、嘘を本当と思い込んで読むから物語は楽しいんです。 わざわざ貝木泥舟という詐欺師を語り部に置き、「登場人物は嘘つきばかり」とあとがきに記し 読者に「全てを疑え」と呼びかける。 全てを疑っても嘘で出来た物語に本当なんて無い訳で、結局自分で好きなように解釈して楽しむしか方法は無いのですが。 なんだか一喜一憂しながら物語を読み進めてきたのが虚しくなりませんか? この作品によって物語シリーズは読者各々の解釈によって形を変える自由を得た代わりに、物語を楽しむ上での大事な何かを無くしてしまったように感じました。 | ||||
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ラストで語り部のバッドエンドみたいになっているけど、「花物語」との時間軸から考えれば、全然問題なかったみたいですね。この物語から得られた教訓は「地の文すらも疑え」という事でしょうか。総じて面白い話でした。 | ||||
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貝木はイイ奴 に尽きる 今回は大活躍だし、今までのイメージがガラリと変わる物語だった 貝木と阿良々木が似ているんだとも感じた 撫子の話は、あれだけ狂ってたが最後あっさりと解決しちゃったなと思ったけど、きっかけとなった暦への恋心とは違うベクトルから解決したのは面白かった しかし多くの人が阿良々木や戦場ヶ原が中心に活躍する話を期待していただけに落胆の意見も多いようだ かく言う俺も、話がレベルが高く面白かったのは事実だが、落胆していたのも確かでスッキリしたかと言われると必ずしも頷けない…… ここから下は世間の この作品はファイナルシーズンありきの物語 って意見を聞いて初めて考えたことなんだが 明らかに伏線をファイナルシーズンに投げちゃってる気がするのも確かだなぁと ファイナルシーズンへ繋げる役割も重要であるのは確かだけど、ファイナルシーズンへ繋げる伏線は可能な限り少なく明確にしておくべきだったと思う けど恋物語では、その伏線を整理してファイナルシーズンへ渡そうって意気込みがあまり無い気がする 西尾の 『どぉせファイナルシーズンやらされるんだし、そっちで完璧にまとめりゃ問題無いな』 って心の声が聞こえてくるような、この作品に全力を尽くそうという心意気が足りないような気がして、ある意味雑な作品なんじゃないかって 実際、ファイナルシーズンへのバトンの役割を担いすぎていて、『セカンドシーズンの終り』、つまり節目としての役割は果たせてない気がする…… ここからは俺の推測だが、本来西尾維新自身、恋物語を上下巻にして完結させたかったのではないかと思う そう思うと、編集部に無理を言われた西尾維新を可哀相だと思えてしまう 作品のレベルが高く面白かったのは否定しないが | ||||
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遂に物語シリーズ・セカンドシーズンが完結しました 完結ってほど終わりって感じじゃなかったですけど 撫子に関する問題が解消したと思ったらまた新たな事件が… 何も終わってないっていうか、始まってないって言うか、謎が増えましたねますます 物語シリーズは一体どんな風に収束していくのでしょうか この終わり方から言って、ファイナルシーズンはギャグ成分少なめな気がしますね あくまで推測ですが ファイナルシーズンでようやくこの物語は幕を下ろしそうです 納得のいく終わり方をしてほしいですね | ||||
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文字通りタイトル詐欺。詐欺師が語り部なので仕方ないが。 セカンドシリーズ最終巻で、更に恋物語という響きからアニメ版化物語最終話のような爽やかな終わり方を期待していただけに、阿良々木暦の不在・かつ続編を前提とした作りには肩透かしであったが、話はまとまっており、囮物語から引っ張っていた撫子に対する決着も綺麗についていたので星は四つ。 冒頭で詐欺師・貝木による「すべてを疑って読め」というような小賢しい前書きが鬱陶しかったが、読み進めていくと今まで通り。特別な叙述トリックなど無く、むしろお約束のメタ会話等がなかったぶんシリーズ中でも読みやすい部類に入る(逆にキャラの掛け合いが好きだという人には物足りないだろう)。相変わらずクライマックスに入ってからの展開の早さには閉口したが。 しかし気になったのは戦場ヶ原ひたぎのキャラクターの不遇っぷり。セカンドシリーズでは彼女は本当に空気だった。今回も一応はメインとして登場するものの、脇役の斧乃木の方が目立っていたように感じた。立場的にもキャラ的にもいいとこなし。囮物語のラストシーンからのギャップが……。 例に漏れず次回作への引きがこれみよがしだったが、ファイナルシーズンで説得力のある終わり方を迎えられるのか不安である。 | ||||
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まさにこの一言に尽きます。 ここにきて貝木さんの語り部で始まるとは誰が予想しようか。 内容のほうもそうですね。てっきり前作で八九寺が成仏?してしまったように撫子当たりが死ぬのではないかと思ってましたが予想外にも死なずに解決。 内容的に戯言シリーズのクビツリハイスクールが近い?(全然違う気もしますけどなんか似てる) それと貝木さんが超いい人過ぎて笑える(笑) 花物語でも登場してたから臥煙さんか斧乃木ちゃんあたりが最後助けてくれたのかな? 『ひたぎエンド』 このタイトルを最初に見たときは卒業式でもやってラブコメというか恋愛小説みたいに綺麗に終わるものだと期待していたのに。。。残念。 まぁなにはともわれ来年もまだ続きが読めることを素直に喜びましょう! 今後も楽しませてくれることに期待して☆5つ | ||||
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著者も講談社も、散々メルマガで盛り上げてましたよね。「セカンドシーズン・ファイナル」とか「セカンドシーズ(略)こうして書き尽くせた」とか。 それはこういう意味でしたか。あー、そうですか。 ま−、講談社のやることだもんなあ。アニメ第二期も始まるのに、講談社BOXで「唯一」成功している金の卵をここで終わらせるような、出版社的にもったいない真似はしないよなあ。 でも、もう充分ですよ。うんざりだ。 正直、とっても期待してました。ひとり一冊という絶妙の形式できて、最後は綺麗にまとめあげてくれるんだろうなあ、と。 化物語にふさわしい、文字通りひたぎと暦の「エンド」で締めくくられるんだろうなあ、と。 だけど結局はこれですか。 続けばそれでいいという方もいらっしゃるでしょうが、私はそうじゃない。 最後だと思って期待して購入した巻の末尾で、ファイナルシーズンの存在が明かされるなど、TVの最終話で「続きは映画で」とされるようなものです。そこに続く物語がどれだけ良かろうと、容認しがたい。 西尾さんは、もう好きにすればいい。仕事だろうと趣味だろうと好きに書けばいい。買いたい人はそれでも買ってくれるでしょうから。でも、私はもう買わない。 小説内では奇策も結構。だがそれを販売でされたら、まともに買う方はたまらない。 ……こんな姿勢だから、ジョジョのノベライズも駄作に終わるんだよ。 | ||||
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一頁目から早速騙されました。恋物語では詐欺師の貝木が語り部です。 読んでいて彼に対するイメージがかなり変わりました。この冬アニメ偽物語が放送予定されていますがその前に貝木泥舟というキャラクターの掘り下げは必要であったのかもしれません。 囮物語での絶望的な状況も何とか一段落したとは思いきやまた一波乱。ファイナルシーズンの展開に期待しましょう。 | ||||
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長文のうえネタバレあります、ご容赦ください・・・ 羽川翼と千石撫子を「コインの裏表的キャラクター」として対比させるという発想は、いつ頃から作者の中にあったのでしょうか? 少なくとも、千石が暦の気を引こうといったんは前髪を上げた(=他者と関わろうという意思を抱いた)『偽物語』の時点では、 彼女は徐々に周囲に心を開いていく設定だったのかも知れません。 ところが、羽川の心の闇に踏み込んだ『猫物語 黒/白』が書かれることによって、羽川と似た闇(強い自己完結性、自分の境遇への極端な消極的態度)を抱え、 かつその闇が怪異によって具現化していく過程で羽川とは正反対の経緯をたどる存在として、千石は大幅なキャラ変更の要請を受けたのではないか? というのが『囮物語』を読んだ時点での自分の感想でした。 今回の『恋物語』で、羽川との対比はさらに極端になっています。 つまり、あのおバカさ・・・ 「そりゃあ少しは前フリもあったけどさ、ここまでひどかったっけ?」 というぐらいのバカで無邪気な言動に、笑ってしまったりゾッとしたり。素晴らしい「逆羽川」っぷりを見せてくれました。 その「コインの裏表」羽川も必然的に登場。貝木の「俺があいつを騙したあと、あいつを助けてやれ」 という発言を受けて、 「卒業したらすぐに放浪生活するつもりだったけれど、なかなか思い通りにはいかないかなあ・・・」 と千石を気にかけているような発言をします。 しかし、羽川とは反対に「人間関係の構築」に失敗した(というか元から興味がない)千石はもう滅びるしかないんじゃないかと、 悲劇的な展開を覚悟しつつかなり怯えながらページをめくっていったのですが・・・ こちらの予想の裏を見事にかかれ、まさかの人間界復帰! 「他者」に興味のない彼女を人間に引き戻すのは「好きな事(漫画)」への気持ち。 これにはかなり感動してしまいました。 人間界に戻っても他の皆と同じく前途は多難っぽいですが、「それでも良かったなぁ」と祝福したくなるじんわりとした読後感でした。 (今回がんばった貝木は最後の最後であんなことになっちゃったけど、まあ死んだ訳ではないし・・・ ところでひとつ気になるのは、あの半不死身の暦と忍が「交通事故で死んだ」って嘘はどうなのかなー、というところですが) 千石が、こっそり漫画を描いていた。この新事実で、かねてから抱いていた 「最近の千石には『俺妹』黒猫のキャラが反転して移植されているのではなかろうか?(CVつながりの遊びで)」 という勝手な妄想にちょっと信憑性が出たような気になってみたり。 漫画の設定資料集が超分厚いというのも黒猫っぽくて、 でも内容が黒猫の厨二病的作風とは真逆の「とろけるようなご都合主義ラブコメ」という(笑) 黒猫が桐乃たちと出会えたように、これから千石は「好きな事」を通して新たな人間関係を作っていくことが出来るのでしょうか? 余談ですが、アニメ版『化物語』千石編DVDに収録されていた、忍野メメ&千石タッグのコメンタリーへのメタ的言及 (羽川「忍野さんも、あの子のことは随分気にかけていたようなんですけど・・・」や、「撫子だよ!」) も楽しかったです。 | ||||
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