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恋物語
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恋物語の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.99pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全157件 81~100 5/8ページ
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えーっ、と、今回は、発売月発表当時には最終巻と思われていた、恋物語でした。 予告と本編で内容に齟齬があるというのは西尾維新の小説ではよくあることでしょう。何の前触れもなく性別が変更されたキャラクターもいましたので。ですから、今回の語り部が戦場ヶ原ひたぎではなく貝木泥舟だったというのもそほど驚きはしませんでした。 恋物語というタイトルにひたぎエンドというサブタイトルでした今作でしたが、果たしてその意味も、タイトル発表当時と本作執筆時では意味が大分変わっていたのでしょう。そして、今回の恋物語というタイトル、撫子が『恋に恋している』という所謂『自分可愛い()』状態になり、神になったあとでは、『失恋してムカついたから殺す』ということを心の中では思っていながら、『永遠の片思いのために殺す』という建て前で、貝木に恋愛を語っていました。これこそが撫子の(建て前上の)恋物語なのだと。 そして、この物語に決着を着けようとしていたのは貝木でした。しかし、貝木は戦場ヶ原の声が無ければ動かなかったでしょう。そういう意味では、戦場ヶ原ひたぎこそが撫子との因縁をおわらせたのです。ひたぎエンドだったのです。 そういう風に、僕はタイトルを解釈します。 え……、貝木の片思いがタイトルにどうこう? 貝木って、平気で嘘つくからなあ。 そして、西尾維新さんは来年中に最低でも5冊(物語シリーズラストシーズン3冊、悲鳴伝、めだかボックスのノベライズ) は新作を書くみたいですけど、スピードよりもクオリティを優先してほしいですね | ||||
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本のタイトル通り、恋愛のお話です。 このシリーズでは逆に珍しいんじゃないでしょうか、ここまでタイトル通りの物語は。 色んな人の行動が恋愛感情ゆえのものです(真偽ありますが) まぁ予想していたものとは違いましたが、予想通りな訳がないですからね。 むしろちゃんと解決(方法を示)しただけよかったです。 | ||||
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語り部である貝木は露悪的というか偽悪的な人物です。 その貝木の視点から見た物語なので、物理的現象はともかく、書かれている会話の内容や感情描写を額縁道理に取るべきではない。 まあ貝木にかかわらず、戦場ヶ原も羽川も千石も人間は皆少なからず嘘をつきながら生きているでしょう。自分に対しても他人に対しても。 これはいままでの物語シリーズと同様に含まれていた要素です。 しかし今までのパターンと大きく違うのは、「嘘」が物語の最後のほうで露見したときに、「嘘」をついていたキャラクターを読み手の側から見て好印象を持てる様に作られているところでしょうかね。 「嘘」がばれて「化け物」になってきた今までと違い。「化け物」を「本音」で無害化するというか…。(あれっ?今までもそうだったか?) 要するにこのお話は、読者は読み進めるほどに貝木を好きになるように作られています。 あるいはそれすら貝木の詐欺の一つで「最後の最後に戦場ヶ原を裏切るのかな〜?」と思っていましたがそんな事はありませんでした。 へそ曲がりで素直じゃないけど、貝木さん普通に良い人です。ええ。いや普通の人ではないけど。 ひたぎさんが惚れるのも無理ないです。 もし一冊の本の九割がたを使って、読み手に貝木をだんだんと好きにさせておいて、最後に実は本当にどうしようもなく悪人で、関わった人は皆不幸になりましたという事をやったらなお感銘を受けたでしょうね。☆5つにしたでしょう。きっとすっごく後読感は悪くなったでしょうが。 ハッピーエンドでサードシーズンへの期待もあり、おおむね満足です | ||||
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鉄棒で殴り打ちのめされたような気分で読み終えた。 押入れにしまったものを待ち構えて戦々恐々とし、そして答えを知って別の共感を味わう。 深く考えているつもりで、どこか抜けている語り手。 “たぶん、俺は地獄に落ちる” “しかし少なくとも、千石撫子は、俺が根を張った詐欺の結果、幸せになったのだ。” “とてもとても、幸せに。” 撫子が用意した紐であやとりをする情景が浮かんでくる。 「そうだな、すくなくとも、生意気なガキが身の程をわきまえて従順に頭を垂れる姿は、見ていてわるいものではないな」 “ところで、俺がホットコーヒーではなくアイスコーヒーを注文した理由は、またぞろ戦場ヶ原に飲み物を浴びせるようなパターンになった場合を想定してのことである。” “何の倫理的躊躇もなかった。” 喫茶店での会話は、とても真剣でコミカルで優しい。 「確かに私は、ゆいレールで、今空港に着いたところではありますけれど」 とても優しい本だったので、その優しさを受け取ることができたような気がする。 “つまり、その日は、一月一日だった。” そして、今日読むのにはとても良い本だった。 | ||||
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読んでいくと気が付くのが、明らかな水増しが多い。 いわゆる西尾文体は回りくどい表現が多いが、同時にそれが味わいとなるが この作品においては其れが希薄であり、読んでいて面白くない。 普通に書けば恐らく半分の分量で完結する。鬼物語もそうしたイメージを受け たが、愛物語はそれ以上に感じた。 また一人称になると、なんでこんなに語り部の印象が似かよるのだろう? 皆やたら回りくどく、自虐的でありながら自己弁護に余念がなく、読者の 意表を突くことに拘る。特に今回は正主人公と見間違える程だ。 内容については以降幾分ネタバレもあるので注意されたい。 全体の展開は上記した通り間延びしているので緊迫感に欠ける。結末は最初 から決まっていて、それに影響が出ないエピソードを盛り込んでいるだけなの でストーリを追う楽しさが感じられない。 囮物語で大きく転じた話をどう閉じるかの期待については、完全に肩透かしを くらった。西尾作品は時々こうした逃げを打つが、今回のは一見真っ当に見える だけ性質が悪い。これで決着が付くなら、囮物語とはなんだったのか? 面白く感じた点は、今回の題名は貝木と戦場ヶ原に掛けたものらしい処ですか。 作中のイチャイチャ具合でも解るとおり、戦場ヶ原さんは精神的に浮気しています。 貝木さんも女子高生にメロメロです。嫌味ではなく、この試みは良かったのでは ないでしょか。但し、せっかく良い感じだった貝木さんのキャラクターは完全に 崩壊しました。 続編発表は大人の事情でしょう。今作が最終章だったのは完全に嘘でしたが。 | ||||
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ラスボス撫子とのバトルは、暦くんの熱い戦いを期待していました が、戦う相手が暦くんやガハラさんではなく、あの人でした。 でも、撫子の秘密を使っての切り返しは、まあ、感服しました。 それにしても、撫子ちゃんは、幼すぎます。おバカすぎます。 でも、蛇のあやとりは、ちょっとやってみたいかも。 個人的には、ツンではないガハラさんは、結構かわいいです。 もっとかわいい面をみたかったです。 最後に、終わり方は欲求不満かな。扇くん(ちゃん)はどうしたと 思いましたが、サードシーズンまでひっぱられたのですね。商売 上手ですね。 | ||||
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あくまで私個人の感想です 。 期待は悪い意味で裏切られました。 掛け合いが好きで読んでたのですが、今回はダラダラ引き延ばしの内容… 売れ筋だから、続編を書くのは分かりますし、読者の予想を裏切る書き手さんなのも理解してるつもりですが、せめて気持ち良い裏切りをお願いしたかったです。 次巻から、ファイナルシーズンとの事ですが、まよいキョンシー以降読まなきゃ良かったとならない様に期待します。 | ||||
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まさか西尾維新が普通に、戦場ヶ原の恋の話を書くわけがないので、語り部に「こうきたか」と思いつつも、驚きはしませんでした。 伏線回収が間に合わないことは、前巻からわかっていたことなので、これも予想していた通り。作者もそれらしいことは、あとがきで書いていましたし。 一見して、恋の話ではないですが、貝木と戦場ヶ原のねじれきったひねくれた関係は、やはり恋と形容してもよいのだろうと思う。 そしてもう1つの撫子の恋。その裏側も貝木と戦場ヶ原との対比になっています。 戦場ヶ原が貝木を憎み続けるように、撫子も暦を憎むことで、自分と折り合いをつけている。(つけていた) でもその立ち位置が、こうまで違ってしまっているのが面白い。 この巻の最大の伏線は、暗躍する扇であると同時に、ラストでやっと触れられるメメのこと。 メメが登場しなかったことそのものが伏線というのは、誰もが想像したとは思うけれど、やっと出てきてくれて、ほっとした。 セカンドシーズンは、最初の「化物語」で怪異との問題は解決したはずの彼女らの、本当の解決の物語。 そして、それらに区切りをつけた以上、ファイナルシーズンは、物語上のすべての伏線に、決着をつけてくれると期待してます。 | ||||
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今まで全作品読んできましたが初めてレビューを投稿したくなりました 他人の言葉の引用になりますが「物語ファン」と{西尾ファン」で評価が分かれる作品じゃないでしょうか ちなみに僕は「物語ファン」です 他の方も書かれているように良くも悪くも肩透かし感が半端ないです 今まで散々引っ張ってきた伏線をどんなカタチであれ回収してくれるのかと思いきや、まさかの先延ばし&新章突入 囮ラストの絶望感を忘れさせるかのような軽い展開(語り部の裏では色々必死に動いていたようですが) 語り部は期待された人物ではなくまさかのあの人 せっかく意外な人物を引っ張り出し掘り下げておいての衝撃(?)のラスト 『予想を裏切るまさかの展開』なんてのは今までにも散々やられてきたことですが、ここまで読者煽っておいて「期待」と「需要」を無視してこの展開は、まさに『肩透かし』という言葉しか見当たりません。語り部のキャラ的にはピッタリですがそれで片付けるのには自己満足がすぎませんか?(読者目線の勝手な話しなのは重々承知ですが) 衝撃(?)のラストにしても、ここまで裏切りを繰り返されると後でどうにでも出来るのでそこまでショックを受けれませんでした。でも実際どうするんでしょうね?せっかく掘り下げたキャラを簡単に○しちゃうもんですかね?それじゃあまりにも・・・ 良かったとこは「囮の引きを最悪の形にならずに決着できた」こと「ある人物の意外な人間らしさがみれた」こと「物語シリーズが今後も続く」ことですかね まあ二つ目は今後の展開次第では悲しい結末に終わりそうですが・・・ とまぁ、今までになく多くの読者にとって肩透かし展開に終わったであろう今作ですが、続編があるのは素直に嬉しい話しです。作者の媚びない作風には賛否ありますが、そんなのを軽く超越するほどキャラクターに魅力溢れる作品なので、これからの展開に期待して続編を待ちたいと思います ※追記 そいうえば花物語であの人にゅるっと出てきてましたね。結局ただ扇の引き立て役になったなワケですか ○木さんどんどん小物臭漂う良いキャラ立ってきたなぁw 憎めない人だ^^ | ||||
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面白かったです! 語り部が「あの人」なのも西尾維新っぽいサプライズで、読んでて楽しかったです。 個人的に「今回のオチ」は大分ショックでした。 ファイナルシーズン、楽しみです! | ||||
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今回は「ひたぎエンド」と銘打ってはいますが、「囮物語」の続編の印象が強かったです。 そして作者の人間観察の鋭さにはいつも驚かされます。 「可愛い」そのイメージだけを押し付けられる撫子の重圧。 誰もが、可愛いんだからこうあって欲しいという要求だけを押し付け、 撫子がどういう人間であるかを見ようとはしません。 この物語の結末は、貝木だけが、初めて、撫子という人物をありのままに見ようとした結果だと思います。 | ||||
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囮物語読後からずっと待っていた恋物語! 戦場ヶ原さんがどのような手段を講じて、今の最悪の状況を打開するのだろうかと楽しみにしていました。 秘策奇策を練り上げ、最初の頃のように文房具を武器にして神と戦うのか? いやいや、それはどうだろう? なんて思いつつ、読み始めてみれば、最初の頁で私は自分が既に騙されていた事に気付きました。 ……語り手が、ガハラさんじゃないだと?! そう、これまでのシリーズはずっと女の子が語り手になっていたので、恋物語は間違いなくガハラさんだろう! と思っていた事自体が、騙されていました。 満を持してまさかの詐欺師(貝木)が語り手で登場です。 ガハラさんの依頼で詐欺師が神を騙す、という内容で話が展開していきます。 そして、この本を読み終える頃には詐欺師(貝木)の人物について、見方がかなり変わっていくと思います。 ただの悪徳詐欺師ではなく、貝木という男の本質を少しばかり見ることになります。 読み終えた後、私は貝木に対して好印象でしたね、以前は好きになれないタイプでしたが。 因みに一番の問題だったなでこの件は、思いがけずあっさりと丸く収まりました。 そんな方法で戻しちゃうのかよ…と、さすが西尾先生ですね。 この恋物語の"恋"という部分は、貝木がずっとしている片思いの事なんでしょうか。 そう思うと、貝木がガハラさんの依頼を受けた理由も納得できます。 最後の最後で悲惨な結末を迎えた彼がどうなったのかも、ラストシーズンでの見どころに……なるかしら? | ||||
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今回では貝木が語り部でしたがなんの違和感もありませんでした、むしろ「囮物語」の時の千石よりも個人的にはしっくりしましたし、話のつかみもかなり良かったとおもいます。 話の流れとしてはどちらかというと「戯言」に近い気はしましたが最後まで飽きずに読めました。 ですがこれが「ひたぎエンド」と言われたら俗に言う「これじゃない感」を感じてしまいます。 いままでにも鬼と傾の事例がありますがこの時には、それぞれ忍の過去回想や八九寺の救出など一応タイトルに名前が上がったキャラにスポットをあてていました。 今作では「ひたぎが命を助けてほしいら貝木を使って千石をだます」と一応ひたぎをからめていますが、話が進むうちに貝木の心理描写や千石がどんな人間なのかを貝木調べる話が大部分をしめるので これに「ひたぎエンド」というタイトルをつけてはダメなのでは?と思いました。 ですが確かに面白い事には面白いので読む価値は十分にあると思います。 | ||||
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囮物語の続きのお話です。 タイトルは 恋物語[ひたぎエンド] ですが ミートソースを頼んだらナポリタンが出てきた 位の衝撃を全ての読者にもたらす事は間違いありません。 内容をネタバレしない範囲であえて表すとすればレビューの題名どおり、シュール。 「悪趣味100%」と謳われている本作での著者の試みを含め 個人的にはとても楽しませて頂きました。 | ||||
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猫以降は明らかな尺伸ばし巻があったので、絶対に完結しっこないのは明らかにわかっていたが。 なんせ未回収の伏線が多すぎます。回収するには相当まだお話が必要。3巻で平気なの? ここでシーズンを変えたいのはやはり簡単には忍野メメを出したくないからでしょうかね。 化物語での去りの美学が薄れてしまう。人気があるし本人も大好きだから、忍野の為のファイナルなのかな・・・。 で貝木の番がくるのは予想できたがまさか今回とは。 彼の魅力として忍野と同じく美学が首尾一貫してること、戦場ヶ原がまちがいないくホレた男であること。 忍野の友人で、駿河の母に惚れてた男。 数年かけてここまで骨ができていた以上、こういうキャラなのはかなり前から用意してあったのでしょう。満を持してネタばらし。うそかもしれないけどね。。 恋物語というだけあって、戦場ヶ原、貝木、の恋の物語。そのついでにw件の彼女の狂った恋の結末も。 第二シリーズ最終回にふさわしく、貝木という完全な第三者視点から登場人物のキャラクターを新たに解釈をしていく。戦場ヶ原に関しては。まさにエンド。 題名に間違いなし。 作者が我褒めするだけあってかなりのクオリティー。文章からなにからネタとして相当ためてあったのでしょう。 化時代のように丁寧に言葉遊びが敷かれており、主な人物も事実上は2名。サブキャラもでてきますが。伝統にのっとった形。むかしの八九寺との雑談も好きだけど。 手馴れた読者は雑談、モノローグの片隅から貝木よりも上の視点で読むことも推理することもできます。お前だまされてっぞってね。そして・・・・れるぞと。しかし内容からしでも騙されるのは読者か、貝木かそれとも・・。 化と同じくアニメ化不可能と言ってきたのはまさにこの部分。文章が他作品に比べて洗練されてます。 メデューサ回で撫子がバトルアニメなラストシーンを想像している時点で絶対に書くわけが無いんですww。 もはや読者層が誰に向けてなのかわからない。そもそもこの作品ライトノベルじゃないよね。挿絵ないから。 ハードカバーにふさわしい、化、傷以来の名作かもしれません。ただあのアニメの設定画魅せられると萎えるww。ちゃんとオールバックの眼鏡キャラに変装してね・・・・。 | ||||
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戦場ヶ原の恋をママゴトと思える年代には、題名通り恋物語です。 年甲斐もなく高校生に恋をし、年甲斐もなく中学生に肩入れし、年甲斐もなく初恋の人を忘れられない中年の話です。 ライトノベルで中年の純愛を書いた作品で出会えるとは、色々な意味で驚きの一冊です。 | ||||
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今回はロリ々木さんを初めとした、ギャグパートでこそ その魅力を発揮するキャラクターたちが尽く登場しません。 ロリ奴隷も、後輩ちゃんも、ファイヤーシスターズの二人もです。 彼女たちの掛け合いが好きな私としては、 ちょっとがっかりした気分で読み進めました。 語り部は貝木泥舟。 私が『物語』作品の中で唯一嫌いなキャラクター貝木泥舟。 物語の細々としたところは、ネタバレになるので控えますが、 この巻は貝木泥舟の『仕事』の話です。 彼が依頼を受け、その依頼を完遂するまでの物語です。 この巻を読むまで貝木のパーソナリティーは『金』と『嘘』だと思っていたのですが、 まぁ、実際そうなんですが、この巻を読んで そこに人間味だとか、繊細な思考だとかが上乗せされているのだと知りました。 それほど貝木の心理描写が多いです。 とまぁ、貝木が嫌いでギャグパートの好きな私でしたが、それでも楽しめる作品となっています。 作者は魅力を備えたキャラクターを書くのが上手だなぁ、 というのが私の読み終えての感想でした。 最後に、ヶ原さんはデレてません! デレたと噂のヶ原さんですが、どうやらデレるのは (当たり前と言っちゃ当たり前ですが)あくまで彼氏限定のようです。 | ||||
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すごく面白いと思うか、すごくつまらないと思うかのどちらかでしょうね・・・。 私は後者でした。 他に特筆すべき点はありません。 | ||||
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若干ネタバレを含みます。 皆さん言われているようにしょっぱなから裏切られましたね。 自分は続編情報を予め仕入れてから読んだのですが、そうでない方は激しい肩透かしを喰らったというのも頷けます。 ただ今までと違い、始めての大人から見た本シリーズというのが色々新鮮で、どう決着が付くか非常にハラハラしながら(いい意味で)物語を読むことが出来ました。 今巻自分が特に興味深かったのは、戦場ヶ原と貝木との関係性、貝木の目線から見える、忍野メメを始め今まで何考えているか分からなかった大人たちのパーソナリティ、そして金儲けマシーンと思っていた貝木の、意外な程の人間臭さでした。 阿良々木暦に絶対に勝てないと思わせる程の存在は、裏ではこんなにも苦労してるんだなぁと笑えてきます。気づかない内にいつの間にかこの詐欺師のことが大好きな自分がいたり。 何より今回一番救われたのは千石撫子ではないでしょうか、バカ・可愛い・暦お兄ちゃんが大好きしかなく、良く分からないと思っていたキャラでしたが、始めてその素顔が見えた気がします。 アニメで出た可愛い人気をただ可愛いままで終わらせずに、上手く物語に盛り込んだなぁと思いました。 | ||||
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いや、面白いといえば面白いんですよ。 でも、これが読みたかったんじゃない…。なんか違う。 奇をてらうとかしなくて良いです。 私、今回のを読んで、某bleachの中ボスの『鏡花水月を相手にどう戦うか』を、散々引っ張っておいて 主人公がどうやって対処するかが見せどころなのに、なんと中ボスがその技自体を放棄した挙げ句、 横から来た人にアッサリ封じられる…という衝撃のガッカリ感を思い出しました。 いやまあ、あれほどでは無いですが。 バトルが読みたかったので…それを期待しちゃダメなのかなあ…。 | ||||
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