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砂の王国
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砂の王国の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.87pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全67件 21~40 2/4ページ
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面白い!上読んでそのまま下を読んで。 終わり方は解説でも書かれている通り賛否両論あると思うが、 素人的にはここで?という否だね。とは言えあの流れならばあの終わり方は仕方ないか?と著者を支持しつつ、 とは言えはぁ?という終わり方。 だけどホームレスからの登り方とその流れと余りある良さなわけで☆は5とする。 | ||||
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ホームレスから新興宗教で成功していく、という設定は非常に良かった。 前半の実際の困窮場面は、いろいろとありえない部分も多くあったが、面白く読めた。 ただ、後半はやや冗長に感じられた。 宗教のビジネス的な面が垣間見られた点は良かった。 | ||||
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前半は主人公・木島のサクセスストーリーのような感じですが、後半より一つ、またひとつと綻び始め、最後には木島が崩壊していきます。 目立ったあらすじの起伏が少なく、そうなるであろうという予想をなぞっているに過ぎないな、と感じました。 比較的分厚い本でしたが、そう感じさせないテクニックは素晴らしいと思いますが。 これはあくまでも主観的な意見ですが、同じような新興宗教ものでいえば、篠田節子さんの「仮想儀礼」がとても素晴らしかったので、やっぱり比べてしまうと…本作はあまり好みではありません。 | ||||
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ホームレスたちが新興宗教を立ち上げる話。結構分厚い本でしたが、すらすらと読めました。 若干、最初の主人公のホームレス時代が長すぎて惨めな話に気が滅入る感はありましたが、宗教を立ち上げてからは面白かったです。 ただ、この(上)もそうでしたが、これからの(下)のあらすじも何となく読めてしまいます。 烏合の衆が新興宗教を立ち上げていくお話は大好きですが、結局はこういう流れにしかなりませんよね。。 | ||||
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上巻でジェットコースを見ていたんだけど、下巻では実は乗ってた。 この例えで伝わるかはわからないけれど、自分が上手いと感じた部分。 最後の方は、ページをめくりたいんだけど、めくりたくない。 知っているんだけど、知らないままでいたい。 こう思わされたのは上手いからなんでしょうね。 | ||||
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下巻では、いつどんなタイミングで、教団が瓦解するのか、そんな事を思いながら 読み進めてました。 脱退会員のチクリや会員に弱みを握られるも、会員はうなぎ登りに増えていく。 それと同時に木島の苦悩も増していく、マスコミには疑いの目を向けられ、弱みを 握った会員は葬り去れた。 やがて、木島を邪魔に思う幹部から、命を狙われる様になり、元のホームレス生活 に戻る。 結末は何か釈然としませんでしたが、まぁ面白かったかな。 | ||||
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会社を干され、妻からも三行半を叩きつけられた男、ギャンブル狂のインチキ占い師男、大柄でイケメンの男、この三人のホームレス達が宗教団体を立ち上げる。 上巻では、会員がある程度集まり、意欲的な会員拡大を目指すといった所で終わります。 中々読み応えありますし、面白く読みました。 下巻が楽しみですね。 | ||||
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【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
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ともて面白かった。上下巻で長い作品ではあるけれどもどんどん読み進められてあっという間に読み終わってしまった。 おすすめできる一冊だと思う。 | ||||
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バカな私! 以前 読んだ本でした。 まあ 結果はっきり覚えていないので 又 暇な時に読み直します。 面白いとは 思うし... | ||||
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上下巻、一気に読みました。すごく面白かったです!! 本屋で最初見かけた時、胡散臭そうだなと思って買うのを躊躇いましたが、上巻が古本屋で100円だったので試しに買ってみて、そしたら続きが気になってすぐに、ここで買ってしまいました。 これは、一種のビジネスモデルを描いているのだと思います。 ハマる方の心理も(主人公から見た視点でしかないですが)わかった気がする。 アイドルビジネスも、ブランディングも、これと同じですよね、基本は。 アイドルって単語がイコンから来てることもあるし。 この小説が映画化したらいろんな波紋を呼ぶ気がしますが、ぜひ映画化してもらいたいです! | ||||
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上下巻一気に読んでしまいました。 数年前に同作者の「噂」という本を読んであまり好きではないタイプの作家さんだと思い、購入時にやや悩みました。 しかし、ホームレスが金目的で新興宗教を興す、という面白そうな設定に煽られ購入。 結果、大好きな作家さんになりましたw 主人公が代弁する皮肉めいた作者の主張は、現代っ子の私には妙に納得できる物でした。資本主義的アミニズム。実に分りやすい。 高身長でイケメンだが頭が緩い教祖。 天才的な心理誘導テクをもつが金離れが激しい師範代理。 主人公だが地味な事務局長。 この三人がメインで物語りは進みます。 こっちにまで匂ってきそうなウルトラハードなホームレス時の描写。人権や救いなど全くありません。精神がガリガリと削られます。こうはなりたくないな、と思いつつ、自分だったらこうする、などと考えてしまいます。それは恐怖心からでしょう。経済破綻は現代の地獄ですから。 所持金三円→ホームレス脱出→箱根レイブまでの疾走感と爽快感はたまりません。徐々に増えていくカネ、ヒト、モノ。手品もどき、心理誘導、適当な信仰を振り回し、ヒトを騙す。背徳感と達成感がページをめくる手を止めてくれません。 予定調和のように、物語が進むにつれ三人の心は離れていきます。ラストに意外性はありません。予想出来うるシナリオに沿って話は進み、終わります。逆を言えば、読者の期待に応えてくれるお話でもあります。私は後者の考え方でいいと思います。 この手の話に大どんでん返しがあったところでハッピーエンドにはなりえませんから。 私も含め読者は、彼らの布教活動とその裏側を同時進行で目撃しています。 なまじホームレス描写が凄惨だったために、頑張れと主人公たちを応援したくなってくるから不思議です。 だって、明らかに犯罪ですよこれ。倫理的には応援しちゃダメでしょう。私は周囲の人間から良いヒトと呼ばれています。私自身もそうなるように努力しています。スピード違反すらしたことはありません。 ズブズブと宗教にはまり込んでいく婦人や若者を、うひひかかったな、などと思いながら読み進めていくわけです。なんて悪趣味。とっても痛快でしたw ゲスですいません。 蛇足かもしれませんが、主人公視点の時は一人称、他の視点の時は三人称と使い分けているので、流行の群像劇物でなく読みやすかったところも私としては好感が持てました。 | ||||
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転落した人生からの一発逆転、ビジネスとしての新興宗教創設。 個性的な登場人物に加え、徐々の大きくなっていく組織…。 物語の前半は、サクセスストーリーとしての面白さでぐいぐい引っ張ってくれる。 やがて、虚構から創り上げた組織は、巨大化し、統制が取れなくなり… 自ら創り上げた組織に反逆者として追われる事となる…。 やはり「仮想儀礼」とどうしても被るが、 個人的には、登場人物の魅力あるキャラクターや、主人公が、教祖ではない立場で描かれているからこそ、生まれる苦悩が描かれている本作の方が魅力あると感じた。 | ||||
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かつては大金を動かしていた証券マンは、権力争いに敗れ、会社をクビになり、妻には逃げられ、ついには所持金3円のホームレスになる。この男、清々しいほどに落ちるとこまで落ちた。転落とはこの事。 底辺のなかの底辺を経験しただけあって、迷う事ない決断とホームレスだからこそ培う事のできた人脈で「宗教」を作り上げて、人生の逆転を狙う。 流れるような展開と文章で、物語に入り込みやすく、上下巻あるが、あっという間に読めてしまう。 結末には賛否両論あるらしいが、僕はこれはこれでありかもなと思った。充分にこの男の転落からの人生には楽しませてもらった。 この男は人生を逆転するために「宗教」を選んだ。宗教とは集団と崇拝である。人の心理は非常に脆く、操りが利くものだ。それは一歩方向を間違えれば、人生と同じく、転落する恐れがある。 あなたなら人生を逆転するために、どんな決断をするか。そして人生の成功とは一体何か。この物語は、人それぞれに答えを与えてくれる。 | ||||
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この本を手に取る読者の多くは、題名や裏表紙などで ホームレスによる宗教興亡史が描かれていることはなんとなく理解でき、 実際その道筋から大きく外れくことなく話が進んでいく 悪い意味ではなくストーリーに意外性がない小説であるため、 どのように宗教が興り、どのように主人公が落ちぶれていくのかという点で、 話を盛り上げていかなければならないと思う 上巻では内容に強引さは感じられるが、丁寧で読ませる文章であるため ストレスなく読み進めることができ、下巻への期待を高まらせてくれた だがしかし!だがしかしである! 正直に作者はこの作品に飽きたのではないかと思うほど、 後半に行くにつれて尻すぼみになっていった 途中で入る主人公の妻の視点、行動はどういう意図で入れ込んだのか理解不能である 主人公が自分で立ち上げた教団からはじき出される経緯はあまりにも強引でついていけなかった 題名の砂の王国を作者は築き上げるとはできたが、 それをきれいに、魅力的に、破壊することはできなかった わたしはその王国が芸術的に破壊される様をみたかったのである | ||||
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すごく面白くて、下巻まで一気に読めました。が、みなさんが書いているとおり、前半のホームレス生活の描写が丁寧すぎるほど丁寧であるのに対し、後半で主人公を取り巻く人々が豹変していくところが、ちょっと急展開すぎて現実味を失っています。話の終わり方自体はこれで違和感はないのですが、下巻の特に後半部分、話の急展開にちょっとついていけません。 | ||||
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底辺まで落ちた男が新興宗教によって、人生を盛り返そうとする物語。 教祖に仕立て上げる男の中途半端なキャラ設定、これはなんだろうか。 お金の稼ぎ方など少々詰めが甘すぎる。 しかし、文章がうまいから何とか読める。 しかし、この後の展開有無ではあまりにも浅い物語になる可能性がある。下巻に期待して評価3。 | ||||
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まるで、ジャンプで打ち切りが決まった漫画が強引に連載を終わらせる感じ。 明日から、旅が始まるといってその後ろ姿で終わる感じ。 これが、ヒットメーカーの作品だろうか。無責任すぎる。 確かに要所要所読ませる文章力はあるだけに、もっと緻密にやってほしかった。 同じ感じだと、篠田節子の『仮装儀礼』があるが、雲泥の差。 | ||||
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上下一気に読みました。 面白かったです。 萩原さんは「四度目の氷河期」で出会いファンになりました。 今回は全然内容が違いますが、読ませてくれます。 新興宗教とか成り上がり物に興味がある方はよいかも。 ただし、終わり方に賛否あるみたいです。 私は気にならないけど。 むしろ、続きをお願いしたい! どうなんでしょう、萩原さん。 | ||||
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「たぶんこんな感じで展開していくんだろうな」という予想は、ほぼ、8〜9割当たっていた。 小説にしろ、映画にしろ、そこまで想像通りだとつまらなく感じてしまうこともよくあるのだけど、本作ではそれをあまり感じなかった。 読みながら特に感じたのは、『逆襲』で動いてしまってはダメなんだということ。 人間なんだから欲は持っていて当たり前だと思うし、なければ社会は発展して行くことはないということは間違いないと思う。 だけどその方向性に、他人を「貶めてやろう」とか「利用してやろう」とかいう思いがあってはいけないんだと教えられた気がした。 その考えでやっていって、儲けたり組織を大きくすることはできるかもしれないが、一時的なものであるということが山崎(木島)や龍斎そして大地の会を見ていたらよくわかる。 誰しもが感じなければいけないことだと思うので、多くの人に読んでほしい。 | ||||
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