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オジいサン
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オジいサンの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.78pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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今半分ほど読んだところです。 自分が考えそうな事柄、考え方など随所に出てきて 思わず苦笑してしまう。 ただ、これを読んで何か参考になったかと問われれば「何かあったかな~」という感じ! | ||||
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「お爺さん」でもなければ、「オジイサン」でもなく、「おじいさん」でもない。「オジいサン」がタイトルだ。「い」にアクセントがあり、問い詰めるわけではなく、揶揄する感じでもなく、爽やかな印象とでもいうか、低学年の子供が公園で主人公益子徳一(72歳・独身)にそう声をかけ、忘れ物を指摘したのだ。それをタイトルにしている。 にしても、このタイトルで本を読みたい、買いたいと思うだろうか。書き手が京極夏彦だから辛うじて手を出すぐらいだろう。私が若かったらまず買わない。 50歳の京極が72歳の老人の心境を書くには無理があるのではないか。内容は地デジや携帯の事から、老人が住みにくい世の中になった様子を淡々と述べていくのだが、このぐらいの年齢なら、このぐらいの理解しかしないだろうという発想が切ない。 また本来悩むべき身体の老化や、独り身の行く末、この辺りの心境が描写されていない。老人の表層的なスケッチを見ているようで、軽い。 しかし、あの「絡新婦の理」を書いた京極夏彦なので、一応最後まで読まねばと思った。 たしかにラストはほのぼのとした余韻を残すが、それならもう少し人情話的なものを増やして、ストーリーそのものは圧縮し、3〜4編の短編集にして、タイトルも「オジいサン」という名称に拘泥する気持ちは分るのだが、ここは「益子徳一の日常」・「憂鬱」・「昂揚」と銘打ち、キャラクター的には魅力のある人物だと思うので、シリーズ化を狙えばよいと思うのだが・・・・。 | ||||
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何とも形容しがたい小説。独居老人の、本当に平凡な日常をおなじみの京極節で描いたもの。強いていえば、京極堂シリーズから関口のパートだけをもってきたような感じか。煮え切らず、思考が堂々巡りするさまがよく似ている。読んでいると、自分の老親を思い出したり、自分も年を取ったらこんな感じになるのかなぁと思ったり。山も谷もない小説だし、何かテーマがあるとも思えないのだけれど、不思議と共感できる。でも、すごくおもしろいかといわれれば、いやつまらなくはないけどと答えるしかないような。そんなよくわからない感じの「老人小説」です。 | ||||
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