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オジいサン



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【この小説が収録されている参考書籍】
オジいサン
オジいサン (中公文庫)
文庫版 オジいサン (角川文庫)

オジいサンの評価: 3.78/5点 レビュー 27件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.78pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(3pt)

我が身に当てはまる事多し

今半分ほど読んだところです。
自分が考えそうな事柄、考え方など随所に出てきて 思わず苦笑してしまう。
ただ、これを読んで何か参考になったかと問われれば「何かあったかな~」という感じ!
文庫版 オジいサン (角川文庫)Amazon書評・レビュー:文庫版 オジいサン (角川文庫)より
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No.2:
(3pt)

シリーズ化をすべきだろう。

「お爺さん」でもなければ、「オジイサン」でもなく、「おじいさん」でもない。「オジいサン」がタイトルだ。「い」にアクセントがあり、問い詰めるわけではなく、揶揄する感じでもなく、爽やかな印象とでもいうか、低学年の子供が公園で主人公益子徳一(72歳・独身)にそう声をかけ、忘れ物を指摘したのだ。それをタイトルにしている。

にしても、このタイトルで本を読みたい、買いたいと思うだろうか。書き手が京極夏彦だから辛うじて手を出すぐらいだろう。私が若かったらまず買わない。

50歳の京極が72歳の老人の心境を書くには無理があるのではないか。内容は地デジや携帯の事から、老人が住みにくい世の中になった様子を淡々と述べていくのだが、このぐらいの年齢なら、このぐらいの理解しかしないだろうという発想が切ない。

また本来悩むべき身体の老化や、独り身の行く末、この辺りの心境が描写されていない。老人の表層的なスケッチを見ているようで、軽い。

しかし、あの「絡新婦の理」を書いた京極夏彦なので、一応最後まで読まねばと思った。

たしかにラストはほのぼのとした余韻を残すが、それならもう少し人情話的なものを増やして、ストーリーそのものは圧縮し、3〜4編の短編集にして、タイトルも「オジいサン」という名称に拘泥する気持ちは分るのだが、ここは「益子徳一の日常」・「憂鬱」・「昂揚」と銘打ち、キャラクター的には魅力のある人物だと思うので、シリーズ化を狙えばよいと思うのだが・・・・。
文庫版 オジいサン (角川文庫)Amazon書評・レビュー:文庫版 オジいサン (角川文庫)より
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No.1:
(3pt)

おもしろい、のか。いや、おもしろいのだけれど

何とも形容しがたい小説。独居老人の、本当に平凡な日常をおなじみの京極節で描いたもの。強いていえば、京極堂シリーズから関口のパートだけをもってきたような感じか。煮え切らず、思考が堂々巡りするさまがよく似ている。読んでいると、自分の老親を思い出したり、自分も年を取ったらこんな感じになるのかなぁと思ったり。山も谷もない小説だし、何かテーマがあるとも思えないのだけれど、不思議と共感できる。でも、すごくおもしろいかといわれれば、いやつまらなくはないけどと答えるしかないような。そんなよくわからない感じの「老人小説」です。
文庫版 オジいサン (角川文庫)Amazon書評・レビュー:文庫版 オジいサン (角川文庫)より
404108444X

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