花物語
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百合作品と言えば、やはり青春×友情。 まあ友情と言っても、そこには憧れ、嫉妬、苛立ちと決して綺麗事だけでは語れない感情も含まれるだろう。 神原駿河という今までの作品では、変態後輩キャラ。 そんな彼女が、初めて阿良々木や戦場ヶ原の中で怪異と向き合う。 しかもそれは中学時代のライバル・沼地蠟花。 1人で悩み続ける中、阿良々木は神原の悩みに真剣に応える。 「お前らしくない」って。 誰もが自分ではないダレカに「お前は間違ってるよ」「そんな事いちいち気にするなよ」って言葉を掛けられ、少しずつ自分を失っていく中で、阿良々木はダレカではなくてしっかりと神原を見ていた。 そして、他の誰でもない神原駿河自身が、最後に自分自身で答えを出して沼地蠟花と向き合う。 今までにない落ち着いたストーリーでありながら、1番青春してる物語シリーズはだった。 そして、こんなに静かに自分の気持ちを考えようとする神原を見るのも初めてだ。 ただの馬鹿な変態後輩キャラではなく、1人の女の子として、悩む。 そんな当たり前の女の子として生きている神原が、可愛くて愛おしかった。 これはまさに青春だ。 | ||||
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本作『花物語』では語り部が神原駿河になり、青春小説っぽく仕上がっています。スポーツを通じた人間性の成長といったところでしょうか。 スポーツといっても、勝利至上主義ではなく、勝ち負けよりも大事なものを探し求めてスポーツに取り組んでいます。 この物語シリーズで何度となく強調されてきた相対主義的な価値観も色濃く出ています。「正しさなんて視点で揺れる」(p.38)、「私が嫌いな人間にも友達がいる。私が嫌いな人間を好きな人もいる」(p.120)といったあたりです。こうした認識を神原駿河が深めていく話です。 沼地蠟花も同様の価値観を語ります。 「全方面に対する悪なんて存在しないんだ。 「どんな悪も、何かは救っている。 「どんな悪も、どんな悪魔も。 「逆に言えばどんな正義でも、何かを傷つけている――この世に絶対はないという言葉の意味はね、絶対正義も絶対悪も、この世にはないという意味でもあるんだよ。 (pp.185-186) こうした相対主義は自分とは何者なのかということにも跳ね返るわけで、自分が考えている自分と他人から見た自分とが食い違うということが本編でもあとがきでも述べられます。「キャラを演じないと生きていけない世の中だ」(p.216)ということでもあります。 そうした中で自分らしさをいかに獲得するかということが本書の主題であるように思われます。(N.A.) | ||||
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購入前にレビューを読むと物足りなく感じた人が多かったようで 多少の不安は感じたものの、物語シリーズの未読が本作のみになったので キンドル版を購入 同じくレビューでは評価に物足りなさを訴える人が見受けられる偽物語同様 自分的には大変楽しめた どんな読み物でも合う合わないがあるように、自分にはたまたま物語シリーズが 合っているだけなのだろうけども 物語シリーズ全般にいえるけど、文字数の割に値段が高すぎるのが難点かなあ | ||||
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アニメは見ていないが、小説を読む限りとても残念な出来と思った。キャラクターがことごとく魅力に欠け、比較的静かなストーリーもアピールするものがない。物語シリーズ中の失敗作ではなかろうか。 特に神原駿河のキャラ崩壊がこの作品を詰まらなくしている最大の要因。ほとんどネタ要員だった躍動感溢れるおバカキャラを、どうしてこんな退屈なキャラに貶めてしまったのか理解に苦しむ。彼女のファンならむしろ好意的に見てくれるかも知れないが、罪の意識に苦しむ真面目な姿など神原のキャラではなかろう。バスケのライバルだった少女、神原の母など他のキャラクターも魅力が感じられないし、彼自体もともと平凡なキャラだが暦も顔を出しただけと言う印象。 総じて言えば、真面目過ぎて詰まらないのだ。もっと真剣にふざけてくれなければ困る。 | ||||
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途中ろうかさんが延々と一人語りするところがあってかなりだれた。 作者が思いついたことをひたすれ書き綴ったかのような印象を感じ、まったく物語の流れとして洗練されていないなと思った。 そのため、星1にした。 | ||||
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