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ダークゾーン
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ダークゾーンの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.49pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全140件 81~100 5/7ページ
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クリムゾンの迷宮と同じ路線のアクション、バトル小説である。 とはいえ、設定は全く異なっていて、今回は将棋がメインテーマとなっている。 登場人物を将棋の駒に見立て、その役割に応じた武器が付与されて、相手チームの王将を詰める(殺す)とそのゲーム(対局)が終了となり、7回戦で4勝したほうが勝ちとなるもの。 駒の特性、ゲームの本質を正しく捉えて、いかに戦略的に勝ちにつなげるかを競う知的ゲームとなっている。 将棋通らしい著者の博識な知識もちりばめられており、将棋のルールだけでなく、奨励会棋士(プロ棋士の卵)がプロ棋士になるための苦労や苦悩もしっかりと描きこまれていると思う。 よりリアリティーに近いクリムゾンの迷宮か、ゲーム性が強く仮想世界でのアクションものの本作か、好みは分かれると思う。 個人的にはクリムゾンの迷宮のほうが面白かったが、ダークゾーンも出来は悪くはないと思う。 | ||||
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迫力あるバトルシーンや現実世界と異世界との絶妙な絡み合いなど、この作品には素晴らしい点がいくつもあります。 個人的に最も気に入ったのは、主人公が親友にガソリンをかけて焼き殺すような頭のおかしい(笑)人間だということが明らかになり、 その犯行が明るみになった日の夜に見た悪夢こそが「ダークゾーン」の世界だった、という結末です。 貴志祐介はサイコパスを描くことにこだわりがあるようですが、今作の主人公は少しサイコパスとは違うものの狂人という意味では 共通性があり、とてもこの作者らしい作品だと思います。 伏線の張り方もユーモアすら感じさせる巧みさで、突っ込みどころの見当たらない最高傑作だと感じます。 | ||||
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には何故アドバイスを求めないのかが最初から気になりました。読了したところ主人公の思惑を超える手は有り得ないから師匠や七段のサラマンダにアドバイスを求めれなかったという事でしょうかね? 自分はチェスや将棋が好きでバトル中心が非常に好みにあって面白かったのですがレビューを見ると将棋等に馴染みがない方だと読みにくいのかもしれません。これを機会に是非将棋等をやってみるのも良いと思います。オチは予想の範囲内ではありますが妥当なところかと思います。個人的に残念だったのはゲーム上で梓と主人公の会話がなかった事ですね。好みの人格のキャラクターだったので残念です。作品の面白い面白くないは好みにもよるので作家さんも大変ですね。僕はこの作者の作品は全て読みましたが一番面白かったのは新世界より、で一番面白くなかったのは黒い家です。黒い家は何が怖いのかイマイチ理解出来ませんでした。まぁ何が言いたいかと言うと好みに合わないからと言って駄作とか才能の枯渇と罵るのは些かリテラシーを欠くのではないかなーなどと思いました。ダークゾーン一気に読ませる名作ですので是非ご一読を! | ||||
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つまらないわけではない。 異世界将棋という、ゴチャゴチャした設定のわりにわかりやすく、本当に凄いと思う。 異世界に放り込まれた主人公が特殊能力将棋で戦うパートと、それ以前の主人公の生活が交互に描写される。 読み進むにつれて、主人公の、世界の謎が解き明かされていく……ように見えて、そうでもない、もどかしい展開が続き、独自ルールである戦闘も新たな展開……が起こるわけでもなく、何処か予想の範疇で、面白くはあるのだが、何処か釈然としない気持ちが増し、それが結局、最後まで続く。 戦闘パートは、序盤以外は呆気なさが目立つ。 設定的に仕方無いのかもしれないが、途中まで積み上げた作戦がすぐに崩れてしまうのだ。 これは普通に将棋のような、予測可能な読み合い、作戦の打ち合いで戦ったほうが面白かったように思う。それで主人公の将棋経験に裏打ちされて打開するという展開だったらもう少し爽快感もあったのではないかと思う。 将棋を重要な要素に組み込んでいるわりに、異世界将棋は将棋っぽくない為、無理に将棋界の話題を絡めているんじゃないのかという気持ちにさせられてしまい、悪印象につながってしまっている。 結果、かなり人間臭く描写されているはずの主人公の生活パートも、なんだかあまり楽しめない。 と、文句をつけてはいるが、この作品はつまらないわけではない。俺はワクワクして一日で読みきった。 嫌いかと言われると嫌いにはなれない。それだけに粗が気になってしまうのだが。 | ||||
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プロの棋士を目指す主人公が、ダークゾーンというゲーム状の異世界に放り込まれて、命を懸けて将棋ゲームをする、という内容。 戦闘シーンが多く、迫力がありあっという間に読めました。 面白いのですが、私は「新世界より」や「黒い家」の方がずっと面白く感じました。戦闘や将棋の手になぞらえた戦略が、話のメインを占めていて、小説というよりゲーム本のような味わいに近くなってしまっていると思います。(それはそれで楽しめるのですが) また、ダークゾーンという世界は誰がどのように作り出していたのか(主人公の脳内で完結する世界ではなさそうだし)、設定の謎が曖昧に終わってしまったのが残念でした。 また、現実の世界においては、主人公が悲惨な状況であることがラストに描かれており、なんとも言えない救いのない結末の上、謎が曖昧なままである点などもあり、ちょっと後味が悪い話だなと思います。 | ||||
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イソラからの貴志さんファンですが、この作品だけはどうしても読破できる気がしません。 私の知識が追いつかないのです。 チェスについては全くの無知なので、たくさんでてくる単語が理解できない。 何度も挫折と再挑戦を繰り返していますが、未だに読み終わっていない作品です。 内容がちょっと難しすぎるかな・・・。 | ||||
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人間将棋をバーチャル世界で繰り広げる異色の戦略バトル小説。 各個人の強みと弱みがきっちり設定され、それらの異なる力を持った兵士をどのように効果的に使い相手に勝利するかの頭脳戦略が非常に細かく書かれており、異色作です。が、このバトルが7回も毎回きっちりと行われるので途中でちょっと読むのが辛気臭くなる点も否めない。ラストはこのバーチャル(?)世界にきっちりとオチが付くのもこの種の設定が謎系の話としては異色。作者の意欲が伝わる意欲作ですが、細かい戦略も含めて読むのにやや体力がいるのが難点。 | ||||
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他の方は、超お勧めではないようですが、個人的には面白かったし、本質的なものをついているように思いました。 理由を3点指摘いたします。 まず、'1)勝負師の世界観がよく描かれていること ・歳までに、あるレベルをクリアしないと、何者にもなれない、というヒリヒリするような感覚を小説の筋によく落としこんでいます。 私も、程度は大したことございませんが、ある領域で似たような経験があり、夜中に何度も起きたり夢に見たりしたので、大変共感できました。誰でも少なからずそういう経験があるのではないでしょうか?思い出しても辛いものです。 次に、'2)個人の意識の領域での冒険という筋立てが大変緻密に構築されていること 意識の領域での戦いという話はしばしばありますが、並行する章立ての構造、時間の流れの戦略的な組み換え、現実世界の人物描写と駒のデフォルメの対応、将棋のルールを巧みに取り込んでいること、などと上手に統合されている点、素晴らしいと思います。 最後に、'3)ラブストーリーとして成立している点 個人的に'1)との関連でつぼにはまっただけかもしれませんが。子供のくだりは泣けました。 貴志さんの本は結構読みましたが「新世界」と同じくらい面白かったです。作家にとっても実は自信作なんじゃないかなあ、想像ですが。 | ||||
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『悪の教典』のテンポ感がよかったので、この本にも期待して読み始めました。 が、最初の三分の一は苦痛でした…。 将棋をバックに話を展開するのであれば、もう少し分かり易い展開にした方が 個人的には良かったのかと思います。 電子書籍化して、バトルを見せるとか軍艦島の写真を見せるなどイメージし易さがあれば、 もう少し楽しめたかも知れません。 RPGをしない私には少々疲れる内容でした。 | ||||
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最初の設定を理解するのに時間がかかった。 中盤は比較的に面白かったが、最後の戦いはあまり理解できなかった。 ラストは想像していた通りだった。 | ||||
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「天使の囀り」「クリムゾンの迷宮」が名作なだけに、今さらこんなありきたりでしょうもないオチの小説を書かれるとはがっかりしました。いまどき三流新人小説家でも使わないようなオチ。 | ||||
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これって、対戦型のゲームをやったことがある人にしかぴんと来ないんじゃないかと思います。ちなみに私はインベーダーすらやったことがないのでイメージがつかめませんでした。また、結局真犯人を藪の中にしているのもあまり文学的な効果はないです。 | ||||
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う〜ん。貴志さんの作品としては今一つ。 落ちが、「まさかこうではないよね?」と考えていたとおりといいますか。推理小説で、一番怪しい人間が結局犯人であった、みたいな感じです。 序盤〜中盤は色々と期待しながら読めたんですが。今回は、期待外れでした。 | ||||
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貴志祐介さんの書かれた本ということで、やはりこれも楽しく読めました。 全作品よんで楽しいと思えているのは彼の本だけですね。 ただ、ラストをうまくまとめられていなかったのが残念。ここさえよかったら完璧でした。 ということで、☆4つにさせて頂きました。 | ||||
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私は貴志祐介さんの大ファンです。 日本の作家の中でも、最も新作を楽しみにしている作家の一人で、 最高のエンターテイメント作家だと思っています。 が、このダークゾーンはひどい。。。 最初から最後まで退屈で「早く終わらないかな〜」と、 苦しみながら、半ば義務感で読み終えました。 目の前に映像が浮かんでくるような、 圧倒的な描写力と想像力は今回も健在。 それどころか、ますます筆は冴えてると思います。 が、 とにかく、物語に全く興味が持てませんでした。 いくら巧みな描写が出て来ても、 大前提として、その世界に興味が持てないので、 心の中で「どうでもいいよ!」という気持ちが沸々と湧き上がって来てしまいます。 なんで「天才」貴志祐介に、こんなことが起こるのでしょうか? クレジットは見てないのですが、 編集者の方がいけないんでしょうか? ついでに言うと本の装丁も、 ものすご〜くダサイと思います(TT) 「悪の経典」が装丁でも得をしている作品の好例だとすれば、 本作はその対極。 「悪の経典」でいい流れが来てたのに、 なぜここで、この駄作? もったいない。 他の方もレビューで書かれていますが、 貴志祐介は、すごい物語が書ける作家なんです。 ダークソーンの関係者さんは猛省すべきですね。 | ||||
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貴志祐介先生の作品はすべてよんでいますが、この作品は最下位のつまらなさです。 まず、死んでも生き返る持ち駒システムと 死んでも生き返るリセットシステムが、緊迫感をゼロにしています。 やはり、貴志祐介先生の過去の作品のように、死んだら終わりという設定でこそ、緊迫感があります。 人間将棋のルールも次々追加になり、まるで卑怯な後出しじゃんけんです。 そして、最後のオチというか説明も全然説明になっておらず、読後感は最悪です。 もっと種明かしで引っ張れますし、種明かしが進むと楽しめる設定だったのに。 おそらくは月刊誌に載せた作品をそのままつないだからこうなってしまったのでしょう。 テーマは決して悪くはないので、「生き返りシステム」と「最後のオチ」を全面的に書き直して完全改訂版を出版してほしいです。 | ||||
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前半は「クリムゾンの迷宮」をよんだ時のように不思議に満ちていてワクワクしたけど中盤でオチがみえた。 ファンタジー系のRPGが好きな人じゃないとモンスターのイメージもわきづらいだろうし シミュレーションをやってないと六角形の意味もピンとこないだろうと思う…しかもそれがメインのストーリーと 全然関係ないのが残念。せめて現実とダークゾーンで誰がどうして誰になったのかくらいは説明もしくは 推測できる展開にしてもらいたい。最近のこの人の本は無駄に長いような気がする。 | ||||
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著者の作品が好きで、今まで読んだ中にハズレはなかったが、私の中ではこれはハズレだった。 初めて途中で読むのを辞めた。遊戯王?チェス? | ||||
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宣伝の文言を読んだ時には「クリムゾンの迷宮」のような作品か?と期待したのですが、 実際にはかなり色合いの違う作品でした。 読後の感想は「残念」というのが正直なところ。ドキドキするような緊迫感を期待したの ですが、ゲームのような現実味の乏しい設定(特に7番勝負だから、最終決着までは死んで も次にはリセットされて生き返るところ)のために、一度もドキドキすることがありませ んでした。この辺りは終止過緊張状態で読んだ「クリムゾンの迷宮」との大きな違いです。 ただし、さすがは貴志祐介で、つまらないわけではありません。初めはこんなに何回も 戦闘シーンを読まされるのかと憂鬱になりかけましたが、退屈することなく読ませては くれます。途中からは、合間に入ってくる現実世界?の方の「断章」に興味の大半が移り、 なぜこういう不条理な世界に足を踏み入れたのかという謎を楽しむことは出来ました。 ラストは予想の範疇を超えることはなかったけれど・・・。 | ||||
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I had read 悪の経典and 新世界よりbefore reading the Dark Zone. I was really impressed with the imaginative worlds the author created in those works, and went on to read the Dark Zone, anticipating to get into the interesting world of the author again. I have to admit that the Dark Zone was disappointing for the following reasons: (i) Although the idea of the virtual worlds where the red king and blue king fight in seven battles is innovative, the battle scenes get boring along the way; and (ii) The characters and the episodes in the real world sound interesting but the author did not expand those as much as I believe he could have. I wanted to experience through the Dark Zone the feeling that I had to read it until the end, knowing that reading it till the end would deprive me of sleep, but unfortunately, I did not get such experience this time. Having said that, I hear that his works inspire a lot of people, and I intend to read his other works. Lastly, it was good that I got glimpses of the worlds of Shogi and Go in the Dark Zone. | ||||
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